油もので体調が悪くなる?脂肪を分解してくれる食品を知ろう

油っこい料理で胃がもたれてしまう…
そんな経験をしたことがある人は多いはずです。

朝起きた時に、胃がむかむかして調子が悪いって、すごく嫌ですよね。

油を分解してくれる食品を知っておけば、そんな嫌なことが起こらないかもしれません。

油ものを食べ過ぎてしまう

私たちが生きていくためには、「食べる」ということは絶対に欠かせません。
また、美味しい食事を摂ることで「幸福感」を得られることができます。

この幸福感が「ストレス解消」へと繋がったりするのです。

現代人は、忙しい社会の中で働き、誰もがストレスを感じながら生活をしています。
ストレス解消へと繋がる「美味しい食事」は、とても大切なことと言えるでしょう。

焼肉や天ぷらなど、油の使われた美味しい料理は、数えきれないほどあります。
美味しくて、ついつい食べ過ぎてしまうこともありますよね。

思う存分食べてしまってから、後悔することも少なくありません。

食べ過ぎが原因で、「気持ち悪さ」「胃のむかむか」などの症状が出ることもあります。
その体調が、翌日の朝まで続いてしまうと、嫌な気持ちで1日をスタートしなければなりません。

これから仕事なのに体調が優れない、せっかくの休日なのに体調が優れない、もちろん、どちらも嫌なはずです。

そうならないために、油を分解してくれる食品を知っておきましょう。

消化に悪い油が体調を崩す原因

油っこい食事を摂った後に、体調が崩れてしまったという経験はありませんか?

油などの脂肪が消化に悪いということは、皆さんご存知だと思います。
もちろん、その通りで、脂肪にはある特徴があります。

それは、「消化の始まりが遅い」「吸収に時間がかかる」ということです。

油っこい料理で満腹感が持続するのは、この特徴が理由となっています。

油の多い食事は消化(分解)しにくいため、身体へと負担が掛かってしまいます。
また、油ものを摂りすぎたことが原因となって、下痢などを引き起こすことも珍しくありません。

油ものが多いと上手く消化しきることができず、脂肪分が腸まで流れてしまうことがあるのです。

脂肪分が正しく分解されていないので、腸に刺激を与えてしまい、下痢などの原因となります。

ちなみに、日本人は油っこい食品で下痢になりやすいようです。
その理由は、欧米人とは違って、もともと油ものを食べる機会が少なかったということのようです。

体調によっては、消化機能が低下していることもあります。
体調が悪いときに、油ものを食べたくなくなるのも、そういったことが関係しているのですね。

脂肪を分解してくれる食品①

油ものを摂りすぎてしまったときは、脂肪を分解してくれる食品で、体内の調整をしましょう。

脂肪を分解してくれる食品を3つの項目でご紹介します。

●甘酒

甘酒には脂肪を分解してくれる酵素が含まれています。
「甘酒ダイエット」が一時は流行しましたが、甘酒の脂肪分解酵素が注目されたことが理由です。

甘酒には代謝に関係する酵素が、100種類以上含まれているようです。
脂質の代謝には酵素が欠かせないため、甘酒は油ものと相性が良いと言えます。

●コーヒー・緑茶・ココア・チョコレート(カフェイン)

甘酒にもリパーゼが含まれていますが、カフェインにも含まれています。
リパーゼには、脂肪分を消化してエネルギーに変える働きがあります。

さらに、皮下脂肪や内臓脂肪の燃焼効果もあるため、ダイエット中にもおすすめですね。

しかし、注意したいのはコーヒー・ココア・チョコレートの糖分です。
糖分には、脂肪燃焼を阻止する働きがあります。

しっかりと砂糖を抜くこと、量を減らすことが必要です。

脂肪を分解してくれる食品②

先ほどのつづきで、油ものを摂りすぎたときに、脂肪を分解する食品をご紹介します。

●ラム肉(ひつじの肉)

ラム肉にはカルニチンという、アミノ酸の一種が含まれています。
このカルニチンは、ラム肉以外の牛肉・馬肉・カツオ・牛乳などにも含まれています。

しかし、なかでもカルニチンが多いのがラム肉なのです。
カルニチンには脂肪を燃焼させ、エネルギーに変えてくれる働きがあります。

●唐辛子

唐辛子に含まれる、カプサイシンという成分を知っている人は多いでしょう。
この成分は、エネルギー代謝を活性化して、体内の脂肪分解を促進させる働きがあります。

唐辛子を食べると熱くなって汗が出てくるは、脂肪を燃焼させる働きがあるからなのですね。

唐辛子が使われている料理と言えばキムチです。
また、豆板醤やコチュジャンなどの調味料にも唐辛子が入っています。

●しょうが

しょうがには、ジンゲロンという成分が含まれています。

これは、辛味成分のひとつでもあり、脂肪燃焼を促してくれる働きがあります。
冷え性の人に、しょうがが良いと言われているのもジンゲロンが関係しています。

しょうがを体に摂り入れると、ぽかぽかと温まり、汗が出ることもあります。
さらに、胃液分泌を促し、消化・吸収をサポートするという効果もあるのです。

油脂肪を分解してくれる食品③

脂肪を分解する食品は、まだあります。

●納豆

日本のソウルフードとして、誰もが知っている納豆です。
納豆には、ビタミンB類が豊富に含まれています。

納豆は大豆からできていますが、大豆にはサポニンという成分が含まれているのです。

このサポニンには、脂肪の吸収を抑制するといった働きがあります。
また、脂肪を分解してくれる働きもあり、優秀な食品と言えます。

焼肉や天ぷらなどの油ぶらものだけでなく、ケーキなどの甘いものを摂り過ぎたときでも、納豆がおすすめです。

●きな粉

上でも書きましたが、大豆サポニンはきな粉にも含まれています。
そのため、納豆だけでなく、きな粉でもサポニンを摂り入れることはできます。

また、きな粉にはむくみを解消してくれるカリウムが非常に豊富です。

油ものを摂りすぎてしまったときは、だいたい塩分も摂りすぎてしまっていることが多いです。
カリウムは塩分の排出を促してくれるため、きなこを食べて、むくみを解消しましょう。

脂肪を分解してくれる食品は、意外と身近にあるんです。

油ものを食べるときにはプーアル茶を

脂肪を分解してくれる食品は意外に、身近にある食品でしたよね?

そして、油っこい料理を食べるときにおすすめな飲み物があります。

それは、プーアル茶です。
プーアル茶を知っているという人は、多いでしょう。

このプーアル茶には、重合型カテキンが含まれています。
カテキンは聞いたことあるけど、重合型カテキンは聞いたことのない人は多いと思います。

この重合型と付くカテキンは、普通のカテキンに比べ、脂肪や糖を吸収する働きが強いと言われています。

体内の脂肪が、消化管で吸収されることを防いでくれる働きもあります。

また、プーアル茶には脂肪の分解には嬉しい、リパーゼも含まれています。

緑茶などを飲むのも効果的ですが、それよりも重合型カテキンの含まれたプーアル茶がおすすめです。

さらに、プーアル茶には美容に嬉しい成分も入っています。
ビタミン・ミネラル・マグネシウムといった成分が豊富なんです。

美意識の高い人にも多く飲まれているプーアル茶を、ぜひ飲んでみてはいかがでしょうか。

油っこいもので体調が悪くなる理由

私も油っこいものを食べ過ぎてしまったときは、お腹の調子が悪くなるタイプです。

その理由には、消化しきれない脂肪分が関係していたのですね。
これからは、脂肪を分解してくれる食品を、積極的に摂り入れていきたいです。