むくみのない、スラッとした綺麗な足は、多くの女性の憧れですよね。
でも、仕事で一日中立ちっぱなしだったり、逆にデスクに座りっぱなしだったりすると、夕方になって、むくみで足がパンパンになってしまった経験はありますよね?
このような、むくみは、女性によく見られる症状です。
今回は、足のむくみ解消方法として、リンパマッサージと玄米食についてを紹介します。是非、参考にしてみて下さい!
足のむくみを引き起こす原因とは?
足がむくみを起こす原因にはいくつかありますが、大きく分けるとしばらくすれば治るものと、血管や内臓などが何らかのサインを送っている場合のどちらかが考えられます。
前者なら長時間立ちっぱなしになっていたことで血液や水分が足に集中してしまい、静脈に負荷が掛かってしまうケースが多いようです。
また運動不足によって筋肉が衰えることで血液が循環されず、足の先にある毛細血管まで血液が届かなくなると血行が悪くなったり、冷え性が引き起こされます。
するとむくんでくることもあります。
これらはこまめに身体を動かしたり、マッサージやストレッチをすれば改善されます。
水分や塩分の摂り過ぎにも注意しましょう。
後者は静脈にある弁が壊れ、血液が逆流してくる「下肢静脈瘤」になってしまったり、肝臓が弱ることで血管内に水分を溜めておく役割を果たすアルブミンという成分が作られなくなったり、腎臓の調子が悪いせいで余分な水分が尿として出して行けないことなどがむくみの原因となります。
リンパマッサージで足のむくみを解消しよう!
足のむくみを解消するならリンパマッサージが有効です。
今回は5分ほどで出来る、とても簡単なマッサージをお教えしたいと思います。
1.胡座(あぐら)をかくように、両膝を曲げて座ったら、太腿の付け根に両方の手の平を重ねるようにして当て、体重をゆっくりと掛けていきます。
こうすればリンパの流れが良くなるので、体内にある不要な成分を取り除きやすくなります。
2.軽く膝を曲げて足を前に伸ばし、膝から太腿を両手で包むように撫で上げます。
裏側、内側、外側と分けて行いましょう。
3.膝の裏側のへこみに親指以外を当てて、上に向かって10回さすります。
膝の上も同じようにやりましょう。
4.ふくらはぎを足首から膝の裏側に向かってさすります。
5.足首を軽く回し、足の甲と裏をつま先から足首に向かってさすります。
親指で足の裏を押すのも良いでしょう。
6.今までの工程を、今度は逆にマッサージしていきます。
どのマッサージも、左右どちらも行って下さい。
回数指定のないものは5回を目安にしましょう。
足のむくみ解消の為のリンパマッサージの注意点
足のむくみを解消するにはマッサージが効きますが、行うタイミングは血行が良くなる入浴後が最適です。
つま先など身体の末端部位から中心に向かうように撫でていくことがコツで、太腿には多少強めに力を入れても良いでしょう。
マッサージ専用のクリームやオイルを塗ると肌に刺激を与えることなく、心地良さだけを得られるようになるのでオススメです。
むくみは放っておくとすぐに悪化するため、気が付いたらその日のうちに解消させましょう。
なお体調不良の時やアルコールを摂取した直後、あるいは妊娠していたり、心臓病や糖尿病、高血圧などにかかっている人は身体への影響を考えて、なるべく行わないことをオススメします。
どうしてもマッサージをしたければ、主治医に相談して下さい。
また、風邪をひいて熱が出ている場合は絶対にやめておきましょう。
風邪のウイルスを追い出そうとする白血球の働きを妨害してしまいます。
それから力加減にも注意して下さい。
リンパ節は弱い組織の集合体なので、強い力が掛かると壊れてしまう可能性があります。すると身体にも良くないので、軽く撫でるくらいにしておきましょう。
足のむくみにつながる食生活を見直そう!玄米のすごい効果
足のむくみを改善させるならマッサージだけではなく食生活の見直しも始めましょう。
そこで有効なものが「玄米」です。
そもそもむくみとは血流の悪さや便秘、水分や塩分の摂り過ぎなどが原因となって引き起こされるものですが、玄米には血液を濁らせる中性脂肪の減少と便秘を解消する効果があるため、不要な成分や毒素、余分な塩分などを追い出してくれるのです。
これはビタミンB1と食物繊維のおかげと言えるでしょう。
ビタミンB1は脂質や糖質を、身体を動かすエネルギーへと変換する効率を上げる役割を担っています。
食物繊維は白米のおよそ6倍もの量が含まれているので、便秘で悩んでいる人にはうってつけの食材なのです。
この他にも玄米が身体に良いとされる要素はあります。
よく噛まなければ飲み込めない硬さのおかげで満腹中枢が刺激され、空腹感を抑えられます。
さらに血糖値の上がり具合が緩やかなので、糖分を必要以上に摂り込まなくなります。
すると代謝が向上するので脂肪が付きにくくなり、体重が落ちていきます。
つまりダイエットにも期待出来るというわけです。
オススメの玄米にはこんな効果も!
顔や手足のむくみにはマッサージの他に、食事内容を変えてみるというのも良いようです。
とくに白米を玄米にするだけでかなりの効果が見込めます。
まずはストレスの解消です。
ギャバというアミノ酸の一種が含まれているため、興奮や緊張感を抑え、落ち着かせてくれるのです。
ストレスを溜め込むのは身体に良くないので、玄米を食べて苛つきを抑えましょう。
また人間の身体は活性酸素を摂り込むと細胞が酸化していき、そのぶんだけ老化が進みます。
それはどうしようもないことですが、活性酸素によって細胞が突然変異を起こすと、ガンを引き起こす可能性があるのです。
その対策として、酸化を防いでくれるビタミンEが豊富な玄米が役立ちます。
さらにこれらのメリットは全て美容にも良い影響を及ぼします。
玄米の栄養素は身体を常に若い状態で維持してくれる上に、肌はきめ細かくつやつやした肌へと生まれ変えることができます。
タンパク質は肌の弾力を保つコラーゲンを作り出してくれるので、とても張りのある肌が出来上がることでしょう。
マッサージもやりつつ、むくみに効果的な玄米を色々な方法で炊いて食べよう
足のむくみへの対処法はマッサージと玄米が有効ですが、玄米は白米と炊き方が異なるので戸惑う人も多いかと思われます。
そこで玄米の美味しい炊き方を覚えましょう。
まず洗う際のコツですが、白米のように力を入れて洗うのではなく、軽く揉み洗いをする程度で構いません。
目的はゴミやチリの除去と傷をつけて吸水をよくすることです。
後は次の手順に従って炊いて下さい。
1.洗った玄米をザルなどに上げておきます。
2.炊飯器に玄米と、白米の時よりも2割ほど多く水を入れます。
3.塩をひとつまみ入れます。
4.玄米専用のモードがあるならそれを、なければ通常モードで炊きます。
5.炊き上がったらそのまま15分ほど蒸らします。
炊飯器ではなく圧力鍋を使う場合はお米2合に対して500mlほどの水を入れます。
米粒に十分水が浸透したら火にかけますが、最初は強火で、重りが回るかピンが上がったら弱火にして20~25分ほど炊き上げます。
仕上げに水分を飛ばすので、30秒ほど強火にして下さい。
火を止めたらコンロから下ろし、10分間蒸らしてしゃもじでかき混ぜます。
土鍋の場合は水量が600mlくらいに増え、炊く時間も40~50分ほどと長くなります。
沸騰したら蓋の穴を塞ぐことを忘れないで下さい。
マッサージと玄米でむくみを解消しよう
むくみには、色々な原因が考えられますね。
普段と変わらない生活をしているのに、突然の足のむくみに悩まされたり、慢性的なむくみが長期間続く場合には、専門医を受診しましょう。
そうでない時は、マッサージや、むくみ解消効果のある玄米を食事で摂り入れるなどして、セルフケアをしてみるのもオススメです。
玄米パワーは即効性ではなく、長い時間を掛けて体内の悪いものを出していきます。
効果を感じなくても、しばらく我慢してみてくださいね。