そうめんと相性の良い納豆+キムチ!発酵食品のパワーとは?

夏になると、細麺で、喉通りが良い『そうめん』が食べたくなりますよね。

そんな『そうめん』の食べ方のバリュエーションは沢山あります。

今日は、多彩なバリュエーションの中の一つを、皆さんにご紹介したいと思います。

それは、そのまま食べられて、そうめんと相性の良い納豆とキムチを乗せたものです!

納豆とキムチの栄養と、発酵食品の健康増進パワーについてもお話します。

そうめんの栄養とカロリーは?

そうめんの原料は小麦粉と塩、水、油で作られています。

小麦粉が原料ということは炭水化物なので主食としての役割があります。

乾麺のそうめん1束で重さ50g、カロリーは178kcalで1人前は2束です。
茹でるとそうめんの1人前当たりは270gでカロリーは約343kcalです。

ご飯茶碗1杯は約150gでカロリー約250kcalほどなので、ご飯に比べると少しカロリーは高めですが、そうめんの1食当たりのカロリーとしては低いといえます。

ですが、他の食品もある場合にはカロリーオーバーしてしまうことも。
キュウリやネギなら低カロリーですが、てんぷらなどを付け合わせにするとカロリーオーバーになってしまうので注意が必要です。

栄養面ではたんぱく質が豊富で食物繊維ありますが、そばのようにビタミンやミネラルがあまり含まれていません。

たんぱく質は多く含まれていて 1食あたり約9.5gです。

食物繊維は2.4gくらい含まれていますが1日に推奨される量は20g程度なので、食物繊維は他の具材で補う必要があります。

ビタミンとミネラルは人が健康に過ごすために欠かせない5大栄養素なので、そうめんを食べるときは野菜や薬味などの他の具材を取り入れて補いましょう。

刻み海苔やすりおろしたとろろいも、納豆キムチなどもオススメです。

 

そうめんと相性が良いと言われている納豆の栄養って?

納豆の原料になる大豆は畑の肉と言われるくらいたんぱく質が豊富で、栄養価の高い食品として扱われています。

中でもたんぱく質を構成するアミノ酸のバランスがいい良質のたんぱく質なのです。

大豆は食物繊維が豊富ですが、ほとんどの食物繊維がおからになってしまうので豆乳、豆腐にはほとんど食物繊維はほとんどありません。

実際に納豆のカロリーは1パック50gで100kcalほどです。
ご飯にかけても350kcalほどならそんなに高くないといえます。

納豆に豊富に含まれているビタミンB群は髪や皮膚のターンオーバーを助け皮膚の再生に役立ちます。
他にも眼精疲労にも効果あり体の疲れなども取り除きます。
ビタミンB群の過剰摂取は尿として体の外へ排出するため副作用の心配もありません。

ナットウキナーゼは納豆に含まれている成分で血液をサラサラにする効果が有名です。
そのため心筋梗塞や脳疾患などを防ぎ免疫力を向上効果もあります。

ポリアミンは新陳代謝を活発にしてお肌のシミ・そばかす・くすみなどを防いで美容効果もあります。

大豆に含まれるイソフラボンも有名ですが、女性ホルモンのバランスを保ち癌の予防や更年期障害にも効果があります。

そうめんだけではなく、組み合わせではきざみネギや卵もとてもいいですが、少し変わったキムチ納豆を食べることで栄養価の高い食べ物になります。

 

そうめんに合うキムチの体への栄養効果は?

キムチは白菜やニラやニンジンなどの野菜の他にもしょうがやニンニク、ゴマと体に良いものがたくさん入っています。

発酵食品なので乳酸菌も豊富で、整腸作用や便秘改善の効果があります。
植物性乳酸菌のラクトバチルス乳酸菌が胃酸に強く腸内まで届きやすいので、ビフィズス菌を増やすことによって腸内環境を整えて便秘改善の効果が期待ができるのです。

またキムチには野菜などの食物繊維がたくさん含まれているので、便通がよくなりデトックス効果も高まります。

キムチにはしょうがやニンニク、にらなどにおいのあるものが含まれていますが、体の免疫力向上効果もあり、スタミナ成分も含まれているので疲労回復効果もあります。

キムチと言えば唐辛子!
ここに含まれているカプサイシンは有名ですね。
血行を促進して新陳代謝をアップしてくれます。
脂肪燃焼してダイエット効果もありますし、しょうがをたっぷり入れたキムチで冷え症の人にも効果的です。
新陳代謝が上がればお肌の調子もよくなります。

キムチはそのまま食べてもいいのですが、組み合わせによってはもっと効果が期待できます。

簡単な納豆キムチは納豆にキムチを入れるだけなのでオススメです。
納豆菌をエサにして乳酸菌がどんどん増えていくので、混ぜて冷蔵庫などで1日置いとくと免疫力や抗酸化作用も倍増効果です。

温かいご飯にも美味しいキムチですが、夏バテのときにサッパリとそうめんと納豆キムチ、いかがですか。
疲れもとれそうですね。

 

納豆やキムチなどの発酵食品の発酵パワーとは?

発酵食品には栄養の吸収を高める働きがあります。

有名なたんぱく質や炭水化物は分解されて体に吸収されます。

たんぱく質にも種類がありますが畑の肉と言われている大豆は有名ですよね。
ですが大豆のたんぱく質は吸収されにくい性質があるので、発酵食品と一緒に摂取すると栄養素を細かく分解し消化されやすくなり、食べる量が同じでも効率よく栄養をとれることになるのです。
そうめんの付け合わせにも相性がいいのでオススメです。

販売されている納豆は発酵食品ですが、発酵前の大豆にはない栄養も含まれています。
納豆菌の働きで出る酵素が大豆の栄養に変化を与えて、もともと無かった栄養を生みだすことができるのです。
とくにナットウキナーゼは発酵食品がよいとされる一因です。

また発酵食品は長く保存することができます。
キムチ・チーズ・味噌・醤油・お酒は保存することができます。
発酵するときに微生物が悪玉菌の繁殖を抑えることによって長く保存することができるのです。

それから発酵食品には微生物のうまみ成分であるイノシン酸やグルタミン酸も含んでいるため美味しさを増す要因にもなります。

 

納豆キムチそうめんの色々な作り方の紹介

納豆キムチだけでもご飯が進みそうなおかずですが、そうめんとの組み合わせにも合います。
とろっとしためんつゆが食欲をそそり、夏バテのときにもいいですよ。

【1人分の材料】
そうめん 50グラム
納豆 1パック
キムチ 適量
麺つゆ 適量

【作り方】
そうめんを茹でたら、しっかり冷やしてください。
納豆にキムチを混ぜます。
丼ぶりにそうめんと麺つゆをいれたら納豆キムチをのせてできあがり。
刻んだキュウリをのせるといろどりもよくなりますよ。

モロヘイヤとキムチ納豆も夏野菜の栄養たっぷりです。

【材料】
キュウリ 半分
モロヘイヤ 適量
納豆 1パック
キムチ 適量
そうめん ひと束
麺つゆ 適量

【作り方】
キュウリを縦に細く刻みます。
そうめんを茹でて水切りします。
モロヘイヤをさっと茹でてキムチ、納豆を混ぜ合わせます。
お皿にそうめんと麺つゆを入れて混ぜたモロヘイヤとキュウリを乗せればできあがり。

短時間でできるお料理なので、お休みの日には子供と一緒にクッキングを楽しみながら栄養もたくさん摂れそうですね。

 

そうめんには梅干しもオススメ!梅干しの効果と梅干しを使ったレシピ

風邪をひいたときや、食欲のないときには梅干しがいいですよね。

食欲増進する梅干しは、酸味が体内の消化器官を刺激してくれるので唾液の分泌も増して消化を助ける働きがあります。

梅干しを食べた時の酸味で出る唾液はサラッとしていて、口の中の細菌も洗いながしてくれるので虫歯予防にも効果があります。

カルシウムは吸収率の低い栄養素ですが、梅干しのクエン酸を一緒に食べると吸収率が増して骨粗しょう症の予防にもなります。

このクエン酸にはダイエット効果もあります。
エネルギーを無駄なく変換して余分な脂肪を作らないので太ることが少ないのです。
ゆっくり噛んで食べることで血糖値の上昇も緩やかになるので、体にいいことだらけなのです。

ですが塩分の摂りすぎにもつながる怖れがあるので食べすぎには注意しましょう。

血圧の高い人は梅干しを控える傾向がありますが、梅に含まれる塩分と血圧の関係について調べたところ、梅干は高血圧化を抑える働きがあるのです。
1日1粒ずつ食卓に用意してみてはどうですか。

そこでオススメの梅料理です。
食欲のないときでもさっぱり食べれますよ。
温かい麺つゆでさっぱり梅そうめんをどうぞ。
付け合わせに納豆キムチで栄養満点です。

 

栄養満点の納豆、キムチなどの発酵食品をとろう

ここまで読んでみていかがでしたでしょうか。

今すぐにでも、美味しい納豆キムチそうめんが食べたくなりませんか。

急いでいて時間の無い時、あまり食欲の無い時に、簡単で手軽に栄養補給ができる納豆キムチそうめん。

健康増進の為にも、納豆やキムチの様な、発酵食品を多く摂るようにしましょう。