ほっぺが落ちそう!?クッキーをサクサクに焼くコツは?

クッキーが焼きあがるときのあの何とも言えない香り、クッキーが焼きあがりつまみ食いするときのワクワクする気持ちも市販のクッキーでは味わえないものです。

また、手作りクッキーは添加物がないので子供たちに安心して食べさせることができますし、アレルギーの子供に合わせた材料で作れるのもうれしいところです。

今回はクッキーをサクサクに焼くコツについて学び、家族や友達をうならせてみようではありませんか?

クッキーがサクサクにならない原因は?

クッキーがサクサクにならない原因はいくつかあります。
これを把握しておくとサクサククッキーを作るコツがつかみやすいでしょう。

①上白糖を使っている
グラニュー糖や粉砂糖の方がサクサク感がでます。
上白糖はしっとり感がでます。

②温度が低すぎるもしくは高すぎる
厚さ5mmのクッキーで基本は170℃~180℃のオーブンで15分くらいでしょう。
オーブンによって癖が違いますので、何度か作ってみて自分のオーブンの癖を知るようにしましょう。

③焼くときの生地が厚すぎるもしくは薄すぎる
厚すぎるとふっくら焼けてしっとりクッキーになりやすく、薄すぎだとカリカリに焼けてしまうかもしれません。
mm以上くらいの厚さで揃えましょう。

④きちんと量ってない
スケールで分量をレシピ通りに量りましょう。
目分量でするとサクサククッキーもしっとりになったり反対に硬くなりすぎたりします。
⑤小麦粉を入れた後練ってしまっている
練ってしまうとグルテンが形成されて固くなってしまいます。
小麦粉を入れたら切るようにゴムベラで混ぜましょう。

⑥トッピングに水気がある
トッピングの材料は水分がないもの、ドライフルーツやナッツ類にするとサクサク感が壊れません。

サクサクのコツはバター多めココアクッキーレシピ

バターがグルテンの形成を阻害するためバター多めだとサクサクのクッキーになります。簡単なコツですが、サクサククッキーがお好きなあなたはバター多めのレシピを探して試してみられてはいかがでしょう?

【材料】
・バター70g
・砂糖60g
・卵黄 1個
・小麦粉120g
・ココア粉10g

【作り方】
①小麦粉とココア粉を合わせてふるっておきます。

②バターは指で押して跡がつくぐらいまで、常温に戻しましょう。
柔らかすぎては駄目です。

③ゴムベラでバターを練ります。

④バターに砂糖を加え混ぜます。

③④に卵黄を加え混ぜます。

④粉類を3回に分け加え、その度切るように混ぜます。

⑤④でホロホロとした生地を手でまとめ、ラップで包み、冷蔵庫で1時間休ませましょう。
生地を取り出す前にオーブンの予熱を始めましょう。

⑥1時間後、冷蔵庫から取り出し、厚さ5mmほどに伸ばして型を抜きます。

⑦170℃のオーブンで15~18分焼けばでき上がりです。

サクサククッキーのコツはアーモンドプードル

アーモンドプードルとはアーモンドを粉末状にしたもの。
アーモンドプードルを入れるとグルテンがなく油分があるため、サクサクホロホロな口当たりのクッキーができます。
アーモンドの風味やコクもプラスされます。
コツは粉類を練らないでさっくり混ぜることです。

【材料】
・小麦粉110g
・アーモンドプードル25g
・砂糖30g
・バター85g
・卵黄1個分
・グラニュー糖適量
・バニラエッセンス数滴

【作り方】
①小麦粉とアーモンドプードルは共にふるっておきます。
バターは室温に戻しておきます。

②バターをゴムベラで混ぜ、砂糖をすり混ぜていきます。
白っぽくなります。
卵黄も入れてよく混ぜましょう。
バニラエッセンスも加えて混ぜます。

③粉類を一気に加えてゴムベラでサクッと混ぜ、1つにまとめたのち2つに分け、2本の棒状をラップで作り、1時間くらい冷凍します。

④取り出してラップをはずし、グラニュー糖を周り全体にまぶしてから1cmくらいの厚さに切りましょう。

⑤160℃で20分のオーブンで焼いて、でき上がりです。

卵白でサクサククッキー!ラングドシャ

卵白が余ってしまったら、ラングドシャはいかがでしょう?
ラング・ド・シャは卵黄を使わず作る薄くてサクサクとした歯ごたえのクッキーです。
もともとは猫の舌に似ていたことからlangue de chat(仏)(「猫の舌」の意。)と呼ばれていましたが、日本では丸形や正方形型でもラングドシャと呼ばれています。
このレシピは薄く焼けるためサクッと仕上がります。

【材料】
・バター40g
・小麦粉40g
・砂糖40g
・卵白1個分
・バニラエッセンス 適量

【作り方】
①バターと卵白をを常温に戻しておきます。

②ボウルにバターを入れ泡だて器でクリーム状にします。
2~3回に分けて砂糖を入れて白っぽくなるまで混ぜます。

③卵白を5~6回に分けて加えよく混ぜます。
バニラエッセンスを加えます。

④小麦粉を入れ、ゴムベラで粉が見えなくなる程度さっくりと混ぜます。
この時オーブンを170℃に温め始めましょう。

⑤コップにセットして絞り袋に生地を入れます。

⑥クッキングシートを敷いた鉄板に直径2cmの大きさに2~3cm間隔をあけて絞り出します。
コツは天板の底を叩いて生地を少し広げることです。

⑦170℃のオーブンで15分ほど焼いてでき上がりです。
焼き時間は調節してください。

サクサクのコツはコーンスターチ!スノーボール

クッキーをサクサクさせるコツは薄力粉の一部をコーンスターチに代えること。
サクサクのスノーボールをお楽しみください。

【材料】
・バター100g
・コーンスターチ90g
・薄力粉60g
・粉砂糖40g
・仕上げ用粉砂糖適量

【作り方】
①バターを常温に戻し、泡だて器で柔らかく練って粉砂糖を2~3回に分けて混ぜていきます。

②コーンスターチと薄力粉を①に混ぜます。
さっくりとゴムベラで混ぜましょう。
生地をラップで包み、冷蔵庫で15分以上は寝かせましょう。

③生地を手でころころに丸め180℃のオーブンで15分くらい焼きます。

④冷ましたクッキーに粉砂糖をまぶし(袋に入れてまぶすと簡単)、でき上がりです。

小麦粉を使わないのがコツ?グルテンフリークッキー

サクサクのコツはグルテンフリー!
小麦粉と水分が混ざったものを捏ねていくとグルテンが発生します。
そうなると生地同士がしっかり結びついてしまい固い歯ごたえになってしまいます。
小麦粉を使わないならグルテンが形成されないため、サクサクのクッキーができますよ!小麦粉アレルギー対策にもなりますね。

★上新粉クッキー★
【材料】
・上新粉 55g
・アーモンドプードル 20g
・バター40g
・砂糖35g
・牛乳小さじ1くらい

【作り方】
①バターを常温に戻しておきます。

②バターを白っぽくなるまで泡だて器で混ぜ、そこに砂糖を入れ白っぽくなるまでよく混ぜ合わせます。

③そこに上新粉とアーモンドプードルを加えて生地がまとまるまで混ぜ合わせます。
生地がまとまらなければ牛乳を入れて調整します。

④生地をラップで包み冷蔵庫で休ませます。
生地を5mmくらいの厚さにのばし、型抜きします。

⑤170℃のオーブンで20~25分くらい焼きます。
(様子を見ながら)

⑥冷ましてでき上がりです。

★簡単!米粉のきなこクッキー★
【材料】
・米粉 80g
・きなこ20g
・砂糖40g
・塩3g
・サラダ油30g
・牛乳30cc

【作り方】
①粉類(米粉、きなこ、砂糖、塩)を袋に入れて振って混ぜます。

②油、牛乳を加えてよく揉み、ひとまとめにします。
まとまらない場合は牛乳や水を足してください。
冷蔵庫で少し休ませます。
(15分から1時間くらい)

③平らに伸ばして(5mmくらいの厚さ)型抜きをします。
オーブンを170℃に温めておきます。

④170℃のオーブンで15~18分焼いてでき上がりです。

サクサククッキーは夢ではない

サクサククッキーを作るコツ、いかがでしたでしょうか?

レシピの分量や作り方に忠実に作ることも大切です。
また材料に注目して、例えばアーモンドプードルや上新粉、コーンスターチが入ってるレシピを探してみるのも手です。

サクサクの程度は人によって好みが分かれますので、ぜひいろいろ試してみてご自分のお気に入りレシピが見つかるといいですね。

家では難しいのでは?と以前は思っていたようなサクサクのクッキーをご家庭で作るのも夢ではないのです。