体に良くておいしい!玄米ピラフを圧力鍋で作る時短レシピ

玄米は体に良いことはわかっているけれど、硬くてポソポソしているからおいしくないと思っている方は多いのではないでしょうか。

そんな方におすすめなのが、玄米のピラフです。

玄米と一緒に炊き込む具材の栄養も同時に摂れるので一石二鳥、しかも特有の食感が生かされるので、おいしくいただけます。

今回は圧力鍋を使い、忙しいときでもササっと作れる時短レシピをご紹介します。

玄米ご飯のレパートリーを増やしてみてくださいね。

これぞ洋風炊き込みご飯!圧力鍋を使った玄米ピラフの作り方

玄米は、硬くてポソポソした食感が苦手という方も多いのですが、ピラフにすればその欠点が長所に生まれ変わります。

しかも、圧力鍋を使えば、もちもちしたおこわのようなご飯になりますよ。

冷蔵庫にあるいつもの材料で、洋風の炊き込みご飯風の玄米ピラフを作ってみましょう。

【材料】

・玄米 1カップ
・たまねぎ 1/2個
・しいたけ 1枚
・ニンジン 1/3本
・にんにく ひとかけ
・ブイヨン(スープ) 1.2カップ
・オリーブオイル 大さじ1杯
・塩 少々

【作り方】

①玄米はボウルに入れて水を注ぎ、軽く手でかき混ぜて上に浮いてきたごみや不純物を取り除きましょう。

こちらの作業を、水を取り替えながら2~3回繰り返します。

②ごみを取り除いたら、両手に玄米をとってこすり合わせるように洗ってください。

③水ですすいでから玄米をざるに上げて、水切りしておきます。

④たまねぎ、しいたけ、ニンジンを5㎜角に刻み、にんにくはみじん切りにします。

⑤圧力鍋にオリーブオイルを入れてにんにくを炒め、香りが出たら、たまねぎ、にんじん、しいたけを加えて炒め、塩をふります。

⑥玄米を⑤に加えて、さらに炒めましょう。

⑦ブイヨンスープを⑥に注ぎ入れ、蓋をして強火にします。

⑧圧力がかかってから1分間はそのままにし、それから弱火にして25分炊きます。

⑨火を止め、自然に圧が抜けるまでそのまま蒸らしてください。

⑩蓋を開け、大きくさっくりと混ぜ合わせたら出来あがりです。

吸水がポイント!ウインナーのだしで炊く圧力鍋を使った玄米ピラフ

玄米ピラフをおいしく炊くコツは、実は吸水にあります。

ピラフにするとき、しかも圧力鍋で炊くときは、蒸気が鍋内に十分行き渡るため、吸水は必要ないといわれています。

しかし実際は、芯が残っているような感じがしたり、何となくうまく炊けていないと感じることがあるのです。

そこで、炊飯する前に玄米をしっかりと吸水させてあげましょう。

水に長く浸けておくのです。

それから圧力鍋で炊いていきます。

洋風だしを使わず、あらびきウインナーのうまみを生かして作るため、シンプルであっさりした仕上がりです。
【材料】

・玄米 2合
・水 2カップ
・あらびきウインナー 1袋
・ミックスベジタブル 1/2カップ
・たまねぎ 1/2個
・チリパウダー 大さじ1/2杯
・塩 小さじ1杯
・コショウ 適量

【作り方】

①玄米は水を取り替えながらごみを取り除き、両手でこすり合わせるように洗います。

②洗った玄米は12時間以上水に浸けておく、または一晩浸けておきます。

③水を吸わせた玄米をいったんざるに上げて、水をよく切ります。

④たまねぎはみじん切り、あらびきウインナーは小口切りにしましょう。

⑤圧力鍋に玄米とチリパウダー、塩、コショウ、④、ミックスベジタブル、水を入れて、全体を軽く混ぜたら蓋をして強火にかけます。

⑥圧力がかかったら弱火にし、20分炊飯しましょう。

⑦火を止めて、自然に圧が抜けるまでそのまま蒸らしておきます。

⑧蓋を開けて全体を大きく混ぜたら出来上がりです。

玄米ピラフの決定版!圧力鍋で炊くスパイシーカレーピラフの作り方

玄米は、カレーとの相性が抜群です。

ちょっとポソポソした食感が、トロリとしたカレーとよく合うのです。

そのカレー味を生かし、玄米のカレーピラフにしてみましょう。

スパイスをたっぷり入れて圧力鍋で炊き上げますから、もっちり香ばしい仕上がりです。

【材料】

・玄米 3合
・たまねぎ 1個
・鶏もも肉 1枚
・水 700ml
・カレー粉 大さじ2杯
・シャンタンデラックス 小さじ1杯
・クミンパウダー 大さじ1杯
・ガラムマサラ 大さじ1杯
・バター 10g

【作り方】

①玄米を洗ったらざるに上げて水を切ります。

②鶏もも肉は一口サイズに切り、たまねぎは洗いみじん切りにしましょう。

③圧力鍋にバターを入れ、②を入れてよく炒めます。

④玄米、カレー粉、シャンタンデラックス、クミンパウダー、ガラムマサラを③に入れてさらに炒め、水を加えます。

⑤蓋をして強火にし、圧力がかかったら弱火にして20分炊飯してください。

⑥火を止め、圧が自然に抜けるまでそのまま蒸らしておきます。

⑦蓋を開け、上下を大きくひっくり返せば出来上がりです。

玄米カレーピラフをリメイク!絶品カレードリアの作り方

圧力鍋で作った玄米カレーピラフが余ったら、ドリアにリメイクするのはいかがでしょうか。

玄米おこげの香ばしさ、スパイシーなカレーの風味にホワイトソース、とろけるチーズが加わって、おいしさの四重奏です。

【材料】

・玄米カレーピラフ 適量
・ピザ用チーズ 適量
・小麦粉 大さじ2杯
・バター 20g
・牛乳 400ml
・塩コショウ 少々

【作り方】

①弱火で鍋にバターを溶かし、小麦粉を加えて木べらでゆっくり炒めます。

②粉っぽさがなくなったら火を止めて、牛乳を少しずつ加えていきながらのばしていきましょう。

③中火にかけてから塩コショウで味を調え、ダマができないように弱火で混ぜながら、とろみがつくまで煮ます。

④耐熱皿にバター(分量外)を塗り、玄米カレーピラフを盛って③をかけ、ピザ用チーズをのせて220度のオーブンで焦げ目をつければ出来上がりです。

圧力鍋ならリゾットも簡単!玄米カレーリゾットの作り方

圧力鍋なら玄米がふっくら柔らかく炊けるため、水加減を調整すればリゾットも簡単にできます。

玄米に良くなじむ、カレー風味のピラフならぬリゾットはいかがでしょうか。

【材料】

・玄米 2合
・たまねぎ 1/4個
・しめじ 1/2パック
・ベーコン 2枚
・醤油 大さじ2杯
・カレー粉 大匙1杯
・コンソメ顆粒 小さじ1杯
・酒 大さじ2杯
・水 450㏄
・塩 小さじ1/4杯
・バター 10g
・オリーブオイル 大さじ1杯
・パセリのみじん切り 適量

【作り方】

①玄米洗ってざるに上げ水を切っておきます。

②たまねぎはみじん切り、しめじは石づきをとってほぐし、ベーコンは1cm幅に切ります。

③ボウルに醤油、カレー粉、コンソメ顆粒、酒、水を入れて混ぜておきましょう。

④圧力鍋にバターとオリーブオイルを入れてたまねぎを炒め、ベーコン、しめじも加えて炒めたら、いったん全部取り出してください。

⑤圧力鍋に玄米を入れて炒め、③を加えて混ぜたら④の取り出した具材を入れて蓋をし、強火にかけます。

⑥圧がかかったら弱火にして20分炊き、火を止めて圧が自然に抜けるまでそのまま蒸らしておきましょう。

⑦蓋を開けて、塩を入れて全体を大きく混ぜたら器に盛り、パセリのみじん切りをかけて出来上がりです。

本当は難しい?圧力鍋を使った玄米ピラフの弱点とは?

圧力鍋で玄米ピラフを作ると、実はなかなか上手に炊けないという声も多くあります。

炊飯前にしっかり浸水させても、芯が残るような炊き上がりになることがあるようです。

だからといって多めに水を入れると、ベチャッとしてしまいます。

原因についてはよくわかっていないのですが、ピラフは生のお米を炒めてから炊くため、水分をはじいてしまうからではないかといわれています。

また、お使いの圧力鍋によってもクセがあるため、レシピ通りにやってもうまくいかないことがあるようです。

何度も失敗を繰り返したのち、コツを掴んでくるのが、圧力鍋で作る玄米レシピと思っていいかもしれません。

単に、味付きの玄米ご飯が食べたいなら、普通に炊いた玄米をチャーハンにして食べてほうがおいしいという説もあります。

好みの問題もありますが、どうしてもピラフがうまくできないときは、チャーハンにしたりして工夫してみましょう。

玄米ピラフは実験精神でいろいろ試してみて!

玄米は圧力鍋で炊くとふっくらもちもちに炊けることから、水加減を調節してピラフにしたり、リゾットにしたりできます。

おすすめのレシピをいくつかご紹介しましたが、このほかにもアイデア次第で、さまざまなメニューが生まれますよ。

奇跡の一品ができるかもしれません。

ご家庭にある圧力鍋を活用して、おいしい玄米料理に挑戦してみてくださいね。