納豆に味噌や砂糖を加えると美味しい?!色々な納豆の食べ方

食卓に加えると、食べ応えも栄養も十分に発揮してくれる納豆。

みなさんは、食べるときに、どのようなものを加えて食べていますか?。

付属のタレや醤油を入れる方が多いのではないでしょうか。

実はこの納豆、どんなものでも合うのです。

醤油だけではなく、味噌や砂糖を混ぜても美味しくいただけますよ。

納豆の味噌や砂糖を加えたことはある?

近年、食卓の洋食化が進んでいますが、たまに「納豆トースト」なるものを食べている方も見かけますね。

納豆はご飯にもパンにも合うということが分かりますね。

栄養素が高く、もう一品おかずが欲しいときにも大助かりの食材です。

基本的には、なにを使って調味しても美味しく食べられます。

例えば、キムチを加えて食べればキムチ納豆。

少量の醤油で味をなじませてあげると、ご飯がモリモリ食べられます。

また、生卵などを落とすと、より栄養面が強化されますね。

醤油ではなくポン酢を入れると、爽やかな後味になってこれもまた面白いです。

しかし、納豆に「味噌」や「砂糖」を加えたことはあるでしょうか。

実は北国では、納豆に味噌や砂糖を加えて調味したものとご飯を一緒に食べる地域があるのです。

秋田県民に愛されている砂糖入り納豆

砂糖を加えた納豆を熱烈に愛しているのは、何といっても秋田県民でしょう。

これには理由があります。

もともと東北の中でも農家が多いお国柄で、「ごちそうといえば甘いもの」というイメージが強く根付いている地域です。

そのため、どう見ても普通の見た目の赤飯や炊き込みご飯が、砂糖でちょっと甘くなったりしているものが日常的に食べられています。

納豆もこれらと同じ理由で、砂糖を加えることは贅沢な行為のひとつだったのです。

また、砂糖を加えると、納豆はものすごく粘ります。

砂糖オンリーで納豆を食べるかたは少ないですが、ここに醤油や味噌などを追加すると、みたらしだんごのような味わいになって、子どもでも食べやすくなりますよ。

北海道や山形でも納豆に砂糖をいれる地域があるようで、これは秋田から伝わったものかもしれませんね。

特に北海道は、東北地方からの出稼ぎが多数いたことで有名ですので、日持ちのする納豆はきっと喜ばれたことと思います。

そこで、砂糖を加えて食べる方法が伝わったのではないでしょうか。

味噌を加えると納豆はどんな味になるの?

味噌を加えた納豆の方ですが、実は私はこの「味噌納豆」が好物です。

ひとパックにつき、味噌をスプーン一杯程度加えてかき混ぜるだけです。

塩味の強い味噌を使用する場合は、やぱりスプーン半分程度の砂糖を加えてあげた方が美味しく仕上がります。

粘りはあまりなく、味噌も大豆からできているので、豆本来の味わいがしっかりと楽しめますよ。

白いご飯にとても合うので、納豆を食べるときに3回に1回程度はこの食べ方をします。

合わせる味噌もさまざまですが、白味噌はあまり合いません。

ちょっと上品になりすぎてしまって、納豆が全面に押し出されてしまいます。

使うならば田舎味噌と呼ばれる、豆味噌がおすすめです。

米味噌や麦味噌なども、もちろん合うのですが、豆のダブルハーモニーを楽しむなら断然豆味噌です。

ふわりと豆の香りがして、醤油より味がまろやかになってとても美味しいですよ。

味噌は半固形のものなので、はじめに混ぜているうちはそこまで綺麗に混ざりません。

また、粘りもあまり生まれないので、根気よく混ぜ続けることがポイントです。

味噌が全体にペーストのように広がったら食べごろですよ。

チーズ納豆が給食で出る!?それにも砂糖を!

味噌納豆の美味しさは伝わったでしょうか。

変わった納豆の食べ方に、「チーズ納豆」というものがあります。

愛知県豊田市では、給食でチーズ納豆というものが登場していますよ。

これは、プロセスチーズを納豆の豆ぐらいにカットして、混ぜ込んで食べるものです。

通常は納豆のタレで食べるのですが、これに「砂糖を少し加えると美味しい」という意見もあります。

そもそも、少量の砂糖を加えるとなぜ美味しく感じるかというと、それは納豆の粘りが増えるからです。

納豆はネバネバなムチンとポリグルタミン酸からできており、そこに砂糖が加わると、納豆の水分を抱え込んでゲル化します。

グルタミン酸は糖類とアミノ酸が結合したもので、旨味成分でも代表的なものです。

それが倍増されて、美味しく感じるようになるのですね。

加える砂糖の量は、ほんのひとつまみ程度で構いません。

たくさん加えると甘すぎてしまうので、スプーンの先に少し程度で良いでしょう。

ちなみに、このチーズ納豆は、食パンに乗せてトーストすると、大変美味しくいただくことができます。

チーズと納豆がとろけて、糸引く美味しさです。

ケチャップなどを加えても納豆トーストには合いますので、どんどんアレンジしてみましょう。

納豆のタレが余ったときの活用方法

味噌なり砂糖なりをいれて味をつけた納豆は、パックについてきた付属のタレが余ってしまいますね。

これを活用する方法はないのでしょうか。

このタレは基本的に、「だししょうゆ」という扱いで構いませんので、卵焼きなどを作るときに混ぜ込むと旨味が倍増して美味しく焼きあがります。

おひたしなどに、醤油のかわりにかけてもよいです。

さすがに天つゆなどの代わりにはなりませんが、チャーハンの隠し味や炒め物などに大活躍します。

ぜひ、捨てずにとっておいてください。

だし巻き卵の場合は、卵4個分の卵液に納豆のタレ2袋と水を少々加えると、美味しいだし巻きになります。

浅漬けも簡単に作れますよ。

きゅうり一本を食べやすい大きさに切り、納豆のタレ2袋を使いポリ袋などで漬け込みます。

少々もみこんで、一晩置いておけば出来上がりです。

簡単にさまざまな料理にアレンジできるので、今まで捨てていた方は活用してみてくださいね。

納豆と味噌の栄養素!食卓に1パック加えよう!

納豆に味噌と砂糖を加えると、栄養分が格段にあがります。

まず、納豆だけでもタンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラル、食物繊維の五大栄養素を含んでいます。

ほかにも、レシチン、イソフラボン、ナットウキナーゼ、大豆サポニン、大豆ペプチドなどが豊富です。

味噌は納豆でとれる大豆たんぱく質、大豆イソフラボン、大豆レシチン、食物繊維にプラスし絵、サポニン、リノール酸、メラノイジン、カルシウムを摂取できます。

リノール酸には血中コレステロールの上昇を抑える効果があり、さらにメラニン合成を抑制するt目にシミ予防や美肌などに効果が期待できますよ。

砂糖に関してはほぼ全てが炭水化物で、栄養価が高いとはいえません。

しかし、糖分は頭脳労働の際に非常に重要になるものです。

頭を使う授業や仕事がある場合は、少し加えてあげるとよいでしょう。

給食のチーズ納豆に砂糖を少々というのは、午後からの授業を見越してのことだったのかもしれないですね。

納豆を毎日食べて健康に過ごそう

納豆には日常で不足しがちなタンパク質や食物繊維などが豊富に含まれています。

だからといって、毎日同じ味で食べるのはちょっと飽きてしまうこともありますよね。

そんなときは味噌を加えたり、醤油と少々の砂糖でみたらし風にしたりと食べ方を工夫してみてください。

きっと生活にハリがでます。

体にいいからと一日何パックも食べてしまうと腸内の細菌が死んでしまうので、一日2パックぐらいを目処に食べてくださいね。