寒い時には、身体が温まる味噌鍋レシピは最高ですね。
豚肉を白菜・長ネギ・玉ねぎ・大根などたくさんの野菜と一緒に煮込むと、それだけで身体が温まります。
美味しい豚肉の味噌鍋のレシピは家庭や地方によって色々あります。
野菜たっぷりの味噌鍋にすると、色々な栄養もバランス良く摂ることができるので、一石二鳥です。
今回は、寒い季節にピッタリの豚肉を使った味噌鍋のレシピと、その栄養価を色々とご紹介しましょう。
豚肉の味噌鍋はこんなに栄養豊富
豚肉はたんぱく質の他に、ビタミンB1・ビタミンB2・亜鉛・カリウム・リン・ビタミンAなどを含みます。
豚肉が含むビタミンB1は炭水化物のカロリーを、B2は炭水化物・脂質・たんぱく質のカロリーをエネルギーに変える働きがあります。
さらに、豚肉は糖質がほとんど含まれない低糖質食品として、最近人気の食品です。
豚肉を味噌鍋にする時に、一緒に入れる具は野菜になります。
白菜やキャベツ・玉ねぎ・大根にはまずビタミンC・食物繊維・葉酸が含まれます。
ほうれん草・小松菜・葉ネギ・チンゲン菜を入れると、さらにビタミンAやカルシウム・鉄分を摂ることもできます。
鍋の味付けに味噌を使いますので、味噌のたんぱく質やナトリウム・カリウム・カルシウムを摂ることができます。
豚肉の味噌鍋のレシピには、他にも豆腐やもやし・糸こんにゃく・葛切りなどを入れているものもあります。
うどんやご飯を最後に入れると、炭水化物を摂ることもできます。
具沢山にすればするほど、色々な食品を摂ることができるため、鍋一つで、一食で必要な栄養をすべて摂ることができますね。
美味しくて栄養満点、身体が温まる豚肉の味噌鍋です。
卓上コンロで豚肉の味噌鍋レシピ
それでは、豚肉の味噌鍋レシピをまず一つご紹介しましょう。
【材料 4人分】
・白菜 1/2~小1個
・小松菜 2束
・長ネギ 1本
・生椎茸 4枚
・にんじん 中1/2本
・大根 1/6本
・豚バラ薄切り肉 350g
・すだちまたは柚子 適量
〈味噌スープ〉
・だし汁 1000~1200ml
・酒 200ml
・みりん 30ml
・砂糖 15g
・合わせみそ 50g
・白練りごま 15g
・すりおろし生姜 1片分
・にんにく 2片
【作り方】
①白菜は葉と軸に切り分け、葉はザク切りにします。
軸は縦半分に切り、削ぎ切りにし水洗いして水気をきります。
②長ネギは水洗いし、水気を切って斜め切りにします。
にんじんは皮をむいて5mm幅の輪切りにします。
にんじんは太い場合は、半月切りにしましょう。
③小松菜はざく切りにしておきます。
④生椎茸は、石づきと傘に分けて、石づきは細くさき、カサには飾り切り込みを入れます。
大根は、皮をむき1cmくらいの幅の薄い短冊切りにします。
⑤豚肉は半分の長さに切り、サッと熱湯に通して水気をきっておきます。
⑥生姜とにんにくをすりおろします。
⑦味噌スープを合わせておきます。
⑧鍋に具を隙間なく並べます。
そこに鍋の深さ2/3まで味噌スープを注ぎ入れ、蓋をして中火にかけます。
⑨吹きこぼれそうになったら蓋を開けて、火が通った具から取り分けます。
好みですだちや柚子を搾り入れます。
⑩味噌スープがなくなったら、継ぎ足しながら食べましょう。
豚肉と野菜の味噌鍋になりますので、食卓の上に卓上コンロを置いて、煮込みながら召し上がって下さい。
味噌味がしっかりとついている鍋になりますので、ポン酢などを使う必要はありません。
好みで七味などを用意しても良いですね。
豚肉の味噌鍋で摂れる栄養とアレンジ
豚肉の味噌鍋に小松菜やにんじんを入れることで、ビタミンAになるカロテンを摂ることができます。
小松菜の代わりに春菊を入れても良いですが、春菊は煮込むと苦みが出ますので、さっと火を通す程度にすると栄養価も高く、美味しく食べることができます。
こちらは生椎茸を使いましたが、干し椎茸を使ってだしを取ることもできます。
また、昆布だしを取り、そのまま食べても美味しいですね。
昆布にはヨウ素や葉酸・モリブデンといったミネラルとビタミンが豊富に含まれていますので、だしを取ったら捨ててしまわずに食べて下さい。
こちらのレシピでは味噌だけでなく、白練りごまも調味料として使用しています。
白練りごまは味に香ばしい味と香りのアクセントをつけるだけでなく、必須脂肪酸を摂ることができます。
身体を温める効果を高めてくれますので、家庭に白練りごまがない時は普通にすりごまを入れても良いです。
あまり甘い味付けが好きでない場合は、みりんだけにして砂糖を入れないということもできます。
ダイエットを考えているなら、砂糖を使わないということもできます。
塩分が気になるなら味噌を合わせ味噌から甘味噌に変える、というのも一つのアレンジかもしれません。
豚肉の味噌鍋のしめに入れる主食のレシピ
続いて、豚肉の味噌鍋レシピにうどんやご飯を最後に入れる鍋レシピのご紹介です。
しめにうどんを入れると、どちらかというと味噌鍋というよりも味噌煮込みうどんですね。
しかし、味噌鍋とうどんの相性は抜群で、うどん好きの人にはたまらないレシピです。
それでは、しめにうどんを入れる豚肉の味噌鍋レシピです。
【材料 2人分】
・豚小間肉 100g
・白菜 2~3枚
・長ネギ 1/2本
・にんじん 1/4本
・チンゲン菜 1株
・豆乳(牛乳) 400ml
・水 300ml
・うどん 2玉
・ゴマ油 大さじ1
・にんにく 1かけ
・唐辛子 1本
〈調味料〉
・味噌 大さじ1
・鶏ガラスープの素 5g
・和風だしの素 5g
・薄口醤油 10ml
・豆板醤 少々
【作り方】
①にんにくをみじん切りにします。
②白菜・チンゲン菜・豚小間肉は食べやすい大きさに切ります。
長ネギは斜め切りにします。
にんじんは細い短冊切りにします。
③唐辛子は小口切りにしておきます。
④鍋にゴマ油を入れて、にんにくを炒めて豚肉・にんじん・チンゲン菜・長ネギ・白菜を芯から入れて最後に白菜の葉を入れます。
⑤水を入れ、沸騰したらアクをすくい調味料を入れて味付けをします。
最後に豆乳と唐辛子を入れます。
⑥初めに、鍋を楽しみましょう。
⑦具が半分ほどになったら、うどんを入れて再度火を強めてうどんを煮込みます。
⑧最後にうどんと残りの具を食べます。
子どもがいる場合は、唐辛子や豆板醤を使わない、というのもありです。
うどんの代わりに残った冷ご飯でおじやにしても美味しいですね。
豚肉の味噌鍋のしめに入れる主食は何がお勧め?
うどんやご飯の糖質が気になるなら、糸こんにゃくを入れるというのもお勧めです。
良く春雨がダイエットに良いという人もいますが、春雨は緑豆ですので、カロリーはあります。
しかも緑豆と言いながら、カロリーのほとんどはたんぱく質ではなく糖質で、ご飯やうどんと同じくらいのカロリーになります
糸こんにゃくならカロリーはかなり低くなる上に、食物繊維を豊富に含みます。
満腹感も感じますので、春雨よりもお勧めです。
ご飯の代わりにそばの実を入れても美味しいですよ。
カロリーなどを気にせずに食べたい、2人分の具で3人が楽しみたいという時は、白菜やチンゲン菜を増やしましょう。
うどんと一緒にお餅を入れても美味しいです。
若い男の子がいる家庭なら、うどんとお餅のダブルで、力持ちうどんの味噌煮込みうどんにしても良いですね。
ラーメンを入れて、味噌煮込みラーメンもお勧めですが、油揚げのインスタントラーメンはカロリーが高くなりますので、生麺を使って下さい。
豚肉の味噌鍋のレシピは色々あります。
最後のしめも色々ありますが、どんな主食でも合うのが味噌鍋です。
自分の家だけのオリジナルの豚肉の味噌鍋を楽しんでみてはいかがでしょうか。
身体もホカホカ!八丁味噌を使った豚肉の味噌鍋レシピ
豚肉の味噌鍋レシピは、家庭によって本当に色々と違いがあり、とても面白いです。
味噌の入れ方も、味噌だけにするものもあれば、味噌と豆乳や醤油を合わせるものもあります。
味噌の種類も白味噌・赤味噌・甘味噌・辛味噌・合わせ味噌と色々です。
名古屋では八丁味噌を使った豚肉の味噌鍋レシピもあります。
八丁味噌は、味噌そのものにだしやコクがあるので、だしいらずというのも特徴です。
それでは最後に、八丁味噌を使った豚肉の味噌鍋レシピをご紹介しましょう。
【材料 2人分】
・豚もも肉 100g
・キャベツ 1/8個
・にんじん 1/2本
・小松菜 1袋
・生椎茸 2枚
・えのき 1袋
・長ネギ 1/2本
・大根 1/8本
・豆腐 1/2丁
・もやし 100~150g
〈味噌スープ〉
・だし汁 500ml
・八丁味噌 35g
・すりおろしにんにく 10g
・すりおろし生姜 10g
・酒 20ml
【作り方】
①にんにくや生姜はチューブのすりおろしタイプを用意しても良いですし、自分ですりおろしでも良いです。
②にんじん、大根は皮をむき、薄い短冊切りにします。
③長ネギは斜め切りに、小松菜・えのき・生椎茸は食べやすい大きさに切ります。
④もやしはよく洗って水を切ります。
⑤豆腐は大き目のさいの目切りにしましょう。
⑥豚もも肉は一口大に切ります。
⑦だし汁に味噌と酒、にんにく、生姜をよく混ぜ合わせます。
⑧鍋に、豚もも肉と野菜をすきまがないように並べ入れます。
⑨鍋スープを入れて、火にかけましょう。
⑩蓋をして全体に火が通るまで、しっかり煮ます。
肉は鶏肉でも良いですが、今回は豚肉の味噌鍋レシピでしたので、豚肉でご紹介しました。
八丁味噌はそれだけでもコクがありますので、だしは控えめでも大丈夫です。
豚味噌鍋のレシピを作ってみましょう
豚肉の味噌鍋レシピは、これが美味しい、これがお勧めというレシピがたくさんあります。
それぞれ、とても美味しそうです。
しかし、鍋は自分の家庭で自分の好みの具を入れて作るのが一番美味しいですね。
誰かが作ったレシピをマネするのも一つですが、ぜひ皆さんの家庭でオリジナルのレシピを作ってみませんか。
自分で美味しい豚肉の味噌鍋レシピを探してみてはいかがでしょうか。