小麦粉やバターの値上がりで、市販されているクッキーの価格が高くなってしまいました。
クッキーは、色々な味や形があり、オヤツとしてもよく食べられていますよね。
美味しいクッキーを沢山食べたい方は、手作りしてみましょう。
今回は、サクサクして美味しいクッキーのレシピをご紹介します。
サクサクなクッキーを作るポイント
クッキーは、しっとりタイプも人気がありますが、やはり王道は「サクサククッキー」ですよね。
個人的には、クッキーを食べたときにサクサク感を感じるだけで、美味しさもアップしちゃいます。
さて、サクサクなクッキーを美味しく作るコツは、いったいどこにあると思いますか。
以下に、まとめてみました。
☆バターの溶かしすぎは注意
・室温で30分~1時間くらい置いて、指で押してみて、へこむくらいの硬さ
・よく混ぜて白っぽく角が作れる感じが、ほどよい硬さ
バターが透明になってしまうと、それは溶かしすぎです。
☆小麦粉をバターよりも入れすぎない
小麦粉がバターの量に対して多すぎると、クッキーが硬くなります。
☆ゴムベラを使う
ハンドミキサーや泡だて器を使用すると、余分な空気が入りすぎてしまい、サクサク感がなくなってしまいます。
サクサク感を生むには、ゴムベラを使用して、切るように混ぜることが重要です。
☆使用する砂糖の種類
グラニュー糖や粉砂糖を使用すると、サクサクになります。
混ぜる際は、なじませるくらいにして、砂糖が全部、生地に溶けてしまわないようにしましょう。
次からは、みなさんに作っていただきたいレシピの数々を、どんどんご紹介していきますよ。
プレゼントにどうぞ!サクサクアイスボックスクッキーのレシピ
サクサクなクッキーを作るコツを掴んだところで、次は実践ですね。
ここでは、プレゼントにもおすすめな「サクサクアイスボックスクッキー」のレシピをご紹介します。
焼いているときから、早く食べたくてソワソワしてしまうような、なんとも良い香りがします。
【材料 直径3cm 40~45個分】
・無塩バター 80g
・粉糖 60g
・卵黄 1個
・バニラオイル(バニラエッセンスOK) 6~7滴
・スライスアーモンド 70~80g
■小麦粉 130g
■アーモンドプードル 30g
【作り方】
①バターをボウルに入れて、マヨネーズ状になるまで混ぜます。
そこに、粉糖を入れて、さらにふんわりと、滑らかになるように混ぜましょう。
② ①に、卵黄・バニラオイルを入れて混ぜます。
そこに■をふるい入れ、ゴムベラで練らないように、さっくりと混ぜましょう。
③だいたい8割くらい混ざったところで、スライスアーモンドを入れてください。
④ボウルを回しながら、縦に手前に切るようにして、さっくりと混ぜます。
粉っぽさがなくなり、ひとまとめになったらオーケーです。
⑤ ④を棒状にして、ラップで包みます。
それを冷凍庫で2時間~休ませましょう。
⑥オーブンを170度に予熱します。
⑦ ⑤を約7mm幅にカットして、クッキングシートを敷いた天板に並べたら、表面がうすいきつね色になるまで16~18分焼きましょう。
卵を使わないサクサクココアクッキーのレシピ
卵アレルギーの方は、残念ながら卵は食べられませんよね。
糖尿病の方や心臓病の方もリスクを考えると、卵は避けたほうが良いとされています。
卵が苦手だったり、卵アレルギーを持つ小さい子ども達でもクッキーを楽しめるように、卵不使用の「サクサクココアクッキー」のレシピをご紹介します。
材料は、どれも家庭にあるものばかりです。
おやつに作ってあげると、喜ばれますよ。
【材料】
・バターまたはマーガリン 20g
・砂糖 大さじ3(お好みで増量してください)
・薄力粉 大さじ5
・ココア 小さじ1.5
・牛乳 小さじ1
・スライスアーモンド お好みの量
【作り方】
①バターを室温に戻しておきます。
②バターに砂糖を加え、滑らかになるまで混ぜましょう。
③そこに牛乳を加え入れ、なじむまで、よく混ぜます。
④薄力粉とココアを加えたら、ゴムベラで混ぜます。
粉っぽさが少なくなってきたら、ひとつにまとめましょう。
⑤お好みでスライスアーモンド入れて、生地に練りこみます。
⑥生地を棒状にして、ラップで包んだら、冷凍庫で10分寝かせます。
⑦オーブンを170度設定で余熱します。
⑧5~7mm幅に切って、包丁の背などを使って形を整えましょう。
⑨170度で13分焼いたら、完成です。
バター不使用!サクサク紅茶クッキーのレシピ
うっかり!バターが冷蔵庫になかった…。
そんなときでも、大丈夫です。
バター不使用でも、片栗粉を使うことで、サクサクなクッキーが簡単に作れますよ。
クッキーを食べるときの良き相棒でもある、紅茶を使ったクッキーのレシピをご紹介します。
みなさんのお好みの紅茶で、作ってみてくださいね。
【材料 約55枚(使用する型のサイズにより変わります)】
■菜種油 60g
■お湯200ccにティーバッグ1袋を入れて沸かした紅茶 30cc
・紅茶の葉(紅茶を沸かし終わって残ったもの) 2g(ティーバッグ1袋分)
☆薄力粉 165g
☆片栗粉 45g
☆砂糖 60g
☆ベーキングパウダー・塩 ひとつまみ
【作り方】
①紅茶の葉は、濡れたままで、すり鉢ですります。
②ボウルに■と①を入れ、泡立て器でよく混ぜて、油と紅茶を乳化させます。
③☆を②にふるい入れ、カードで切るように混ぜます。
④粉っぽくなくなったら、まとめて、ビニール袋に入れます。
⑤ビニール袋の上から、5mmくらいの厚さに伸ばします。
⑥ビニール袋を切り開き、お好みの型で⑤を抜きます。
⑦それをオーブンシートを敷いた天板に並べ、170度に予熱したオーブンで、12~15分くらい焼いたら完成です。
栄養満点のキヌアを使ったクッキーもおすすめ
みなさんは、キヌアってご存知ですか。
キヌアとは、健康的な体調管理に適する、栄養豊富な南米産の食材です。
必須アミノ酸をバランス良く含み、各種機能性も豊富で、完全食品とも称されます。
キヌアは低GI食品なので、体に良い食材と組み合わせれば、健康的なダイエットにも貢献してくれるでしょう。
淡白な味わいと、特徴的な食感の「キヌアを使ったサクサクなクッキー」のレシピをご紹介します。
【材料 約12~15枚分】
・オートミール 70g
・全粒粉(または薄力粉) 30g
・きび砂糖 30g
・天然塩 ひとつまみ
・ローストキヌア 10g
・チョコチップ(またはレーズン) 30g
・胡桃またはアーモンド 20g
・菜種サラダ油 大さじ2
・豆乳(または水) 大さじ2
【作り方】
①胡桃(またはアーモンド)はローストするか、フライパンで乾いりして、粗めに刻んでおきましょう。
②ボウルに、オートミール・全粒粉・砂糖・塩・キヌアを入れて、軽く混ぜます。
③そこに菜種油を入れ、手ですり混ぜます。
④豆乳または水を入れて、ゴムベラで全体を混ぜ合わせましょう。
⑤チョコチップ(またはレーズン)、胡桃を入れて、再度、全体を軽く混ぜ合わせます。
⑥天板の上に生地を広げて、ゴムベラを使って長方形に成型します。
4mmくらいの厚さにして、表面は平らにしておきます。
⑦170度に予熱したオーブンで、表面に焼き色が付くくらい、18~20分くらい焼いてください。
作ったクッキーを可愛くデコる!アイシングの基本手順
サクサクに作りあげた手作りクッキーを、デコレーションにピッタリなアイシングで、可愛くしてみませんか?
アイシングとは、卵白や砂糖などで、焼きあがったお菓子の上に装飾することを言います。
ケーキ屋さんなどで売られているアイシングされたお菓子は、とてもカラフルで、絵が書いてあるものもあり、とても素敵ですよね。
お菓子職人のようには、なかなか上手にできなくても、基礎をしっかり押さえておけば、お菓子作り初心者でも簡単にチャレンジできますよ。
では、レシピをご紹介しますね。
【材料】
・アイシングパウダーシュガー(ネットなどで手軽に購入可能)
・コルネシート(100均でも購入可能)
・着色料やココアパウダーなど色をつけるもの
・お水
・ボウル
・スプーン
【作り方】
①アイシングパウダーシュガーとお水を、ボウルの中で混ぜ合わせて、ほどよい固さにしましょう。
②使いたい色を作ります。
着色料などを使って、色をつけましょう。
③それを、ヘラや小さめのスプーンなどを使って、コルネに詰めます。
④最初に縁取りをし、それからその中をアイシングしていきます。
中に塗るものは、多少ゆるいほうが塗りやすいです。
広範囲を塗る際は、市販されている筆や小さめのスプーンを使用すると、作業しやすいですよ。
⑤半日~1日乾燥させたら、出来上がりです。
サクッと口当たりが軽いクッキーを作ってみよう
基本的には、家にある材料で作れてしまうクッキー。
同じような手間をかけるのならば、サクサクして美味しいものが食べたいですよね。
ご紹介したレシピは、どれも簡単に作れるものばかりなので、ぜひ作ってみてくださいね。