今はなんでも手軽に電子レンジで調理できるようになっていて、とても便利ですよね。
でも、ゆで卵だけはなんだか電子レンジとの組み合わせはタブーな気がしませんか?
よく卵を電子レンジで温めると爆発するなどと言われています。
爆発せずにゆで卵を電子レンジで作る方法をお教えしますので、サラダやサンドイッチなどに活用してくださいね。
電子レンジでゆで卵を作れるって本当?
電子レンジでゆで卵を作ろうとして爆発してしまったことはありませんか?
ゆで卵はサンドイッチやラーメンのトッピングなどあると便利な食材ですが、いちいち鍋にお湯を沸かすのが面倒だという方も多いと思います。
そんなときに便利なのが電子レンジですが、普通に卵を電子レンジに入れると、爆発してしまい掃除が大変です。
なぜ爆発するのかというと、卵の中央にある黄身が急速に電子レンジで加熱されると、内部に水蒸気が発生して熱膨張し、その圧力に耐えられなくなるからです。
電子レンジはマイクロ波を利用して分子を振動させて、その摩擦熱でものを温めます。
このマイクロ波を遮断して黄身を温めることができれば、卵が爆発することもなくゆで卵が作れるのです。
それをかなえる方法、実はとても簡単なんです。
ポイントはただひとつ、アルミホイルを卵に巻いて水を入れるだけです。
これさえ押さえておけば、簡単にスイッチ一ひとつでいつでもゆで卵を作ることができます。
電子レンジでゆで卵を爆発させずに作る方法
では実際に、どのようにして電子レンジでゆで卵を作るのか、その方法を書きますね。
【材料】
・卵 1個
・大き目のマグカップ
・アルミホイル
・ラップ
・水
【作り方】
①アルミホイルでしっかり巻いた卵をマグカップに入れて、卵がかぶるぐらいの水をはります。
②ラップをふんわりと被せ、600Wの電子レンジで11分加熱します。
③固茹で卵を作る場合、電子レンジから出したあと2〜3分置いておき、その後冷水にとります。
半熟卵を作るときには、600Wで8分30秒ほどの加熱にし、加熱後すぐに冷水にとります。
たくさんゆで卵が必要な時は、大きめのタッパーウェアでも作ることができます。
たくさんゆで卵を使うサンドイッチなどを作るときには、タッパーウェアで作るのが良いでしょう。
4個まででしたら、タッパーにアルミホイルを巻いた卵を入れ、水を頭がほんの少し出る程度にそそいで、ラップをせずに600Wで10〜12分加熱し、さめるまで放置すると自然に固茹で卵ができてしまいます。
目を離しても大丈夫なのは、小さな子どもがいる家庭や忙しい主婦の方には嬉しいですね。
なんでアルミホイルを巻くと卵が爆発しないの?
もともとアルミホイルは電子レンジに入れると火花を出し、火事になる危険性があるため、オーブン機能以外で使用することは推奨されていません。
でも、水につけた状態ですと火花が出ずに、内部の加熱が可能になります。
ゆで卵を電子レンジで作る際にアルミホイルを巻くのは、電子レンジがものを温めるために出す電磁波(マイクロ波)をシャットダウンするためです。
マイクロ波を当てると物質は振動し、内部の圧力が高まります。
卵の場合は、黄身がその圧力に負けて爆発しやすくなってしまうのです。
それをアルミホイルを巻いて遮断することで、黄身がゆっくりと加熱されて圧力に負けることなく火が通ります。
サンドイッチやタルタルソースを作るときにはゆで卵がいくつか必要になるので、一番手軽に作れる電子レンジ調理が便利です。
先ほど記した通り、簡単に固ゆで卵を作ることが可能です。
ただし、アルミホイルを巻けば絶対に爆発しないという保証もありませんので、気をつけながら調理してください。
かならず余白が出ないようにアルミホイルを巻くことと、水をちゃんとそそぐことを念頭に置いてゆで卵を作ってくださいね。
電子レンジで作ったゆで卵で簡単にサンドイッチを作ろう
電子レンジでゆで卵が簡単に作れるとなったら、ぜひサンドイッチを作って欲しいです。
卵はずっとコレステロールをあげる食物だと思われてきましたが、近年では「卵をいくつも食べてもコレステロールが上がることはない」という研究結果も出ています。
ゆで卵を潰してマヨネーズと塩胡椒を加えるだけで、実に簡単に朝食や昼食にすることができます。
カロリーを気にする方は、最近はカロリーオフのマヨネーズも出ているので、ぜひそちらをご使用ください。
ゆで卵を潰すときにはフォークを使用すると、無駄がなく綺麗に潰れます。
実は卵サンドイッチの中身は、マヨネーズ自体は少なめで作った方が美味しいです。
マヨネーズを少量にして、塩胡椒で味を整えると、パンを手に持ったときに流れださず、お店の味に近くなります。
余裕があったらピクルスや玉ねぎを刻んで入れるのもいいですし、乾燥パセリを一振りするのも美しいです。
それすら面倒という方は、スライスしたゆで卵にマヨネーズをかけてパンに挟むだけで、立派なサンドイッチですよ。
ゆで卵があるとこんなに便利!サンドイッチアレンジ術
電子レンジで簡単にゆで卵が作れるので、毎日卵サンドイッチで過ごす…となると、やはり飽きがきてしまいます。
簡単にフィリングをアレンジすることができるので、いつもの味に飽きたらぜひチャレンジしてみてください。
まずおすすめしたいのが、フィリングに漬物を刻んだものを混ぜること。
漬物なら少量使っても残りは日持ちしますし、実はマヨネーズにとても合うんです。
柴漬けを刻んで入れたら、色鮮やかなフィリングになります。
酸味と食感が気持ちよく、食べていて楽しい卵サンドイッチになります。
また、カレーの時に活躍するらっきょうもおすすめです。
らっきょうも口の中を爽やかにしてくれますし、ピクルスのような位置付けで気軽に使える漬物です。
また、卵のフィリングにカボチャなどをプラスする方法もあります。
電子レンジで加熱したカボチャを混ぜ込むだけなので簡単ですし、甘みが強くなるので子どもでも美味しく食べることができます。
サンドイッチをもっと豪華に!電子レンジで鶏むねを茹でよう
ゆで卵を使ったサンドイッチは色々なアレンジがありますが、ちょっと豪華にしておもてなしなどに使いたい時は、鶏むね肉を電子レンジでゆでて挟むという手があります。
鶏むね肉の簡単な加熱方法は以下の通りです。
【材料】
・鶏むね肉 1枚
・酒 大さじ1
・塩 小さじ1/4
【作り方】
①鶏むね肉にフォークでいくつか穴を開け、火が通りやすくしておきます。
②酒と塩をすりこんで下味をつけます。
③タッパーウェアなどに入れ蓋をするか、耐熱容器に入れてラップをふんわりかけたら、600Wの電子レンジで2分加熱します。
④ひっくり返してさらに2分加熱します。
⑤生っぽい部分があったら10秒ずつ加熱を続け、全体に火が通ったら室温で冷めるまで置いておきます。
これだけでパサパサにならない蒸し鶏ができますので、細かく裂いてゆで卵をスライスしたものなどとパンに挟むと、とても豪華なサンドイッチになります。
出た肉汁はスープなどにすると良いですよ。
ゆで卵を常備して食卓の彩りと栄養を豊かに
ゆで卵は栄養豊富な上に白と鮮やかな黄色で見た目も綺麗です。
電子レンジで手軽に作れると、サンドイッチ、サラダなどに大活躍します。
ハンバーグの真ん中に入れてボリュームを出すのも良いですね。
食べ盛りの子どもがいる方は、上手に活用して食卓を豊かにしましょう。
また、たんぱく質が豊富なので、ダイエット中の方にも向いていますよ。
栄養たっぷりの卵を食事にうまく取り入れてくださいね。