電子レンジおやつとして人気なのが蒸しパンです。
材料を混ぜ合わせて5分の加熱で作れます。
電子レンジ蒸しパンにおすすめ食材は、おからです。
食べ応えあり、栄養ありでよいことずくめのおからを使ってみませんか?
「電子レンジでおいしくできる?」
「ちゃんと膨らむの?」
と心配になりますよね。
おからの蒸しパンを電子レンジでおいしく作る方法をご紹介します。
電子レンジでおから蒸しパンを上手に作るコツ
電子レンジひとつで作れるお菓子が簡単で人気を集めています。
中でも電子レンジ3分程の加熱で作れるおから蒸しパン作りはおすすめです。
しかしおからを使った手作りお菓子全般に共通する悩みが、あまり膨らまないことです。
生おからを入れるとしっとりとした食感になりますが、あまり膨らみません。
なぜあまり膨らまないのでしょうか?
通常、蒸しパンを作る時は、ベーキングパウダーを使います。
ホットケーキミックスにもベーキングパウダーが入っていて膨らみますので、これを利用して蒸しパンが作れます。
ベーキングパウダーが膨らむのは、水分に反応してガスが発生するからです。
ところが水分を多く含む生おからなどとベーキングパウダーを一緒に使うと、水分が多すぎて反応が悪くなってしまいます。
これがおから蒸しパンが膨らまない原因です。
電子レンジは加熱時間が短いので、蒸しパンを作る時はベーキングパウダーの働きをより高めなければいけません。
もししっとりとした食感ではなく、ふんわりとさせたい時は、この2つの方法がおすすめです。
①生おからを全体量に占めるうちの1/4に抑える
②おからパウダーを使う
水分を含まないおからパウダーなら、蒸しパンをふんわりと仕上げられます。
ダイエットにはおから蒸しパンがおすすめ
ダイエットで頭を悩ませるのが、炭水化物の量です。
摂取する炭水化物量が多いと体重を減らせませんし、少ないとスタミナ切れを起こしてしまいます。
そんな時におすすめなのが、電子レンジで作るおから蒸しパンです。
まずはレシピを見ていきましょう。
パン代わりに食べられるように、砂糖を入れずに作ります。
耐熱皿は直径10㎝、高さ5㎝程の耐熱容器で、火が均一に通りやすい円形をおすすめします。
【材料】
・おから 50g
・玉子 1個
・ベーキングパウダー 1g
・牛乳 大さじ1
・バター 10g
【作り方】
①ボウルにすべての材料を入れてよく混ぜます。
② ①をクッキングペーパーを敷いた耐熱皿に入れて、表面をならしておきます。
③電子レンジで3分加熱します。
④粗熱が取れたら完成です。
おから蒸しパンがダイエットに向いている理由はいくつかあります。
・おからの弾力で蒸しパンに食べ応えがあります。
・ダイエットに必須の食物繊維が豊富です。
・電子レンジで3分の加熱なので、普通のパンよりも短時間で作れます。
材料にココアパウダーや抹茶などを入れるのもおすすめです。
ダイエットは気長に行うものですので、お好きな味で作って実践していきましょう
砂糖少なめの蒸しパン作りのコツは?
手作りおやつを作る理由のひとつとして、砂糖を入れずに作りたい、というものがあります。
蒸しパンも砂糖を入れずに電子レンジで作れます。
コツは、水分を控えめにすることです。
生おからであれば、入れる分量を少なくしましょう。
では、さつまいもの甘味を活かしたマグカップ蒸しパンのレシピです。
【材料 マグカップ3個分】
・生おから 50g
・さつまいも 100g
・玉子 1個
・小麦粉 50g
・ベーキングパウダー 4g
・牛乳 50ml
【作り方】
①さつまいもの皮をむいて、ひと口大に切ります。
耐熱容器にサッと水にくぐらせたさつまいもを入れて、600Wの電子レンジで5分加熱します。
加熱後すぐにフォークの背ですり潰してペースト状にします。
②ボウルにさつまいもを含めた材料を全て入れて入れて混ぜます。
③マグカップに②を5分目まで入れて、600Wの電子レンジで2分加熱すれば完成です。
さつまいも自体に水分が少ないので、さつまいもが持つ甘味を引き立てます。
栄養があるおやつを食べさせたい子どもにこの蒸しパンはおすすめです。
おからの量が少なめなので、赤ちゃんの後期離乳食にもいかがでしょうか。
玉子なしでもおいしいおからの蒸しパン
子どもが玉子アレルギーのため、おやつ作りに頭を悩ませる人も多いのではないでしょうか?
次にご紹介するレシピは、玉子なしで電子レンジで簡単に作れるおから蒸しパンです。
バナナを入れてコクを出し、玉子の穴埋めをしてくれます。
バナナを入れると砂糖控えめな蒸しパンを作れます。
【材料】
・バナナ 1本
・小麦粉 50g
・おから 50g
・ベーキングパウダー 4g
・砂糖 小さじ1
・牛乳 50ml
【作り方】
①バナナをフォークの背で潰してペースト状にしておきます。
②ボウルにすべての材料を入れて混ぜ合わせます。
③耐熱容器に②を流し入れて、600Wの電子レンジで3分加熱したらできあがりです。
おから自体に味がないので、蒸しパン作りには玉子、または玉子に代わるコク出し食材が必要です。
バナナは玉子に代わる食材で、蒸しパンをおいしくしてくれます。
バナナは火が通りやすいので、電子レンジおやつに向いている便利な食材です。
離乳食には電子レンジで簡単蒸しパン
離乳食作りの食材としても人気なのが、おからです。
これまでご紹介した通り、電子レンジでおからの蒸しパンを簡単に作れます。
ぜひ赤ちゃんに作ってあげて下さい。
赤ちゃんが固形物の飲み込みができるようになる、9~11ヶ月から食べられます。
しかしおからは食物繊維が多くて、便がかたくなり便秘になる恐れがあります。
様子を見ながら少しずつ食べ物に入れてあげましょう。
心配なのは、赤ちゃんの大豆アレルギーです。
おからをはじめて食べさせる時は、病院が開いている時間帯にすると良いですよ。
赤ちゃんが食べるおから蒸しパンに入れるおすすめの食材です。
・ニンジン
・カボチャ
・さつまいも
・バナナ
これらの食材は、電子レンジで作る蒸しパンも固くならずに作れます。
また多めに作って冷凍することもできます。
シリコンカップに入れて作った蒸しパンを、ジッパー袋に入れて冷凍しておきます。
ストックがあると離乳食の用意が楽になりますので、まとめて作って保存しておきましょう。
電子レンジで簡単おから肉まん
肉まんはしっとりとした食感を肉味噌のバランスが絶妙です。
コンビニで買ったり、チルド品を家で温めるイメージですが自宅の電子レンジでも作れます。
おからで蒸しパンを作るとしっとりとしますが、この特徴を活かして肉まんを作りましょう。
肉まんも電子レンジで蒸しパンを作る要領と同じです。
【材料】
・おから 100g
・玉子 1個
・ベーキングパウダー 2g
・バター 10g
・塩 ひとつまみ
・砂糖 小さじ1
・肉味噌 大さじ2
【作り方】
①ボウルに肉味噌以外の材料をすべて入れてかき混ぜます。
②生地を4等分にして、1/4の生地→肉味噌→1/4の生地の順にシリコンカップに入れたものを2セット作ります。
③台に②を軽く落として空気抜きをしたら、ふんわりとラップをします。
④600Wの電子レンジで2分加熱したら、完成です。
冬によく作るふろふき大根の餡の肉味噌を、多めに作っておきましょう。
肉味噌があれば、後は簡単に肉まんが作れます。
おからを多めに入れて作れば、食物繊維がたくさん摂れます。
蒸しパン以外にも、子どものおやつにいかがでしょうか?
まとめて作って冷凍もおすすめ
電子レンジでの蒸しパン作りは、特別な道具も必要はありません。
マグカップでもシリコンスチーマーでもドーナツ型でもOKです。
容器や型に入れて、冷凍しておくのもおすすめです。
栄養のあるおからを定期的に食べられるので、まとめて作って冷凍してはいかがでしょうか?