味噌鍋を食べた後のスープを使って、うどんや雑炊を作ると美味しいですね。
寒い日の鍋はとても身体が温まりますが、そこにご飯やうどんを入れるとさらに身体がポカポカになります。
身体を温める美味しい味噌鍋雑炊には色々な種類があります。
肉を使ったものに野菜たっぷりのもの、そして魚介類の鍋です。
今回は、味噌鍋を使った雑炊レシピを色々とご紹介しましょう。
味噌鍋に野菜を入れて栄養たっぷりの雑炊レシピ
味噌鍋は、味噌に含まれるたんぱく質やミネラルを摂ることができます。
そこに白菜やにんじん、小松菜といったたくさんの野菜を入れることで、ビタミンやミネラルも摂ることができます。
鍋を作る時に出汁を入れますが、雑炊にする時は、煮込んだ野菜や肉、魚介からも出汁がでますので、さらに美味しくなります。
特に、小松菜やニラといった色が濃い葉野菜は、緑黄色野菜の中でも低糖質のため、ダイエットにも健康にも二重にお勧めの具になります。
ネットや本に書いてあるレシピの野菜の具が、白菜や長ネギといった野菜だけを使っている時は、そこに小松菜を加えてみましょう。
小松菜は、ほうれん草と違いアクがなく春菊のような独特の苦みもないため、白菜や長ネギと一緒に合わせても、味を邪魔することがありません。
豆腐や豚肉と合わせても、ピッタリです。
にんじんも良いですが、にんじんは小松菜と比較して糖質が高いので、ダイエットを考えるなら葉野菜の小松菜をお勧めします。
小松菜はご飯と合わせても美味しいので、味噌鍋が終わるころに少し残しておき、小松菜と味噌スープの味噌鍋雑炊にしてもとても美味しく食べることができます。
本やネットの料理サイトで見つけたレシピに、自分が好きな野菜を足したり、冷蔵庫に残っている野菜を加えても、合うものが色々あります。
ただ、決められたレシピ通りに作るだけでなく、自分で好みのレシピに作り変えてみてください。
さっぱりとした味噌鍋雑炊のレシピ
それでは、定番と言える味噌鍋を使った雑炊のレシピをご紹介しましょう。
【材料 2人分】
・白菜 3~4枚
・豚小間切れ肉 100g
・豆腐 1丁
・にんじん 1/3本
・大根 5cm
・みつば 1/2袋
・小松菜 1束
・水 600ml
・顆粒出汁 15g
・砂糖 15g
・醤油 30ml
・味噌 30g
・しょうが 15g
・ご飯 1合分
【作り方】
①白菜は食べやすい大きさのざく切りにし、大根とにんじんは薄めの短冊切りにします。
②豆腐は、大きめのさいの目切りにします。
③みつばと小松菜は細かく刻んでおきます。
④鍋に、白菜と大根・にんじん・豚肉を入れて調味料を水を加えて蓋をして煮ます。
小松菜とみつばは雑炊用ですので、ここでは入れません。
野菜がしんなりしたら、豆腐を入れます。
⑤鍋を楽しんだ後、ご飯と刻んだ小松菜・みつばを入れて雑炊にします。
味噌鍋が鍋の味そのものがコクがあり、肉や野菜からも出汁が出ているため、あっさりとした小松菜やみつばを刻んで一緒に雑炊にするとさっぱりとします。
辛めがお好みの人は、豆板醤や鷹の爪を入れます。
逆に甘めの鍋が好きな人は、雑炊の時に溶き卵を入れます。
子どもには、こちらの方がお勧めです。
チーズを入れた味噌鍋雑炊のレシピ
味噌鍋の後にご飯を入れて雑炊にする時、野菜を入れるとさっぱりとしたものになります。
しかし、コクがある濃厚な味が好きなら、わざと味が濃いものにすることもできます。
とはいっても、さらに味噌を入れるのは塩辛くなってしまい、塩分が気になりますね。
豆板醤やオイスターソースを使って中華風にすることもできますが、チーズを入れるのも美味しいです。
そこで、チーズを入れることで味噌鍋雑炊が、洋風リゾット風のレシピに早変わりします。
チーズの塩分も気になりますが、チーズの塩分は30g食べても0.3gと以外と少ないです。
ポン酢は小さじ1で0.5g入っていますので、チーズの方が塩分控えめになっています。
醤油やポン酢を使うよりもチーズを入れたほうが、実は塩分が控えめになります。
味噌にも含まれていますが、カルシウムやたんぱく質は味噌よりもチーズの方がたくさん入っています。
そして、チーズは高たんぱくで低糖質です。
ご飯と一緒にチーズを入れることで、ダイエット食品にもなります。
味噌鍋に入れる野菜や具も、少し洋風にするとさらにリゾット感を楽しむことができます。
味噌とチーズの味はピッタリと合うので、ご飯を入れる時にチーズを足すとさらに美味しさが増した雑炊になります。
味噌鍋を使ったチーズ雑炊のレシピ
そこで、味噌鍋の後にチーズを入れた雑炊、味噌とチーズのリゾットをご紹介しましょう。
【材料 人分】
・鮭 1切れ
・ウインナーソーセージ 3本
・キャベツ 3枚
・にんじん 25g
・エリンギ 50g
・玉ねぎ 1/2個
・水 600ml
・顆粒出汁 小さじ1
・味噌 50g
・醤油 少々
・ピザ用チーズ 80g
・ご飯 1合分
【作り方】
①鮭はひと口大に切り、ウインナーソーセージは斜め半分に切ります。
キャベツは、4~5cmの一口大に切ります。
にんじんは、薄めの輪切りにします。
エリンギは縦に4等分にします。
玉ねぎはくし形切りにします。
②鍋に水と顆粒出汁を入れて煮立たせます。
鮭・ウインナーソーセージ・キャベツ・にんじん・エリンギ・玉ねぎを加えて煮込みます。
野菜が柔らかくなったら鍋は出来上がりです。
③鍋の後に、ご飯を入れて、上から溶けるピザ用チーズを散らします。
チーズが溶けたら出来上がりです。
同じ味噌鍋でも、チーズに合うような具を使ったレシピになります。
チーズは、ご飯を入れる時に入れてチーズリゾットとして楽しんでも良いですが、鍋を煮立たせるときに、味噌と一緒にチーズを入れて楽しむこともできます。
チーズは、ピザ用チーズがなければモッツアレラチーズを細かく切って使いましょう。
チーズによっては十分に溶けずに残ってしまうことがありますので、気を付けて下さい。
味噌鍋をアレンジしたうどんレシピ
味噌鍋の雑炊も美味しいですが、ご飯の代わりにうどんを入れるのも美味しいですね。
それでは、うどんを入れた味噌鍋のうどんレシピをご紹介しましょう。
そのままでも味噌煮込みうどんになりますが、鍋の具から出た出汁を楽しんだ後にうどんを楽しむのも一つです。
【材料 2人分】
・ゆでうどん 250g
・長ねぎ 2本
・椎茸 4~5枚
・しめじ 1/2束
・えのき茸 小1束
・にんじん 1/2本
・ごぼう 1/3本
・かまぼこ 1/2本
・鶏もも肉 150g
・油揚げ 1枚
・卵 2個
・だし汁 1300ml
・八丁味噌 150g
・みりん 大さじ45ml
・砂糖 5g
【作り方】
①長ねぎは1~1.5cm幅の斜め切りにします。
ごぼうはささがきにして、水にさらします。
かまぼこは5mmの厚さに切ります。
人参は薄めの短冊切りにします。
えのきとしめじは石づきを切り落として、ほぐしておきます。
きのこは石づきを落として1cm幅の薄切りにしておきます。
油揚げは短冊切りにします。
鶏肉は皮ごと7~8mm幅のそぎ切りにします。
②八丁味噌とみりん、砂糖を混ぜておきます。
ない時は、赤味噌を使います。
③土鍋に出汁を入れて、長ねぎ・にんじん・ごぼうを加えて火にかけます。
沸騰したら、鶏肉を加えます。
次にキノコ類、油揚げを入れて再沸騰させます。
④鶏肉に火が通ったら、鍋として楽しみます。
⑤最後にうどんと卵を入れます。
雑炊にする時は、ここでご飯を入れましょう。
味噌味の卵おじやになりますね。
卵は半熟が一番うどんやご飯と合いますが、固めが良い人は少し早めに入れても良いですね。
レシピによって入れる具が違いますが、味噌煮込みうどん風にする時はたくさんの具を入れましょう。
鍋のしめにうどんを入れる時はゆでうどんを使いますが、味噌煮込みうどんにする場合は、生うどんを使います。
味噌鍋雑炊のレシピで使う味噌のお勧め
味噌鍋雑炊レシピに使う味噌は、赤味噌か合わせ味噌の方が具の野菜や肉、魚介にコクを与えます。
特に、白菜やキャベツは野菜そのものの味があっさりとしていますので、白味噌では少し物足りない感じがするかもしれません。
白味噌や甘味噌を使う場合は、みりんや砂糖の量を控えて作って下さい。
白味噌は、うどんよりもご飯の方が合いますので、白味噌の味噌鍋のしめはうどんではなくご飯を入れて雑炊にしましょう。
うどんに入れる時は、やはり赤味噌や八丁味噌が合いますね。
八丁味噌を使うと、赤味噌よりも塩味を控えることができます。
赤味噌の方が塩分が高めになりますので、塩分を気にするなら八丁味噌がお勧めです。
八丁味噌は塩味が控えめで、コクがあります。
うどんにもご飯にも、そして野菜や肉・魚介にも合います。
さらに、しめのごはんやうどんと一緒に卵でも良いですが、バターを1片最後に入れるとよりコクが出ます。
甘味が欲しいなら卵の方が良いですが、こってりしたものが好きならバターを加えるのも一つですね。
赤味噌や八丁味噌は、バターと合わせるとうどんやご飯だけでなく、ラーメンにもピッタリです。
雑炊なら、赤味噌・白味噌・八丁味噌と色々な味噌鍋に合います。
味噌鍋雑炊は、お好みの味噌を使った味噌鍋で作ってみましょう。
味噌鍋雑炊で鍋を楽しもう
鍋の良さは、しめに入れるご飯やうどん、ラーメンまで楽しめることです。
味噌鍋にいれた野菜や肉からたくさんの旨味が出て、普通の雑炊やうどんよりもさらに旨味が増します。
自然の旨味がたくさん出ますので、鍋の出汁は普通の顆粒出汁で充分です。
味噌鍋雑炊には色々なレシピがありますが、鍋は好きな具を入れて楽しむものです。
自分好みの具を探して、自分だけの鍋レシピにご飯を足して味わって下さい。