日本人の食卓になくてはならないもの一位とも言える味噌汁を、毎日飲んでいる人も多いと思います。
忙しい朝やランチタイムのお供には、お湯を注ぐだけで味噌汁が作れる味噌玉がおすすめです。
味噌玉の魅力はなんと言っても手軽さとアレンジの幅の広さです。
味噌玉の作り方とアレンジレシピのおすすめを4つご紹介します。
まずは基本の味噌玉レシピを覚えよう
毎日の食卓に温かい味噌汁があるだけで、お腹も心も満たされるという人は多いですね。
味噌汁は日本人のおふくろの味・ソウルフードで日本の食卓には欠かせないもの第一位と言っても過言ではありません。
そんな私たちの食生活に深く根付いた味噌汁を手軽に楽しめるアイテムが味噌玉です。
市販の即席味噌汁も便利ですが、味噌の種類にこだわったり具材のバリエーションを楽しみたい方には、断然手作りの味噌玉がおすすめです。
まずは全ての基本となる味噌玉のレシピをご紹介します。
【材料 8~10個分】
・味噌 100g
・削り節 3g
【作り方】
①味噌と削り節をよく混ぜ合わせます。
②8~10等分しラップに乗せ丸めます。
③食べる時は器に味噌玉を入れ、120~150cc程度のお湯を注げば完成です。
材料はたったの2つで作り方も混ぜて丸めるだけなので、子どもでも料理の苦手な男性でも作れちゃいますね。
作った味噌玉は冷蔵庫で1週間程度、冷凍なら約1ヶ月保存可能です。
味噌は種類を問わずお好みのものを使ってください。
削り節以外にもだしパックの中身や顆粒のだしの素でも代用できます。
この基本の味噌玉をベースに好きな具材を入れたり、気分次第で味噌の種類を変えてみたりすると、様々な味噌汁が手軽に楽しめますよ。
味噌玉の具材についての注意点
基本の味噌玉のレシピがわかったところで、次は具材について確認してみましょう。
みなさんが好きな味噌汁の具材一位はなんですか?
味噌汁の具材は豆腐や油揚げなどの大豆製品、野菜、貝類、海藻類、肉や魚など実に種類が豊富です。
具材の組み合わせは数え切れないほどあり、そこが毎日飲んでも飽きない理由かもしれません。
ただし、これら全てが味噌玉の具材として使えるわけではないので注意が必要です。
味噌汁の定番だけれど使えないものとして豆腐、なめこ、生のままの野菜などがあります。
味噌玉は保存性を高めるため乾物や干し野菜など水分の少ない具材を使う方が良いでしょう。
お店には味噌汁の具としてわかめや干し野菜がミックスされたものが売られているので、それらを使えば手軽に味噌玉を作ることができます。
他に麩や干し椎茸なども味噌玉の具材に向いている食材です。
使える食材は限られていますが、工夫次第でいろいろなアレンジが楽しめますよ。
続いてはおすすめのアレンジレシピを4つご紹介します。
香りよく仕上げる食材一位は何?食欲そそる味噌玉レシピ
味噌玉はお湯で作るので、どうしてもだしの風味が弱くなりがちです。
市販のだしの素を使えば良いのですが、入れすぎるとしょっぱくなるので注意する必要があります。
そこでだしの旨み不足を補い香りよく仕上げてくれる食材ベスト3をご紹介します。
第三位はとろろ昆布です。
とろろ昆布は昆布を薄く削ったもので、ネバネバ・トロトロ食感が特徴です。
昆布の旨み成分であるグルタミン酸は、基本レシピの味噌玉に入れる削り節のイノシン酸との相乗効果で味噌汁の旨みをアップさせてくれます。
第二位の食材は干し海老です。
お湯を注ぐと海老の香ばしい香りが広がりワンランク上の美味しさになります。
干し海老はカルシウムが豊富なので子どもにも良いですね。
そして香りをよくするおすすめ第一位の食材はごま油です。
味噌に少量のごま油と具材を混ぜて丸めるだけで香ばしい味噌玉が完成します。
キャベツやねぎなど野菜との相性が特によく、ごま油の香りが食欲をそそりますよ。
他にも干し椎茸や青のりをレシピに加えたり、完成した味噌玉を軽く炙るなどの方法もおすすめです。
また味噌の種類でもでき上がりの味わいが変わってくるので、いろいろとお試しください。
栄養バランスの良さ一位!具だくさんの味噌玉レシピ
和食には昔からごはんと汁もの、主菜1品、副菜2品の一汁三菜という考えがあります。
この一汁三菜を意識すると炭水化物、タンパク質、ビタミン類などの栄養バランスが整いやすくなるため理想の献立と言われていますが、仕事をしていたり子育て中のお母さんにとっては難しいのが現状です。
作り置きレシピなども流行していてがんばっているお母さんもいるかと思いますが、まとめて作るのも手間がかかり、続けるのが負担になりかねません。
そこで簡単なのに飽きずに美味しく食べられるおすすめ献立一位が具だくさん味噌汁です。
忙しい朝でもごはんと具だくさんの味噌汁だけなら、準備も食べるのも楽で続けられそうですよね。
そんな具だくさん味噌汁を味噌玉にしてもっと楽してしまおうというのがここでの提案です。
お店の乾物コーナーにはキャベツや人参、ねぎ、ごぼう、大根、小松菜、きのこなどの乾燥野菜がたくさん売られています。
乾燥野菜は生の野菜に比べ栄養素がぎゅっと凝縮され、独特の旨みが特徴です。
この乾燥野菜をいくつか揃えておけば、味噌玉レシピのバリエーションがグッと広がりますよ。
野菜だけでなく麩や高野豆腐を一緒に入れることで、タンパク質も同時に摂ることができ栄養バランスがさらに整います。
具だくさんにすることで食べ応えもあるので、男性にもおすすめですよ。
定番に飽きたら変わり種に挑戦!チーズとバジルの味噌玉レシピ
味噌汁は毎日飲んでも飽きないとは言っても、たまにはちょっと冒険してみたくなりますよね。
そんな時にぴったりなアレンジレシピ一位が粉チーズとバジルの味噌玉です。
かなり斬新な組み合わせなのでちょっと抵抗があるかもしれませんが、味噌とチーズは発酵食品同士なので実は相性が良いのです。
粉チーズのおかげでコクが出て、バジルがほんのり香るイタリアン風味噌汁といった感じです。
バジルは乾燥させたものを使い、粉チーズや他の具材と一緒に味噌に混ぜ込んでください。
具材は乾燥野菜のキャベツや人参、干したきのこ類がおすすめです。
そのまま飲んでももちろん良いのですが、ごはんを加えてリゾット風にして食べるのも美味しいですよ。
洋風のおかずに合わせたいイタリアン味噌玉のご紹介でした。
ヘルシー味噌玉レシピ一位は食物繊維がカギ
最後にご紹介するのは、食物繊維たっぷりのヘルシーな味噌玉レシピです。
組み合わせる食材は乾燥わかめ、糸寒天、干し椎茸などの乾燥きのこです。
わかめや寒天の海藻ときのこに共通しているのが食物繊維で、海藻類の水溶性食物繊維ときのこ類の不溶性食物繊維の両方を同時に摂ることができるのもおすすめポイントの1つです。
食物繊維は腸内環境を整え便秘を解消する働きが期待できます。
日本人には不足しがちな栄養素と言われているので、積極的に摂りたいですね。
海藻類はボリュームがあるのに低カロリーなのでダイエット中の人にもぴったりです。
きのこ類もカロリーが低く、食物繊維が豊富な食材の代表と言えます。
さらにきのこを干すことで旨み成分がアップするので、味噌玉に独特の香りや味わいもプラスしてくれます。
カロリーが気になる人、便秘がちの人、ダイエット中の人におすすめレシピ一位はわかめと糸寒天と干しきのこの味噌玉でした。
自分だけのオリジナル味噌玉を作りましょう
味噌玉の魅力がお分かりいただけましたか?
子どもでも作れるほど作り方は簡単ですが、具材のバリエーションが豊富で奥の深い世界です。
具材の組み合わせを変えて自分好みの味噌玉を探すのも楽しいですよ。
いつでも美味しい味噌汁が手軽に飲める味噌玉をぜひお試しください。