お料理の番組を見ながら今日の献立を考える主婦の方も多いと思いますが、お料理番組や、レシピ本で言うところの小さじや大さじ1杯はどの位なのでしょうか?
そして、目分量やおおざっぱに、小さじ何杯位とか大さじ何杯は、一体本当はどの位なのでしょう?
結論を出していきたいと思います。
料理の小さじと大さじのさじとは
料理を作るときの小さじ、大さじのさじとは、匙とも書きます。
辞典で調べてみると、液体や粉物をすくい取る道具とありますが、一般にはスプーンのことを指します。
しかし、料理の調味料を計る時の小さじ、大さじはやはり計量スプーンのことを指すのが一般的です。
計量スプーンとは、料理を作る時に少量の食品、調味料を計る時に使う道具で、ここが大事です。
つまり容量が決められたスプーンのことです。
ですから、やはり料理をするならば、計量スプーンを使用することが大切になります。
計量スプーンは、 メジャースプーンとも呼ばれることがあり、材質は一般にプラスチックか金属性の物が多いです。
料理の大さじや小さじを計る計量スプーンの選び方
料理を作る時に、小さじや大さじを計る時に使う計量スプーンは、どれも一緒ではないかと思われるでしょうが、計量スプーンを変えることにより、日々の料理の効率が上がりストレスなく調理ができるようになります。
ベーシックな形で半円のタイプの大さじと小さじが使い勝手も良いです。
また、そのままキッチン台に置ける計量スプーンもあり、形や柄もおしゃれな物もあるので色々と試してみてはどうでしょうか?
計量スプーンの柄の部分が長い物が使いやすいですよ。
計量スプーンは、見慣れたキッチングッズとして100円ショップやホームセンターで気軽に買えます。
自分の使い方や、料理する時のクセに合わせて選んだりすること、計量スプーンの収納のことなどを考えて選んで下さい。
それだけでも驚くほど使いやすく、料理の効率も良くなることでしょう。
料理での小さじと大さじの分量はどの位なのか
料理に不慣れなうちは、お料理の本やインターネットのレシピ等を見ながらの調理になると思います。
そのレシピの中で小さじ、大さじの分量で困った経験が、主婦の方なら一度はあると思います。
仮にレシピに大さじ2杯と書いてあった場合は、計量スプーンがないとどれくらい入れていいのか分からないのではないでしょうか?
料理の基本は、しっかりと分量を覚えて作るのが基本です。
特にお菓子作りなどは、分量が少しでも間違うと大変なことになるからです。
まずは、覚えて下さい。
★小さじ1杯は5ccです。
★大さじ1杯は15ccです。
この容量は、昭和26年に決められたそうです。
小学校の時の家庭科の授業で習ったりしましたが、パッと言われて覚えている人は少ないと思います。
毎日料理をするという人でも、数字まで覚えていないことから、目分量や大体こんな感じが基本と言う主婦の方も意外と多いと思います。
レシピで大さじや小さじと表記されていたら、この分量を知っていれば、目分量やいい加減も変わってきますし、塩梅も良くなることでしょう。
料理に入れる調味料の小さじ大さじの計り方
計量スプーンで小さじ、大さじを計る場合は、砂糖や小麦粉等の粉物は計量スプーンすりきりにして1杯になります。
また、味噌やバター等は、計量スプーンに隙間の無いように盛り、平にすることで1杯になります。
当たり前のことに思えますが、料理をするならば、レシピ通りにすりきりにすることがとても大切になります。
また良くレシピの解説で、1杯強と言う言葉が出てきますが、少し量を多くと言う意味で使われて、大さじ1杯強は大さじの計量スプーンがやや大盛りのこと、小さじ1杯強は、小さじの計量スプーンに、同じくやや大盛りにすることを言います。
計量スプーンの応用編として、小さじが5ccと言うことは、小さじ3杯で大さじ1杯になります。
また、計量スプーンは時々、3本セットで売っていることがあります。
その時の一番小さな計量スプーンは、茶さじと言って、小さじの半分の2.5ccの計量スプーンになります。
茶さじは、2杯で小さじ1杯になる計算です。
大さじと小さじがあるのに中さじはないのかと言う疑問が湧きますが、調理道具を専門的に扱うお店には中さじがあります。
計量スプーンで言うと大さじと小さじの中間で10ccの計量スプーンのことを中さじと呼びます。
本当に奥が深い計量スプーンですから調理道具の専門店に一度見に行ってみてはいかがですか?
自分のお気に入りが見つかるかもしれませんよ。
料理作りでの小さじ1杯大さじ1杯は何グラム?
計量スプーンの大さじ、小さじはあくまでも体積を計る道具です。
お水であれば、大さじ1杯は15mlですし、もちろん小さじは1杯5mlです。
ですから、水を大さじで1杯計ると15グラムになります。
ネットで調べると換算表と言う、表があります。
調べてみると分かりますが、小麦粉の大さじ1杯は15グラムではなくて、9グラムになるのです。
ですから、水や酢、酒はそのまま当てはまりますから良いのですが、大さじ、小さじは、料理をする時のあくまでも目安でありあまり神経質になる必要はないと考えます。
しかし、レシピに載っている分量が、味噌が何グラムとグラム表記ならば、計量スプーンでは計れないと言うことは知っておきましょう。
簡単に違いを記しておきます。
★味噌・・・・・・・・・・20グラム
★しょうゆ・みりん・・・・16.5グラム
★水・酒・酢・・・・・・・・15グラム
★塩・・・・・・・・・・・12グラム
★油・・・・・・・・・・・12グラム
★砂糖・・・・・・・・・・10グラム
このようになります。
料理に使用したいのに計量スプーン大さじ小さじがない時は
大さじ1杯はどの位なのか、料理していて計量スプーンがない時はとても困ります。
しかし、ペットボトルのキャップ2杯分が大さじ1杯分と同じ量になるのを知っていると便利です。
実は、ペットボトルのキャップは規格が統一されています。
1つのキャップで約7.5cc入ります。
大さじ1杯の量は15ccになるので、ペットボトルのキャップ2杯分になります。
これは、とても計量スプーンがない時に便利ですが、衛生面ではあまり良くないので、必ずキャップを洗って1回位の使用にしてください。
あくまで応急処置です。
また、ティースプーンも計量スプーンの代用になります。
ティースプーン1杯の量は約5ccなので、ティースプーン1杯の量が小さじ1杯になります。と言うことは、ティースプーン3杯分の量が大さじ1杯分の量になると言うことです。
是非、試してみてください。
計量スプーンの小さじの他の使い方として、計りとして使用するのでなくその形を活かしてメロンやスイカを丸く、くりぬいてフルーツポンチなどにするのはいかがでしょうか?
料理に使う大さじ小さじは奥が深い
料理番組を観ていると、小さじ、大さじの表現が複雑なことがあり驚きます。
小さじより少し少なめに入れるや、大さじ1杯よりも少し多めに入れてなどです。
小さじや大さじは、話した通り、あくまでも料理の目安でしかありません。
田舎のお婆ちゃんは、目分量でどんどん醤油を鍋に入れたりしますが、不思議と塩梅が良いではありませんか。
不思議ですよね。
でも正しく計量スプーンの使い方や大さじ、小さじの量を知っていることで料理の幅も広がります。
レシピでは、大さじ3杯の砂糖でもダイエット中は、2杯にしたり、砂糖の代わりに違う甘味を入れることもできますから。
小さじ、大さじの悩みはつきません。