料理をする人は誰でも、料理に失敗したことがあると思います。
失敗した料理を捨てるのは、つらいものですよね。
どうにか食べられないだろうかと、悩んだこともあるはずです。
そんな、料理に失敗したときのリカバリー方法を調べましたので、参考にしてみてください。
失敗した料理を捨てるなんてもったいない!
毎日料理をしていると、失敗してしまうこともありますよね。
味が濃すぎた、焦げてしまった、煮過ぎてしまったなど、誰しも一度は経験があるのではないでしょうか。
そんなときは、どうしていますか。
そのまま、食卓に出してみますか。
それとも、あきらめて廃棄しますか。
失敗することは、誰にでもあります。
しかし、食べものを捨てることに抵抗を覚える人は少なくありません。
「もったいない」
誰でも思いますよね。
失敗してしまったとはいえ、食べものをゴミ箱に捨てるのは、心が痛みます。
食べものを粗末にしてはいけないと、子供の頃教えられましたね。
一生懸命作った料理なのですから、できることならリカバリーしておいしく食べたいです。
今回は、失敗した料理を捨てずにリカバリーして、おいしく食べる方法についてお話ししていきます。
失敗したときは、こちらを試してみてください。
意外とおいしい料理に、アレンジできるかもしれませんよ。
カレー料理に失敗したら
簡単に作れると思われがちなカレーですが、失敗してしまうこともあります。
カレーの失敗は、リカバリーが比較的簡単です。
失敗①:水っぽくなる
カレールウと水の分量を間違えて、薄いカレーが出来上がってしまった、なんてことありませんか。
ルウを足せば良いのですが、もうルウがないという場合は困ってしまいます。
そんなときのリカバリー法は、「ジャガイモを足す」です。
ポイントは、すりおろしたジャガイモを入れるということです。
ジャガイモのとろみが、カレーにとろみをつけてくれます。
ほかにも、お餅を入れるという技もあります。
すりおろしたジャガイモと同じく、カレーにとろみをつけてくれます。
チーズを入れても、違った風味ととろみになるので、試してみてください。
失敗②:ジャガイモが煮崩れる
カレーを煮込んでいたら、ジャガイモが溶けてなくなってしまうことはよくあります。
そのまま、カレーのとろみにしてしまいましょう。
気になる人は、面取りして水にさらしてからカレーに入れると、煮崩れしにくくなりますよ。
火が強すぎても煮崩れの原因になるので、火加減も気を付けましょう。
番外編:失敗した料理をカレーに
カレーは、香辛料が強い料理です。
ほとんどの食材は、カレーに入れてしまうと、カレーの風味には勝てません。
ですので、失敗してしまった料理でもカレーにすると、気にならず食べられることがあります。
カレーに入れられそうな食材であれば、試してみる価値はありますよ。
このように、カレーはほとんどの場合、捨てる必要なくリカバリーすることができますね。
ご飯には神様が宿る!捨てるなんてできない
日本人の主食であるご飯ですが、毎日炊いていても失敗することはあります。
お米ひと粒には、7体の神が宿ると言われているくらい、日本人にとって大切なお米。
できるだけ、捨てるようなことはしたくありません。
リカバリーして、おいしく食べましょう。
失敗①:芯が残る
水の量が少ないと、芯が残ってしまいます。
また、炊き込みご飯などでも浸水時間が短いと、芯が残ってしまうことがあります。
リカバリーは再加熱です。
1)ご飯を耐熱皿に移します。
2)ご飯にところどころ穴を開け、そこに水を少量入れます。
3)ラップをかけて、電子レンジにかけます。
様子を見ながら、加熱時間を調節してください。
どうしてもリカバリーできなかったら、おかゆやリゾットにしてしまうという方法もあります。
失敗②:水の量が多すぎた
水の量が多すぎて、ベチャベチャになってしまったご飯は、リカバリーが難しいですよね。
どのくらい水の量が多かったのかによりますが、まずは炊飯器の保温のスイッチを切り、ふたを開けっ放しにします。
これで水分を飛ばして、様子を見ましょう。
もうひとつ方法があります。
すぐに水で洗って、ご飯のベチャベチャを洗い流してしまいます。
ご飯としては食べられませんが、チャーハンなどにできます。
うまくいかなかったら、雑炊かリゾットなどの料理に変身させましょう。
ご飯は最終手段のおかゆや雑炊があるので、何とかリカバリーすることができると思います。
捨てるところなし!「野菜炒め」アレンジ
料理初心者が、誰でも一度は作るのが、野菜炒めです。
野菜を炒めるだけの簡単料理ですが、失敗もしやすい料理です。
失敗①:味が濃い
野菜を足して、味を薄めましょう。
足す野菜がない場合は、水で煮込んでスープに変身させます。
塩分が溶けた水を少し捨てて、塩分の入っていないスープを足してみるという方法もあります。
スープとしても飲めないくらい味が濃かったら、片栗粉でとろみをつけて餡かけにします。
餡かけでしたら、ご飯にのせたり、肉や野菜に絡めたりして食べるので、少々味が濃くても大丈夫です。
失敗②:水っぽくなる
野菜炒めが、水っぽくなることはよくあります。
火力が弱かったり、野菜の水切りが十分でないと、水っぽくなってしまいます。
上記の味が濃い場合と同じように、片栗粉でとろみをつけて餡かけにすると、おいしく食べられます。
これで捨てることなく、食べきることができますね。
よくある料理の失敗「味が濃い」
ここで、野菜炒めでも出てきた「味が濃い」という失敗について特筆します。
料理の中でも難しい「塩加減」は、失敗すると大変です。
味が薄いのであれば、調味料を足していけばリカバリーできますが、味が濃すぎた場合は、リカバリーも難しくなってきます。
しかし、捨てることなくリカバリーにチャレンジしましょう。
失敗①:しょっぱすぎる
失敗した料理が野菜炒めであれば、野菜を足したり、スープであれば、水を足したりすると調節できます。
それができない場合は、少量の酢を足してみましょう。
酢の酸味が出てしまうほど入れてはいけませんが、味を見ながら少しずつ足します。
しょっぱさが、だんだんと和らいでいきます。
料理によっては砂糖を入れる人もいるようですが、さらに味付けを失敗してしまう可能性もありますので、少量から試してください。
失敗②:甘すぎる
甘じょっぱい、甘辛いおかずは、ご飯に合いますよね。
しかし、甘すぎる料理は、おいしくありません。
塩を入れて相殺しようとするのは、間違いです。
辛みを足してみましょう。
豆板醤・一味・七味・鷹の爪など、料理に合わせて辛みを入れます。
煮物などは、甘辛く仕上がって意外なおいしさです。
失敗③:辛すぎる
辛めが好きで唐辛子を入れすぎてしまった、思ったよりも辛くなってしまった場合、致命的ですよね。
辛すぎる料理は、食べることができません。
辛いものには、乳製品です。
スパイスの辛さを緩和してくれます。
牛乳、ヨーグルトなどの乳製品を加えてみてください。
もしくは、食べるときに牛乳と一緒に食べると、辛さが緩和されます。
乳製品が使えない場合、アボカドもおすすめですよ。
お肉料理の失敗といえば生焼け
最後は、お肉料理の失敗です。
お肉料理でよくあるのは、生焼けです。
生焼けの場合は、再加熱しか方法はありません。
唐揚げでしたら、耐熱容器に移してラップをせずに、レンジで加熱します。
様子を見ながら調節しましょう。
失敗しやすいのは揚げものです。
外側は焦げているのに、内側はまだ生焼けの状態になってしまうことが多いようです。
とんかつなどの場合でも、唐揚げと同じく、電子レンジで加熱します。
トースターを使ってもOKです。
とんかつでしたら、天つゆに浸して溶き卵を落とし、火が通るまで煮れば、かつ丼にも変身できます。
これでしたら、失敗と気付かれないで済みますね。
揚げものは、真っ黒に焦げてしまった場合は捨てるしかありませんが、焦げた部分を取り除けば、食べられる場合もあります。
焦げた部分を取り除き、ソースなどでごまかすと、家族も意外と気付かないかもしれませんよ。
失敗は経験値になる
食べものを粗末にしてはいけないという気持ちは、だれでも持っています。
失敗することは誰にでもありますから、リカバリーできそうであればリカバリーして、おいしく食べましょう。
もし、どうしてもリカバリーできないのであれば、潔くあきらめることも大切です。
その失敗が経験値になりますので、次は失敗しないように、その経験を生かしていけば良いのです。