スープなどによく使われるコンソメですが、固形や顆粒・練タイプなど、様々なものが販売されています。
その中でも、よく使用されているのは、調理に沢山の使い道があって、便利な顆粒タイプではないでしょうか。
今回は、顆粒タイプのメリット・デメリットについてと、上手な保存方法について、ご紹介します。
コンソメの種類について
コンソメの種類というと、固形・顆粒が一般的です。
手ごろな値段で、手に入りやすいと思います。
しかし、家庭で手作りしたいという方もいると思うので、ここではコンソメの簡単な作り方をご紹介します。
【材料】
・人参 1本
・玉ねぎ 2個以上
・ウィンナー(茶色) 半袋以上(なければ鶏肉でも良い)
・ニンニク(チューブでも可) 好みの量
・魚のアラ(なくても可) 好みの量
・お酒 100ml
・水 1ℓ
【作り方】
①人参と玉ねぎはみじん切り、ウィンナーも細かく刻みます。
ニンニクは、スライスでお好みの量(チューブも同じ)を使います。
魚のアラは、流水で血を洗って塩を振り、15分くらい放置します。
鶏肉を使う場合は、流水でよく洗って塩を振り、15分くらい放置します。
②水と酒を鍋に入れ、灰汁を取りながら丁寧に煮込みます。
③灰汁がなくなってきたら、布巾でこして出来上がりです。
市販のものよりも味が薄めになると思うので、お好みで塩コショウをすると良いでしょう。
以上の手順で、健康的なコンソメスープが作れます。
手作りの場合は、多めに作って冷蔵庫に入れておく保存方法もあるので、あとでお伝えします。
コンソメの顆粒とブイヨンの違い
こんな経験はありませんか?
コンソメ料理をしたいけど、コンソメ(固形でも顆粒でも)をきらしてしまっていた。
そんなとき、ブイヨンを使おうと思った人も、いるのではないでしょうか。
似ているけど、コンソメとブイヨンは、少し違うことをご存知でしたか。
知っておくと便利なので、ここでご紹介します。
コンソメは、フランス語で「完成された」という意味があります。
作り方は、牛や鳥の肉&骨・野菜くず・魚介類に香辛料を、丁寧に煮込みます。
そして、灰汁や具材を取り除き、澄んだスープに仕上げます。
コンソメとは、そのまま飲めるスープのことを意味するのです。
対してブイヨンは、フランス語で「だし汁」という意味があります。
作り方は、牛や鳥の肉&骨・野菜くず・魚介類に香辛料を入れ、時間をかけてじっくりと煮込みます。
うま味やエキスが、たっぷりのだし汁です。
主に煮込み料理や、ソースなどのベースに使用します。
私達が普段使用している鰹節・昆布・和風だしに似ていますね。
これで、はっきりと違いがわかったと思います。
コンソメがないからと、ブイヨンを使うときは、全く違うものだということを理解したうえで、使用できるといいですね。
次は、コンソメ顆粒の保存方法についてお伝えします。
コンソメの顆粒の保存方法
ここでは、コンソメの顆粒を上手にストックできる保存方法をご紹介します。
皆さんは、購入する際に、どのくらい購入していますか。
必要なときに、必要なだけ買っている人も多いと思います。
ですが、料理をよくする人の場合は、まとめて買っておいたほうが経済的なのです。
しかし、その際に気になるのは、保存方法です。
湿気も防げて大量にストックでき、長期間日持ちさせることができる保存方法があるのです。
コンソメにも、顆粒と固形タイプがあります。
固形タイプの場合は、口の広い蓋つきの瓶に、中の包装をそのままにして、バラバラにします。
蓋を付けることで、湿気を防げます。
顆粒タイプの場合は100円均一で売っている、細かい穴が開いていて、粉類や顆粒タイプの調味料を入れて保存できるものがあります。
それに半分だけ入れておき、いつでも使えるようにします。
手を汚さずに、振るだけで使用できるので、便利です。
お鍋に直接振ると、湯気で湿気が中に入り込むので、小皿かお玉の上に必要分だけ出して、味をつけることを忘れないでください。
そして残りは、しっかりと蓋の閉まるタッパやビン類に入れて、冷蔵庫に保存しましょう。
特に夏場は、暑さで固まることもあるので、気を付けてください。
コンソメ顆粒を使うことと保存方法に関すること
ここでは、コンソメ顆粒を使ううえでの、メリットとデメリットをご紹介しましょう。
【メリット】
じっくり煮込んだお肉と、香味野菜のコクがギュッとつまった、洋風の味を自分で出すのは、難しいですよね。
ですが、コンソメ顆粒を使うことで、手軽で簡単に洋風の味を出すことができます。
また、固形タイプだと、溶けきるまでに、少し時間が必要です。
ですが、顆粒ならすぐに溶けるので、水分の少ない炒め料理にも、とても便利です。
失敗が少ないので、料理が苦手な人や時間がない人にもおすすめです。
【デメリット】
コンソメ顆粒は、湿気にとても弱いので、保存方法を間違えただけで、全部ダメになってしまいます。
湿気対策は、しっかりしないといけません。
また、固形とは違って顆粒の場合は、使用する量を自分で決めるので、入れ過ぎには注意しましょう。
市販のものに限っては、保存性をよくする目的もあって、塩分が多く含まれています。
そのあたりも、注意しましょう。
コンソメの栄養
みなさんは、コンソメに含まれる栄養が、主にどんなものかご存知でしょうか。
コンソメの栄養についても、少し触れておきます。
前項の、コンソメとブイヨンの違いでもご紹介しましたが、コンソメには野菜・肉類・香辛料から出た栄養が、たくさん詰まっています。
ビタミン類はもちろん、美容の味方のコラーゲンも、多く含まれています。
コンソメの材料の香辛料には、身体を温める効果もあるようなので、冷え性で悩んでいる人にもおすすめできるでしょう。
ぜひ、冬だけではなく、夏場にも工夫をして、食べましょう。
コンソメの保存方法も簡単なので、便利に楽しく活用してみてください。
ですが、デメリットでもご紹介したように、塩分も多く含まれています。
市販のコンソメ顆粒や固形タイプを使う際は、塩分の取り過ぎに気を付けましょう。
いくら栄養があるとはいえ、1日1杯が限界でしょう。
手作りのコンソメの場合は、作る工程で塩分濃度を調整してあげれば、さほど気にする必要はありません。
食物アレルギーがある人は、市販されているコンソメの表示項目に、十分気を付けてくださいね。
手作りスープの保存方法&コンソメ顆粒で美味しく作れる料理
最後に、手作りしたコンソメスープの保存方法についてお伝えします。
コンソメスープをよく冷ましてから、タッパなどの保存容器に入れて、冷蔵庫で保存しましょう。
冷蔵で2~3日は保存できます。
もしくは、タッパ又はフリーザーパックに入れて、冷凍保存しましょう。
冷凍で、約1ヶ月は保存できます。
用途に分けてストックしておくと、普段の料理時間を短縮できて便利です。
コンソメを使う料理の定番は、スープや煮込み料理です。
ですが、チキンライスやハンバーグ、餃子などにもコンソメを使うことで、普段とは違った味のものを提供できるのです。
では、おすすめの「コンソメ顆粒を使った餃子」の作り方をご紹介します。
【材料】
・ひき肉 100g
・玉ねぎ 1個
・シイタケ 3個
・人参 1/3
・ニラ 50g
・餃子の皮 25枚入り
・ショウガ 1/2
・塩コショウ 適量
・コンソメ顆粒 大さじ2(スティックなら1/2)
【作り方】
①ショウガを含む野菜を、全部みじん切りにし、ひき肉に塩コショウをし、粘りが出るまでよくこねます。
②ひき肉に野菜・ショウガ・コンソメを合わせて、さらによくこねます。
③具を餃子の皮に包みましょう。
④油をひいていないフライパンに餃子を並べて、裏に焼き目が付くように焼きます。
⑤焼き目が付いたら、餃子がかぶるくらいの水を加えて蓋をし、10分蒸します。
⑥蓋をしたまま、残っている水を捨て、油を回し入れて、パチパチと音がするまで焼き目を付けたら完成です。
自家製コンソメはおすすめ!
市販のコンソメを使用することで、塩分の量が気になる人は、自家製コンソメを作ることをおすすめします。
このとき、使用する塩を天然のものにすることで、より体に良いコンソメに仕上がることでしょう。
ぜひ、自家製のコンソメを作って、美味しい料理を沢山作ってください。