味噌味の焼きおにぎりをフライパンで手軽に楽しむ方法

焼きおにぎりは、その独特の香ばしさがおいしいですね。

お店のメニューにあったり、冷凍食品のラインナップでも見かけたりもしまよね。

ご家庭でも、普通のおにぎりにちょっと手間を加えるだけで、おいしい焼きおにぎりが簡単に作れます。

今回は味噌味の焼きおにぎりをフライパンで手軽に作る方法と、色々な味のバリエーション、その楽しみ方をご紹介します。

フライパンで作る、味噌焼きおにぎりの基本の作り方

まずは、ごく普通のおにぎりを作るように、温かいご飯に塩を少々まぶして混ぜ合わせ、焼いている途中で崩れてしまわないよう、しっかりと握ります。

このあとに味噌味を加えるので、味は少し控えめぐらいか、お好みによっては塩を抜きでおにぎりを作っても良いでしょう。

ご飯と塩が混ざったら、濡らした手でご飯を握っておにぎりを作ります。

形は三角でも丸でも、お好きなように握ってください。

ただ、パリッとした口触りを楽しむためには、俵型のようなあまり分厚いおにぎりではなく、平たい形のおにぎりの方がおすすめです。

おにぎりの形ができたら、薄く油をひいたフライパンで、表面にこんがりと焼き色がつくまで焼き固めます。

片面に色がついたら崩さないように注意しながらひっくり返し、反対の面にも焼き目をしっかりとつけてください。

両面に焦げ目がついたら、スプーンの背などを利用して甘味噌を塗りつけ、更に焼き上げていきます。

甘味噌の配合は、味噌とみりんを1:1くらいの割合で混ぜます。

お好みで砂糖を少し足して甘みを強くしたり、顆粒だしを加えて味に深みを持たせるのもおすすめです。

甘味噌を塗った後はとても焦げやすいので、弱火にして様子を見ながらじっくりと両面を焼いていきましょう。

味噌味の焼きおにぎりの完成です。

焼きおにぎりに味噌味をつけてからフライパンでもOK

おにぎりをフライパンで焼き上げる前に、おにぎり自体に味噌味をつけてから焦げ目をつけていく方法もあります。

最初にご飯と塩を混ぜる段階で、塩の代わりに甘味噌を少量ご飯に混ぜ込んで味をつけてから、おにぎりにしてフライパンで焼き上げます。

あとから味噌を塗って二度焼するよりも手間が少なく、また表面に味噌がしっかりついているよりは焦げにくくなります。

ですが、調味料が先に混ざっている分、握りが緩みがちで多少崩れやすいこともあります。

崩れにくい焼き方としては、、最初の面を焼いてからおにぎりをひっくり返し、反対面を焼くときには十分に注意してそっと扱うようにして両面をこんがり焼き上げていきましょう。

弱火でじっくりと表面を焼き固めると、焼きおにぎりが崩れにくくなりますよ。

焦げに気をつけながら、しっかりと両面を焼き付けるようにしてください。

フライパンで焼く味噌焼きおにぎりに味を足してみよう

味噌焼きおにぎりに加えて、味のバリエーションを楽しむ方法もあります。

味噌を塗ってから二度焼きにする方法でも、ご飯に味噌を混ぜ込んでから作る方法でも簡単にできるので、一度試してみてください。

どちらの場合も、甘味噌を作る段階で味を足してアレンジします。

加える素材は

・かつおぶし
・すりゴマ
・すりつぶした山椒の葉・実
・細かく刻んだ柚子の皮
・すりつぶした青じその葉っぱ
・すりおろし生姜
・すりおろしにんにく
・細かくなるまで叩いた梅干しの果肉部分
・ちりめんじゃこ
・刻みネギ
・乾燥バジル
・マヨネーズ
・粉チーズ
・溶かしバター

などがおすすめです。

おにぎりを焼き付けるときに、フライパンにひく油を変えてみるのもおすすめです。

すりゴマを混ぜた時にはゴマ油、チーズやバジルなどの洋風の素材を混ぜたときにはオリーブオイルなどと変えてみるだけでも、また違った風味が楽しめますよ。

味噌焼きおにぎり、具のアレンジ

おにぎりを握って形作る方法での、味噌焼きおにぎりアレンジをご紹介します。

作り方は、ご飯の中央に具を乗せてから、具入りの普通のおにぎりを作るように握ります。

この場合も、フライパンで二度焼きするときにあとから味噌を塗っても良いですし、はじめから味噌味をご飯に加えてしまっても良いですよ。

ただ、中の具の塩気も加わりますので、味噌の味は少々控えめにして、味が濃くなりすぎてしまわないように注意してください。

中央部分に埋め込む具は、以下のような具材があります。

・カマンベールチーズ
・モッツァレラチーズなどのとろけるチーズ
・ツナマヨネーズ
・鶏そぼろ
・魚の干物の身をほぐしたもの
・細かく刻んで塩もみした大根の葉っぱ
・刻んだキムチ
・梅干し

などがおすすめです。

味噌焼きおにぎりの保存と温め方

できたての熱々の味噌焼きおにぎりをそのままいただくのはもちろんおいしいですが、おおめに作って冷凍保存をしておくと便利です。

ちょっとした小腹の空いたときのおやつや、簡単なお昼ごはんや夜食として、とても便利に活用できます。

はじめから冷凍保存を視野に入れて味噌焼きおにぎりを作る場合には、保存期間中の雑菌の繁殖を抑える工夫をしましょう。

・使い捨てのビニール手袋をはめておにぎりを握る
・ラップで包みこんで握る
・市販されているおにぎり型を利用する

このように、素手で直接おにぎりには触らないように気をつけて作りましょう。

焼きおにぎりができあがったらフライパンからおろし、粗熱が取れるまでしっかりと冷ましてください。

冷めきらないまま次の過程に進んでしまうと、おにぎりからでた水蒸気が表面に溜まり、腐敗や味が落ちてしまう原因になってしまいます。

焼きおにぎりの粗熱が取れたら、素手で触れないように気をつけながら、一つずつぴったりとラップで包みます。

包んだおにぎりは、冷凍保存用のジッパー付き食品保存袋に入れ、なるべく袋の中に入った空気を押し出して抜くようにして、ジッパーを閉めてください。

冷凍保存した焼きおにぎりは、1か月ほど保存しておくことができます。

食べたいときには必要な分だけ取り出して、ラップごと電子レンジで温めて食べることができます。

味噌焼きおにぎりをアレンジした食べ方

冷凍保存をした焼きおにぎりを食べるとき、そのまま温めただけでいただくのも良いですが、ほかにもいろいろおいしい食べ方があります。

ここでは、そのうちの4つをご紹介します。

1.解凍した焼きおにぎりを大きめのお椀に入れ、上から熱々のお出汁をかけると、あっという間に味噌味の出汁茶漬けができあがります。

2.解凍した焼きおにぎりを利用してお粥を作り、卵でとじれば、地味たっぷりのお粥が味付けの手間なしですぐにできあがります。

3.お粥の更なるアレンジにはなりますが、焼きおにぎりで作ったお粥に、刻んだトマトやベーコン、チーズを加えてみると、お手軽リゾットになります。

4.テフロン加工のフライパンか、オーブンシートを敷いたフライパンの上で焼いていきます。

焼きおにぎり一つにつき、軽く大さじ1杯くらいのピザ用チーズを溶かし、とろっとしたところで温めたおにぎりを載せ、両面を軽く焼きつけてカリっとさせます。

焼きおにぎりを日常に

ちょっと小腹が空いたとき、スナック菓子や甘いものに手を伸ばしてしまうより、健康的にお腹を満たせると良いですね。

味噌焼きおにぎりは、思ったよりも簡単に作れて保存もききますし、そのあとの楽しみ方も豊富です。

焼きおにぎりを手軽に作って、食卓で活用してみませんか。