朝食やおやつ、軽食まで、幅広く食べられているパン。
ホームベーカリーで、焼きたてのパンを楽しむ方も多いですよね。
そんな焼きたてパンには、賞味期限があるのでしょうか。
ご家庭で作ったパンの上手な保存方法とは?
疑問にお答えします。
パン屋さんのパンは、いつまで食べれるの?
コンビニやスーパーで売られているパンは、賞味期限も記載されていて、保存料が入っていることが多いので日持ちします。
しかし、パン屋さんで売られているパンは賞味期限の記載がなく、いつまで食べることができるのか疑問ですよね。
★賞味期限
パン屋さんで売られているような、焼きたての手作りのパンには保存料が含まれていないので、長期間の保存ができません。
マヨネーズや生クリームが使われているものは、当日。
その他の惣菜パンや菓子パンも2日以内、具材のない食パンやロールパンも3日以内に食べ切りましょう。
★消費期限
パン屋さんで売られているパンは、4~5日ぐらいです。
賞味期限と違い、消費期限を過ぎてしまうと菌の繁殖により、カビが発生したり、さらに品質が落ちてしまいます。
消費期限の過ぎてしまった食品は安全に、そして安心して食べられる保証がありません。
美味しく食べるには、決められた期限内に食べ切るようにしましょう。
特に、湿度や気温の高い季節は、腐りやすくなります。
カビの生えているものや、異臭がする場合は廃棄してください。
食パンの保存の仕方
1袋の食パンを、すべて食べ切らない場合は、皆さんどのように保存していますか。
食パンの入っていた袋のまま、保存していますか?
最後まで美味しく食べるためにも、食パンを乾燥させないことが大切です。
この乾燥によって、ふわふわの食パンがパサパサになり、あまり美味しくないと感じる要因になってしまいます。
食パンの保存は、基本的には常温ですが、すぐに食べ切らない場合は、冷凍庫での保存をオススメします。
凍らせることで、水分の蒸発を防いで、美味しさを保つことができます。
★冷凍保存
面倒な場合は、食パンが入っていた袋のまま、冷凍庫に入れてしまっても良いですが、空気をできるだけ抜いてから入れてください。
しかし、そのまま冷凍してしまうと、食パンがくっついて、食べるときが大変になってしまいます。
時間に余裕のあるときは、1枚1枚ラップして、ジップ付きの袋に入れてから冷凍保存すると良いですよ。
最後に、空気を抜くことを忘れないでください。
★冷蔵庫での保存
注意していただきたいのが、食パンは冷蔵庫での保存は向いていないということです。
冷蔵庫に入れると、食パンに含まれる水分がどんどん抜けて、パサパサして美味しくなくなってしまいます。
では、ご家庭で手作りした焼きたてのパンは、どのように保存をすればいいのでしょうか。
焼きたての食パンは、どのように保存すればいい?
まずは、常温での保存方法から見ていきましょう。
★常温保存
ホームベーカリーで焼いたパンは、当然ながら焼きたてなので、アツアツです。
1時間ほど置いて、熱をしっかり取りましょう。
ジップ付きの袋にパンを入れて、ジップを閉じないまま、さらに1時間ほど置き、冷まします。
水滴が袋に付いていないことを確認したら、できる限り空気を抜いて、口を閉じましょう。
ストローを袋に差して、口で空気を吸い込み、真空状態にすると、なお良いですよ。
空気を抜くことが、美味しい食パンを保存するポイントです。
湿気のない場所で保存して、1~2日で食べ切りましょう。
続いて、食べ切らない場合の保存方法です。
★冷凍保存
購入してきた食パン同様、食べやすい大きさにカットしたら、1枚1枚ラップしてジップ付きの袋に入れてから、冷凍しましょう。
特に手作りのパンは、断面が綺麗にカットできない場合が多いので、まとめて冷凍すると食べるときに剥がしにくくなってしまうので、小分けにして保存することを、オススメします。
手作りした食パンをパサパサにすることなく、美味しい状態でストックすることができます。
冷凍保存したパンを、焼きたてのように美味しく解凍する
常温で保管しているパンは、長期間の保存はできませんが、冷凍したパンは約1ヶ月もちます。
しかし、これ以上経過するとパンの水分が抜け出し、乾燥してパンがスカスカになってしまいますので、できる限り早めに食べましょう。
では、冷凍したパンの解凍方法を、見ていきましょう。
★自然解凍
食べる前日の晩に、冷凍庫から冷蔵庫に移し替えます。
そのまま食べれますが、冷凍独特のニオイが気になる場合は、オーブントースターで焼くと、ニオイが気にならなくなります。
★電子レンジ
15~20秒加熱したら、表面に軽く霧吹きをしてから、オーブントースターで焼きましょう。
この作業をすると、パリッとした焼きたてのパンのように、美味しく味わうことができます。
電子レンジでの加熱のしすぎは、パンがカチカチになってしまい、オーブントースターでいきなり焼くと、真ん中だけ解凍できていない状態になってしまいます。
ですので、パンの真ん中を電子レンジで温めてから、外側をトースターで焼くと良いのです。
焦げないように、様子を見ながら、焼きましょう。
焼きたて塩ロールパンの作り方
ここからは、ホームベーカリーで作るパンのレシピをご紹介します。
★塩ロールパン
中はふわふわで、外はカリッとした塩ロールパンです。
焼きたてはもちろん、冷めても美味しいですよ。
【材料】8個分
・無塩バター40g
・オリーブオイル 小さじ1
・塩 適量
・水 170ml
・無塩バター 5gを8個
・強力粉 250g
・砂糖 10g
・塩 5g
・ドライイースト 3g
【作り方】
1)
ホームベーカリーにパン生地の材料を入れて、生地作りコースでパンの生地を作ります。
2)
生地が出来上がったらケースから出して、丸めてガス抜きをしておきましょう。
3)
8等分に分けたら丸めて成型し、固く絞った濡れ布巾をかけて10分間、生地を休ませます。
4)
滴型にして生地を伸ばし、塩をふりかけて、手前にバターを置きます。
5)クルクルと手前から丸めていき、巻き終わりを下にしておきましょう。
これが倍の大きさになるのを目安に、二次発酵させます。
6)
オリーブオイルをハケで塗って、塩をふりかけます。
7)
230℃に予熱したオーブンで、5)を15分焼けば出来上がりです。
冷凍保存ができますが、ロールパンは厚みがあるため、解凍をするときに、中まで温まるのに時間が掛かってしまいます。
表面が焦げて中は冷たい、なんてことを避けるには、アルミホイルをパンの表面に被せて、オーブントースターで加熱すると焼きやすいですよ。
挟むだけ!メロンパンアイスの作り方
話題沸騰のメロンパンアイスをご家庭で。
★メロンパンアイス
【材料】10個分
・強力粉 250g
・砂糖 50g
・バター 45g
・溶き卵 1個
・牛乳 50ml
・水 45ml
・ドライイースト 3g
・塩 2g
・バター 36g(室温に戻す)
・砂糖 76g
・溶き卵 36ml
・薄力粉 120g
・グラニュー糖 適量
・アイス お好みで
【作り方】
1)
ホームベーカリーのパンケースに、パン生地の材料を全て入れて、生地作りコースでパンの生地を作ります。
2)
パン生地を作っている間にクッキー生地を作りましょう。
ボウルにバターと砂糖を入れて、白っぽくなるまで泡立て器でよく混ぜます。
そこに溶いた卵を少しずつ入れて、さらに混ぜ、振るった薄力粉を入れて、ヘラでサックリと粉っぽさが無くなるまで混ぜてください。
3)
10個に分けて、それぞれを直径10cmに丸く伸ばしたら、伸ばしたままラップで包んで、15分冷蔵庫で冷やしておきましょう。
4)
パン生地作りに戻ります。
生地ができたらガス抜きをして、10等分に分けたら丸く成型します。
5)固く絞った濡れ布巾をかけて、15分ほど休ませましょう。
6)
3)のクッキー生地のラップをはがして、その上に、4)のパン生地を置き、ラップで包み込むように丸く成型します。
7)
ラップを外したら、グラニュー糖をクッキー生地にたっぷりとつけてください。
8)
スケッパーなどを使って、縦と横に4本、模様を入れて天板に並べていきます。
9)
35℃のオーブンにで45分、二次発酵します。
10)
190℃に余熱してたオーブンで、10分ほど焼けばメロンパンの出来上がりです。
11)
メロンパンの横に包丁で切り込みを入れて、お好きなアイスを挟めば、メロンパンアイスの完成です。
焼きたてはアツアツなので、火傷に注意して切り込みを入れてください。
メロンパンも、小分けで冷凍保存が可能です。
解凍するときは、電子レンジで加熱しすぎると、カチカチになってしまいます。
前日の晩に冷蔵庫に移し、トースターで焼いたほうが、クッキー生地がサクサクのまま味わえます。
焦げやすいので、アルミホイルを被せてトースターで焼いください。
冷凍保存で美味しく長持ち
市販のパンも、手作りのパンも、期限を守って食べ切るようにしましょう。
たくさん買ったり、作ったりしたパンは冷凍保存方法をマスターして、いつでも美味しさの変わらないパンを食べましょうね。
ご紹介したホームベーカリーで作るパンのレシピも、ぜひ作ってみてください。