体調不良のときや、軽めの食事にしたいときに食べたいのは、雑炊ですよね。
鍋で作るイメージがありますが、電子レンジでも簡単に作ることができますよ。
体に優しいものから食べ応えあるものまで、幅広く雑炊レシピをご紹介します。
すべて材料は1人分、時短でおいしい雑炊6種類です。
電子レンジでつくる雑炊の基本レシピ
電子レンジで作る雑炊と鍋で作る雑炊では、どのような違いがあるのでしょうか。
実は見た目の仕上がり以外は、さほど変わりません。
味が若干あっさりとしているほどの差です。
むしろ、電子レンジの方が玉子がふわふわになります。
時間や光熱費の節約になりますので、雑炊作りにぜひ電子レンジを活用してみましょう。
まずは、基本の電子レンジ雑炊のレシピです。
【材料】
・ご飯 1膳
・お湯 1カップ
・白だし 大さじ1
・溶き玉子 1個
【作り方】
①耐熱容器に溶き玉子以外の材料を入れて、600Wの電子レンジで2分加熱します。
② ①に溶き玉子を入れて混ぜ合せ、200Wの電子レンジで5分加熱したらできあがりです。
短時間の加熱で雑炊を作るため、電子レンジで雑炊を作るときはお湯を使います。
次に、基本レシピに入れたいおすすめの具と調味料をご紹介しましょう。
・アオサ
・ワカメ
・塩昆布
・鶏挽き肉
・天かす
・長ネギ
・鮭フレーク
・サバフレーク
・高菜漬け
・塩麹
電子レンジで雑炊を作ると味があっさりとしますので、味の濃い具や調味料を入れると味が締まりますよ。
簡単に作れますので、離乳食後期のレシピにもおすすめです。
胃腸をリセットする野菜雑炊
胃腸の調子が悪く、あまり負担をかけたくないけれど何か食べないといけないときは、雑炊のレシピがおすすめです。
雑炊はおかゆの次に胃での消化がよく、電子レンジで短時間で作れるのは助かるものです。
ここでのレシピでは、消化がよい食材である、大根おろしを使います。
ほかの野菜も細かく切ってたくさん入れて雑炊を作れば、胃に負担をかけずにお腹を満たせますよ。
【材料】
・大根おろし(水気を切っていないもの) 1カップ
・ニンジン 1/3本
・シイタケ 2個
・長ネギ 1/3本
・おろしショウガ 小さじ1
・白だし 小さじ2
・ご飯 1膳
【作り方】
①ニンジンはみじん切り、シイタケは軸をとり薄切りにします。
長ネギは小口切りにしましょう。
②耐熱容器に材料全てを入れて、600Wの電子レンジで2分加熱したらできあがりです。
電子レンジ料理は鍋でコトコト煮るよりもあっさりと仕上がる分、味に深みがないと感じることがあります。
こちらの雑炊は大根おろしの水分だけなので、野菜の旨味が凝縮していますよ。
コンビニのおにぎり作る雑炊レシピ
電子レンジでいちばん簡単に雑炊を作る方法は、コンビニのおにぎりを使うことです。
鮭、昆布、梅など定番雑炊のレシピはすべて、コンビニのおにぎりを電子レンジで温めて作れます。
おにぎりから雑炊へとチェンジするために、入れたいのは白だし、または麺つゆそれにごま油です。
雑炊の味を引き締めてくれます。
【材料】
・コンビニ鮭おにぎり 1個
・白だし または 麺つゆ 小さじ1
・ごま油 大さじ1
・お湯 1カップ
【作り方】
①おにぎりよりも一回り大きい器に、鮭おにぎりと海苔、白だし(または麺つゆ)、お湯を入れます。
②600Wの電子レンジで2分加熱しましょう。
③ ②にごま油を回しかけたら、できあがりです。
定番のレシピのほかに、「ワカメじゃこ」や「麦鶏飯」など、最近はコンビニおにぎりの味が充実していますね。
「このおにぎりは雑炊のレシピに合っているかも」と思ったら、ぜひ作ってみましょう。
レシピ作りに慣れると、コンビニおにぎり以外でもおいしい雑炊が作れるようになりますよ。
電子レンジでもしっかり味付け
電子レンジで雑炊を作ると、よくも悪くも若干あっさりとした味になります。
もっと食べ応えがある味にしたいときにおすすめしたいレシピをご紹介しましょう。
しば漬けやたくあんなど、好きな漬物を入れて雑炊を作ります。
漬物の酸味とじゃこの塩気で絶妙の味に仕上がりますよ。
【材料】
・しば漬け 10g
・たくあん 10g
・じゃこ 10g
・和風だし 小さじ1
・お湯 1カップ
・ごはん 1膳
【作り方】
①しば漬け、たくあんをみじん切りにしておきます。
②耐熱容器に材料をすべて入れ、600Wの電子レンジで2分加熱したらできあがりです。
漬物のよいところは、塩気があるほかに、食感がよくなるところです。
電子レンジで加熱しても、ポリポリとした食感は残っています。
漬物を食べ過ぎると塩分の摂り過ぎが心配ですが、このレシピの雑炊1品に置き換えれば塩分も食べ応えも心配ありません。
連日の過食をリセットしたいときに、このレシピで雑炊を作ってみましょう。
暑いときも食欲が増す担々風雑炊レシピ
担々麺を食べるとき、一緒にご飯が欲しくなりませんか?
そこで次のレシピは、欲しいものを両方合わせた担々麺風のスープで雑炊を作っています。
こちらの雑炊レシピも、電子レンジの温め機能だけで簡単に作れますよ。
【材料】
・ラー油 小さじ1
・唐辛子 1本
・長ネギ 1/2本
・ニラ 1把
・おろしニンニク 小さじ1
・味噌 小さじ1
・醤油 小さじ1
・白ごま 30g
・豚挽き肉 50g
・酒 小さじ1
・お湯 1カップ
・砂糖 大さじ1
・ご飯 1膳
【作り方】
①ニラ、唐辛子をみじん切りに、長ネギは小口切りにします。
②ご飯を600Wの電子レンジで3分加熱して、すべての材料が入る器に入れておきます。
③耐熱容器にご飯以外の材料をすべて入れて、600Wの電子レンジで5分加熱します。
④ ②に③をかけたら、完成です。
通常、担々麺のスープは中華鍋で材料を煮込んで作りますが、電子レンジの加熱も煮込みと同じ効果です。
暑い時季に鍋でスープや雑炊を作るのは大変ですが、そんなときこそ食べたいのは辛味たっぷりのレシピです。
電子レンジなら、暑いときでも手軽に作れますよ。
参鶏湯風雑炊は電子レンジ圧力鍋でおいしく
参鶏湯(サムゲタン)は、丸鶏ともち米、漢方を一緒に煮込んだ料理です。
ここでは、参鶏湯の旨味を雑炊に取り入れたレシピをご紹介します。
味を濃くするのがポイントで、味付けに塩麹を使いますよ。
そして、短時間で鶏肉の煮込みと雑炊が作れる、マイヤー製の電子レンジ圧力鍋を使います。
【材料】
・手羽元 3本
・戻した干しシイタケ 3枚
・長ネギ 1/2本
・ご飯 1/2膳
・おろしショウガ 小さじ1
・おろしニンニク 小さじ1
・鶏ガラスープの素 小さじ2
・塩麹 小さじ1
・酒 大さじ1
・お湯 1カップ
【作り方】
①干しシイタケは薄くスライス、長ネギは長さ5㎝に切っておきます。
②電子レンジ圧力鍋にご飯以外の材料すべてを入れて、600Wの電子レンジで15分加熱します。
③10分蒸らした後、電子レンジで温めたご飯を入れて完成です。
電子レンジ圧力鍋は、雑炊だけではなくカレーやチャーシューも短時間でおいしく作れます。
こちらのレシピではご飯は後から入れましたが、電子レンジ圧力鍋で雑炊を作るとおかゆのようなトロミも出せますよ。
電子レンジ雑炊の作り方は覚えておくと便利
漬物やおにぎりなど手に入りやすいものから、本格参鶏湯風まで幅広くご紹介しました。
電子レンジ料理の基本を踏まえておけば、アレンジは自在です。
離乳食や夜ご飯まで幅広くカバーできますので、色々な味の雑炊を作って楽しみましょう。