日本人の食卓に欠かせないものといえば、やはりご飯ではないでしょうか。
炊きたての白米とおかずがあれば、心も満たされます。
では、ご飯に合うおかずというと何を思い浮かべるでしょうか。
ご飯と味噌汁は王道ですね。
やはり、米と味噌は相性がいいのです。
今回はご飯に合う味噌を使ったレシピをいくつかご紹介します。
ご飯に合う味噌汁といえば豚汁!具だくさんレシピをご紹介
ご飯に合う味噌汁として人気なのが豚汁です。
具だくさんの豚汁はご飯のおかずにもなりますね。
豚汁のレシピをご紹介します。
≪具だくさん豚汁≫
【材料 4人分】
・豚バラ薄切り 80g
・ジャガイモ 大1個(200g)
・大根 5cm(150g)
・人参 1/2本(80g)
・ゴボウ 1/3本(60g)
・糸こんにゃく 1/3袋(70g)
☆水 3カップ
☆和風ダシ顆粒 小さじ2/3
・味噌 大さじ2と1/2
・サラダ油 大さじ1/2
・小ネギ 適量
【作り方】
①豚肉は3cm幅に切ります。
ジャガイモは5,6mm幅のいちょう切り、大根、人参は3,4mm幅のいちょう切りにします。
ゴボウはささがきにして、5分程水にさらしてから水気をきります。
糸こんにゃくは食べやすい長さに切ります。
②油をひいた鍋を中火で熱し、肉、野菜の順に炒めます。
全体に油が絡んだら、糸こんにゃくを加え、さっと炒めます。
③☆を加えて、煮立ったら灰汁をとります。
フタをして10分程煮込みます。
④味噌を溶きながら加え、椀に盛ったら小ネギを散らして完成。
糸こんにゃくは塩でもみ、熱湯で茹でると臭みが抜けます。
具材を炒めることで、旨味が閉じ込められて、コクが増します。
かたいものから順に炒めましょう。
味噌を入れる前に和風ダシで煮れば、旨味が具材に入ります。
仕上げにも和風ダシを少し加えると、風味が豊かになります。
味噌は、味噌汁にして食べるだけではなく、ご飯に合う「おかず味噌」にしても楽しめます。
おかず味噌は、そのまま食べてもいいですし、料理に少し足してもいいので、食べ方の幅も広がります。
次項から、おかず味噌のレシピやアレンジなどをご紹介します。
毎日の食生活に取り入れてみではいかがでしょうか。
おかず味噌とは?簡単レシピでご飯に合うおかずに変身
おかず味噌のレシピをご紹介します。
≪ニラ味噌≫
フライパンに味噌大さじ2、砂糖、酒、みりん各大さじ1を入れて炒めます。
1cmの長さに切ったニラ(2人前1/2束分)を、フライパンに加え、水気がなくなるくらいまで炒めます。
粗熱がとれてからビンなどの容器に入れ、冷蔵庫で1週間くらい保存できます。
冷奴やうどんのトッピングにも合います。
≪エノキ味噌≫
鍋に合わせ味噌大さじ2、みりん、砂糖各大さじ1、輪切り唐辛子を適量入れて火にかけ、混ぜ合わせます。
カットしたエノキを加え、水分がなくなるまで混ぜたら完成。
味噌:みりん:砂糖=2:1:1になるようにしてください。
エノキ以外のキノコでもおいしくできます。
卵かけご飯におすすめです。
≪青唐味噌≫
味噌、みりん、砂糖各大さじ2をフライパンで炒めて、輪切りにした青唐辛子を5本程入れ、炒めます。
唐辛子の量で辛さを調節をしてください。
≪ネギ味噌≫
ネギの青い部分を70g程使います。
味噌50g、みりん、砂糖各大さじ1、醤油小さじ1/2、酒大さじ2を混ぜ合わせておきます。
フライパンにごま油を入れ、強火でネギを炒め、しんなりしたら調味料を加えて水分を飛ばします。
ご飯に合うネギ味噌の完成です。
焼きおにぎりにしてもおすすめ。
味噌と具材によっていろいろなおかず味噌になります。
ご飯に合うネギ味噌活用術
ご飯に合うネギ味噌を使ったアレンジレシピをいくつかご紹介します。
≪焼きおにぎり≫
【材料 おにぎり2個分】
・青ネギ 2本
・味噌 大さじ2
・砂糖 大さじ2
・酒 小さじ2
・ご飯 大きめの茶碗1膳
【作り方】
①青ネギを刻んでおき、調味料を鍋に入れ、弱めの中火で煮詰めます。
②くつくつしてきたら、青ネギを加え、煮詰めます。
③ご飯を2つに分けて握り、中央を少しくぼませ、ネギ味噌を塗ります。
④トースターで1分半焼き、おこげができたら裏返して1分半焼けば完成。
≪味噌トースト≫
【材料 1人分】
・食パン 1枚
・ネギ 3cm
・ピーマン 1/2個
・味噌 大さじ1/2
・マヨネーズ 大さじ1
・ピザ用チーズ ひとつかみ
【作り方】
①ネギ、ピーマンはみじん切りにして容器に入れ、味噌を入れ混ぜます。
②①にマヨネーズを入れたら、パンに塗ります。
チーズをのせ、トースターで5分程焼き、焦げ目がつけば完成。
≪鶏肉の味噌焼き≫
【材料 4人分】
・鶏モモ肉 2枚
・サラダ油 大さじ1
・万能ネギ 適量
☆味噌 大さじ4
☆みりん 大さじ2
☆砂糖 大さじ1/2
☆ネギ 1本
【作り方】
①ボウルに☆を入れ、混ぜ合わせます。
②鶏肉の表面に数ヶ所フォークで穴をあけ、中火でサラダ油を熱し、皮を下にして弱めの中火でフタをして焼きます。
③焼き色がついたら裏返して、フタをしてじっくり焼きます。
両面焼き色がついたら、余分な油をふき取ります。
④①のネギ味噌を入れ、肉全体にからめるように焼いたら完成。
食べやすい大きさに切り分け、フライパンに残ったネギ味噌をかけて万能ねぎを散らします。
味噌を使ったおかずはガツンとご飯に合う
ここでは、味噌を使ったおかずのレシピをご紹介します。
≪鶏肉の味噌マヨ炒め≫
【材料 2人分】
・鶏モモ肉 1枚(250g)
・薄力粉 適量
・キャベツ 1/8個(150g)
☆味噌 大さじ1.5
☆酒・みりん 各大さじ1
☆砂糖 小さじ1
・マヨネーズ 小さじ2
・白炒りゴマ・糸唐辛子 お好みで適量
【作り方】
①☆は混ぜ合わせ、鶏肉は3cm大に切り分け、薄力粉を薄くまぶし、キャベツは2cm大のざく切りにします。
②フライパンで油を熱し、中火で鶏肉を焼き、焼き色がついたら裏返してキャベツを加えます。
フタをして、弱めの中火で4分程蒸し焼きにします。
③フタをはずし、ざっくりと混ぜたら、☆を加えて水分を飛ばすように炒めます。
マヨネーズを入れ軽く炒め、お好みで白炒りゴマ、糸唐辛子をのせて完成。
甘味噌のタレでご飯に合うおかずになります。
≪キャベツたっぷりゴマ味噌豚≫
【材料 2人分】
・キャベツ 4~5枚
・豚小間肉 200g
・卵 2個
・酢 少々
☆白ゴマ・味噌・三温糖・酒 各大さじ2
☆味醂・醤油 各大さじ1
☆にんにく(チューブ)2cm
【作り方】
①キャベツは千切りにし、白ゴマをすり鉢ですり、☆を加えて混ぜます。
②肉は食べやすい大きさに切ります。
③フライパンにゴマ油を引き、肉を炒め、②を加えます。
④お湯を沸かして酢を加え、卵を1つずつ割り入れます。
白身をまとめながら2分程茹で、白身が固まったら網じゃくしですくい取ります。
⑤皿にキャベツ、肉、卵の順に盛りつけ、お好みでゴマをふりかけて完成。
豚肉と半熟卵でご飯がすすみます。
ご飯がすすむ味噌鍋のレシピ
最後に、味噌鍋のレシピをご紹介します。
にんにく味噌がとてもご飯に合うと人気の鍋です。
≪豚バラと白菜の味噌鍋≫
【材料 2~3人分】
・白菜 700~800g(約1/3個)
・豚バラ肉(薄切り) 200g
【にんにく味噌】
・にんにく 3かけ
・味噌 大さじ3と1/2
・酒 1/2カップ
・一味唐辛子 適量
【作り方】
①白菜は縦半分に切り、葉と軸に分けてざく切り、豚肉は半分の長さに切ります。
②にんにくは薄皮をつけたまま、アルミホイルにのせ、トースターで7分程焼きます。
薄皮をむき、潰したら、味噌、酒を加えて練ります。
③土鍋に大さじ2の水を入れ、白菜の軸、肉を広げて入れます。
全体に②を塗り、白菜の葉を半量のせて、フタをして強めの中火で2分程煮込みます。
④中火にして20~25分程煮込んだら、残りの白菜をのせ、フタをして5分程煮込みます。
⑤白菜がしんなりとしたら、全体を混ぜ、お好みで唐辛子をふり、完成。
白菜の水分で煮込むことで、ダシを加えずに甘みが濃縮されます。
シメにはご飯とチーズで、リゾット風にしてもおすすめです。
「ご飯に合う」だけじゃない!味噌の健康効果とは
味噌はご飯に合うだけでなく、身体にも良いというのは、ご存知の方も多いでしょう。
ここでは、味噌の効能についてご紹介します。
・がん予防
味噌汁を飲むことが多い人ほど、胃がん、肝臓がん、乳がん、肝硬変、心筋梗塞の死亡率が低いという実験結果が得られました。
・コレステロールの抑制
大豆に含まれているリノール酸が、コレステロールを身体の外に排出するのを促進します。
・整腸作用
食物繊維が、腸の掃除をし、微生物が有害物を体外に出す働きがあります。
・ダイエット効果
食物繊維は、脂肪の蓄積を妨げてくれます。
・脳の活性化
たんぱく質とビタミンB群が、新陳代謝を活発にして、頭の回転をよくするといわれています。
・老化防止
ビタミンEやダイゼイン、褐色色素などが、体内の酸化を防止する働きがあります。
他にもたくさんの健康効果があります。
少しの工夫で無理なく味噌を取り入れよう
味噌といえば味噌汁と思いがちですが、味噌の活用法はとてもたくさんあります。
味噌汁にしても、シンプルなものから、ご飯に合う具だくさんの味噌汁まで、工夫次第でいろいろな味が楽しめます。
おかず味噌を作り置きしておけば、いろいろな料理にアレンジでき、料理の幅も広がるでしょう。
また、味噌はメインのおかずにもなりますし、味噌味の鍋も種類は豊富にあります。
健康にもいい味噌を、毎日の食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか。