枝豆と大豆と小豆の違いってどこにあるの?栄養素のまとめ!
2017/03/29

ビールに良く合うおつまみの枝豆、馴染み深い納豆、お祝いには赤飯・・・など、美味しい豆食品は豊富にありますね。
でも、枝豆・大豆・小豆って一体何が違うんだろう?って、ふと考えたりしませんか?
今回は、そんな疑問にお答えしようと思います!
枝豆と大豆と小豆の違いはどこにあるのかについてと、それぞれの栄養素をまとめてみました!
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大豆に含まれている色々な栄養成分とは?
日本人は古くからバランスの良い食事を心がけてきました。
既に江戸時代には、今の食事体系が文献で示されているほどです。
その日本独自の食文化を築いてきた成果として、近年日本が世界の最長寿国になった事が挙げられます。
その中でも大豆、枝豆、小豆などの豆類は、様々な姿に形を変えて我々の食生活に取り入れられています。
とくに大豆には非常に多くのたんぱく質が含まれており、人間の体では生成の出来ない必須アミノ酸がバランスよく入っています。
一方で動物性たんぱく質と違いコレステロールをほとんど含まない為、ダイエットにも効果が高い食品です。
大豆には実に様々な栄養素が詰まっており、人間の体に大きな効果効能をもたらせてくれています。
例えば有名なイソフラボンには動脈硬化を防いだり、更年期障害の改善などの効果があります。
また、五大栄養素が全て含まれ、一般の野菜からでは摂取しづらいミネラルやビタミンも補給できるので、非常に健康的な食品であると言えます。
枝豆の栄養素はどんなもの?
枝豆は大豆が成長する過程で、早めに収穫した物なので元は同じです。
ただ含まれている栄養素などは微妙に違っています。
枝豆はその色からも想像がつく様に、緑黄色野菜の仲間です。
その為にビタミンが豊富に含まれています。
とくにビタミンB1、ビタミンCはアルコールの分解を促し、肝機能を向上させてくれます。
同じ豆類の中では、小豆と含まれている成分が似ていますね。
また夏バテ防止に効果があるカリウムも多く含まれているので、夏にビールのつまみに良く枝豆が出てくるのは、相性の良さもさることながら、科学的根拠もあるのです。
ただもちろん元は大豆ですから、たんぱく質、脂質といった身体に欠かせない栄養素の他、イソフラボン、鉄分などさまざまな栄養素が含まれています。
その中でもオルニチンは美肌・若返りに効果的な成長ホルモンの分泌促進の役割を果たし、疲労回復機能が高いアミノ酸の一種で、シジミなどに多く含まれていることは有名ですが、実は枝豆にも沢山含まれています。
枝豆の中でもだだちゃ豆にはシジミの数倍のオルニチンが含まれているそうです。
枝豆と大豆は同じもの?
先ほどもお話しましたが、枝豆は成長すると大豆になります。
ですから枝豆は大豆を栽培している過程で、まだ若い未成熟の物を収穫している事になります。
その為枝豆は若い分瑞々しくて、少し青い感じがするのです。
一方成熟した大豆の方は水分が抜け、成分が凝縮されるので、枝豆よりも粒が小さくなって、味も変わります。
さてもとは同じである大豆と枝豆ですが、栄養素や成分は少し違うと説明しました。
色や大きさ、味も違うので当然かもしれませんが…具体的に例を挙げて違いを見てみましょう。
100g当たりの含有量
たんぱく質:大豆35.3g・枝豆11.5g
炭水化物:大豆28.8g・枝豆8.8g
ビタミンA:大豆12㎎・枝豆110㎎
ビタミンC:大豆0㎎・枝豆30g
たんぱく質や炭水化物は枝豆から大豆に成長する過程でさらに増え、逆に緑の物に多く含まれているビタミン類が減るという訳ですね。
どちらかが優れているという事では無く、お互いに利点があるという事です。
では次項からは大豆と並んでポピュラーな豆類の一種である小豆についてお話します。
大豆と枝豆は同じだけど、小豆と大豆の違いはどこに?
豆類には実に様々な種類があり、学術的にはマメ科に属します。
その中で大豆や枝豆はダイズ属、小豆はササゲ属に属している豆です。
ササゲ属にはもやしになる事でお馴染みの緑豆も属しています。
和菓子や赤飯で良く見かける小豆ですが、原産は意外にも日本では無く中国です。
小豆は収穫後乾燥させて商品化されますが、ほかの乾燥豆と違い、一度水で戻さなくても直接調理ができます。
粒の長さ4.8mmより大きいものを「大納言」、小さいものを「小納言」と呼びます。
一方大豆ですが、こちらも原産は中国です。
乾燥したままでは、硬く食べにくいなどの事情から、東アジアでは大豆の加工技術が発達し、とくに日本人は昔から味噌や納豆など発酵食品に加工して、保存食としての役割も大きかったのです。
また日本以外では大豆そのものを食べる習慣はあまりないですが、それだけ国産大豆が美味しいという事でしょう。
更に大豆を栽培している途中、まだ緑色の時に収穫した物が枝豆になりますし、発芽した芽を少しだけ成長させたものがもやしになります。
小豆の赤い色には、体に嬉しい効果が!
さて小豆ですが、意外とその効果・効能は詳しく知られていないのではないでしょうか?
小豆のあの独特の赤い色はアントシアニンというポリフェノールの一種によるもので、ブルーべリーや赤ワインと同じです。
アントシアニンは主に目に良い物であることは有名ですが、老化防止やがんの予防にも効果があると言われています。
また小豆にはリジンと言って、お米に不足している必須アミノ酸が多く含まれているので、赤飯に小豆が入っているのはバランスを考えると非常に効果的なのです。
また大豆や枝豆にも多く含まれているサポニンには高血圧の改善やコレステロールの抑制などに効果があり、糖尿病などの成人病の予防にもつながります。
サポニンには肝機能の働きを高める効果もあるので、二日酔いの日に小豆を食べてみるのもオススメです。
小豆=あんこというイメージから甘いものを想像される方も多いと思いますが、意外にも香辛料との相性が良いのでカレーなどに入れるのが良いです。
あんこが苦手という方が意外と多いと思うので、小豆の新しい食べ方としてオススメしたいです。
小豆の基本的な煮方
ここまで、大豆や枝豆と小豆の違いなどをお話してきましたが、最後に、小豆を煮てあんこを作るレシピを紹介します。
【材料】
・あずき200g
・砂糖180g程度
・塩少々
【作り方】
1)鍋にあずきを入れ1L程度の水を入れ、蓋をして中火にかけます。
2)沸騰したら中火~弱火で差し水をしながら、蓋をしたまま45分くらいふっくらするまで煮ます。
3)手でつぶせるくらい柔らかくなったら、火を止め蓋をして15分程置き、蒸らします。
4)砂糖を1/3くらい入れて5分くらい煮ます。
アクを取り除きます。
5)4をあと2度繰り返し行います。
アクは思ったより結構出るのできっちり取り除いて下さい。
6)水分が飛んで焦げやすくなってくるので、良くかき混ぜながら煮ます。
7)最後に塩を少々入れて、フツフツと煮立ってきたら完成です。
蓋をしないで放置しておくとあんこが落ち着いてきます。
乾燥豆から作るのでとても簡単です。
粒あん好きの方は是非試してもらいたいと思います。
また煮る時に水分を多めにすれば、おしるこやぜんざい用にもなります。
健康の維持増進の為には食卓に豆類を!
いかがでしたか。
大豆と小豆は、名称は似ていても、種類の違う豆類なのですね。
種類も違うし、明らかに見た目も違いますが、どちらも身体に嬉しい栄養素が豊富に含まれていることが分かっていただけたでしょうか。
違いを知っておくことで、効果的に食事に摂り入れる事が可能だと思います。
大豆や小豆などの豆類を積極的に摂取することで、健康の維持増進に役立つことでしょう。