計量カップにも色々ありますが、水1カップは何ccなのでしょうか。
答えは200cc、つまり200mlになります。
しかし、重さによって、異なるのです。
水以外の液体は、何ccなのでしょうか。
また、輸入品の計量カップを使うときに気をつけなければならないことなどを、お話します。
大きいものだと水1カップは3,000ccまで量れる
一般的な計量で1カップは200ccですが、中には、すりきりではなく余裕を持って、200ccより大きめのカップも存在しています。
この計量カップの場合は、すりきりよりも少し下に、200ccのメモリがついています。
ご自宅にある計量カップを、この機会に見て確認してみましょう。
ご家庭でも、200ccよりすこし大きめの500ccカップ、1000ccカップを利用している人も中にはいらっしゃるかもしれませんね。
業務用のものになると、3リットル、つまり3,000ccまで入る大型のものもあります。
こちらは料理用の計量カップというよりも、理化学の実験や掃除のときに、洗浄剤を作る際に利用しています。
家庭でも3,000ccの計量カップを使って、洗浄剤を作ることができます。
水を1カップを量り、その中に必要量の重曹やセスキ炭酸ソーダ、クエン酸の顆粒を溶かせばできあがりです。
計量カップは料理だけでなく、他の目的でも使われているのです。
料理以外で使うときは、大き目の計量カップがあると便利ですよ。
料理用の200cc計量カップは、50ccごとにメモリがありますが、3000ccサイズのものになると、1メモリが100ccとなります。
日本と違うアメリカの計量カップ
日本では、200mlや200ccと統一されている計量カップですが、アメリカの計量カップは日本のものと違います。
計量カップ1杯が1オンス、約248mlになるため、248ccになります。
1カップの量は、特に世界基準で決められているものではありません。
デザインが素敵、可愛いといった理由で、輸入雑貨のお店で計量カップを購入すると、量が違ってしまいます。
そのため、アメリカなどの輸入品の計量カップを使用して、日本の料理本や、料理サイトを見ながら料理をすると、1カップの量が異なるので、正しく作ることができません。
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水1カップ200ccのつもりで量った料理は味が薄くなってしまったり、実際に作りたかった分量よりも多かったということもありますので、気をつけてください。
さらに、アメリカのオンスに合わせて、カナダやオーストラリアの計量カップは、1カップで250ccになるように作られています。
こちらも、日本の一般的な1カップ200mlや200ccの基準と比べると異なります。
輸入品の計量カップを購入し、料理などに使う場合は、気をつけましょう。
水1カップ50ccのミニカップの使いかた
先ほどお話した大きい計量カップでは、水1カップが3,000ccまでありますが、反対に小さいものもあります。
小さい計量カップでは、なんと1カップ50ccのサイズのものがあります。
50ccの計量カップをどう使っていいか悩むところですが、1メモリが10ccごとに入っています。
10ccというと、計量スプーンでも量れる量ではありますが、計量スプーンよりもより、計量カップの方が正確に量ることができます。
また、計量スプーンは持って量るため、液体の水や酢、酒を量るとこぼれてしまうこともあります。
しかし、計量カップであれば、置いて量ることができ、こぼれる心配も、こぼす心配も少なくて済みます。
ユズやレモンのしぼり汁などを量る時も、計量カップで量れば、そのまま搾ることができますので簡単ですね。
三杯酢やドレッシングを作るときにも、このミニ計量カップがとても便利です。
水は1カップ200ccで200g!他の液体は?
水は、容量と重量が同じになるため、1カップ200ccの場合は、200mlで200gになります。
酒や、酢といった液体は、1カップの容量は必ず同じになります。
そのため水1カップ200ccが200gと同様に、酢と酒も同じ200gになるのです
しかし同じ液体でも、1カップの量が水と同じものもあれば、水より重いもの、軽いものがあります。
それは、重量は液体によって違いが出てくるからです。
水に入れると沈む、みりんと醤油は重くなります。
よって、同じ200ccを量ると、重さは230gになるのです。
逆に、油は水よりも軽いため、同じ200ccでも200gではなく、重さは180gになります。
同じ液体で同じ計量カップを使って量っても、重さは違ってしまいます。
料理本やレシピには、様々な単位が使われていて、ccで書いてあるものもあれば、mlで書いてあるもの、gで書いてあるものがあります。
水と同じ液体だから一緒だと思って料理をしてしまうと、味が変わってくるので、気をつけましょう。
水1カップ200ccを計量カップ以外で量ってみよう
子どもが小さい時に保育園や幼稚園、ご家庭で使う手つきのカップがあります。
キャラクターが描かれているプラスチックカップのことです。
こういったカップにも数種類ありますが、スタッキングカップと呼ばれる背の高いものや、手つきがない物など色々です。
ポリプロピレン製のカップは、180cc、200ccc、210ccのものが多くあります。
そのなかでも、日本製カップは、ほぼ200cc、200mlのサイズであることが多いです。
計量カップがもし無かったとしても、200ccを量る、200ccの倍になる量を量る時は、この方法を知っていると便利ですよ。
計量カップがない、または計量カップを探すのが面倒と感じる場合は、利用してみる価値はあります。
また、コップの底に200mlと書いてある場合もあります。
一度、お持ちのカップの底を確かめてみましょう。
量を量る道具や方法を知っておくことで、普段の食事の用意が格段に楽になりますよ。
水1カップで意外な健康法
一日水を1カップ、トータル10回飲むことでダイエットができるという方法があります。
理想は1回に水1カップ、200ccずつ30分ほどで飲むという方法です。
しかし、普通の生活ではこの方法は難しいため、1日に10回を目安に飲むと効果があるそうです。
とくに、朝起きてすぐに水を1カップ飲むと、睡眠中に失った水分を摂ることができます。
また、便秘体質の人は、この時塩をほんの少し水に溶かして飲むと、朝スッキリとしたお通じが期待できますよ。
そして、食前に水を1カップ飲むことで満腹中枢が刺激され、食べすぎを防ぐことができます。
食べ過ぎを防ぐことができれば、ダイエット効果にも繋がることでしょう。
もし嫌いでなければ、炭酸水をカップ1杯200cc以上飲むと、お腹が膨れて、さらにたくさん食べることができなくなります。
そのため、水や炭酸水を1カップ飲むことで便秘改善、ダイエット効果があるといわれているのです。
ですが、無理をして体調を崩してしまっては、ダイエットどころではなくなります。
必ず無理のない程度で、ご自身の体調と相談しながら、行ってください。
正確に量ることも大切
料理本やサイトのレシピにも、1カップと書いてあることがよくあります。
しかし、日本の計量カップとアメリカの計量カップの違いにもあるように、1カップといっても色々です。
カレーやシチュー、味噌汁など普通の家庭料理であれば、あまり気にかける必要はありませんが、パンやお菓子を作るときは、水の分量に正確さが求められます。
その場合は、しっかりと計量カップのメモリを確認し、正確に量って作りましょう。