みなさんは、うどんは好きですか?
うどんといっても、色々な種類がありますね。
さぬきうどんに稲庭うどん、上州うどんに加須うどんなど、日本には30種類を超えるうどんと、20種類を超える食べ方があります。
同じうどん1玉でも、太さや重さ、量も違いますので、もちろんカロリーも違ってきます。
お好きなうどんのカロリーはどのくらいでしょうか。
さまざまなうどんの特徴やカロリーをご紹介します。
関東で食べられる代表的なうどん
群馬県のうどんをまとめて上州うどんといいます。
代表的なうどんは、上州うどんには桐生うどん、水沢うどん、舘林うどんがあります。
ほかにも群馬県のうどんでは、「おっきりこみ」という、うどんを使った郷土料理があります。
水沢うどんは代表的な干しうどんで、1玉というより、1束単位になります。
1人分を100gとすると、348kcalです。
栃木県では、耳うどんという変わったうどんもあります。
日本のうどん5選に新しく選ばれたうどんには、埼玉県の武蔵野うどんがあります。
武蔵野うどんは埼玉県のほかに、東京の多摩地区でも食べられている、肉が汁に入っているうどんです。
うどん玉そのものは上州うどんと同じ、コシのある太目のうどんで、1玉あたりのカロリーは273kcalほどですが、肉がたっぷり入った醤油味の汁と具によっては、1人分が520kcalになります。
また、羽生市の一本うどん、鴻巣市の川幅うどん、加須うどんといったものがあります。
元々、一本うどんは京都が発祥ですが、時代劇ドラマの聖地となったことから、埼玉の羽生や桶川でも一本うどんが作られ、今では埼玉のうどんの一つになっています。
埼玉県のうどんを使った郷土料理としては、冷や汁うどん、煮ぼうとうというのがあります。
関東の変わりうどん1玉のカロリー
関東は蕎麦を食べる文化もありますが、北関東にはうどん文化も根強く、色々なうどんと、うどんの食べ方があります。
形や太さも、ほかの地方にはない、変わったものがありますよ。
なかでも、栃木県の耳うどん、埼玉県の一本うどん、川幅うどんは、ほかのうどんには見られない、変わりうどんです。
耳うどんは、うどんといっても長いものではなく、一つ一つをフォーチュンクッキーのような形にして茹でたものです。
耳うどんは1玉というよりも、1杯分のうどんが410g前後になり、カロリーは310kcal~315kcalになります。
一本うどんは、その名の通り、1人分1玉が1本です。
埼玉のほかに東京の滝野川と京都にもあり、いずれも1玉分が1本になっています。
京都と関東では太さがかなり違い、製法も違うため、残念なことに重量やカロリーの公表がありません。
干しうどん1束分の小麦粉をそのまま固めて一つの麺にしたとしたら、1本300kcalくらいではないかと思われます。
実際に提供している店の数も少なく、作っている量も少ないため、不明です。
鴻巣市の川幅うどんは、一本うどんがそのまま平たくなったものです。
市内西部に流れる荒川の川幅が日本一であることで、テレビなどでも近年取り上げられています。
幅の広さでは、群馬県のひもかわと双璧をなしていますが、鴻巣市の川幅うどんも引けを取らない見た目のうどんです。
こちらはまだ知名度が低いため、カロリーの公表はありません。
日本を代表するうどん1玉のカロリー
中部には、様々な特徴的なうどんがあります。
山梨県では、ほうとう、吉田のうどんがありますよ。
西日本では、長野県のおしぼりうどん、富山県の氷見うどん、石川県の小松うどんというものがあります。
愛知県には名古屋のきしめん、三重県には伊勢うどんがあり、中部地方から西日本にかけて、「ほうとう」「きしめん」「伊勢うどん」という日本を代表するうどんがあります。
いずれもうどんの体表的な形と固さを持ち、それぞれが全く違う特徴を持っています。
ほうとうは、下茹でをして打ち粉を落とすほかのうどんと違い、粉が付いたまま具だくさんの汁のなかに入れます。
ほうとうだけのカロリーは、1玉321kcalですが、普通は落としてしまう打ち粉が、そのまま溶けていますので、ほうとううどん全体のカロリーは、ほかのうどんよりも高くなります。
きしめんは、幅広うどんの代表です。
あっさりとした汁のきしめんは、関東でも群馬県を中心にひもかわうどんという名称で親しまれています。
地方によっては、ひらめんと呼ばれるところもあります。
きしめんは、乾麺の状態で「幅を4.5mm以上とし、かつ、厚さを2.0mm未満の帯状」といった、JASでの規格があります。
きしめんは1玉290kcalですが、名古屋のきしめんと群馬県のひもかわでは具や汁が違うので、全体のカロリーは違うかもしれませんね。
伊勢うどんは普通のうどんと比較し、こねてから寝かせる時間が長く、コシがほとんどないのが特徴のうどんです。
伊勢うどんの1玉当たりのカロリーは、242kcalで、うどんのなかでも低カロリーです。
讃岐うどんの1玉のカロリー
中国・四国地方には、鳴門うどん・備中うどん・しのうどんと美味しいうどんがたくさんあります。
なかでも、うどんといえば、四国の讃岐うどんですね。
うどん好きな人に好きなうどんを訪ねると、必ず上がるのが讃岐うどんです。
伊勢うどんと対照的なコシの強さが特徴の、日本の代表的なうどんです。
近年、関東に進出しているうどんのチェーン店のほとんどが讃岐うどんの系列で、海外でも人気が高いうどんですよ。
本場の讃岐には、たくさんのうどん店があります。
打ち立ての讃岐うどんのコシの強さを味わうためには、混雑をしている時間に行くのがおすすめです。
讃岐うどんは、1玉290kcalで、とても低カロリーです。
そして、しっかりしたコシが満腹感を与えてくれるため、ダイエットには最適な食事かもしれません。
店によっては、カロリーにも違いはありますが、関東では、丸亀うどんや大庄屋、はなまるうどんが讃岐うどんを提供しています。
市販のうどん1玉のカロリー
家庭でうどんを食べるときは、本場のうどんから製麺という形で取り寄せるか、スーパーで売っている製麺を購入することが一般的です。
近くに、讃岐うどんや伊勢うどん、武蔵野うどんの店があれば、店で製麺したものを売っていることもありますよ。
ただし、ご家庭で作るときは、なかに入れる具によっては、お店で食べるものとは味やカロリーも違ってきます。
全国には、地元の特有なうどんを製麺し、販売している会社があります。
しかし、こういった麺は、どこでも購入できるわけではありません。
全国展開をしているうどんの会社では、製麺の大手に、シマダヤ、東洋水産があります。
シマダヤは、うどんを中心に家庭用チルド麺を製造しています。
全国のスーパーで購入できる、シマダヤのうどんの1玉あたりのカロリーは、次のようになります。
・ゆでうどん「純麺」 236kcal
・細うどん「稲庭風」 271kcal
・きしめん 259kcal
・讃岐うどん 267kcal
・太鼓判玉うどん 239kcal
・稲庭風生ざるうどん 406kcal
・稲庭風生うどん 413kcal
・本うどん「食塩0」 260kcal
・本うどん「糖質40%オフ」 192kcal
シマダヤでは、色々なうどんを販売していますので、お好みのうどんを選んでみましょう。
1食当たりのうどんのカロリー
うどんは、1食1玉当たりのカロリーが200~300kcalになります。
具や汁も醤油と鶏肉や豚肉・ネギ・わかめが中心で、一般的な素うどんのカロリーは、1食300kcalです。
ほかのうどんのカロリーはどうでしょうか。
・たぬきうどん369kcal
・きつねうどん453kcal
・天ぷらうどん435kcal
・カレーうどん492kcal
・なべ焼きうどん519kcal
では、人気の料理の平均的なカロリーを見てみましょう。
・クロワッサンは2個で350kcal
・親子丼は684kcal
・カルボナーラは779kcal
・オムライス587kcal
・天丼が642kcal
・カレーライスが862kcal
このほかのサンドイッチやラーメン、タンメンでもすべて500kcalを超えます。
クロワッサンなど、軽い食感の食べ物だとつい食べ過ぎてしまい、うどんを食べるよりも高カロリーになってしまいますよね。
定食屋やファミレスにはご飯ものや麺、パスタがありますが、色々なものと比較しても、うどんはカロリーが低いことが分かります。
たしかに1玉のカロリーは、ご飯1杯のカロリーよりも高くなりますが、トータルのカロリーは抑えられます。
外食をするときにカロリーが気になるかたは、ご飯よりもうどんを選ぶというのも、ひとつの方法かもしれません。
うどんはダイエット食
うどん1玉はカロリーが低いだけでなく、腹持ちが良いことが特徴です。
同じ小麦粉の主食で300kcalを取るなら、パンよりもダイエット向きです。
GI値は79と高めですが、フランスパンやバターロール、中にピーナツクリームやジャムを挟んだコッペパンは85を超えますので、パンよりも低くなります。
もち米や精米のGI値も80で、うどんよりも高めです。
毎食、というわけにはいきませんが、うどんはダイエット中でも食べられると考えて良いようです。