新米の季節になりました。
皆さんはスーパーでお米を買いますか?
お米屋さんでお米を買いますか?
それとも、農家の人から直接お米を買いますか?
農家でお米を玄米のまま一年分購入して、必要な時に精米をして食べている人もいます。
しかし、玄米で購入してそのまま置いておくと虫が湧いてしまうこともありますよね。
お米に湧いてしまう虫を予防するには、どうしたらいいのでしょうか。
今回は、玄米に湧いてしまう虫と、その予防方法をご紹介しましょう。
玄米につく虫ノシメマダラメイガの予防
玄米につく虫はコクゾウムシ・ココクゾウムシ・ノシメマダラメイガ・コナナガシンクイムシといったものがあります。
お米の虫は精米よりも玄米の方を好むため、玄米を保存する方が難しいです。
玄米についている糠や胚芽部は栄養価も高いため、虫が好むためです
そこで玄米を貯蔵しておくときは、虫の害を予防するための工夫が必要になります。
普通のご家庭では、農家で購入した一年分の玄米を保存をしておく場所がないご家庭も多いですよね。
マンションや現代風の一戸建て住宅は密閉度が高く、冬でも暖房効率が良く、室内が暖かいため虫が湧く確率も高くなっています。
ふるさと納税でのお米の返礼品はとても人気があり、中でも人気が高いのは、一年分のお米を玄米や精米の形で、年間6~12回に分けて送ってもらえるというものです。
食べる分だけ送ってもらうため、虫が湧く心配もいりません。
ところで、お米に虫が「湧く」といいますが、虫は自然発生するものではないので、湧くといういい方は、本当は間違いですね。
実際には虫はどこからか、やってきて玄米につきます。
例えば、蛾の幼虫のノシメマダラメイは、飛来してきて玄米の胚芽部を食害しますし、コクゾウムシ・ココクゾウムシは歩いてお米につき食害します。
虫が湧くのは農薬がない証拠という人もいますが、虫は保存中にもつきますし、保存中まで農薬が残るお米はありません。
どんな玄米でも精米でも、虫は湧きます。
それでは、どうしたら虫が湧くのを予防できるでしょうか。
そして、予防できずに虫が湧いてしまった玄米はどうしたらよいでしょうか。
玄米につく虫ノシメマダラメイガの予防
玄米につく虫はコクゾウムシ・ココクゾウムシ・ノシメマダラメイガ・コナナガシンクイムシといったものがあります。
お米の虫は精米よりも玄米の方を好むため、玄米を保存する方が難しいです。
玄米についている糠や胚芽部は栄養価も高いため、虫が好むためです
そこで玄米を貯蔵しておくときは、虫の害を予防するための工夫が必要になります。
普通のご家庭では、農家で購入した一年分の玄米を保存をしておく場所がないご家庭も多いですよね。
マンションや現代風の一戸建て住宅は密閉度が高く、冬でも暖房効率が良く、室内が暖かいため虫が湧く確率も高くなっています。
ふるさと納税でのお米の返礼品はとても人気があり、中でも人気が高いのは、一年分のお米を玄米や精米の形で、年間6~12回に分けて送ってもらえるというものです。
食べる分だけ送ってもらうため、虫が湧く心配もいりません。
ところで、お米に虫が「湧く」といいますが、虫は自然発生するものではないので、湧くといういい方は、本当は間違いですね。
実際には虫はどこからか、やってきて玄米につきます。
例えば、蛾の幼虫のノシメマダラメイは、飛来してきて玄米の胚芽部を食害しますし、コクゾウムシ・ココクゾウムシは歩いてお米につき食害します。
虫が湧くのは農薬がない証拠という人もいますが、虫は保存中にもつきますし、保存中まで農薬が残るお米はありません。
どんな玄米でも精米でも、虫は湧きます。
それでは、どうしたら虫が湧くのを予防できるでしょうか。
そして、予防できずに虫が湧いてしまった玄米はどうしたらよいでしょうか。
$$$玄米につく虫ノシメマダラメイガの予防$$$
玄米にノシメマダラメイガが湧いてしまった場合は、発生源となった玄米は捨てるしかありません。
ノシメマダラメイガはとても厄介な虫のため、食害がひどい玄米や精米は処分をしましょう。
しかし、軽い食害の玄米の場合は、精米をしてよく洗えば食べることができます。
特にノシメマダラメイは、飛来してきて玄米の胚芽部を食害します。
精米すれば、虫に食われた部分を取り除くことができ、味は落ちますがノシメマダラメイガには毒性がないため、普通に食べることができます。
玄米の場合は、精米をすることで食害された部分を除去することができます。
精米後、玄米を保存していた場所は、次の虫が湧かないようにきれいにしましょう。
家庭で精米を貯蔵するときでも同じで、精米を貯蔵する米びつやストッカーは、入れる前にきれいに洗浄し水気を取っておきます。
食害がひどく食べられないお米やその周辺には、エアゾールの殺虫剤で虫を全滅させます。
ノシメマダラメイガは、卵が0.5mmと小さいため、卵で発見されることはほとんどありません。
できる限り次の卵を付けられないように、幼虫や成虫のノシメマダラメイガを除去しましょう。
ノシメマダラメイガは飛来してくる虫になりますので、高いところに置いても入ってくることがあります。
密閉の容器に入れておくことが一番大切です。
少量なら冷蔵庫の野菜室などに入れておくと、予防することもできます。
玄米につく虫コクゾウムシの予防
コクゾウムシ・ココクゾウムシは、稲を食い散らかす「米食い虫」といわれている虫です。
体長は2.1mm~3.5mmで小さく幼虫は白色でわかりにくいですが、成虫になると茶褐色や暗黒色になり気が付くことができます。
ココクゾウムシは気温が25度を超えると成虫になり、寒いときは、幼虫の状態で寒さを超えます。
最近は冬でも暖房などで室温が25度を超えることがあり、季節を関係なく成虫が発生することがあるのです。
コクゾウムシは、毒性はありませんので、しっかりと洗って虫を除去すれば食べることができます。
しかし、稲の段階でコクゾウムシに食害されたると、稲は発熱現象というものを生じて、33度~38度と高温になります。
これによって稲全体の発育が遅れてしまうことがあります。
玄米は精米することで虫がついた場所を除去することができますが、精米した後のお米は虫がつくと黄色く変色してしまいます。
そこで、コクゾウムシがつく前に対策をするためには専用のトラップを仕掛けて、お米を貯蔵している場所の手前で捕まえることが一番です。
コクゾウムシはノシメマダラメイガと違い、飛びませんのでお米を玄米のまま貯蔵する場所の近くに、トラップを仕掛けておくと、捕獲をして予防することができます。
食品工場などで使われる専門のトラップは業務用で10,000円以上になります。
家庭で使うには、コスパ的にあまりお勧めではありませんが、一年分のお米を玄米のまま貯蔵する場合は、こういったものを用意すると良いかもしれません。
業務用は家庭用の虫よけ剤よりも、より高い精度で虫を予防することができます。
予防できなかった玄米の黒い虫を除去
お米を袋から出したとき、黒い虫がついているのを目にすることがあります。
この黒い虫はコクゾウムシ・ココクゾウムシの可能性が高いですね。
トラップを仕掛けるよりも簡単な、お米に虫が湧いてからの除去の方法をご紹介します。
虫が湧いたとたんに、お米そのものを捨ててしまいたくなりますが、もったいないですよね。
予防できなかった黒い虫が、あっという間にいなくなる方法があります。
コクゾウムシ・ココクゾウムシは、太陽の光が苦手です。
高温は好きでも光が苦手なので、虫が湧いたお米を一度新聞紙やきれいなビニールシートの上に広げます。
そのまま太陽光の下に広げておくと、光が苦手なコクゾウムシ・ココクゾウムシは徐々にいなくなって、お米はすべてきれいになりますよ。
時間は30分~1時間ほどで、虫はほぼいなくなります。
重なったところがないように、粒の間を空けてきれいに広げましょう。
何度かお米を広げ直しても良いですね。
虫が苦手な人も、触れることなく除去ができます。
虫を見るだけでも苦手という人も、この方法ならベランダや庭先にレジャーシートを広げ、その中心に大き目のビニール袋や新聞紙を広げてお米を干すだけです。
地面に直接新聞紙を広げてお米を広げると、蟻などの虫が入ってしまいますので、必ず一回り外側に一枚シートを敷いてください。
この方法は、玄米でも精米でも同じで大丈夫です。
玄米を虫から予防する香辛料
お米の虫を予防する方法として、ワサビや唐辛子などが効果的といわれています。
しかし、市販のワサビや唐辛子の香辛料の虫よけ剤は、あまり効果がないという意見も多くあります。
市販の虫よけ剤は、使用期限が決まっていますが、つい同じものをいつまでも使っている人もいます。
そのために、効果がなくなっている可能性があるのです。
米びつやお米を入れるストッカーの中では、玄米を広げて入れるわけにはいきません。
重なり合った玄米の間には香辛料の効果が行き届かない可能性もあります。
特に、計量したお米が下から出てくるタイプのストッカーは、便利ですが密閉度が低いため、虫が入るスキがたくさんあります。
計量できるタイプのストッカーは、簡単に1合2合と量る必要なくお米を用意できるので楽ですが、虫が入りやすいという欠点があります。
玄米を計量カップで量るのが面倒という人もいますが、それほど時間を取るものではありません。
虫が入らないようにするためには、密閉タイプのストッカーの方が良いですね。
その中に唐辛子やワサビといった香辛料を利用した虫よけ剤を入れておくと安心です。
玄米から虫を予防する方法と温度
玄米を虫から守る方法は、密閉することと低温で保存することです。
はじめに名前が出てきたコナナガシンクイムシは、コクゾウムシ・ココクゾウムシに並ぶ穀物を食い荒らす害虫です。
茶褐色の飛ばない虫ですが、ご家庭ではこぼれたお米などをそのまま放置しないことで予防することができます。
家庭で玄米を保存する時に、まず小分けにして密閉容器や袋に入れましょう。
これはどんな虫を予防するときも同じです。
できるだけ冷暗所に置くことが大切ですので、夏場は冷蔵庫に入れることも大切です。
私は、毎年知り合いの農家から1年分のお米を玄米のまま購入し、必要に応じて精米したものを持ってきてもらいます。
農家では専用の冷蔵庫で、玄米を保存しています。
10年以上お米を購入していますが、ほとんど虫が湧くことはありません。
もちろん、家に持ってきてからの保存の方法が悪くて、稀にノシメマダラメイガが湧いていることがあります。
ノシメマダラメイガが湧いているときは、ほどんどが精米されたお米を袋のまま、温かいキッチンに放置しているときです。
時々、精米してもらうタイミングが悪く、前のものがたくさんあるのに、お米を持ってきたもらうことがあります。
新しく持ってきてもらったお米をそのまま放置してしまい、米びつに移そうとした時に虫が湧いていて慌ててしまいます。
その場合は、一度袋からお米をあけて、新聞紙の上で放置してから米びつに入れましょう。
また、米びつの中でも、夏場は虫が湧いていることがあります。
虫の予防に大切なのは虫が入らないために密閉度と、虫が孵化しないための温度です。
お米を小分けにしてビニールに入れ、冷蔵庫の野菜室に入れたものは、虫が湧いてきません。
ワサビや唐辛子といった香辛料を入れることよりも効果的です。
そして、古いお米には虫が湧きやすいです。
できるだけ短い期間で食べる分だけを購入するようにしましょう。
ジッパー付きでなくても、普通のしっかりしたポリエチレン製のビニール袋で大丈夫です。
冷蔵庫がいっぱいで冷凍庫にスペースがあれば、冷凍をしても大丈夫です。
玄米は冷暗所で保存
玄米はビタミンB1が含まれているため、精米よりも良いと購入する人が増えています。
しかし、人間の身体に良いものは、虫にとっても良いものなんですね。
地球はどんどん温暖化が進み、5月くらいになるとかなり暑い季節になります。
住宅事情が変わり、冬でも家の中は快適な温度です。
それは人間だけでなく、虫にとっても同じです。
お米を保存するときは、冷蔵庫のような、できる限りご家庭にある低い温度の場所で、ビニール袋に入れて保存しましょう。