大人にも子供にも人気のおかずといえばハンバーグではないでしょうか。
ジューシーなハンバーグが電子レンジで作れたらうれしいですね。
今回は、電子レンジのオーブン機能を使ったハンバーグのレシピなどをご紹介していきましょう。
ハンバーグはオーブンで簡単ジューシーに仕上がる!
通常、ハンバーグはフライパンで作るのが一般的でしょう。
しかし、電子レンジのオーブンを使ってハンバーグを作ると、ジューシーにふっくらと仕上げることができるのです。
フライパンの場合、何度も焼き具合をチェックするために竹串を刺して肉汁を確認しますが、その結果ジューシーさが失われてしまった経験はありませんか?
中まで火が通る前に表面が焦げてしまうこともあるでしょう。
苦肉の策で煮込みハンバーグに変更した経験が筆者にもあります。
オーブンの場合、時間と温度を設定できますから、一度ベストな焼き具合が分かれば次回も同じように作ることができます。
焼いている間に別の作業ができるのもオーブンのメリットといえるでしょう。
では、どのようにしたらジューシーでふっくらとしたハンバーグができるのでしょうか。
次項からコツやレシピをご紹介していきます。
電子レンジのオーブン機能は温度と時間に気を付けよう
まず、気を付けなければならないのは温度設定です。
焼きムラなどにならないためにも注意が必要なところです。
●余熱は200℃・焼き時間は10分
電子レンジのオーブン機能を使ってハンバーグを作るときに、まずは余熱をしましょう。
200℃に余熱をしたら焼き時間は10分を目安にしましょう。
温めるように熱を入れていくのがジューシーでふっくらと仕上げるコツなのです。
●タネの厚さを揃える
ハンバーグのタネを作るときに大人用・子供用など大きさも変えることもあるでしょう。
しかし、タネの厚さは揃えるようにしましょう。
そうすることで焼きムラになるのを防ぐことができるのです。
●短時間で焼く
オーブンで長い時間焼いてしまうとジューシーさが失われてパサパサとした仕上がりになってしまいます。
最後の焼きの段階で失敗しないために焼く時間は短めにしましょう。
●フライパンで焦げ目をつける
予熱したフライパンにタネを乗せ、両面に焦げ目をつけます。
肉汁を逃さないようにしっかり閉じ込めましょう。
その後、オーブンで10分焼いて完成です。
電子レンジのオーブン機能でハンバーグを作る①
前項でオーブンの前にフライパンを使うとご紹介しましたが、オーブンだけでもおいしいハンバーグを作ることができます。
ここでは、電子レンジのオーブン機能だけで仕上げるハンバーグのレシピをご紹介しましょう。
※ソースはフライパンで作ります。
【オーブンで作るハンバーグ】
【材料 4人分】
・合いびき肉 450g
・パン粉 1/2カップ
・牛乳 150cc
・玉ねぎ 小1個
・卵 1個
・ブラックペッパー 小さじ1/4
・塩 ひとつまみ
・ナツメグ 少々
・赤ワイン 100cc
★ケチャップ 60g
★砂糖 大さじ1強
★ウスターソース 10g
・オリーブオイル 適量
【作り方】
①玉ねぎはみじん切りにします。
パン粉と牛乳を大きめのボウルで混ぜ合わせておきます。
②①のボウルにひき肉、玉ねぎ、卵、塩、ブラックペッパー、ナツメグを加えます。
粘りが出てくるまでしっかりこねます。
③成型して両手に打ち付けるようにして空気を抜き、真ん中をへこませます。
④オーブンシートを天板に敷き、タネを乗せてオリーブオイルを回しかけます。
付け合わせの野菜があれば一緒に焼きましょう。
⑤オーブンを予熱したら230℃で10分焼きます。
電子レンジの機種によって、焼き時間を調節してください。
⑥フライパンで赤ワインを煮立たせ、★を加えます。
とろみが出てくるまで煮詰めたら完成です。
玉ねぎを炒めないので食感も楽しめます。
焼きムラが出るようなら天板を途中で入れ替えましょう。
電子レンジのオーブン機能でハンバーグを作る②
電子レンジのオーブン機能を使えばハンバーグを蒸し焼きにして作ることもできます。
【濃厚ソースの蒸し焼きハンバーグ】
【材料 2人分】
・合いびき肉 200g
・玉ねぎ 1/4個
・人参 1/4本
・パン粉 1/4カップ
・牛乳 大さじ2
・塩こしょう 少々
・ナツメグ 少々
・卵 1/2個
・サラダ油 少々
★赤ワイン 大さじ2
★ケチャップ 大さじ1
★デミグラスソース(缶) 150g
★水煮マッシュルーム(缶:小) 1/2缶
【下準備】
①玉ねぎをみじん切りにしてサラダ油で炒めたら塩こしょうをして冷まします。
②人参の皮を剥き、すりおろします。
③鍋に★を入れ、中火でひと煮立ちさせてソースを作ります。
④オーブンを200℃で予熱しておきます。
【作り方】
①合いびき肉、玉ねぎ、パン粉、牛乳、塩こしょう、ナツメグ、卵、人参をボウルに入れて粘りが出てくるまでしっかりこねます。
②タネを成型し、中の空気を抜きます。
③フライパンでサラダ油を熱し、ハンバーグを強めの中火で40秒ずつ両面を焼きます。
④耐熱容器にソースを少量入れて広げ、ハンバーグを並べます。
残りのソースをかけたらアルミホイルで包みます。
⑤天板に④を乗せたら予熱したオーブンで15分~20分程蒸し焼きにします。
しっかり蒸し焼きにすることで中まで火が通りジューシーに仕上がります。
電子レンジによって加熱時間を調節しましょう。
オーブンでハンバーグを作るコツをおさらい!
電子レンジのオーブン機能を使ったハンバーグのレシピを2つご紹介しましたが、おいしく仕上げるコツを振り返ってみましょう。
まず、ハンバーグのタネを作るときに粘りが出てくるまでしっかりとこねましょう。
そして、成型するときに中の空気を抜きます。
両手にパンパンと打ち付けるようにすれば空気抜きができます。
そして、ハンバーグの真ん中をへこませておきます。
オーブンで加熱した時に焼きムラができてしまうようであれば、天板を途中で入れ替えてみましょう。
焼くのに時間をかけすぎてしまうと仕上がりがパサパサになってしまいます。
できるだけ短時間で焼くようにしましょう。
オーブンで焼く前にフライパンで両面に焦げ目をつけておくと肉汁を閉じ込めることができます。
このひと手間で、ふっくらとジューシーに仕上げることができますよ。
また、気を付けなければならないのが時間や温度の調整です。
電子レンジの機種によって機能にも差があります。
自宅のオーブンの特徴を知ることもおいしく仕上げるためには大切なことです。
最初は時間を短くしたりと様子を見てベストな温度、時間を見つけましょう。
コツをつかめばアレンジハンバーグも手軽に作ることができます。
ハンバーグにぴったりの付け合わせをご紹介
最後におすすめの付け合わせをご紹介します。
オーブンでハンバーグを焼くときに一緒に野菜を焼けば簡単に付け合わせができますが、ひと手間加えてハンバーグをより華やかにするのもいいですね。
ハンバーグに合わせてバランスのいい食事を楽しみましょう。
●じゃがいものバター炒め
じゃがいも、きのこ、ベーコンなどをバターとしょうゆで炒めます。
最後にバターを加えて香りよく仕上げます。
●ポテトサラダ
じゃがいもが柔らかくなってからゆで汁を捨てて強火にして水分を飛ばします。
つぶしてゆでたまごを加えてマヨネーズで味を調えます。
●キャベツステーキ
フライパンで焼くだけの簡単レシピです。
粒マスタードとマヨネーズ、チーズでクリーミーなソースを作ります。
●人参のグラッセ
砂糖やバターで人参を煮るグラッセですが、最後にココナッツオイルと塩を加えます。
ココナッツの香りがよく合います。
●もやしの甘酢和え
もやしと玉ねぎを茹でたらきゅうりと和えます。
カレー風味にすると子供も食べてくれます。
●ブロッコリーチーズ
ブロッコリーと塩を耐熱容器に入れて混ぜ、薄力粉をまぶして牛乳を加えます。
チーズをかけたらラップをして電子レンジで加熱して塩こしょうで味を調えます。
実は時短できるオーブンでハンバーグを作ろう
オーブンというと何となく面倒と思われる人もいるのではないでしょうか。
しかし、オーブンで焼いている間は別の作業ができたりと、時短にも向いています。
せっかく作ったハンバーグが生焼けだったり焦げてしまったりとフライパンで失敗した経験もあるでしょう。
自宅のオーブンのコツをつかめばそんな失敗もなくなるかもしれません。
ふっくらおいしいハンバーグをオーブンで作ってみてはいかがですか。