スーパーで販売しているお米は一袋が5kg、または10kgで販売しています。
家族の人数や用途で、購入するときの量を判断して選択していると思いますが、5kgを購入した後、意外と足りないこともありますよね。
お米5kgは、いったい何合分になるのでしょうか。
また、白米をたくさん欲しいときは、どれくらいの量を購入すればいいのでしょうか。
今回は、お米5kgについてのお話です。
家族の人数の減少と5kg入りのお米の増加
朝ごはんにパンを食べる人や、ランチでラーメンを食べる人、夕飯にパスタやグラタンを食べるという人が増えています。
食事の多様化で、ご飯以外の主食を食べることも当たり前になってきましたね。
世帯人数も、どんどんと減っています。
昭和のころは4人家族を中心に、祖父母と一緒に住む5人家族、6人家族という家もありました。
戦前は兄弟の数も多く、中には7人以上の家族もあり、一度に炊くご飯の量も5合や1升というのが当たり前、という頃もあったのです。
そのため、以前はお米を1袋購入するというと、ほとんどが10kg入りで、中には20kg入りというものもありました。
お米は重いため、ほとんどの場合、お米屋さんが家庭に届けるのが当たり前でした。
しかし、世帯人数の減少で、最近は一世帯当たりの人数は平均が4人を下回っています。
高齢者や若い人を中心に、単身世帯(一人暮らし)も増えて、お米をたくさん炊いても、食べきれないという家庭も増えてきているのです。
ところで、一人暮らしの人が一度に炊くご飯の量は、何合くらいになるのでしょう。
家族がいる場合は、一度に2合、3合とお米を炊きますが、一人暮らしなら1合炊いても、食べきれないことがありますよね。
1合炊くと、2食分くらいになってしまいます。
ご飯が好き、外食をしないという人なら、もう少し消費することもできますが、結婚をしない、子どもを持たないという大人も増えているのが現状です。
そのため、お米は10kgで販売するよりも、5kgで販売する方が多くなりました。
5kg入りのお米の増加は、兄弟や家族の人数が少なくなっている現代だからこそ、仕方がないことなのかもしれませんね。
kgで購入すると何合なのか分からない
生協で配達されるお米は、1袋が3kgのものと5kgのものを選ぶことができます。
生協で最も銘柄が多いは5kgになりますので、ほとんどの家庭では5kgのものを買うことになります。
世帯人数が少ない家庭が増えたことで、1袋の米も5kg入りが増えているのです。
スーパーで購入する場合は、1kgから10kgまでありますが、こちらも一番銘柄が多いのは5kgになります。
ただし、家族の人数が多いと5kgのお米では、あっという間に使ってしまい、毎週購入しているという人もいるのではないでしょうか。
生協の個人宅配では、月に1回の定期便などもありますが、そちらも5kgのものが多く、私たちの周りでは、お米は5kgを一袋にして販売するのが、当たり前になっているのかもしれません。
大人数では5kgでは不足してしまいますが、一人暮らし、夫婦2人だけの場合は、10kg入りになると、たくさんあっても食べきれないということになります。
しかし、家庭で必要な分だけを購入したいと思っても炊くときは合で、購入するときはkgなので、そこも計算が解らない、面倒ということを感じたことはありませんか。
どれくらいの量が入ったものを選べば良いのか、すぐにわからないというのは、困ってしまいますよね。
それでは、お米5kgはいったい何合分になるのか、そして、一人暮らしや夫婦2人になると、どれくらいを目安に購入したらいいのかをみてみましょう。
お米5kgは何合分になるの?
一般的に、一人分のごはんは、お茶碗一杯で150gです。
お米は水と一緒に加熱することで炊き上げますので、実際にはお米70gと水84gをくわえて、蒸発分を引いた量が炊きあがって150gになります。
お米1合は180gになるため、1合のお米は茶碗で2.57杯分になります。
5kgのお米は何合かというと、「5000÷180=27.78」つまり28合分になります。
夫婦なら、男性の茶碗を使うと、もう少しご飯を入れることができます。
1合炊くと、ちょうど2人分になります。
朝ごはんはパン食、昼は外食の夫婦2人なら、5kgのお米を購入すると約28日分です。
毎日お弁当を持っていくことから、2合炊くのであれば、約14日分になります。
5kgのお米を購入すると、夫婦2人なら半月から1カ月分ということですね。
一人暮しなら、その2倍持ちますので、お弁当を持って行ったり、朝ご飯にしても1カ月分持ちます。
お米5kg入りを一袋購入したら、少人数家族ならかなり持ちますね。
しかし、大家族ではそうはいきません。
大家族で5kgのお米を購入しても、あっという間に消費してしまいます。
10kg入りでも足りないくらいです。
お米5kgを消費する日数
お米5kgは28合分ですが、大家族の場合、一度に5合くらい炊くこともありますね。
炊飯器は、1合から5合炊き、一升炊きと色々あります。
4~5人家族でお弁当と夕飯分の2食分を用意するために、5合を一度に炊くこともあることでしょう。
毎日5合ずつお米を炊いていったら、およそ6日分になります。
子どものお弁当だけでも、3合は炊きますのでおよそ10日分です。
お米5kgを1袋購入しても、1カ月に3袋必要になります。
運動部の中高生の子どもがいると、もっとたくさん食べますので、毎日一升炊かないと間に合わないという家庭もありますよね。
そうなると、一日何合炊く、という量ではありません。
毎日一升分炊いてしまったら、あっという間にお米はなくなります。
早ければ、5kgのお米は3日分です。
1カ月分のお米を用意するためには、5kgを毎回購入するわけにはいきませんよね。
大家族なら、昔ながらの20kg入りのお米が必要です。
大人数の家族にとっては、スーパーで販売している5kg入りのお米は、あっという間に使ってしまうということですね。
スーパーや生協ではなく、お米屋さんなら今でも希望の量を販売してもらうことができます。
農家から直接購入することになれば、1俵という購入もできますよ。
5kgのお米では足りない大家族!1俵なら何合?
では、お米にはどんな単位があるのかみてみましょう。
お米はkgのほかに、合・斗・俵・石があります。
石(コク)は、昔の大名がその規模を表すときに使っていたため、聞いたことがある人もいらっしゃることでしょう。
1石はお米1000合分で180kgになります。
1俵は今でも使いますが、およそ4斗分になり、1斗は100合分になります。
それでは、1俵は何合分になるかというと、100×4になりますので、1俵は400合分ですね。
大家族は、5kg入りの袋ではあっという間になくなってしまうので、1俵購入するということもあります。
1俵のお米を購入すれば、1日に1升炊いても40日分のお米になりますね。
1俵分はいくら何でも多いということなら、玄米で購入することもできます。
玄米で購入すると精米をしますので、胚芽の分が減ってしまいます。
400合分でも1割から2割減り、精白米にすると320~360合分になるのです。
320~360合分なら、大家族でちょうど1カ月分ですね。
5kgのお米では足りない大家族なら、お米を1俵で購入するというのも良いかもしれません。
お米5kgがなくならない
一方、一人暮らしの人や夫婦2人でも、仕事で忙しくてほとんど家で食事をしないとなると、5kgでもなかなか使いきれません。
同じ一人暮らしでも、朝・昼・晩とご飯を食べて、お替りをすれば1日何合くらい食べられるでしょうか。
一人なら、頑張って食べてもせいぜい1日2合くらいですね。
それでも外食をせず、お弁当を持っていけば消費しますが、外食での食事や社員食堂を利用したり、コンビニのおにぎりを食べてしまうと意外と減らないものです。
朝炊いたご飯が余ったら、ラップに包んだり、タッパーに入れて冷凍をしましょう。
食べるときにレンジで温めれば、翌日はお米を炊くことなく、ご飯を食べることができます。
では、お米は精米をしてから、どれくらいまで美味しく食べることができるのでしょう。
お米には賞味期限や消費期限というものがありません。
精米年月日が記載されていますが、大切なのは保管の仕方です。
しかし、農家の人は玄米を精米したら、1カ月くらいで食べきるのが一番良いといいます。
また、暑い夏は室温で保存をすると、変色してしまい味も落ちてしまいます。
世帯人数が少ない一人暮らしの人は、5kgのお米でも冷蔵庫に入れて保管しましょう。
お米がなくならないという人は冷蔵庫に保管をし、お米の質が落ちないように注意してください。
お米をたくさん食べましょう
お米は、ただの主食ではありません。
和食は体に良いと、世界文化遺産にも指定されています。
5kgのお米でも余ってしまうという、単身世帯のみなさん。
一度に炊いたらご飯が食べ切れないときは、余ったご飯をラップやタッパーに入れて、冷凍をしましょう。
お米をたくさん食べて、健康な体を維持してきましょうね。