ihを活用しよう!圧力鍋でご飯を炊くとおいしさアップ!?

炊飯器はお家に必ず1台は置いてある家電ですよね。
しかし、最近お家に炊飯器を置かないご家庭が増えているらしいのです。

圧力鍋がご家庭に定着してきたのが、その理由のようです。

圧力鍋でご飯を炊くと、おいしさがアップします。
また、熱源がガスでもihでも使えますし、とても使い勝手がよい調理器具なんですよ。

圧力鍋についてご紹介したいと思います。

炊飯器はもういらない?圧力鍋のススメ

炊飯器生活、やめます!
こんなことを言われても、意味が分からないですよね。
実は、炊飯器を持っていないというご家庭が最近増えているようなんです。

では、何でご飯を炊いているのでしょうか?
圧力鍋なんです。

ついごちゃごちゃしてしまうキッチンは、できるだけ厳選された家電だけ置いて、使い勝手をよくしたいものです。

新しい生活を始めるとき、炊飯器は必ず用意すると思います。

生活に絶対必要なものと思われていますが、実際のところ、炊飯器がなくても困ることはありません。

もちろん、ご飯は毎日炊きますよね。
でも炊飯器がなくても、ご飯は簡単に炊くことができます。
しかも、圧力鍋で炊くと速いので時短にもなります。

炊飯器の早炊き機能使って炊飯したら、おいしく炊けなかったということありませんか。

圧力鍋で炊くと、加熱時間はだいたい5分くらいで済みます。
その後、10分程度で完成です。

早炊きと同じくらいの時間で炊けて、ご飯がもっちりと炊き上がるんです。
しかも、ガスでもihでもどちらでも炊くことができるので、ほとんどのご家庭で使用できると思います。

圧力鍋で白ご飯を炊く方法

それでは、圧力鍋で白ご飯を炊く方法を紹介したいと思います。
ガスでもihでも炊けますが、ihで炊く際にはih対応の圧力鍋を使ってください。

米は洗って30分程度水につけます。
一度ざるに上げ、水気を切ります。

圧力鍋に水気を切った白米と分量の水を入れて、蓋を閉めます。
高圧で3分加熱します。
10分蒸らしたら蓋を開けて、さっくり混ぜます。
※蓋を開ける際には圧力が下がっていることを確認してください

圧力鍋で炊いたご飯がおいしくなるのには理由があります。

高温調理で、お米のデンプンが完全にアルファ化(糊化)するためです。

アルファ化を簡単にご説明します。
吸水したお米を熱すると、だんだんと膨張していきます。
加熱を続けていくと表面が溶け出し、糊のような粘り気が出てきます。
これが糊化です。

圧力鍋で炊くと美味しく炊けるのには、ここに理由があります。
糊化には十分な熱が必要になります。

圧力鍋は内部を高圧にして、沸点を上げて調理します。
沸点が上がると食材をより高温で調理できるので、調理時間を短くしたり、栄養の流出を防ぐことができます。

これにより、急速に米をアルファ化することができるのです。
つまり、速く炊けておいしいということです。

圧力鍋でご飯を炊くコツ

前項では、お米を急速にアルファ化できるので、おいしいご飯が炊けるとお伝えしましたが、実際のところ、本当に炊飯器のご飯よりおいしいのでしょうか。

圧力鍋でご飯を炊くことについては、おいしくないと感じる人もいるようです。

上手に炊けるようになるにはコツが必要なので、コツをつかむ前にあきらめてしまうと、おいしくないというイメージがついてしまうようです。

ihだと、さらに火加減が難しくなります。

失敗するのは、このような場面です。

・ご飯がベチャっとしてしまう

<原因>
水分が多い
炊きあがってから蒸気を逃がしていない
炊く前に30分ざるで水切りしなかった

・芯が残る

<原因>
吸水時間が足りない

・ご飯が灰色っぽくなる

<原因>
高圧調理により、お米の透明度が増すため

《対処法》
低圧で炊飯すると、白くてツヤツヤのモッチリとしたご飯が炊けます

圧力鍋で炊飯すると、ご飯に粘り気が出ますので、モチモチ食感が好きな方は圧力鍋で、ご飯を炊くのがおすすめです。

ihクッキングヒーターを使うときの注意点

ihで圧力鍋調理するのは難しいとお伝えしましたが、このような理由が考えられます。
加熱部分がドーナツ状に熱せられるため、一部分だけ高温になってしまいます。
そのため、加熱にムラができてしまいます。

また、ihのクッキングヒーターはメーカーや機種によって、火力が違ってきます。
調節方法も違ってきます。
ガスの火力とは、全く使い方が変わってきます。

そのため、「慣れ」というものが必要になってきます。
ガスの調理器でも同じことかと思いますが、やはり調理器には火力の違いやクセがあります。
これは、使い慣れていくしかないと思います。

使い始めは失敗してしまうこともあるかと思いますが、練習と思って使い続けてみましょう。

圧力鍋も同様です。
使い方に慣れる必要があります。
失敗しても諦めてはいけません。

ご飯を炊くためだけでなく、いろいろな使い方ができる圧力鍋ですが、使用の注意点があります。

・空焚きをしないこと

ihのクッキングヒーターは、機種によっては数秒で高温になってしまうものもあります。
危険ですので、空焚きは絶対にしないようにしましょう。

・予熱をする

テフロン加工をしていないih対応調理用品は予熱をしましょう。
中火以下で予熱し、水を数滴たらし、玉状に転がるような状態になると予熱OKです。

水滴がすぐ蒸発するようですと、予熱が足りてない状態です。

・揚げ物をするときは蓋をしない

油の温度が高くなりすぎてしまい、発火する恐れがあります。

ihクッキングヒーターで圧力鍋を焦がしてしまった

火力の加減が難しいihクッキングヒーターですが、圧力鍋を焦がしてしまう人も多いようです。

ご飯を炊くとき、水分が少ないと焦げ付いてしまいます。
ihクッキングヒーターですと、下からの火力が強すぎてしまうこともあります。

真っ黒焦げになってしまったお鍋を、きれいにする方法があります。

始めに、焦げ付きがすべて隠れるくらいの水を張ります。

そこに大さじ1杯程度の重曹を入れます。
かき混ぜて、重曹を溶かします。

加熱開始します。
沸いてきますと、重曹によって泡が発生します。

だんだんと、洗剤を入れたかのように泡が発生してきます。

さらに加熱を続けますと、泡が落ち着いてきます。
落ち着いた状態になったら、火を止めましょう。

粗熱が取れた後、お湯を捨ててスポンジなどでこすります。
クレンザーなどを使うと、より効果的です。

焦げ焦げの圧力鍋がピカピカによみがえります。
ぜひお試しください。

焦がしてしまう原因は、水分不足や、火力が強すぎることが考えられます。

あとは、炊き込みご飯など、醤油などの調味料が入ったご飯を炊くと、焦げやすいです。
初めて作る料理のときなどは特に、圧力鍋のおもりが振れてからの火力に注意しましょう。

玄米ご飯もih対応の圧力鍋で炊いてみよう

ihクッキングヒーターの使い方がわかったら、白いご飯だけでなく、いろいろなご飯も炊いてみましょう。

玄米ご飯は「食べるのには硬い」、「吸水時間が長くて面倒」と感じている人も多いですね。
栄養が優れていることを知っていても、簡単で美味しくなければ食習慣として続かないものです。

そこでおすすめなのが圧力鍋です。
玄米ご飯の炊き方で、一番おいしいとも言われているんですよ。

圧力鍋を使って、玄米ご飯を炊く方法は簡単です。

まず、玄米を流水で洗います。
研ぐというより、たっぷりの水でモミなどのゴミを浮き上がらせるように、水を換えながらかき混ぜます。
2~3回繰り返すと、水が透明になります。

圧力鍋に玄米とお水を入れて、吸水させます。
吸水時間の目安は、30分から1時間くらいです。

塩をひとつまみ入れて蓋をします。

最初は強火です。
圧力がかかったら、弱火にします。

そのまま20分加熱し、加熱が終わったら15分蒸らします。

鍋の圧力が下がったら、完成です。

最近の炊飯器は玄米モードを搭載している機種も多いですが、圧力鍋の方がおいしく炊けます。

最も違いを感じるのは食感ですね。
もっちりとした食感に炊き上がります。

玄米の硬い食感が苦手という人は、ぜひ圧力鍋で炊いてみてください。

モチモチ触感の玄米にやみつきになりますよ。

圧力鍋は省エネで時短

お家のどこかに、圧力鍋が眠っていませんか。

買ったはいいけど、使い方がよくわからなくて結局使っていないという声も聞きます。
しかし、慣れてしまえばとっても簡単です。

圧力鍋は短時間で高温調理ができるので省エネになりますし、時短もできます。

ご飯だけではなく煮物も得意ですし、豆を煮るのも短時間で済みます。

ぜひ、圧力鍋を活用してくださいね!