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玄米を食べるとどうして下痢してしまうのか原因を調べてみた

      2018/09/23

玄米を食べるとどうして下痢してしまうのか原因を調べてみた

体に良いと広く認知されている玄米ご飯ですが、食べると下痢をするというかたがいらっしゃいます。

ヘルシーな玄米でなぜ下痢をするのか、今回はその原因を探るとともに、下痢をしないための対策も併せてご紹介したいと思います。

ご参考にしていただければ幸いです。

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玄米を食べて下痢になる原因とは?

玄米とはご存知のように、もみ殻だけを取り除いた精製されていないお米です。

糠や発芽部分を有した外皮に覆われているため、精白米に食べなれた現代人にはやや硬く感じられます。

しかしこの外皮にこそ白米の5倍はあるといわれている食物繊維が多く含まれており、腸内環境を整え大便を排出するのに大いに役立っているのです。

そのため外皮だけは大便にそのまま混じって排出されることがあり、玄米は消化が悪いといわれる原因となっています。

つまり、外皮の消化の悪さが下痢を起こしているといえるのです。

裏を返せば下痢を起こすほど消化が悪い、イコール食物繊維が多いことの証明でもあります。

外皮の硬さを解消するための対策をとれば、改善する可能性があります。

玄米を食べて下痢をする原因を取り除くためにとるべき対策とは?

玄米を食べて下痢をしてしまうのは、玄米の外皮が硬いが故の消化の悪さが原因と考えられます。

そこで対策としては、次の2つを提案いたします。

・よく噛む

柔らかい食べものに慣れてしまった結果、近年食べ物を噛む回数が減ってきてるといわれています。

平均10回くらいで飲みこんでいるそうです。

これでは玄米の硬い外皮がうまく消化されず、胃腸に負担がかかります。

最低でも30回は噛んでみましょう。

噛めば噛むほど満腹感が高まって少食になるため、ダイエットにも効果的です。

まずは、たくさん噛むことを心がけてください。

・炊き方に気を付ける

玄米は精白米に比べ、歯ごたえがある、ふっくらしていない、食感が硬いといったデメリットがあり、胃腸に負担をかける原因となっています。

食べるのが大変なくらい硬かったら炊き方に原因があるので、以下のような手順で炊いてみましょう。

①洗い方

軽くすすいで周りについているごみを落としたら、玄米同士をこすり合わせるようにして洗います。

こうすることで外皮にキズをつけ、水を吸収しやすくさせるのです。

これを3~4回繰り返します。

②吸水

水に浸けておく時間は出来るだけ長くしましょう。

12時間以上がおすすめです。

長く浸けておくと発芽することもありますが、それにより栄養価が増すメリットがあります。

また、塩を少々加えると吸水率が高まります。

たくさん水を吸わせて、柔らかく、ふっくら炊けるようにしましょう。

③炊き方

12時間以上水に浸けておいたら、普通の炊飯器の玄米モードで炊いて大丈夫です。

以上のような対策をとっても下痢が止まらないなら、体質的に合わないか、別の原因かもしれません。

いずれにせよいったん玄米食は中止してください。

玄米を食べて下痢するのは、まさかの農薬が原因?

玄米を食べて下痢をするのは、外皮が硬く、消化するのに胃腸に負担がかかるのが原因と考えられます。

ところが一説には、玄米に農薬が付着していることが原因ともいわれています。

果たして本当に農薬のせいでしょうか。

確かに、農薬がついたままの可能性はあります。

しかし、玄米に含まれている栄養素にはデトックス(排毒)作用のあるものが多く、仮に付着していたとしても、余分な化学物質は排出されるはずです。

そのため、下痢を起こすほどの農薬が体内に吸収されるとは考えにくいのです。

もちろん、ごく微量の農薬が体内に蓄積されたことによって下痢を誘発するといえなくもありませんが、私たちは玄米だけを食べているわけではありません。

今やさまざまな食品に農薬は使われています。

無農薬野菜等を食べているかたであっても、食生活から100%農薬、またはそれに類するものを除去するのは、現代の生活において不可能といえるのではないでしょうか。

一概に玄米だけのせいに出来ないと思われます。

もちろん無農薬玄米を食べるに越したことはありませんが、ごく一般的な精白米と玄米とを比べたら、農薬云々よりもその健康効果の高さから玄米に軍配が上がるといえるのではないでしょうか。

下痢の隠れ原因?玄米に毒性成分が含まれているって本当?

玄米を食べて下痢をするのは外皮が硬く消化が悪いためで、それ以外の原因は考えにくいとされています。

しかし玄米に含まれている、ある毒性成分が作用しているのではないか、ともいわれています。

アブシジン酸といって発芽部分に含まれており、鳥類から種子を守るために備わったものです。

アブシジン酸は活性酸素を大量に生成して、生体のミトコンドリアを攻撃する性質があるといいます。

しかしこれは種子をついばむ鳥類に対して発揮される攻撃であり、我々ヒトに対してではありません。

そもそも全ての生物に対してアブシジン酸の毒性が有効であるならば、昔から玄米を食べてきた我々の祖先はとっくの昔に消滅していたといえるでしょう。

ですからこの説にはあまり過敏になる必要はないといえます。

それでも気になるというなら、次のような対策をとると良いでしょう。

玄米に含まれる毒性成分アブシジン酸に対する対策とは?

玄米の種子を鳥類の攻撃などから守るために備わっているアブジシン酸という成分には、毒性があるといわれています。

この成分が原因でヒトが下痢を起こすとは考えにくいのですが、気になるならアブジシン酸の毒性を失わせる方法があります。

それは、玄米を長時間水に浸けておくことです。

12時間以上水に浸けておけば、アブジシン酸の毒性が無害化出来ます。

長時間水に浸けておくことで玄米が発芽しかかり、この発芽にエネルギーが消費されてしまうため毒性が抜けるというのが無害化の理由です。

同時に発芽のためのさまざなパワーが増すため、栄養価自体が高くなるというメリットも兼ね備えています。

さらに長時間の浸水でたっぷり水分を吸収し、外皮が柔らかくなっておいしくなるという、一石二鳥にも三鳥にもなる対策です。

ただし、長時間水に浸けておくことで雑菌が繁殖するデメリットもあります。

変な臭いがしたり水の色が変わってきたりしないよう衛生管理をしっかり行いましょう。

具体的には数時間に1回は水を取り替えるようにします。

12時間なら6時間ごとに取り換えましょう。

下痢だけじゃない!玄米を食べて起こるその他のデメリットとは?

玄米を食べると下痢になるという他に、貧血になるという話もあります。

その原因は、玄米に含まれるフィチン酸という成分にあるようです。

フィチン酸は鳥類に食べられることを避けるために穀物に備わっている成分で、ミネラル、特に鉄分を体外に排出させてしまいます。

そのためヒトが玄米を食べると貧血になるというのです。

しかしこれは鳥のように、フィチン酸を生のままで食べた場合に起こることです。

私たちは玄米を生のままで食べません。

必ず加熱しています。

加熱するとフィチン酸のこうした性質は弱まるといいます。

弱まると都合のいいことに、ちょうどよい按配のデトックス作用となり、体内の鉄分を排出するよりも余分に付着した物質、たとえば農薬を排出するといった方向へと転じてくれます。

したがってフィチン酸に対してそれ程神経質になる必要はないでしょう。

それの証拠として、長いこと玄米を食べ続けてきた我々の祖先に、健康上何の問題も起こっていません。

長時間の浸水で玄米による下痢をストップ!

玄米を食べて下痢になるのは、外皮が硬いことが原因といえます。

外皮が硬いと食べづらく、消化が悪いので胃腸に負担がかかります。

そのためまずは長時間水に浸けることで柔らかく、ふっくら炊くようにしましょう。

また長時間浸水には、発芽しかかることで栄養価が増す効果や、毒性があるといわれるアブシジン酸の無害化も出来ます。

しっかり水に浸けて玄米の健康効果を享受し、おいしくいただきましょう。

 - 玄米・豆・穀物