皆さんはどんな電子レンジを使っていますか?
普通の回転台のついているタイプ、という意見が多いかと思います。
その電子レンジ、買ったときに天板はついてきませんでしたか?
それがついているなら、ぜひオーブン機能を利用しましょう!
グラタンなど子どもが喜ぶ料理が簡単に作れてしまいますよ!
電子レンジのオーブン機能で難しい料理が簡単に作れる!
普段どんなに料理をする人でも、オーブンを使用していつもグリル料理を作る…なんて方は非常に少ないかと思います。
オーブン自体を持っていない!という方だって多いはずです。
しかし、最近の電子レンジにはオーブン機能がついています。
そのオーブン機能が天板を使用するもので、なおかつ温度を調節できる品物だったらぜひ活用するべきです。
オーブン機能を活用したら、グラタンやパイ包み焼き、ラザニアにドリア、デザートだってとても簡単に作ることができます。
パーティーなどでも見栄えのする華やかな料理を出すことができるので、電子レンジにオーブン機能がついている方はぜひチャレンジしてみましょう。
憧れのローストビーフやローストチキンも自宅で作ることができますよ。
電子レンジのオーブン機能は2パターンある
電子レンジにオーブン機能がついている場合、その機能は2パターンあります。
ひとつは、回転台の土台を外し、そこに調理するものを乗せるというもの。
このタイプの電子レンジはオーブン機能がついているといっても、「おまけ」程度であまりきちんと機能してくれません。
トーストを焼く分には不自由ないですが、大掛かりな料理は諦めた方がよさそうです。
もうひとつですが、前述の通り天板が付いてきて、なおかつ温度調整ができるものです。
これは完全に「オーブン」として機能しますので、このタイプの電子レンジの場合はぜひさまざまな料理を作りましょう。
後者の場合は、クッキーを焼いたりパウンドケーキを焼いたりも簡単に行えます。
前者の場合は、クッキーなどの焼き菓子を作るのには向いていません。
しかし、回転台の土台で焼くタイプでも、作れる料理はちゃんとあります。
両者共通で使える料理が、ラザニアやグラタンなどです。
オーブン機能があれば焼き目が必要なグラタンだって楽々
回転台の土台に乗せるタイプでも、あらかじめ加熱してあるものを温めたり、ちょっとした焼き色をつけたりするのには十分に機能します。
例えばグラタンですが、これは中の具材に全て火が通っているので、表面だけをこがしたいわけですよね。
その場合、チーズの上にパン粉を振って中に置くと、パン粉はトーストと同じ温度で焼けますので、きちんと焦げ目をつけることが可能です。
つまり、グラタンはどのタイプのオーブン機能付き電子レンジでも作れるのです。
同じように、具材が全て加熱されているラザニアなども調理可能です。
表面に焼き色をつけることはどのタイプのオーブン機能付き電子レンジでもできるわけですから、蒸した魚の皮目をパリッとさせたいときなどにも活用できます。
脂を落とした調理がしたい場合にもオーブン機能は使えます。
天板のついてくるタイプであれば普通にグリルするだけでカロリーが抑えられますし、野菜も同時にグリルすることができます。
回転台の土台に置くタイプの場合は、お肉をグリルする前に一度熱湯で茹でておくと良いでしょう。
中まで火が通ってから、表面だけをじっくり炙ることによって脂が溶け出し、旨味が閉じ込められます。
簡単に電子レンジのオーブン機能で作れるグラタンのレシピ
グラタンで一番手間がかかるのがホワイトソースです。
しかし、このレシピを使えばすべて電子レンジで作れてしまいますので、ぶきっちょさんでも安心です。
【材料】
・じゃがいも 120g
・ベーコン 1枚
・とろけるチーズ 適量
・パセリ 適量
・パン粉 適量
<ホワイトソース>
・牛乳 100ml
・バターもしくはマーガリン 大さじ1
・小麦粉 大さじ1
・コンソメ 小さじ1
・塩胡椒 少々
【作り方】
①皮をむいたじゃがいもを食べやすい大きさに切り、ベーコンも1cmほどの細切りにして、ラップをかけて電子レンジ(600W)で2分加熱します。
じゃがいもに火が通っていないようだったらさらに1分加熱します。
②耐熱容器にバターと小麦粉を入れて、ラップをせずに電子レンジ(600W)で30秒加熱し、よく混ぜます。
③ ②に牛乳1/4を入れてよく混ぜ、綺麗に混ざったらもう1/4入れて混ぜ、電子レンジ(600W)で1分加熱し、しっかり混ぜ合わせます。
④コンソメと残りの牛乳を③に加えてよく混ぜ、電子レンジ(600W)で1分〜1分30秒加熱します。
どろっとしていたらホワイトソースの完成です。
味の調整は塩胡椒でしてください。
⑤ ①に④を加えて、上にチーズとパセリ、パン粉を振ります。
⑥電子レンジのオーブン機能で焼き目がつくまで焼いて出来上がり。
この方法ですと洗い物が減りますし、難しいホワイトソースも電子レンジだけで簡単に出来上がります。
入れる具材はじゃがいもでなくても、ゆでたマカロニとエビやブロッコリー、しめじなどでも作れるので、レパートリーも広がります。
子どもが喜ぶ!グラタンアレンジ術
張り切ってグラタンを作ったはいいものの、残ってしまったらどうしますか?
これも電子レンジのオーブン機能を使えば、簡単にアレンジ料理ができます。
まずはクリームコロッケ風の作り方です。
余ったグラタンを冷蔵庫で冷やしたら、俵形に成型します。
それにパン粉をまぶして、オリーブオイルを表面に塗ります。
あとはオーブン機能で焼き目をつけるだけです。
クリームコロッケは作るのが面倒な料理ですが、残ったグラタンを使うとこんなに簡単にできるんですね。
もちろん油で揚げてもOKです。
また、トーストに塗ってパングラタン風に焼き上げる方法もあります。
ご飯の上に乗せればドリアになりますし、これなら思う存分グラタンにチャレンジできますね。
電子レンジのオーブン機能、こんなことで困ってないですか?
電子レンジについているオーブン機能を使うときに、いくつか注意事項があるのはご存知ですか?
これを守っていないと、「火は通っているのに変な匂いがする」だとか、「焼き色が全然つかない」などといった悩みが生まれてしまいます。
グラタンや焼き魚など焼き色や香りが重視の料理をするのには踏み切れない…という方もいるかもしれません。
まずは買ってきたばかりでオーブン機能を使ったことがない人は、空焼きをしましょう。
これは工業用の油がついている可能性があるので、それを飛ばす目的があります。
そして予熱をしっかりすることです。
火が通らないと悩んでいる方は、予熱の時間が短いのかもしれません。
そしてその予熱を逃さないこと。
扉を開けっぱなしにしてしまうと熱が逃げてせっかくの予熱の意味がありません。
そして、焼き色をしっかりつけたい場合は、「グリル機能」を使うことです。
これは「火は通っているのに色がつかない」とお悩みの方はぜひやってみてください。
オーブン機能がついた電子レンジならレパートリーが大増!
せっかくのオーブン機能付きの電子レンジを持て余していた方は、参考になりましたでしょうか?
グラタンやトーストだけでなく、上手に使えばいくらでも料理のレパートリーが増やせるのがオーブン機能の魅力です。
普段は電子レンジでチンしかしていない方も、ぜひご家庭にある説明書を引っ張り出してみてください。
もしかしたら思いもよらない料理が誕生するかもしれませんよ。