チゲという言葉、聞かれたことがおありですか?
韓国料理の中でも、よく知られているポピュラーな料理です。
野菜がたくさん摂れ、栄養たっぷりですよ。
チゲは、いろんなスープの味がありますが、今回は味噌を使ったチゲの効用や味噌チゲの人気レシピをご紹介したいと思います。
チゲとは?全部辛い?味噌チゲもあるの?
チゲとは韓国語で、朝鮮半島の鍋物のことです。
キムチや魚介、豆腐などを出汁で煮込んだ料理です。
1人ずつの小さな鍋で出されるのが一般的です。
コチュジャン(唐辛子の味噌)と粉唐辛子などで辛く仕立てたチゲも多いのですが、テンジャン、つまり韓国味噌で作ったテンジャンチゲ(味噌チゲ)や清汁仕立てのチゲもありますよ。
つまり、辛くないチゲもあるということです。
今回は辛くないチゲの人気レシピもご紹介しますので、辛いのが苦手な方はぜひ試してみてくださいね。
ちなみに日本では、チゲ鍋という風に表記することもありますが、チゲという朝鮮語には、鍋料理という意味があります。
ですので、同じ言葉が重複しており、言語的には間違いとなります。
おそらく韓国語になじみのなかった日本人のために、わかりやすいように『鍋』という言葉を付けて、なんの料理だかわかるようにしたのかもしれませんね。
代表的なチゲの中に、キムチチゲややわらかい豆腐を使ったスンドゥブチゲ、ボリュームのあるプデチゲなどがあります。
さまざまなチゲの中から、今回は味噌チゲを特に取り上げてご紹介します。
まずは味噌チゲの効果について、見てみましょう。
大人気味噌チゲの効果効能は?気になるカロリーは?
いろいろなチゲの中でも発酵食材を使った味噌チゲは、体によさそうですよね。
味噌の効能には、どのようなものがあるのでしょう?
味噌には、アンチエイジング効果のあるビタミンEが含まれています。
ビタミンEは、細胞の酸化を抑制し、血管の健康を保たせ、血管をスムーズに循環させる働きがあります。
血液の流れがよくなるので、肩こりや冷え性が改善されると言われています。
また、味噌の効能としては、糖尿病や高血圧やコレストロールの上昇を抑える効果があります。
これは、味噌に含まれるレチノール酸や大豆レシチンの働きによるものであると考えられています。
チゲには唐辛子が入ることもよくありますが、唐辛子の効能についてもご紹介します。
唐辛子にはカプサイシンという辛み成分が含まれています。
体を温め、胃腸を活発にして、消化を促進する働きがあります。
発汗作用もあるため、体内の余分な水分を出す効果もあるんですよ。
また、有名な効果として、唐辛子には脂肪を燃やす効果があります。
エネルギー代謝も促しますから、消費エネルギーも増えるため、ダイエット効果が期待できます。
ただし、チゲのカロリーについてですが、中に入れる具材によりカロリーも変わってきます。
キムチチゲは1人前で570kcal、豆腐チゲつまりスンドゥブチゲだと1人分が700kcalあります。
このように、チゲ自体は、ダイエット中の方にはすこしカロリーは高めだということになります。
しかも、チゲの最後をご飯でしめたり、うどんをいれたりすると、カロリーがぐっとあがってしまいます。
ダイエットをしている方は、食べ方に注意しましょう。
次項では、味噌チゲの様々な人気レシピをご紹介します。
簡単!辛くない味噌チゲレシピは?辛いの苦手な方必見!
先ほど述べましたように、チゲは辛いイメージはありますが、辛くないものもありますよ。
ここでご紹介しますのは、キムチやコチュジャンが入らない、辛くない味噌チゲの人気レシピです。
胃が痛いときや風邪あがりなど、刺激物を避けたいときにも食べることができますよ。
【材料 3~4人分】
・豚肉薄切りスライス 100g
・豆腐 300g
・長ねぎ 1本
・えのき 1袋
・もやし 1袋
・にんにくチューブ 1㎝ほど
・白菜 4枚
・にんじん 3分の1本
・ごま油 大さじ1
・水 4カップ
・鶏ガラスープ顆粒 大さじ1
・味噌 大さじ3
・塩 少々
・酒 大さじ1
【作り方】
①野菜と豆腐と豚肉は食べやすい大きさに切ります。
②鍋にごま油を熱し、ねぎとにんにくを炒めて、香りを出します。
水と鶏ガラスープの素、味噌、酒、塩を入れます。
③煮立ったら、具材を並べ、10分ほど煮込みます。
簡単に出来上がりましたね。
海鮮を使った味噌チゲを作ろう!おもてなし人気レシピ
人気の海鮮味噌チゲのレシピをご紹介します。
味噌の優しい味が海鮮の風味とマッチしています。
絹ごし豆腐を入れるので、スンドゥブチゲとも言えます。
これはキムチとコチュジャンが入りますが、辛さを抑えたい方は、キムチの量とコチュジャンの量を少な目にしてみてください。
【材料 2~3人分】
・あさり(1時間ほど塩水につけて塩抜きをしたもの) 50g
・シーフードミックス お好みの量
・豚肉 100g
・にんじん 1本
・ねぎ 1本
・椎茸 4つ
・絹ごし豆腐 1パック(お好みで増やしても)
・ニラ 半束
・キムチ 100g
・ごま油 大さじ1
・水 650cc
・鶏ガラスープ顆粒 大さじ1(ペーストのようなものでもよい)
<A>
・にんにくすりおろし ひとかけ分
・酒 大さじ1
・砂糖 小さじ1
・味噌 大さじ3
・コチュジャン お好みで
【作り方】
①具材を食べやすい好みの大きさに切ります。
鍋にごま油を熱し、あさりとシーフードミックス、豚肉、にんじん、ねぎを炒めます。
② ①に水を入れ、Aの調味料で味をつけます。
③ ②が温まってきたら、椎茸、キムチ、豆腐を入れて15分ほど弱火で煮込みます。
④最後にニラを入れて、2~3分煮て、出来上がりです。
お好みで卵を落としてもおいしいですよ。
こんなのもあり?インスタントラーメン入り味噌チゲレシピ
インスタント味噌ラーメンを使った味噌チゲの簡単人気レシピです。
1人でさっと作れてしまう手軽な味噌チゲです。
簡単ですが、とてもおいしいおすすめレシピです。
【材料】
・インスタント味噌ラーメン 1袋
・コチュジャン 小さじ2
・にんにくチューブ 1㎝
・生姜チューブ 1㎝
・水 300cc
・ごま油 大さじ1
・一味唐辛子 適量
・キムチ 30g
・もやし 適量
・キャベツ 適量
・生卵 1個
【作り方】
①野菜は洗って食べやすい大きさに切ります。
1人用土鍋にコチュジャンとにんにく、生姜、水、ラーメンのスープを入れて混ぜます。
②キムチ、もやし、キャベツなど好きな具材を並べ、火にかけます。
③具材が煮えたら、ラーメンを入れ少し煮て、最後に卵を落とし、ごま油と唐辛子をかけて、出来上がりです。
1人のランチにも手軽に作れて食べられますね。
辛い味噌チゲ人気レシピは?やっぱり辛いのが好きな方に
辛い辛いチゲが食べたいときに作ってみてください。
辛さで人気の味噌チゲレシピをご紹介します。
具材は好きなものを入れてOKですよ。
【材料 3人分】
・すりおろしにんにく 2かけ分
・すりおろし生姜 1かけ
・コチュジャン 大さじ3
・ごま油 大さじ1
・粉唐辛子 お好みの量
・オイスターソース 大さじ1
・醤油 大さじ1
・鶏ガラスープ顆粒 大さじ2
・酒 大さじ2
・鷹の爪 4本ほど(お好みで)
・水 800cc
<具材>
・豚肉薄切りスライス 100g
・豆腐 300g
・もやし 半袋
・白菜 4から5枚
・えのき 1袋
・ねぎ 1本
・卵 3個
【作り方】
①野菜は食べやすい大きさに切ります。
鍋にごま油を熱し、にんにくと生姜、鷹の爪を入れて香りを出します。
それから、水を入れて火にかけます。
②鍋に調味料を入れ、沸騰したら卵以外の具材を入れます。
10分ほど煮込んで、最後に卵を落として出来上がりです。
お気に入りの味噌チゲレシピを見つけよう
いかがでしたか?
もちろん外食でチゲを食べるのも良いですが、ときには健康にも役立つ味噌チゲを手作りして食べてみましょう。
辛さも自分で調整できますし、具材も自分の好みで選べますよ。
今回の記事を参考にして、自分なりのお気に入りのレシピができると良いですね。