バナナは一本で何gなの?バナナの驚くべき効果・作用とは?

今回はバナナの魅力についてのご紹介をしていきます。

生でも乾燥でも美味しく食べられているバナナですが、その歴史、一本で何gなのかなどのお話から、その健康作用等についてご紹介いたします。

これでバナナ健康体になれる!?

バナナは一本でどれくらい?何gなのか?

バナナとは熱帯圏アジアが原産地であり、栽培が始まったのはパプアニューギニアであると言われています。

日本に入ってきたのは1903年に台湾から移入したのが、バナナの輸入の始まりとされており、日本においては100年以上の歴史があり、もはや、とても馴染みのある果物のひとつであるといえるでしょう。

輸入当時はとても希少品で、一般の人間には手の出ない価格でしたが、現在では気軽に購入できるものとなりました。

バナナは房単位で売られていることが多いので、買い物かごに入れるときはずっしりと感じますが、一本あたりの重さは何gくらいなのでしょうか。

今回は、すっかり日本にも馴染んだバナナについて、色々とご紹介していきたいと思います。

バナナの持つ驚きの効能とは?

これを見ればバナナの有用性が分かる!
バナナを食べて、健康に過ごしましょう。

バナナ一本は何g?その栄養素やカロリー

バナナは大抵、房の状態で店頭に並んでいることがほとんどです。
実際の一本あたりの重さは、何gくらいなのでしょうか。

標準的な大きさのフィリピンバナナの場合、皮付きでおおよそ100g、皮を剥いて可食部の部分では、おおよそ80gくらいです。

また、バナナは甘みを強く感じる果物なので、そのカロリーが気になるところでしょう。
その気になるカロリーは、おおよそ84kcalで、とても低カロリーな果物です。

茶碗1杯の白米は約150gで、そのカロリーは252kcalであり、1本分のバナナの100gは84kcalほどしかないため、大体3分の1程度のカロリーで済みます。

バナナを白米と同じ100gに換算すると126kcalなので、ちょうど白米の半分のカロリーに収まります。

また、バナナにはビタミンB6・ビタミンC・カリウム・マグネシウムが豊富なうえ、消化・吸収がよく、食物繊維がたっぷりと健康を保つには、うってつけの果物なんです。

バナナの持つ健康への効果①

では、具体的にバナナが身体にもたらす健康への影響を、詳しく見ていきましょう。

①豊富なカリウム

バナナ一本には一日に必要なビタミンB6のなんと32%が含まれており、さらにビタミンB1やB2、さらにビタミンC、銅、葉酸などがとても豊富であり、その上カリウムの含有量は果物の中でもまさにトップクラスなんです。

そのカリウムの効果は末梢血管を拡張させることなので、血の流れをスムーズにして血圧を低下させたり、ナトリウムを体外に排出を促し、妊娠時などに発生しやすい身体の浮腫を解消させる効果もあります。

同様のミネラル類であるマグネシウムも、バナナはたくさん豊富に含んでいます。

マグネシウムにも血圧を整える効果が期待できるため、先述のカリウムとの相乗効果で高血圧の解消をすることに、とても適した果物と言えるでしょう。

②豊富な糖類がエネルギー補給に最適

バナナは、ねっとりと柔らかな舌触りを持ち、果物の中では糖分が多く含まれ、エネルギー効率が高い果物です。

消化・吸収に優れているので、運動前のエネルギー補給や、ベビーフードや病人食としても効果的です。

そのバナナの糖類は、でんぷん・ブドウ糖・果糖・ショ糖などのさまざまなものが豊富です。

これらは体内で消化分解後、エネルギーに変わる所要時間がそれぞれ差異があるため、バナナ一本を食べるだけで長時間にわたり、身体にエネルギーを送り出すことができるのです。

また、運動中はカリウムが不足しはじめると、筋肉の痙攣、こむら返りなどの危険がありますが、バナナならその豊富に含まれているカリウムによって、糖類の摂取と合わせて補助ができるので一石二鳥ですね。

何g食べなければ効果がないということはないので、運動に際には用意しておくことをおすすめします。

バナナの持つ健康への効果②

③うつ病に効果的!?

実はうつ病に悩む人の多くがバナナを食べたあとは、気分が多少良くなるという報告結果があります。

それはなぜかと言うと、バナナには必須アミノ酸の一種である「トリプトファン」が含まれているからであると、研究報告が挙がっています。

人間の身体は、この成分を自ら生成することができないので、食物からしか摂取ができないのです。

この「トリプトファン」とは、精神安定と安心幸福感を感じさせる成分です。
「セロトニン」の構成要素のひとつなんです。
この効果を得るには、バナナが何g必要なのかというと、実は一本で十分です。

④便秘解消

バナナには、ペクチンも豊富に含まれております。
このペクチンとは食物繊維の一種で、消化の促進に役に立ち、さらに体内の毒素を排出も促してくれる効果があります。

バナナは消化機能をアップするのに、最適の食物と言えます。

加えて、バナナに含まれる消化酵素が、さらなる消化機能向上を助けてくれるので、便秘解消にとても効果的なのです。

バナナは一日何g食べるといいの?

バナナの健康に対する影響についてご紹介してきましたが、実際には一日にどれくらいの量・何本・何g食べればいいのでしょうか。

健康に良いとされても、過剰摂取は良くありません。
目安では、一本~三本くらいの量が良いでしょう。

バナナの食べ過ぎについては、先ほどご紹介したカリウムの過剰摂取の危険があります。

カリウムを取りすぎると、どういう症状が出てくるのでしょうか。

脱力感・めまい・低血圧・不整脈などが、カリウムの過剰摂取の症状です。

バナナを食べるだけなら、そこまでの危険性はないのですが、サプリメントなどでカリウムを補給している場合は、過剰摂取になる可能性があります。

また、バナナは低カロリーといっても、それは主食の米やパンに比べてなので、果物の中ではやや高めです。

しかし、バナナを一本食べれば、それなりの満足感を感じるので、あまりバクバク食べるといったことをしなければ、特に気にすることはないでしょう。

バナナ一本の食物繊維相当するには他の果物は何g?

バナナに含まれている成分で顕著なのが食物繊維です。
では、他の果物と比較して、どれくらい豊富に含まれているかを調べてみました。

バナナ100gに対して、他の果物では何gの食物繊維が含まれているのでしょうか。

まず、バナナ100gにある食物繊維は6.5gです。

メジャーな果物で見ていきます。

りんご1.5g、イチゴ1.5g、みかん1.1g、梨1.1g、メロン1g、パイナップル0.9g、グレープフルーツ0.7g、スイカ0.2g、ぶどう0.4g。

普段、手にとりやすい身近なフルーツを挙げてみましたが、こうしてみるとバナナの食物繊維量は圧倒的ですね。

それにバナナは、食べやすいというメリットがあります。
食べるときは、皮を手でむくだけですからね。

洗うことも包丁・ナイフで切ることもなく、気軽に食べられる果物です。
バナナを食べて、健康な身体を目指しましょう。

バナナのパワーは素晴らしい

バナナの素晴らしい健康効果等を見てきましたが、いかがだったでしょうか?

食べ過ぎによる危険性もありますが、一番なのは色々な食物を少しずつ、食べることだと思います。

どれだけ健康に良いと言っても、食べ過ぎは逆効果です。

しかし、どの食物にどのような効果があるか知っておけば、バランスよく食事が楽しめると思います。