電子レンジ調理が人気の今、おすすめなのは焼きそばです。
作り方は容器にまとめて材料を入れるだけで、加熱時間も5分以内です。
しかも専用容器やクッキングシートでも簡単に作れます。
おいしい作り方のコツをご紹介します。
焼きそばは電子レンジでもおいしく作れる?
電子レンジは短時間で食材に火が通るため、今や温めだけではなく調理にも活用されています。
そしておすすめは焼きそばを電子レンジで作ることで、実際にネットではおいしい作り方が続々と公開されています。
優れた特徴は、次の通りです。
・炒め油を使わないので、ヘルシーに仕上がります。
・瞬時に電子レンジ内が高温になるので、短時間で焼きそばが作れます。
作り方をご紹介する前に、電子レンジで焼きそばをおいしく作るコツをご説明します。
①細麺を使う
電子レンジで焼きそばを作る時は、基本的に細麺を使いましょう。
短時間の加熱で麺がほぐれやすくなります。
太麺を使用する作り方の場合は、水分が多い食材と一緒に電子レンジで加熱します。
食材が持つ水分が蒸気になって、麺がほぐれやすくなります。
②ふんわりとラップをする
電子レンジで作る焼きそばは、ボウルひとつで作れます。
ボウルにラップをふんわりとして、少し蒸気を逃がすと程よく水分が抜けます。
③香味野菜を入れる
焼きそばはフライパンでの作り方が一般的ですが、麺に焼き目がついたり、焦げたソースが焼きそばのおいしさのアクセントになります。
ところが電子レンジでは、焼きそばに焼き目は付けられません。
焼きそばの旨味は、ネギ、ショウガなど香味野菜を入れて引き出しましょう。
電子レンジで作る基本の塩焼きそばの作り方
電子レンジでの焼きそばの作り方のコツは、水分を飛ばすことです。
そこでおすすめなのは、塩焼きそばです。
鶏ガラスープの素で味付けをしていますが、粉末なので野菜から出る水分を程よく吸ってくれます。
作り方をご紹介します。
【材料】
・豚バラ薄切り肉 50g
・中華麺 1玉
・キャベツ 50g
・長ネギ 50g
・鶏ガラスープの素 小さじ1
・コショウ 少々
【作り方】
①ひと口大に切った豚肉に鶏ガラスープの素をまぶして、よく揉みこんでおきます。
キャベツはひと口大に、長ネギは3㎝の長さに切り分けます。
②ボウルに中華麺を入れて、その上にキャベツ、長ネギ、豚肉の順にのせます。
③ ②にふんわりとラップをして、600Wの電子レンジで5分加熱します。
④ ③の全体をよく混ぜたら皿に盛って、コショウを振ればできあがりです。
ソース焼きそばも、粉末タイプのソースが売っています。
この電子レンジでの作り方でぜひ作ってみて下さい。
電子レンジで仕上げる生麺風カップ焼きそば
カップ麺の焼きそばもおいしいのですが、カップ麺のお湯を切った後、焼きそばの麺がベチャッとした仕上がりになりませんか?
これも水分が原因です。
熱湯を入れた後に蓋を閉めるため、蒸気がこもってしまうからです。
以下のような作り方なら、この蒸気でベチャッとした状態を活かしておいしい焼きそばを作れます。
【材料】
・インスタントカップ焼きそば
・熱湯
【作り方】
①カップからソースを取り出して麺に熱湯を分量通りに入れます。
②表示時間になったらお湯を捨てて、600Wの電子レンジで2分加熱します。
③ ②を電子レンジから取り出して、麺をほぐします。
④付属のソースなどをかけてよく混ぜ合わせたら、完成です。
電子レンジで麺の水分を飛ばすと、モチモチの生麺風の食感になります。
もやしも同様に電子レンジで水を切れます。
モチモチの焼きそばに別で作ったシャキシャキのもやしを混ぜて食感の違いを楽しみましょう。
【作り方】
①もやしを洗って水を切り、ボウルに入れふんわりとラップをします。
②600Wの電子レンジで1分加熱します。
③すぐにラップを外して粗熱をとったら完成です。
チーズタッカルビ風焼きそばの作り方
焼きそばレシピで人気なのが、チーズタッカルビ風焼きそばです。
通常はフライパンで作りますが、電子レンジでの作り方でもできますよ。
タッカルビは火の通りにくい牛肉を使います。
そこでこの作り方では、熱効率の良いシリコンスチーマーを使います。
【材料】
・牛カルビ肉 50g
・中華麺 1玉
・ニンジン 10g
・玉ネギ 30g
・キムチ 50g
・砂糖 大さじ1
・コチュジャン 大さじ1
・ミックスチーズ 30g
【作り方】
①牛肉はひと口大、ニンジンは拍子切り、玉ネギは細切りにします。
②シリコンスチーマーにミックスチーズ以外の材料をすべて入れます。
蓋をして600Wの電子レンジで3分加熱します。
③ ②の上にミックスチーズを振りかけて、600Wの電子レンジで1分加熱します。
④ ③の全体をよく混ぜて、皿に盛り付けて完成です。
シリコンスチーマーの蓋をして電子レンジで使うと、蒸気が多く発生します。
牛肉にもしっかり火が通り、おいしい焼きそばができます。
電子レンジ専用焼きそば容器
100円ショップで販売されているのが、焼きそばを作る電子レンジ専用容器です。
作り方は容器に材料をセットして、電子レンジで加熱するだけです。
蓋に通気口が開いていて、水蒸気を程よく逃がします。
蓋があり熱効率がよいので、今回は太中華麺を使いモチモチ食感の焼きそばにします。
【材料】
・太中華麺 1玉
・豚バラ肉 50g
・キャベツ 30g
・天かす 10g
・粉末焼きそばソース 大さじ3
【作り方】
①豚バラ肉、キャベツはひと口大に切っておきます。
②電子レンジ用焼きそば容器に太中華麺、豚バラ肉、キャベツ、焼きそばソースを入れます。
③600Wの電子レンジで3分加熱します。
④ ③に天かすを入れて全体をよく混ぜて、皿に盛り付けたらできあがりです。
電子レンジ用ならではの水蒸気は、天かすに吸わせてバランスを取ります。
粉末ソースを使うのも電子レンジでの焼きそばの作り方のコツです。
天かすと同様に水分を吸ってくれるので、鉄板で作ったような香ばしさが出せます。
話題のペーパー焼きそばの作り方
最後は容器を使わず、クッキングシートを使って作る焼きそばです。
「包み焼きそば」や「ペーパー焼きそば」とも言われる今の人気の作り方です。
ところが電子レンジ用容器のように丈夫で通気口がないので、蒸気が溜まりやすいです。
そこでこの密封性を理由して、冷凍具材シーフードミックスを入れて焼きそばを作ります。
【材料】
・中華麺 1玉
・冷凍シーフードミックス 50g
・長ネギ 30g
・チンゲン菜 30g
・鶏ガラスープの素 小さじ1
【作り方】
①30㎝程の長さでクッキングシートを切り取り、材料を全てのせます。
②クッキングシートの端を折り合わせて閉じます。
③600Wの電子レンジで3分加熱します。
④よく混ぜて皿にペーパーごと置いたら完成です。
クッキングシートごとお皿にのせて食べれば、洗い物は箸だけです。
短時間に作れて、洗い物が少ないのは電子レンジ調理ならではのよさですね。
クッキングシートの水蒸気を利用して、次の食材を使って焼きそばを作るのもおすすめです。
・きくらげ
・切干大根
少し固めに戻して使い、電子レンジで焼きそばの材料と一緒に加熱した後すぐにクッキングシートを開けずに1分程蒸します。
この作り方であればちょうどよい固さになりますし、水分でベチャッとした焼きそばになりません。
料理初心者でも簡単に作れる焼きそば
どれも容器に入れるだけで簡単に作れる焼きそばをご紹介しました。
蒸気がこもりやすいですが、天かすや粉末ソースなどをうまく利用して作りましょう。
何度も作れば、水分バランスのコツは掴めます。
料理初心者にも簡単に作れますし、材料を揃えてあげれば子供でも作れます。
ぜひお試しください。