和食の味の要は、だし汁ですよね!
どんなだしを取るにしても、手間が必要になりますよね。
使っている方も多い「だしの素」は、手軽にだし汁を作ったり、色んな料理にも役立ちます!
そんなだしの素にも粉末や、だしパックなどの種類があり、それぞれに特徴や用途が違います。
今回は、だしの種類や、それぞれのメリットやデメリットをまとめてみました。
自家製粉末だしの作り方もご紹介しますので、是非参考にしてみて下さいね!
粉末だしの素のメリット・デメリット&オススメ商品
日本人のソウルフードの和食作りには、だし汁は必需品ですよね。
だし汁によって、その料理の美味しさが決まると言っても過言ではないでしょう。
だしを簡単にとれるだしの素は、一般家庭に常備されていることが多いですよね。
売られている商品は粉末状のものがほとんどで種類が多く、味にも違いがあるので個々の好みに合ったものを選択する事ができます。
料理の初心者や不得意な方は、だし汁を原料からとるのは、少しハードルが高いような気がしちゃいますね。
しかし、だしの素は味も良く、自宅でも手軽に本格的なだしの味を味わうことができたり、料理にふりかけて味の微調節ができるのです。
そんなだしの素のメリットとデメリットについてまとめてみました。
<メリット>
・だしの原料を買い揃えるより安価で経済的
・料理の時間が短縮できる
・作る料理によって、他の調味料がいらなかったり、味の調節が簡単
・詳しい出し汁の作り方がわからなくても、自宅で楽に本格的な美味しいだしがとれる
<デメリット>
・化学調味料が使われているものがある
・塩分が入っている場合は、塩分の過剰摂取に気をつける必要がある
だしの素は、本当に沢山の種類があるので、どれにすればよいのか悩んでしまいますよね。
オススメな商品を1つご紹介します。
それは「素材力だし」です。
鹿児島県で作られたかつお節を100%使用して、粉末にしたスティックタイプのだしの素です。
体への影響が気になる化学調味料や塩が無添加なので、体に優しいです。
毎日の調理で塩分が気になる人や、離乳食作りにも使えるので、オススメです。
便利なほんだしは粉末ではなく顆粒!ニラと人参のたまご味噌汁の作り方
CMで一度は見たり、聞いたりしたことがあるだしの素の「ほんだし」。
ほんだしとは、粉末ではなく顆粒タイプの商品です。
原材料は、食塩、砂糖、乳糖、風味原料(かつおぶし粉末、かつおエキス)、酵母エキス、小麦たん白発酵調味料、酵母エキス発酵調味料、うまみ調味料です。
簡単にだし汁を作る事が出来るほんだしは、以下の様な料理によく使われます。
・忙しい朝のお味噌汁作りも、ほんだしをサッと入れるだけで、だしの香りも楽しめ美味しくできます。
・好きな野菜やお肉などを使って作る鍋に、適量を使うことで風味豊かで美味しい鍋の完成です。
・ふろふき大根で大根をゆでる時に、ほんだしを入れると食欲を誘う、かつお節の良い香りがします。
もちろん味もバッチリ美味しくなります。
ここで、ほんだしを使った疲労の回復にも効果的な「ニラ+人参のたまご味噌汁」の作り方をご紹介します。
使用するニラには、ビタミンB1、B2、鉄分、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどが豊富に含まれています。
・ニラ1/2袋
・卵1個
・人参少々
・味噌大さじ1
・ほんだし 小さじ1/4
・水400cc
さっそく作り方を見ていきましょう。
1)
まず、ニラを細かく、人参は千切りにします。
卵は、よく溶いておきましょう。
2)
水にほんだしを入れ、人参を入れて煮ます。
3)
沸騰してから、ニラとお味噌を入れて、ひと煮たてさせます。
4)
卵を箸を使って静かにゆっくりと流し入れて、もう一度煮たてたら出来上がりです。
だし汁作りに便利!だしパックのメリットとデメリットは?人気商品のご紹介
次に、粉末の他に、だし汁作りに便利な「だしパック」についてご紹介します。
粉末と同様にだしパックは、だしとなる原料がパックに入れてあり、そのままお湯に入れるだけで、簡単に美味しいだしをとることが可能です。
化学調味料が使われているタイプや、使われていないタイプもあるので、個人の調理方法によって選択することができます。
だしパックの最大の利点は、だしを原料からとるよりも早くとれ、天然のだしパックの場合は、だしを取ったあとに、中身を使うこともできることです。
だしパックのメリットとデメリットについて、わかりやすくまとめてみます。
・調理時間の短縮が可能
・自分での計量が不要
・商品によっては他の調味料がいらないし、パックの中身を使うことも可能
・だし汁の作り方に自信がなくても、自宅で手軽に美味しいだしが取れる
・味の微調節が困難
・ものによっては、化学調味料や塩分が含まれている
オススメなだしパックは、千代の一番です。
使用されている原料は、厳選された国産です。
合成着色料や合成保存料、人工甘味料などを全く使っていなく、塩も国産のものなので安全です。
料理を旨味やコクのある、本格的な味に仕上げることができます。
だしパックでも、原料にこだわる方や、体に優しいものを求めている方にオススメです。
だし汁いらず!自家製粉末だしの作り方
ここでは、だし汁が必要ないくらい美味しい自家製の粉末だしの作り方についてご紹介します。
①だし汁いらずで、美味しい和食作りに重宝すること間違いなし!自家製の粉末だしの作り方
難しい和食料理にも、この自家製の粉末だしをひとふりするだけで、だし汁を作る必要はありません。
・適量の煮干し
・適量のかつおぶし
1)
フードプロセッサーやミルミキサーを使いましょう。
2)
最初に、かつおぶしではなく、硬い煮干しから作り始めます。
煮干しを手で適当にちぎって小さくします。
その後、機械に入れましょう。
粉末になるまで粉砕します。
3)
煮干を粉砕した後に、同量のかつおぶしを入れて、また粉砕させます。
一瞬で粉末になるので、見ていて面白いですよ。
4)
粉末になったものを、タッパーなどの保存容器に入れて、冷蔵庫で保存しましょう。
5)
使い方は沢山ありますが、お味噌汁ではお湯を沸かす時、煮物などは煮込む具と一緒に、納豆や冷奴にはそのままふりかけましょう。
②干しえびを使って自家製の粉末だしを作ってみよう!
・花かつおを1袋用意
・干しえびを1袋用意
1)
クッキングペーパーに花かつおをのせて、水分をしっかり飛ばすためにも、電子レンジで約2~3分間温めます。この工程は大事なので忘れない様にしましょう。
2)
お手持ちのフードプロセッサーで粉砕します。
3)
干しえびも同じ手順で作りましょう。
4)
完成したら、冷蔵庫で保管しましょう。
だし汁の作り方の基本!削り節・干し昆布を使う良い点・悪い点
ここまで、粉末やパックのだしについてお話してきましたが、最後に削り節や干し昆布についてご紹介します。
本格的な料理を楽しむ方がだし汁を作る時には、削り節しや干し昆布を使っていることが多いのではないでしょうか。
削り節も干し昆布も沢山の種類があり、味も色々と楽しむことが可能です。
削り節は、かつお節だけではなく、イワシ節・サバ節が含まれている混合節もあります。
削り方次第で特徴も変わってくるので、多様に使うことができます。
干し昆布も、昆布の種類が沢山あるので、個々の特徴が違います。
☆だしに向いているもの
削り節・・・花かつお・厚削り
干し昆布・・日高昆布、利尻昆布、真昆布、羅臼昆布
だしを原料から取ったり、完成した料理のトッピングに使ったりします。
粉末のだしの素・だしパックとは、やはり一味違う本格的なだしの味を味わえます。
初心者の方は、削り節、干し昆布を使ってだしをとることのメリットとデメリットを覚えておきましょう。
・本格的な旨味たっぷりなだしが取れる
・体に嬉しいDHA・EPA・ミネラルが豊富に含まれている
・ふりかけや料理のトッピングにマッチする
・自分の好みの味に調節可能
・なんといっても、だしを取る手間と時間が必要になってしまう
・だし汁の作り方をよく理解していないと、上手にだしをとれない場合もある
たまには手間をかけて粉末ではないだし汁を作ってみよう!作り方とは?
粉末のだしは便利ですが、かつお節や昆布の原料からとるだしには、体に嬉しいメリットが沢山ありますね。
だしの美味しさも、原料からとったものに勝てるものはありません。
時間がある時などに、たまにはひと手間かけて、原料からだし汁を作ってみませんか。
☆美味しいかつおだし(だし汁)の作り方
まず、だし汁を取るための、かつお節と昆布を準備しましょう。
かつお節と昆布を両方使うと、旨味を強く感じることができるだし汁が作れます。
うす削りのかつお節を使います。
基本の素材の分量は、水分量に対して1%となり、水1ℓに対して、かつお節と昆布を各10g程度準備しましょう。
1)昆布だしを火にかけます。
昆布からうまみを引き出すポイントを、しっかり押さえておきましょう。
・昆布の旨味を上手に引き出す為にも、30分以上は水につけておきましょう。
それから火にかける様にします。
・火加減は、弱火より多少強火にして、約10分くらい時間をかけて沸騰する直前までにしましょう。
味見をして、大丈夫そうなら昆布を取り出しましょう。
2)かつおだしを上手にとる・こす方法
先程とった昆布だしは、再度沸騰させてから火を消しましょう。
火を消してから、かつお節を入れましょう。
火加減は、中火から強火で、再度沸騰してきたら、すぐに火を弱めてください。
お玉などを使用して、アクを取ることを忘れずに行いましょう。
しっかりと旨味が出ているか味見してから、火を止めて完成です。
だしの素で手軽に和食作りを!
いかがでしたか。
だしの素を使えば、手軽に和食が作れますね。
だしは、色々な原料でとることが出来るので、オリジナルの自家製粉末だしを作ってみるのもいいですね。
また、時間がある時は、かつお節や昆布を使っただし汁を作って、素材本来のうま味を味わってみましょう。