アレンジを楽しもう!大葉味噌の作り方と保存方法をご紹介

夏になると目にすることの多い大葉ですが、メインのおかずとして日の目を浴びることは少ないのではないでしょうか。

しかし、大葉にはたくさんの栄養が含まれており、アレンジしだいでは主役としても大いに役立ってくれますよ。

そこで、ぜひお試しいただきたいのが大葉味噌です。

大葉との相性が良い味噌を使って、ご飯のお供にもピッタリな大葉味噌を作り冷蔵庫に保存しておきましょう。

そのほか、味噌以外を使った大葉の活用・保存方法についてもお伝えします。

大葉について知ろう!

和風のハーブとも言われる大葉ですが、いまいち存在感が薄い印象を持たれるかもしれません。

料理の彩りや薬味として使われることも多いので、大葉が主役となる場面は少ないでしょう。

しかし、そんな大葉には豊富な栄養が含まれていることをご存知でしょうか。

大葉には主に次のような栄養素が含まれています。

【大葉の栄養素】

・カルシウム
・鉄
・カリウム
・カロテン
・ビタミン
・食物繊維

私たちの体に欠かせない栄養素がこれほど種類豊かに含まれているにもかかわらず、エネルギーは葉100グラムあたり37kcalです。

そして、大葉において大きな特徴のひとつが「香り」ではないでしょうか。

大葉から漂う爽やかな香りは、食欲を増幅させてくれるはずです。

とはいえ、大葉だけをたくさん摂取するのは、よほどの大葉好きではない限り難しいと思います。

また、鮮度も大切にしたいですよね。

そこで、大葉をたくさん摂取できて長期保存も可能な大葉味噌についてご紹介しましょう。

保存もできる!大葉味噌の基本レシピ

スーパーなどで陳列されている大葉は、一度で使い切れないほどの量で売られていることが多いですよね。

ただでさえ料理のわき役としての使い道が多いので、余ってしまうこともあるでしょう。

そこで、大葉の保存方法として大葉味噌をおすすめします。

大葉味噌にすることの嬉しい点は、さまざまな料理に合わせやすいことです。

とくに、たんぱくな味の食材との相性は抜群です。

洗ったキュウリにつけたり、豆腐に添えたりと、大葉味噌がシンプルな味わいに深みを与えてくれます。

もちろん、ご飯のお供としても大活躍してくれるでしょう。

それでは、大葉味噌の基本のレシピをご紹介します。

【材料】

・大葉 20枚
・味噌 大さじ2と1/2
・砂糖 大さじ1/2
・みりん 大さじ1/2
・サラダ油 大さじ1

【作り方】

①大葉をみじん切りにします。

②フライパンにサラダ油を敷き、弱火で大葉を炒めましょう。

③大葉の香りが出てきたら、味噌・砂糖・みりんを加え混ぜ合わせます。

④水分を飛ばすように軽く炒めたら、完成です。

味噌の種類によっては塩気や甘みが変わってきますので、お好みの味に調節してください。

白ゴマや唐辛子などでアクセントを加えてもいいでしょう。

保存した大葉味噌はアレンジレシピもたくさん!

基本のレシピで大葉味噌が作れたら、保存容器に入れて冷蔵保存をしましょう。

保存容器は瓶やタッパーなどお手持ちのもので大丈夫です。

ただ、菌が繁殖しないように、清潔な状態の容器を使うようにしてください。

心配なら、熱湯消毒しておくと大葉味噌が傷みにくくなるでしょう。

冷蔵保存で大葉味噌を楽しめる期間は約7日です。

できるだけ、この期間を目安にして使いきるようにしてください。

それでは、保存した大葉味噌を使ったアレンジレシピをご紹介します。

◯大葉味噌焼きおにぎり

ご飯との相性抜群の大葉味噌は、焼きにおにぎりにして香ばしさをプラスすると、さらに風味を楽しめます。

おにぎりの表面に大葉味噌を塗り、オーブントースターで焦げ目をつけましょう。

◯大葉味噌チキンカツ

淡白な味わいの鶏むね肉の間に切れ目を入れ、大葉味噌を挟みます。

あとは、通常のチキンカツの作り方と同じように、小麦粉、卵、パン粉の順に衣をつけ油で揚げるだけです。

大葉と一緒にチーズを挟んでも美味しいですよ。

味噌以外にもある!大葉を使った保存食

大葉の保存食として大葉味噌をご紹介しましたが、大葉に合うのは味噌だけではありません。

味噌以外でも大葉を保存する方法はたくさんありますよ。

◯塩漬け大葉

大葉に塩を振って冷蔵保存するだけの簡単保存食です。

余計な味付けをしないので、どんな料理にも合わせやすいでしょう。

保存期間の目安は冷蔵で約3週間です。

◯オリーブオイル漬け大葉

パスタなどのイタリアンに合わせるなら、大葉をオリーブオイルに漬けてみましょう。

細かく刻んだニンニクと唐辛子に塩を加え、そこにオリーブオイルを浸して大葉を漬け込みます。

使い切る目安は冷蔵で約3週間です。

◯大葉キムチ

ピリ辛味のキムチ液で大葉を漬け込みましょう。

キムチ液の材料には次のものを用意してください。

・しょうゆ 大さじ1と1/2
・みりん 大さじ1
・ごま油 大さじ1/2
・砂糖 大さじ1/2
・粉唐辛子 小さじ1
・ニンニク 小さじ1/2
・ショウガ 小さじ1/2
・塩・少々

上記のキムチ液に対して、約20~30枚の大葉を漬け込むことができます。

冷蔵で約1週間の保存期間を目安に使い切ってください。

余った大葉の冷凍保存方法

大葉味噌や、そのほかさまざまな材料を使った大葉の保存方法をご紹介しましたが、それでも大葉が使い切らないということもあるかと思います。

そこで、大葉をそのままの状態で保存する方法についてもお伝えしておきます。

約1~3か月の長期にわたって大葉を保存したいなら、冷凍保存を選びましょう。

大葉の冷凍保存方法は次の通りです。

【大葉の冷凍保存方法】

①大葉をきれいに洗い、キッチンペーパーなどで水分をしっかりと拭き取ります。

※水分が残ったまま冷凍すると、変色しやすくなるので注意しましょう。

②大葉が重ならないように、ラップの上に大葉を数枚広げたらまたラップを敷くという手順を繰り返してください。

③最後にラップの間の空気を抜いて食品保存パックに入れたら、冷凍庫で保存します。

ラップで挟む手順を省きたいなら、保存の段階で大葉をカットしておきましょう。

そうすることで、細かくカットした大葉をそのまま食品保存パックに入れて保存でき、使うときも料理の手間を省くことができます。

実は簡単!?大葉の家庭菜園にチャレンジ!

大葉は鮮度がとても大切です。

購入してすぐに使い切るか、味噌や塩漬けなどでアレンジしたり、冷凍保存したりしないと、すぐにしなびて色も黒くなってしまいます。

そのような悩みを解決するためには、大葉の家庭菜園がおすすめです。

大葉は、家庭菜園の中でも比較的育てやすい野菜なので、大葉好きの方はぜひチャレンジしてみてください。

家庭菜園で大葉を育てるときは、プランターと土、大葉の苗を用意します。

日当たりのいい場所にプランターを置き、そこに土を入れ大葉の苗を植えましょう。

苗を植える時期は5~6月で、暑い夏の時期に入ればだんだんと収穫できるほどの大きさに成長します。

充分に成長した大葉であれば、収穫してもどんどんと新しい葉が生えてきて、約4か月は収穫を楽しめるはずです。

必要なときに必要な分だけ収穫できる家庭菜園であれば、常に新鮮な大葉を食卓に並べることができるでしょう。

大葉の保存食で食卓を彩ろう!

簡単に作ることができる大葉味噌は、どんな料理にも合わせやすく、栄養もたっぷり摂取できます。

しかし、冷蔵保存期間は約7日とあまり日持ちはしないため、早目に使い切るようにしてください。

もう少し大葉を長く楽しみたいのであれば、冷凍保存するのもいいかもしれませんね。

家庭菜園にチャレンジして、最高の鮮度で大葉を楽しむのもアリですよ。