味付け調味料は醤油?ソース?焼き飯と炒飯の違いはどこに?

「焼き飯」という名称は、関東地方に住んでいる人にとっては、馴染みが薄いかもしれませんね。

焼き飯は、関西で親しまれています。

関西の中華料理店では、炒飯よりも焼き飯のほうが多く提供されているらしいのです。

関東では、炒飯という場合が多く、調味料にも醤油が多く使われています。

焼き飯と炒飯の違いは、どこにあるのでしょうか。

醤油の香りがそそる!焼き飯とは

冒頭でもお話しましたが、関東地方に在住の方で、「焼き飯」という言葉を中華料理店などで使う方はあまり見かけませんよね。

炒飯、というオーダーの仕方が一般的なのではないでしょうか。

では、焼き飯とはどんな料理なのでしょうか。

関西地方の方は「焼き飯って知らないの?」とびっくりするかもしれませんね。

ここでは、関東地方の方のために、焼き飯とは何かお伝えしましょう。

焼き飯とは、ご飯・肉・野菜などの材料を油で炒め、仕上げに卵を加える料理のことです。

実際は、フライパンで作ることも多いですが、本来は、鉄板で作る料理なのです。

炒めるというよりは、材料を焼くイメージで混ぜていきます。

そのため、わざとおこげを作る傾向があります。

おこげには不思議な魅力があって、多少おこげがあった方が美味しく感じますよね。

味付けに使う調味料は、醤油やソースが多いです。

紅生姜や鰹節を、仕上げに使うこともあります。

焼き飯は関西地方で発展した料理です。

それはなぜなのか、ご存知ですか。

実は、鉄板で焼く「鉄板文化」があるからなのです。

お好み焼きが、良い例ですね。

ヤキソバを作るときには、麺をフライパンなどで焼きます。

それと同じで、鉄板や焼肉プレートでご飯を焼くので「焼き飯」なのですよ。

そして、焼き飯の大きなポイントは、卵をあとで加え入れることにあります。

炒飯と焼き飯の違い

では、炒飯と焼き飯の違いは一体どこにあるのでしょうか。

わかりやすく、まとめてみました。

☆調理方法

炒飯は、中国料理が日本に伝わったものです。

溶き卵、ご飯、ハムや焼き豚などの肉類、ネギなどの野菜、カニやエビなどの魚介類を入れて、醤油などで味付けします。

焼き飯は前項でもお伝えしたように、お好み焼きなど、鉄板を使用する料理が多い、関西地方ならではの料理です。

関西地方のお店で作られる焼き飯作りには、鉄板が使われます。

その他にも、炒飯と焼き飯の作り方には明確な違いがあります。

それは「卵」を入れる順番にあるのです。

炒飯を作るときは普通、卵や具材を先に炒めてからご飯を炒めます。

しかし、一方の焼き飯では、ご飯を炒めた後に、卵や具材を加えるのです。

調理する際に、卵を、ご飯を炒める前後どちらに入れるかによって、炒飯と焼き飯に分けられているのです。

☆提供する店の違い

炒飯は中華料理店で主に提供されますが、関西地方の焼き飯は中華料理店のみならず、喫茶店でも提供されることがあるそうです。

関西の庶民の味!ソース焼き飯

中国生まれの炒飯と言うよりも、焼き飯と言った方が、古きよき時代の日本料理みたいで親近感がわきますね。

関西地方でよく食べられている焼き飯を、関東地方の方も自宅で作ってみましょう。

味付けには、お馴染みの醤油ではなく、ソースを使いますよ。

【材料 2人分】

・ご飯 2膳分
・豚バラスライス 100g(約1cmに切る)
・もやし 1袋(約1cmに切る)
・ピーマン 2個(約5mmに切る)
・コーン缶 大さじ2
・刻んだ紅生姜 大さじ1くらい
・中濃ソース 大さじ2
・オイスターソース 小さじ1
・塩胡椒 少々
・サラダ油 大さじ1
・青のり 少々
・目玉焼き 2個
 
【作り方】

①鉄板があれば鉄板を使います。

なければ、フライパンにサラダ油をひいて熱し、豚肉を加え入れます。

塩胡椒をして、炒めてください。

②豚肉の色が変わったら、中濃ソースを加えて豚肉と絡めます。

③そして、ソースを半分くらい煮詰めましょう。

④そこにご飯を加えて、ほぐすように炒めます。

⑤ご飯がほぐれたら、もやし、ピーマン、コーンを加えて炒め、オイスターソースと紅生姜を加えましょう。

もやしは加熱すればするほど、水分が外へ出て水っぽくなってしまいます。

炒めすぎないように手早くしましょう。

⑥出来上がったらお皿に盛り、目玉焼きを乗せ、青のりをふりましょう。

醤油についての豆知識

焼き飯と炒飯の味には、明確な違いはありません。

味付けにも、醤油が使われることが多いです。

鉄板で焼かれ、焦げた醤油の良い香りは食欲をそそりますよね。

ここで、万能調味料の醤油について、学んでおきましょう。

醤油とは、主に大豆などの穀物を原料とした、発酵調味料です。

和食には必要不可欠な、言わずと知れた基本調味料のひとつですね。

「醤油」という言葉ができたのは、室町時代だといわれています。

醤油となる前身に、飛鳥時代の「醤(ひしお)」があります。

鎌倉時代には「溜(たまり)」が現れます。

味噌造りの過程でできる、桶の底に溜まった液汁がおいしいことが発見されたのです。

これが、醤油の始まりと言われています。

そんな歴史深い醤油は、主に5種類に分類されます。

広く普及している「濃い口醤油」、関西地方発祥の「薄口醤油」、東海地方で主に造られる「たまり醤油」、愛知県碧南地方の「白醤油」、山陰から九州地方にかけて特産の「再仕込醤油」があります。

醤油は、頼れる食事のお供ですが、調理の際に以下のような効果があります。

☆消臭効果

魚や肉の臭みを消してくれます。

☆菌の増殖抑制効果

菌の増殖を抑えてくれます。

☆相乗効果

塩味を抑えて、だしの風味を高めてくれます。

☆食欲増進効果

食欲を増進する香りと色を作ってくれます。

醤油麹を活用しよう

みなさんは、醤油麹(しょうゆこうじ)をご存知ですか。

ブームになった塩麹はすでに調理で活用されていたり、ご存知の方も多いでしょう。

醤油麹と塩麹との違いは、大豆成分の旨味が強いことにあります。

醤油麹の特徴は、グルタミン酸の旨味成分が、塩麹に比べて10倍以上にもなることです。

そんなに旨味が凄いなんて、味わってみたいと思いませんか。

そこで、醤油麹を使った焼き飯を作ってみましょう。

美味しく作るには、強火でサッと炒めることがポイントですよ。

醤油麹の効果で、コクたっぷりで美味しいですよ。

【材料 2人分】

・ご飯 茶碗2杯分
・卵 2個
・塩胡椒 少々
・ゴマ油 大さじ1
・サラダ油 小さじ1
☆刻みネギ 適量
☆にんにく チューブで1cm
☆醤油麹 大さじ2
☆だしの素(顆粒) 小さじ1

【作り方】

①卵はよく溶いて、塩胡椒をふっておきましょう。

②鉄板やフライパンに、ゴマ油を入れて熱し、温かいご飯を入れて強火で炒めてください。

③☆を入れて、全体がよく混ざったら、端にご飯を寄せておきます。

④鉄板やフライパンの空いているところにサラダ油をひき、溶き卵を入れて、ご飯とざっくり混ぜ合わせましょう。

⑤卵がある程度固まったら、完成です。

焼き飯をさらに美味しく食べるために

結局のところは、作った人が「焼き飯」だといった場合は焼き飯、作った人が「炒飯」だといった場合は炒飯、という区別が一番無難かもしれませんね。

簡単に作れて、ただでさえ美味しい焼き飯や炒飯を、さらに美味しく食べたいと思いませんか。

焼き飯や炒飯に入れたい調味料は沢山ありますが、その中でも格段に美味しさがレベルアップする調味料をお伝えしましょう。

☆おいしい醤油

使用する醤油によって、味や香りも変わってきます。

特に醤油に関しては、原料の違いが醤油の味の方向性に影響します。

ラベルをよくチェックしてみましょう。

おすすめは、「フンドーキン 吉野杉樽天然醸造醤油」です。

☆おいしい塩

塩はシンプルだからこそ、味のごまかしがききません。

おすすめは、「粟国の塩」です。

まろやかで上品な味わいがします。

☆オイスターソース

ただの焼き飯でも、オイスターソースをプラスするだけで、格段に美味しくなります。

☆かき醤油

醤油、オイスターソースを2つ使うのが面倒ならば、牡蠣のエキスが入ったかき醤油がおすすめです。

「寺岡有機醸造 寺岡家の牡蠣だし醤油」を使ってみてはいかがですか。

色々な味の焼き飯を作ってみよう

いかがでしたか。

焼き飯と炒飯には、卵を入れる順番や調理器具の違いなどはありますが、これと言える明確な違いはありません。

焼き飯にはあっさりとした醤油味、塩味のほかに、コクのあるソース味もあります。

身近にある食材で簡単に作ることができるので、ご家庭で作ってみてはいかがですか。