一人暮らしで、食費を節約する為に、自炊を頑張っている人も多いと思います。
しかし、毎日自炊するのは正直大変ですよね。
そんな、一人暮らしの食生活を助けてくれるのが保存食です。
とくにカレーは、誰でも作りやすいうえに保存もできる、一人暮らしの強い味方です。
今回は、カレーの上手な冷凍解凍方法と、その他の食品の冷凍解凍方法についてもお話します。
一人暮らしならカレーなどの保存食を活用すると便利
保存食にはいろいろなものがありますが、一人暮らしの保存食として、まずはご飯を冷凍しておきましょう。
炊いたご飯を小分けで冷凍するだけで、毎日の食事の時にも活用しやすいですね。
毎日、お米を研いでご飯を炊いている人も多いと思いますが、疲れた時には面倒な作業です。
また、朝は忙しいのでご飯を炊いている時間もない場合が多いはず。
そのような時に、冷凍ご飯はとても便利なのです。
炊きたてのご飯を冷凍しますが、ご飯をラップに包んで平たくすると早く冷凍もできて、解凍しても美味しく食べられます。
また、時間のあるときや休日に冷凍ご飯を作っておけば、仕事で疲れてる時や朝寝坊をした時などのご飯も負担が減りますね。
それから野菜を冷凍しましょう。
一人暮らしでは、スーパーなどの食材の量が多くて、なかなか使いきれないなんてことがよくあります。
傷みやすい野菜などは早く使いきりたいものですが、消費するまでに時間がかかりそうなら、冷凍して保存しましょう。
野菜はなんでも冷凍できるわけではなく、冷凍保存に向いている野菜と向いていない野菜があります。
また、野菜をカットしたり刻んだりして、下ごしらえをして冷凍保存しておくと、料理の時の手間も省けます。
おかずの冷凍には、ハンバーグやカレーが冷凍に向いているので、多めに作っておいて冷凍しておけば便利に活用できて、自炊時の負担が少なくなります。
一人暮らしのカレーの冷凍保存・解凍方法
一人暮らしでは作り過ぎてしまう料理にカレーがあります。
ここではカレーの冷凍保存の方法を紹介します。
ジャガイモがカレーに入っている場合は、ジャガイモは冷凍しますが、ホクホクしたジャガイモをそのままで冷凍すると、水分がなくなり食感が悪くなります。
そうならないようジャガイモはつぶしてから保存します。
その場合はジャガイモが温かくてつぶしやすいうちにつぶしましょう。
カレーはジッパー付きの保存袋か冷凍保存容器で冷凍しますが、冷凍保存の容器は空気が入ってしまい、長く保存できないので保存袋がよいですね。
また、カレーは保存容器に色やにおいがついてしまうので気を付けましょう。
ジッパー付きの保存袋に、粗熱のとれたカレーを入れて空気を抜いてから、平らにして冷凍します。
次に解凍の仕方です。
カレーは自然解凍してから容器に移し変えてレンジで加熱しましょう。
季節によって気温が高い場合は、常温でカレーの解凍をすると悪くなるので、解凍は冷蔵庫でします。
解凍してから容器に移してレンジで加熱をしてください。
このとき、保存袋はレンジで加熱ができないので注意しましょう。
一人暮らしでカレー以外の食品の冷凍保存・解凍方法
一人暮らしの冷凍保存の定番はご飯とカレーですが、他には食パンも冷凍保存できます。
冷凍することでカビの心配もなくなります。
袋のまま冷凍したパンは美味しくない…ということをよく聞きますが、美味しく食べるための食パンの冷凍方法があります。
食パンは1枚ずつラップで包んで冷凍すると解凍後に美味しく食べれます。
1枚ずつラップした食パンは保存袋に入れ冷凍庫で保存しましょう。
冷凍食パンを美味しく解凍するには、冷凍した食パンのラップを取り、凍ったままトースターで焼くとおいしく食べることができます。
ただ、厚めの4枚切りの食パンは表面に焼けめがついても、中のほうがまだ凍ってる場合もあり、その時はレンジで少し解凍して焼くとよいですね。
次はハンバーグの冷凍法です。
ハンバーグは生の状態でも、焼いても冷凍できます。
生で冷凍する時は、ハンバーグ種を丸く形成したものをラップで包んで、ジッパー付き保存袋に入れ冷凍保存します。
焼いたハンバーグは、粗熱をとってラップで包んでから保存袋に入れ冷凍しましょう。
多めに作って冷凍しておけば、食べたい時にすぐ食べられるのでいいですね。
冷凍したハンバーグを美味しく解凍するには、焼いて冷凍したハンバーグは、ラップを取って皿に移しレンジで加熱します。
生の冷凍ハンバーグは自然解凍してから調理をしましょう。
常温で自然解凍すると悪くなるので、冷蔵庫で自然解凍するといいですね。
カレーに合うご飯の紹介
一人暮らしで冷凍保存しているカレーに合うご飯はたくさんあります。
白いご飯
白米はいつもの水の量より10%少なくして硬めに炊くのがコツです。
バターライス
炊き立てご飯にバターとコンソメを混ぜるだけで簡単です。
風味がよいのでカレーに合います。
スパイシーな味にしてもいいでしょう。
ガーリックライス
オイルでガーリックとご飯を炒めて香ばしさとパンチを出したカレーライスです。
野菜やハーブを加えるのもオススメ。
パセリライス
炊き立てのご飯にバターとパセリを混ぜるだけですが、カレーにパセリのよい香りが合います。
また、パセリはビタミンC、B1、B2、鉄、カルシウムなどの栄養もあります。
キャロットライス
すりおろした人参と玉ねぎを炒め調味料と白米を一緒に炊飯器で炊きます。
人参と玉ねぎの甘みがあるライスが辛いカレーと調和してとても美味しくなります。
ターメリックライス
ご飯、バター、コンソメ、ターメリックを炒めるだけですが、冷めた方が美味しいライスです。
サフランライス
サフランの色を出した水でご飯を炊きますが、カレーはもちろんハヤシライスにもオススメです。
クミンライス
お米と一緒に炊いたり、炊き立てのご飯に混ぜたりしますが、インドの香りがします。
豆などを加えてヘルシーにすると尚いいでしょう。
雑穀ライス
ご飯に好みの雑穀を混ぜて炊くだけですが健康も考えたカレーです。
レンズ豆ライス
健康によい豆をご飯に混ぜますが、レンズ豆でインド風な本格的カレーです。
一人暮らしは栄養バランスが崩れがち!カレーには、栄養のある玄米がオススメ!
一人暮らしはどうしても栄養のバランスが崩れがちです。
そこでカレーを食べる時に栄養豊富な玄米ご飯がオススメ。
玄米はもみ殻だけを取り除いたお米ですが、そこからさらにぬかと胚芽を取り除いて胚乳だけにしたものが白米になります。
玄米から精米すると、三分つき米、五分つき米、七分つき米、胚芽米、白米と精米率があります。
精米率が高くなるにしたがってビタミン、ミネラル、食物繊維などの栄養成分が失われます。
なので栄養成分が豊富に残っている玄米を食べることで、栄養バランスのよい食事ができるのです。
栄養的に優れた玄米は、白米に比べてビタミンB1やミネラル、食物繊維、たんぱく質が多く含まれていて、ダイエットにも効果があります。
玄米と白米のカロリーはほとんど同じですが、白米は、血糖値が急激に上昇して戻る時に、インシュリンが分泌され脂肪を蓄えるので太ります。
対して玄米は低GI値食品なので、白米に比べて血糖値がゆるやかに上昇するので太りにくくなります。
そして、玄米は噛み応えがあり、よく咀嚼することで満腹感も得られ食べ過ぎ防止にもなります。
このように白米を玄米に代えるだけで一人暮らしの食生活がガラッと変わります。
しかし玄米ご飯は味が落ちやすいので、食べきれない時は冷凍で保存しておきましょう。
一人暮らしの方は是非作ってみて!玄米ご飯&ヘルシーカレーの作り方
さきほど玄米ご飯とヘルシーカレーを一人暮らしの方にオススメしました。
ここで作り方を紹介しますので、興味があればお試しください。
ヘルシーカレーの作り方
ジャガイモとトマト、玉ねぎ各1個の皮をむいて1cmの角切り。
鍋にサラダ油大さじ2を入れて熱し、弱火でカレー粉大さじ1、チリパウダー小さじ1、あればコリアンダーとクミン各小さじ1/2を入れよく炒める。
そこに、みじん切りにしたニンニク1かけら分、玉ねぎ、ジャガイモ、冷凍ミックスベジタブル100g、トマトの順に加えたら水気がなくなるまで炒める。
水2カップとピーナッツバターか白練りゴマ大さじ1、塩小さじ1と2/3を入れて、時々混ぜながら20~25分煮込む。
できあがったカレーを玄米ご飯にかけて、お好みでプレーンヨーグルトを適宜。
玄米ご飯の炊き方
1.もみ殻が残っていたら取り除く。
2.たっぷりの水の中で2~3回水をかえながら両手で軽くこすり洗いをする。
3.玄米は硬いので最低でも2時間は水に浸す、できたら一晩くらい。
水加減は玄米3カップ(600cc)に対して水3と2/3カップ(約730cc)。
4.炊く直前に塩(玄米3カップに塩小さじ1/3)を加える。
5.炊飯器の玄米炊きコースで炊く。
※圧力鍋の場合は炊く直前に塩を入れふたをして強火、沸騰後2分たったら弱火にして20~25分、火を止め15分くらい蒸らす。
玄米ご飯が残った場合は、冷凍して保存しましょう。
一人暮らしの方は保存食を活用しよう
インスタント食品や外食ばかりを利用していると、栄養バランスが崩れ、体調不良になったり、食費が高額になってしまいますね。
手間はかかってしまいますが、自炊をすることは、一人暮らしする上でとても大切です。
便利な保存食や、栄養バランスの乱れを解消してくれる玄米を活用して、少しでも健康に良い食事を心がけるようにしましょう。