体が温まる発酵食品の味噌汁。
1日に必ず1杯、朝の忙しい時でも食べたいですよね。
しかし味噌汁を作るのって意外に面倒ですし、作りおきして何度も温めなおすと香りも良くなくなってしまいます。
そんな時には、簡単に作れて長期の保存も利く味噌玉はいかかでしょうか。
こちらでは味噌玉の利点と5つの味噌玉の作り方をご紹介しています。
是非参考してみてください。
味噌玉の魅力って?
味噌汁は美味しいですよね。
味噌汁は、味噌の原料の大豆から良質なタンパク質を摂ることができます。
それに寒い冬には、温かな味噌汁でお腹からホッコリ出来ますし、汗をかく夏には塩分補給にもなります。
四季の移り変わりのある日本では、欠かせない食べ物です。
まさに日本人のソウルフードとも言えます。
味噌汁は本来、煮干、鰹節、昆布などを使って出汁作りから始めます。
具材も切って火を通してと、1食1食作っていると、けっこう手間がかかるものです。
味噌汁は欠かさず食べたいけど、作るのが大変という時には味噌玉がおすすめです。
味噌玉は、戦国時代の兵士たちが味噌を丸めて焼いたものを持ち歩いていた、という昔ながらのインスタント食品です。
そんな味噌玉の利点を挙げてみましょう。
◇朝の忙しい時もお湯を注ぐだけで簡単に味噌汁が作れます。
◇冷凍出来るので長期間の保存が可能です。
◇持ち運べて、勤め先のランチでも味噌汁が食べられます。
◇1食あたり数円とコストが安く済みます。
◇インスタント味噌汁よりも塩分が少ないので減塩になります。
上記のように、魅力的な利点があります。
では次項からは、そんな味噌玉の作り方をご紹介致します。
是非参考にしてみてください。
味噌玉の簡単な作り方
こちらでは、基本になる味噌玉の作り方をご紹介します。
材料も手に入りやすいもので、手間もあまりかからず簡単に作れます。
作っておいた味噌玉は、形が崩れて味噌がラップからもれないようにタッパーに入れておくと良いですよ。
そして冷凍保存しておくと1ヶ月くらいもちます。
冷凍保存した場合は、食べる前に常温に戻しておくとアツアツの味噌汁が楽しめます。
食べる前にお椀に味噌玉を入れ、170ccほどのお湯を注いで混ぜるだけで味噌汁になります。
せっかく作った味噌玉を食べきれるように、完成した味噌玉は冷蔵庫や冷凍庫で保存しましょう。
それでは、簡単な作り方をご紹介します。
【材料】
・味噌 300g
・和風だしの素 10~20g
・乾燥わかめ 30g
・油揚げ 2枚
【作り方】
①味噌玉を包むラップが、硬い乾燥わかめで破れないように、まず味噌とわかめを混ぜて馴染ませておきましょう。
ボウルに味噌と乾燥わかめ、だしの素を入れて混ぜ、ラップをします。
そのまま半日か一晩おいておきます。
②油揚げを1cm角くらいに刻みます。
③乾燥わかめが馴染んだ①の味噌に②の油揚げを入れ、混ぜます。
④小さめに切っておいたラップ20枚に、③の具入り味噌を均等に分けます。
⑤ラップを巾着包みにし、味噌が出ないようにラップをきゅっと絞り完成です。
シリコン型で無駄なく簡単な作り方
こちらではラップで味噌玉を包むのではなく、シリコン型を使って固まらせる作り方です。
これですと、無駄なくさらに簡単に味噌玉を作ることができます。
会社などには持参せず、家庭だけで味噌玉を使う時に便利な方法です。
市販のインスタント味噌汁を買うよりもお財布にやさしい自家製の味噌玉ですが、ラップの無駄をなくしてさらにコストダウンしてみましょう。
【材料】
・味噌 300g
・和風だしの素 10~20g
・乾燥長ねぎ 15g
・油揚げ 2枚
【作り方】
①油揚げを1cm角くらいに刻んでおきます。
②ボウルに味噌と乾燥長ねぎ、だしの素、①で刻んでおいた油揚げを入れて混ぜます。
③具材が馴染んだ②の味噌を、味噌玉20個分になるようにシリコン型にスプーンで詰めます。
④味噌を詰めたシリコン型を冷凍庫に入れます。
⑤味噌が固まったらシリコン型から味噌玉をはずし、フリーザーバッグやタッパーなどに移して冷凍庫で保存します。
ごま油で香ばしく!簡単な味噌玉の作り方
こちらはごま油を使った香ばしい味噌玉の作り方です。
長ねぎを刻み、炒める手間はありますが、手間をかけただけのある美味しい味噌玉になります。
毎食、味噌汁を作るよりも簡単に味噌汁を楽しめるので、是非作ってみてください。
【材料】
・味噌 300g
・和風だしの素 10~20g
・乾燥わかめ 30g
・長ねぎ 1/4本
・ごま油 大さじ1弱
・黒ごま お好みの量
【作り方】
①ボウルに味噌と乾燥わかめ、だしの素を入れて混ぜ、ラップをします。
そのまま半日か一晩おいておきます。
②長ねぎを5mm角くらいに細かく刻みます。
③フライパンにごま油を熱し、②で刻んでおいた長ねぎを炒めます。
④乾燥わかめが馴染んだ①の味噌に③の長ねぎを入れ、混ぜます。
⑤小さめに切っておいたラップ20枚に、④の具入り味噌を均等に分けます。
⑥ラップを巾着包みにし、味噌が出ないようにラップをきゅっと絞り完成です。
乾燥キャベツと青さのりの味噌玉
乾燥キャベツを使った、具材に火を通す必要のない簡単な味噌玉の作り方になります。
あっさりとした風味のキャベツを使用していますが、青さのりの香りととろろ昆布の旨みがマッチした味噌汁になります。
こちらでは乾燥キャベツを使っていますが、キャベツの代わりに乾燥ほうれん草を使っても美味しくなりますよ。
【材料】
・味噌 300g
・和風だしの素 10~20g
・とろろ昆布 15g
・乾燥キャベツ 30g
・青さのり 15g
【作り方】
①ボウルに味噌と乾燥キャベツ、だしの素を入れて混ぜ、ラップをします。
そのまま半日か一晩おいておきます。
②乾燥キャベツが馴染んだ①の味噌に、とろろ昆布、青さのりを混ぜます。
③小さめに切っておいたラップ20枚に、④の具入り味噌を均等に分けます。
④ラップを巾着包みにし、味噌が出ないようにラップをきゅっと絞り完成です。
高野豆腐の具だくさん味噌玉
こちらは高野豆腐を使った、良質なたんぱく質が摂れる味噌玉の作り方です。
簡単に作れますが、たくさんの具材が入っているので夕飯に食べても満足感のある味噌汁になります。
【材料】
・味噌 300g
・和風だしの素 10~20g
・乾燥わかめ 大さじ3
・長ねぎ 1/4本
・えのき 1袋
・にんじん 1/4本
・干し椎茸 3個
・切干し大根 10g
・高野豆腐 1個
・サラダ油 適量
【作り方】
①ボウルに味噌と乾燥わかめ、だしの素を入れて混ぜ、ラップをします。
そのまま半日か一晩おいておきます。
②干し椎茸、切干し大根、高野豆腐は水で戻しておきます。
③長ねぎは5mm角、えのきは石づきをとり4cmくらい、にんじんは細い千切りに刻みます。
干し椎茸は千切り、切干し大根は3cm、荒野豆腐は5mm角に刻んでおきます。
④フライパンにサラダ油を熱し、刻んでおいた③の具材を炒めます。
⑤わかめが馴染んだ①の味噌に、④の野菜類を入れ、よく混ぜます。
⑥小さめに切っておいたラップ20枚に、④の具入り味噌を均等に分けます。
⑦ラップを巾着包みにし、味噌が出ないようにラップをきゅっと絞り完成です。
味噌玉は忙しいときの味方
こちらでは味噌玉の利点と、5つの味噌玉の作り方をご紹介しましたがいかがでしたか?
味噌玉をご存知なかった方も、きっと味噌玉を作ってみたくなったと思います。
味噌玉を作ったことのない方、また味噌玉を作ったことのある方も是非参考にして作ってみてください。