電子レンジのターンテーブルにケーキ型をのせて手作りケーキ

小さい子どものため、ケーキを焼きたいという人のために、便利なグッズが増えています。

電子レンジはあるけれどオーブン機能はないという人でも、簡単にケーキが焼ける方法がありますよ。

電子レンジにはターンテーブルが付いているものとないものがありますが、オーブングリルレンジ機能が付いている電子レンジにはターンテーブルはありません。

オーブン機能がない電子レンジにはターンテーブルが付いていますが、それは何を意味しているのでしょうか。

今回は、ターンテーブル付きの電子レンジでケーキを作る方法やレシピをご紹介します。

ターンテーブル付き電子レンジでケーキを作ろう

昔の電子レンジは、どんなものにもターンテーブルが付いていました。

これはマイクロ波の方向が常に一定のため、ターンテーブルで食品そのものを回すことで、全体にムラなく熱が行き渡るようにしているためです。

今でも、安価な電子レンジにはターンテーブルが付いていますよね。

しかし、一人暮らしや、あまり家庭で料理をしないという場合、ものを温めるくらいしか使わないという場合は、安価な電子レンジで十分です。

ターンテーブル付きの安価な電子レンジでも簡単な調理を作ることができますので、わざわざ高額な電子レンジを必要としないこともあります。

むしろ、複雑な機能が付いていても使いこなせないから、あえて電子レンジ機能だけのもので十分という人もいらっしゃることでしょう。

ターンテーブル付きの電子レンジはスイッチを入れると、食品をのせたテーブルがぐるぐると回ります。

安価な電子レンジはマイクロ波が放出されるところが一ヶ所のため、ターンテーブルを回すことで、マイクロ派がレンジの庫内で反射しながら、まんべんなく行き渡る仕組みです。

ターンテーブルがないと食品にマイクロ派が届かないため、温まらないということになります。

しかし、ターンテーブル付きの電子レンジには温め機能だけで、オーブン機能が付いていないものがほとんどです。

ケーキはオーブンで焼き上げます。

オーブン機能のないターンテーブル付きの電子レンジでは、ケーキを作ることができないとあきらめてしまいますね。

最近は、オーブンがなくても簡単にできるケーキのキットが販売されていたり、作る方法がネットなどで紹介されています。

温め機能しかない電子レンジで、美味しいケーキを作るためにはどうしたらいいのでしょうか。

昔のターンテーブル機能付き電子レンジでケーキを焼く

最近のオーブン機能付き電子レンジは、天板がついていて天板の上に、スポンジ生地をのせて焼きます。

しかし、古いタイプのオーブン機能付き電子レンジは、天板とターンテーブルが同じものを使うようになっていますよね。

20年~30年前のオーブン機能付き電子レンジはターンテーブル式が主流で、今でも大切に使っている人もたくさんいらっしゃることでしょう。

当時は、電子レンジでクッキーやケーキ、パンが焼けると、家庭内で色々な料理やスイーツ作りに励んだ方もいるのではないでしょうか。

このタイプのものは、電子レンジについている付属のターンテーブルが天板の役割をして、ケーキを焼くことができます。

元々、ターンテーブルを使って色々な料理ができるといった特徴のある電子レンジなので、ケーキはもちろん、ローストビーフなども焼けます。

ターンテーブルがくるくる回るので、熱が全体に届きムラなく焼くことができるのですね。

焼き時間や温度も、最近のオーブン機能付き電子レンジと同じです。

温度や時間などに不安がある場合は、電子レンジを購入したときのレシピを探してみてください。

オーブン機能付きの電子レンジでしたら、必ず付属のレシピ集があり、その中にクッキーやケーキつくりのレシピが紹介されています。

故障もなく、普通に使用することができる電子レンジなら、大切に使ってあげてください。

混ぜるだけ!ターンテーブル付きの電子レンジでケーキ作り

最近は、オーブンを使わずに簡単に作れるケーキがあります。

炊飯器のスイッチを押すだけで作れるというケーキも良く聞きますね。

一番簡単に電子レンジや炊飯器でケーキを作ることができる方法は、ホットケーキミックスを使うことです。

ホットケーキミックスには小麦粉以外にも色々な成分が含まれているため、ベーキングパウダーや卵のあわ立てなども必要ありません。

混ぜて、電子レンジ対応のシリコンケーキ型に入れ、温めるだけでケーキのスポンジができます。

それさえも面倒という人には、森永や共立食品が混ぜるだけで作れるケーキミックスを販売しています。

森永の「モントン」は良く見かけますが、こちらは混ぜた後にオーブンで焼く方法です。

共立食品の「レンジで作るケーキミックス」のシリーズはレンジで作れるケーキです。

箱入りのレンジで作れるケーキミックスは、中の粉と卵や牛乳、マーガリンを混ぜるだけです。

共立食品のケーキミックス「レンジで作るイチゴケーキミックス」「レンジで作るガトー・オ・ショコラミックス」は、混ぜてケーキ型に入れてレンジで温めるだけと簡単ですよ。

イチゴケーキは約3分、ガトー・ショコラは約4分温めるだけです。

レンジ用のケーキミックスは、ターンテーブル付きの電子レンジでもフラットタイプの電子レンジでも、どちらでも簡単にケーキが作れます。

ホットケーキミックスを使って電子レンジでケーキ

オーブン機能がない電子レンジを持っている人の間でよく作られているのが、ホットケーキミックスを使ったケーキです。

もちろん、ターンテーブル付きの電子レンジでも作ることができます。

普通のホットケーキをフライパンで焼いて重なるだけでも、ケーキやカップケーキ、ブラウニーやミルフィーユ、マフィンも作ることができます。

その中でも、ケーキ型に入れてオーブンで焼くことが一般的な、シフォンケーキを作ってみましょう。

【材料】

・ホットケーキミックス 150g
・卵 3個
・砂糖 80g
・サラダ油 70g
・水 70g

・生クリーム 100ml
・砂糖 12g
・イチゴ 90g
・ブルーベリー 30g
・ミント 適量
・粉糖 適量

【作り方】

①卵を、卵黄と卵白に分けます。

②ボールに卵黄と40gの砂糖を入れて、混ぜ合わせます。

卵黄が、白っぽくなったらサラダ油と水を加え混ぜ合わせましょう。

③ここにホットケーキミックスを入れて混ぜ、常温で30分生地を休ませます。

④しっかりとしたビニール袋に、卵白に40gの砂糖を入れて良くもみます。

⑤卵白がシャーベット状になったらビニール袋に空気を含ませて袋の口を閉じ、約5分間袋を振り、卵白液を泡立てましょう。

⑥ボールに卵白を3回に分けて入れ、そのたびに泡を潰さないように丁寧に混ぜ合わせます。

⑦生地をシフォンケーキ型に流し入れて、型ごと2~3回打ち付けて空気を抜いてください。

⑧電子レンジで500Wで10分加熱します。

⑨電子レンジ加熱をした後型を逆さにして冷ましましょう。

⑩生クリームに砂糖を入れて、泡立てます。

⑪イチゴはヘタをとって4分の1に切ります。

⑫冷めたスポンジに、生クリームとイチゴ、ブルーベリーをトッピングしてください。

⑬上から粉砂糖を振りかけ、ミントを飾ります。

ターンテーブル付きの電子レンジには、表に「温め」だけでワット数がないこともあります。

書いてない場合は、レンジの横や取扱い説明書に記載されていますので、それを目安にしましょう。

薄力粉で電子レンジで温めるだけのケーキ

ホットケーキミックスも、ケーキミックスも使いたくないという人のために、薄力粉を使って電子レンジで作るケーキをご紹介しましょう。

容器はパウンドケーキ型(小)が良いですが、なければ耐熱用のタッパーなどでも大丈夫です。

【材料】

・卵 4個
・砂糖 60g
・薄力粉 100g
・バター 40g

【作り方】

①バターは湯煎で溶かしておきます。

②ボールに卵を入れ、湯せんしながら泡立てましょう。

そこに砂糖を加え、さらに泡立てます。

③白くモッタリとしてきたら湯煎をやめて、さらに泡立て器でトロッとなるまで泡立てます。

④薄力粉をふるいながら加え、ゴムベラでさっくり混ぜてください。

さらに、バターを混ぜ合わせます。

⑤パウンドケーキ型に入れて電子レンジで温めます。

500Wなら3分~3分半温めて、様子を見ましょう。

楊枝などで刺して、中まで火が通ったらできあがりです。

ターンテーブル付きの電子レンジで600Wの場合は、30秒くらい時間を減らしてみましょう。

ターンテーブル付きの電子レンジで和スイーツ

ターンテーブル付きの電子レンジは、ケーキ以外にもたくさんのレシピを作ることができます。

ティラミスやベイクドチーズケーキ、ガトーショコラなども作れますよ。

ケーキ以外のスイーツでは、イチゴ大福などの和菓子を作ることもできます。

大福というと、お正月の餅を柔らかくして作る方法がありますが、白玉粉を使うと本格的なイチゴ大福になりますよ。

【材料】

・白玉粉 70g
・砂糖 100g
・水 135ml
・こしあん 200g
・イチゴ 10粒
・片栗粉 適量

【作り方】

①イチゴはヘタを取って、さっと洗い水気をふき取っておきます。

②こしあんを10等分し、イチゴを包みましょう。

イチゴは小さめがいいですが、大きいときは、わざと尖ったところをちょこんと出しておくとかわいいです。

③耐熱のボールに入れて、白玉粉・砂糖・水をよく混ぜます。

④混ぜた白玉粉に軽くラップで蓋をし、600Wの電子レンジで2分間温めましょう。

一度レンジから取り出し、ゴムベラでよく混ぜて、さらに30秒~1分温めて餅にします。

餅にならないときは、さらに30秒温めてみてください。

⑤片栗粉をバットに広げて、その上に餅になった白玉粉をボールから移します。

⑥餅を10等分にし、円盤のような形に伸ばしてください。

厚さは5mmくらいがいいです。

中心にこしあんで包んだイチゴをのせて、餅で包みます。

⑦餅の表面に、片栗粉を薄くつけてできあがりです。

簡単で美味しいイチゴ大福ですが、中はバナナやパイナップル、キウイでも合いますよ。

ケーキではありませんが、ターンテーブルの電子レンジで、人気の和菓子も簡単に作れます。

電子レンジを使って美味しい手作りスイーツ

オーブン機能付きの電子レンジではないからと、あきらめていませんか?

電子レンジがあれば、ケーキをわざわざ買ってこなくても、オーブンで時間をかけなくても、家庭で色々なおやつを作ることができます。

電子レンジで作ると簡単なだけでなく、小さい子どもにもお手伝いができますね。

ご家庭にある電子レンジを使って、親子で美味しいおやつを作ってみましょう。