人気のあるきゅうりの漬物ですが、漬物にランキングをつけるとしたら、きゅうりの漬物は何位なのでしょうか?
皆さんが好きなご飯に合う、本当の漬物の1位はどの漬物なのか調べて見ます。
そして、ランキングが上位の漬物の作り方、そしてきゅうりのぬか漬けのお話や浅漬けの作り方も教えます。
また、きゅうりの漬物の美味しい食べ方も考えていきます。
きゅうりの漬物は1位ではない?
好きな漬物を全国統計で見ると、きゅうりの漬物が1位になります。
きゅうりの浅漬けやぬか漬けは手軽に食べられると好評です。
しかし食卓に並ぶ漬物は地方により食べる習慣が違いますから、ランキングも違ってくるようです。
九州ならきゅうり漬けよりも、高菜漬けに軍配が上がるでしょう。
また買い物で賑わう商店街で『ごはんに合う漬物は?』のアンケートをした結果がありました。
そこでは、たくあん漬けが1位でした。
2位に白菜漬け、3位に梅干しとなりました。
やはり、ご飯と一緒となると白菜キムチやたくあん、そして梅干しがおかずとして強い結果になります。
そして、きゅうりの浅漬けは、惜しくも3位になっていました。
その他の商店街のアンケートの回答は、いぶりがっこ、イカニンジン、松前漬け、千枚漬けなど、地方色豊かな漬け物が並らびました。
でも『お酒と一緒に食べる漬物なら?』といったアンケートだったら、また上位が入れ替わったのではないでしょうか?
日本人が好きな漬物ですが、やはり定番はきゅうりの浅漬けとたくあん漬け、そして白菜漬けが1位と2位と3位です。
きゅうりの漬物第1位である浅漬けの作り方
きゅうりの浅漬けの作り方は、本当に色々とあります。
まず何と言ってもきゅうりの漬物が1位なのはその手軽さからでしょう。
ひとつ、きゅうりの漬物を作るときに、調理前のきゅうりに塩を少々をまぶして、まな板で板ずりしてください。
手できゅうりを擦っても構いません。
板ずり後は、塩はさっと水で洗い流す、そのひと手間で、きゅうりからエグみや青臭さがなくなり美味しい浅漬けになります。
またきゅうりは輪切りや乱切りで構いません。
ビニール袋にきゅうりと塩を入れて、きゅうりを塩揉みしたら、冷蔵庫に入れて20分から30分つければ完成です。
塩に砂糖ひとつまみ、塩昆布や塩麹で漬けたりと浅漬けのレパートリーは無限です。
浅漬けは、きゅうりから出た水気をしっかり切ったほうが美味しく頂けます。
きゅうりの大きさはマチマチなので、サイズに合わせて塩は加減してください。
きゅうりの浅漬けには、お好みで桜エビを散らすと風味が良くなります。
お試しください。
きゅうりの漬物1位に並ぶぬか漬けの効果
きゅうりは、ほとんど水分でできているためにきゅうりダイエットなるものが巷で流行っています。
ほとんどきゅうりには、栄養がないと思われていますが、栄養がないのではなく少ないのです。
実は、きゅうりの栄養バランスはとても良いのですが量が少ない、そこで漬物、特にぬか漬けにすることで、すべてのきゅうりに含まれる栄養素が高まります。
ぬか漬けの栄養、健康効果はとても良くビタミンB1が、糖質をエネルギーに変えてくれます。
そして、ビタミンB2が糖質を脂肪に変えるのを防いでくれます。
まさに、きゅうりのぬか漬けはダイエットには1位と言える食品です。
ダイエットには、他のぬか漬け大根や白菜やキャベツ等と一緒に摂ることで、より効果的にバランスの良いダイエット食品になります。
さらに、きゅうりのぬか漬けは、アンチエイジングにも効果があります。
ご年配の方でもぬか漬けのおかげでシワやシミが少なく、ぬか床をかき混ぜているからか手がすべすべしています。
また、ぬか漬けの食物繊維や乳酸菌で便秘が解消するとも言われますし、本当のジャパニーズ乳酸菌はきゅうりのぬか漬けではないでしょうか?
きゅうりの一本漬物1位!『お祭りきゅうり』
お祭りきゅうりをご存じでしょうか?
きゅうりを一本、漬物にして割り箸で挿したモノが縁日で売られています。
お年寄りの原宿と呼ばれる、巣鴨のとげぬき地蔵に行くと、商店街の漬物屋できゅうりの一本漬が売られています。
お参りをする前にきゅうりの一本漬が店前でよく売れているようです。
漬物業界では1位がきゅうりの漬物です。
それをまるごと浅漬けにして食べるのはなんとも魅力的ですね。
それではお祭りきゅうりのレシピを紹介します。
【材料】
・きゅうり 2~3本
・水 1カップ位(きゅうりか浸るまで)
・塩 小さじ1位
・砂糖 小さじ2分の1
・酢 大さじ1(お好みで)
・粉末だしの素 小さじ2分の1(カットした昆布でもよい)
・おろししょうが 適量(入れても入れなくてもよい)
・タカノツメ 適量(入れなくても入れなくてもよい)
【作り方】
①きゅうりに塩をよくすりこんで、30分置いておきます。
きゅうりの両端を切って、皮むきで縦にところどころ縦に皮をむいてもよいです。
②きゅうりが入る長い容器にきゅうり以外のすべての材料を入れます。
③きゅうりについた塩を洗い流して、味が染み込みやすくするために、竹串で穴を開けます。
④きゅうりを容器に入れて、冷蔵庫で1時間以上、できれば一晩漬けたら完成です。
⑤最後に、きゅうりが割れないように割り箸を挿しましょう。
タカノツメを1本入れるとピリ辛きゅうりができます。
辛いのが苦手な方はタカノツメなしで作ってください。
ポイントは調理前のきゅうりの板ずりです。
2~3本ずつ、塩小さじ1~1強をふってまな板の上で転がして板ずりすること。
塩をふりまな板の上で転がす板ずり。
独特のきゅうりのえぐみが取れ、イボも取れて色もきれいに仕上がります。
きゅうりの漬物と一緒に作る1位料理
漬物と油は、とても相性が良いのはよく知られています。
九州では、高菜漬けを必ずサラダ油で炒めてから食卓に出すそうです。
白菜の古漬けも細かく刻んで油で炒めると、とても美味しくなります。
意外に思われますが、きゅうりの漬物も油と相性がよく、きゅうりの漬物リメイクレシピの1位は、きゅうりの漬物チャーハンです。
きゅうりの漬物を細かく刻んで入れると、チャーハンにきゅうりの漬物の塩気が混ざって抜群です。
作り方は簡単です。
いつも作るチャーハンに、最後に刻んだきゅうりの漬物を入れて少し炒めるだけです。
オススメはきゅうりの古漬けですが、浅漬けのきゅうりを使ったチャーハンもとても美味しいので試してください。
また、きゅうりの浅漬けの調味液をそのまま捨ててしまう人がいます。
調味液はうま味の素です。
ただし衛生的に何回も使えません。
そのまま、また浅漬けに使うのも良いのですが、きゅうりの浅漬けを作った調味液で野菜炒めを作ったり、または調味液で塩焼きそばを作ったりと、調味液は万能タレですから再利用したいですね。
きゅうりのピクルスもオススメ
ピクルスとは欧米風の漬物のことを指します。
ピクルスはご家庭でも簡単に作れます。
手作りしたピクルスは本当に美味しいです。
色々野菜を漬けて楽しんでください。
そこでピクルスでも1位に上がる、きゅうりのピクルスを作る時に肝心なことは、調味液の作り方です。
そんなピクルス液の基本の分量は以下の通りです。
これはあくまでも目安です。
【材料】
・米酢 300cc
・水 200cc
・砂糖 大さじ4
・塩 小さじ2
※水を50ccにして、白ワインを150ccでも良いです。
アルコールの風味がお好きなら入れてください。
【作り方】
①上記の材料をすべて鍋に入れてひと煮立ちさせます。
アルコールは飛ばしてください。
②そして、冷まします。
その後保存容器にピクルス液と野菜を入れてでき上がりです。
さらに冷まして冷蔵庫で寝かしてください。
以下のスパイスの香りを出したいのなら、一緒に鍋に入れて、ひと煮立ちさせてください。
◆唐辛子
◆にんにく
◆粒マスタード
◆ハーブ
◆ローリエ等をお好みで入れてください。
ポイントは入れる野菜にもよりますが、野菜を茹でてからピクルス液に漬けると味がよく染みます。
きゅうりは漬物の中では1位
お店で漬物を頼んで、きゅうりが入っていないモノはほとんどありません。
ぬか漬けにも浅漬けにもできる。
きゅうりは漬物の中の1位です。
作る際のポイントとして、きゅうりを浅漬けにする時はもちろんですが、サラダに入れる時でも塩で板ずりをしてください。
そのひと手間で、調味液の染み込み方もよくなり、きゅうりの臭みがとれて一段と美味しくなります。
また生で野菜を摂るよりも、ぬか漬けや漬物で摂る方が栄養素が高く身体に良いです。
ピクルスもお酢が入っていますから身体に良いことは間違いありません。
最後に、野菜や果物を漬けたピクルス液を炭酸水で割るととても美味しいです。
またきゅうりと一緒に果物を浅漬けにするのもいいですね。