今日、あなたは味噌汁を飲みましたか?
食生活が豊かになり、味噌汁を飲む機会が減っているといわれています。
そんな食生活を見直してみませんか?
味噌丸は、忙しい現代人が味噌汁を飲むための救世主です。
作り方はカンタン、かわいくておいしい味噌丸をご紹介します。
味噌を丸めてカンタン味噌丸!
世界的な日本食ブームが巻き起こっています。
現在、寿司は「Sushi」として、世界的に有名な料理のひとつになりました。
日本食ブームのおかげで、伝統的な食材を見直す流れも発生しています。
味噌もそのひとつです。
味噌の良さが見直され、もっと食生活に取り入れようとする人が増えています。
そこで、今じわじわと広まりつつあるのが「味噌丸」です。
味噌丸とは、味噌にだしと具材を混ぜて、1杯分を丸めて団子状にしたものです。
忙しい現代人は、だしを取って味噌汁を作る時間もありません。
もっと手軽に味噌汁を飲んでもらいたい、という思いから生まれたのが、味噌丸です。
味噌丸は、昔から保存食として存在している「味噌玉」をアレンジして作り出されました。
戦国時代の武将は、「味噌玉」という味噌を丸めて焼いたり、干したりしたものを保存食として持ち歩いていました。
これを、かわいく現代風にアレンジしたものが、味噌丸なのです。
味噌丸にお湯を注ぐだけで、カンタンにおいしい味噌汁が作れてしまいます。
味噌丸は、作り方もカンタンで、誰でも作れます。
早速作ってみましょう。
基本の味噌丸の作り方
味噌丸の作り方は、とってもカンタンです。
基本の作り方をマスターすれば、アレンジ自在ですよ。
【材料 10個分】
・味噌 160~180g
・顆粒だし 5g(または、かつおぶしやいりこ粉末10g)
・具材 ワカメ2g、ネギ3g、麸や油あげ8g(すべて乾燥タイプ)
【作り方】
①味噌とだしを混ぜ合わせます。
②具材も混ぜ込みます。
③1杯分を手に取り、丸めます。
直径3㎝程度になるようにします。
子どもの時泥だんごを作ったように、両方の手のひらの上で、コロコロ丸めましょう。
④ラップで包んで出来上がりです。
冷蔵庫で保存してください。
冷蔵で2週間、冷凍で1カ月が目安です。
1種類だけの味噌でもおいしく作れますが、味噌をブレンドするのがおすすめです。
赤味噌と白味噌を合わせたり、米味噌と麦味噌を合わせたりして、いろいろなブレンドで作ってみてください。
2~3種類の味噌を合わせると、味に奥行きが出ます。
味噌汁にするときもカンタンです。
味噌丸1個につき、150ml程度のお湯を注ぎます。
お湯の量は、お好みで調節してください。
味噌丸はアレンジ自在
味噌丸の魅力は、そのアレンジ力です。
味噌は、どんな食材とも相性が良い調味料です。
使う味噌や具材を変えれば、作り方は無限にあります。
使える具材は、先ほどご紹介したワカメ、ネギ、麸や油などだけではありません。
切干大根、桜エビ、マイタケなどのおいしいだしが出る食材はもちろんですし、トマト、チーズやベーコンでさえも味噌丸の具材になります。
トマト、チーズ、ベーコンが味噌汁の具材になるなんて、驚きですね。
また、味噌丸の人気が高まったのは、その見た目にもあります。
味噌丸は、コロコロ丸めたかわいい形をしています。
この味噌丸をカラフルな素材でコーティングすると、あっという間にまるでチョコトリュフのようなおしゃれな見た目に変身します。
ベーシックなのは、味噌パウダーです。
まるでココアトリュフのようになります。
また、とろろやあおさ、ゴマをコーティングすると、味噌汁の風味にも変化が現れますので、飲んだ時も楽しめます。
カラフルな野菜パウダーを使うと、プレゼントとしてもおすすめです。
仲良しのお友達へ、離れて暮らす両親へ、手作りのかわいい味噌丸を贈ると、心が伝わりますよ。
カラフルな味噌丸の作り方
では、カラフルでかわいい味噌丸を作ってみましょう。
【材料 20個程度】
・味噌 300g
・粉かつお 大さじ2
・粉にぼし 大さじ2
・粉末昆布 大さじ2
<コーティング>
・きなこ 適量
・青のり 適量
・紫芋パウダー 適量
・人参パウダー 適量
・カボチャパウダー 適量
・とろろ昆布 適量
・ゴマ 適量
<デコレーション>
・乾燥ワカメ 5g
・干しエビ 適量
・高野豆腐 適量
【作り方】
①乾燥ワカメは、フードプロセッサーで細かくしておきます。
②味噌、粉かつお、粉にぼし、粉末昆布をフードプロセッサーにかけます。
③味噌を丸めます。
ひとつ15~20gくらいにします。
④お好きなコーティングをします。
深さのある器の中でコロコロすると、きれいにコーティング出来ます。
⑤ ①のワカメや干しエビ、高野豆腐などでデコレーションして出来上がりです。
パウダーは、時間が経つと味噌の水分を吸ってしまいます。
直前に付けると良いですよ。
デコレーション味噌丸の作り方
かわいい味噌丸を作ったら、かわいくラッピングしましょう。
味噌丸は、まん丸のかわいい形をしていますので、ラッピングもアレンジのバリエーションが豊かです。
☆キャンディ型
手軽で作りやすいのは、キャンディ型です。
カラフルなワックスペーパーで、キャンディのように巻いて両端をねじるだけです。
見た目は、かわいいキャンディそのものです。
味噌丸キャンディを贈って、驚かせてしまいましょう。
☆棒付きキャンディ型
キャンディというと、棒付きのキャンディもかわいい形をしています。
作り方は、味噌丸に棒を刺し、カラフルなワックスペーパーで包むだけです。
ワックスペーパーを留めるのに、リボンを結ぶとかわいさがアップしますよ。
パーティーに出したら、みんな大喜びするでしょう。
棒は、味噌汁をかき混ぜるのにも便利ですので、実用性もあります。
☆洋風味噌丸
味噌丸に、とろけるチーズをトッピングしてみましょう。
かわいい型抜きを使って、型抜きチーズでデコレーションしてもOKです。
お湯を注ぐとチーズが溶けて、味噌とマッチします。
合わないと思われる人もいるかもしれませんが、味噌とチーズは両方とも発酵食品です。
お互いの風味を高め合う効果があります。
味噌汁はバランス栄養食
味噌丸の魅力をお届けしてきました。
そもそも、味噌の良さが見直されたのは、その健康効果からです。
原料である大豆の良質なたんぱく質はもちろん、発酵によるアミノ酸、ビタミン類も豊富ですし、炭水化物、ミネラル、食物繊維など、味噌は多くの栄養素を含んでいます。
その味噌の栄養と共に、野菜もたっぷり食べられる味噌汁は、日本食になくてはならないバランス栄養食です。
味噌汁は塩分が多いのでは、と心配されている人もいますが、味噌汁の塩分は他の食べ物と比べても、決して多くありません。
カップラーメンや加工食品を食べるのであれば、毎日味噌汁を飲んだ方が塩分も少なく、健康にも効果的です。
味噌汁をまったく飲まない生活の方が、不健全です。
適度な塩分と、栄養を豊富に含む味噌汁は、毎日の栄養管理に欠かせないのです。
食生活が変化するにつれて、味噌汁を飲む機会が減っているといわれています。
味噌丸は、忙しい現代人の食生活に合わせる形で生み出されました。
作り方もカンタンで、長期保存もできる味噌丸は、忙しい現代人にピッタリです。
ぜひ、味噌丸を作って、毎日味噌汁を飲みましょう。
味噌丸をみんなに広めよう
味噌は日本の伝統食材です。
これからも、日本の食文化として受け継いでいきたいものです。
まずは、毎日1杯の味噌汁です。
味噌丸でしたら忙しい毎日でも、味噌汁を飲むことが出来ます。
かわいい味噌丸を作ったら、誰かにプレゼントしてみましょう。
味噌丸が広まることによって、味噌汁を飲む人が増えると良いですね。