こんな時はどうしたらいい?米の水加減を間違えた時の対処法

毎日炊く米ですが、いつも通り炊いたつもりが柔らかくなったり、固くなったりと水加減を間違えたことありませんか?

失敗した米を普通に食べてもあまり美味しくないので、美味しくアレンジしていつもと違う食事を楽しみましょう。

棚からぼたもちな気持ちになれる様に対処法を紹介していきたいと思います。

米の水加減を間違えた時

毎日炊く米ですが、たまに水加減を間違えたりしませんか?

大事なイベントの時に間違えたりすると、どうしたらいいか焦ってしまいますが、アレンジすれば水加減を間違えたと思えないほど美味しい料理が作れます。

水加減を間違えた時は柔らかくなる・固くなるのどちらかになるので、対処法を紹介していきます。

■柔らかくなった時
柔らかくなったら、そのままおかゆ・お茶漬けなどの柔らかい料理にしたり、ライスコロッケ・おはぎなど米と具材を合わせて別の料理に変えることもできます。
もし、普通に炊いた米があれば柔らかい米と合わせてしまえば、いつもの米の固さに近づけると思います。

■固くなった時
固くなった時は水を足してもう1度炊飯すると、柔らかくなります。
米3合に対して水2合しか入れていない場合だと、追加で1合入れて炊飯するといつもの米に戻ります。

固い米のまま料理をする場合は、チャーハンだとパラパラに仕上げることができ、ドリアのようにソースに漬け込むことで固さが気にならないようにするといいと思います。
いつもと違う固さの米だと、食欲が進まないかもしれませんが、そんな時はラップをして冷凍庫に入れるといつでも食べれて便利です。

米の種類別の水加減

米といっても、新米・玄米・雑穀米など種類がたくさんありますが、米によって水加減も違うのでしょうか?

米の水加減を間違えた時はショックが大きいので、種類ごとに説明していきます。

■新米
新米は水分を吸収しやすいため、いつもの水加減で炊くと柔らかい炊き上がりになります。
ただし、極端に水分は減らさずに、1~2割ほど減らすだけで大丈夫です。

■玄米
健康にいい玄米は1.3~2倍の水加減と幅がありますが、これは玄米を浸水させた時間によって変わります。
浸水時間が2~3時間なら1.5~2倍、6時間以上なら1.3~1.5倍を目安にすればいいと思います。

玄米は炊く前に浸水しないと、固くて食べにくいと思う方が多いので注意が必要です。

■雑穀米
白米と混ぜて食べる方が多いと思うので、混ぜ合わせた炊き方を紹介します。
白米の水加減はいつも通りで大丈夫で、雑穀を入れた分量の1~1.5倍の水を追加で入れるといいです。

米の水加減を間違えた時の裏技

水加減を間違えた時に芯が残ったり、べちゃべちゃになった経験のある方は多いと思います。
そんなときに、ひと手間かけるだけでいつも通りの米になることもあるので紹介します。
■べちゃべちゃになった時
べちゃべちゃになると、いつも通りの米にするのは難しいですが、電子レンジを使えば元に戻すこともできます。
お皿に米を平らにのせて、ラップをしないでレンジにかけます。
そうすると、米の水分が蒸発して固さが少し戻ります。
やりすぎると、今度は固くなるので様子を見ながらやってみてください。

■固くなった時
芯が残ったり、少し固い場合は米に日本酒を米2~3合に対して、大さじ1杯ほど入れてよく混ぜます。
10分ほど蒸らせばいつも通りの米に戻ります。
お湯を入れてもいいですが、日本酒の方が香りがよくなるのでオススメです。
アルコールも飛ぶので子どもでも食べられます。

混ぜごはんのときの水加減は?

白米を炊くときは水加減をメモリに合わせて炊けばいつも通りの白米になりますが、炊き込みご飯やピラフなどの混ぜごはんの時もいつも通り炊いて大丈夫なのでしょうか?

混ぜごはんで水加減を間違えた時のショックは更に大きいと思いますので、混ぜごはんの時のポイントを説明していきます。

■水加減はいつも通り?
米に水を入れる時、米を入れてから水を入れる方が多いと思います。
混ぜごはんの時は調味料が入り、水以外の水分が入るので、米→調味料→水→具材の順に入れていきます。
3合炊く場合は調味料を入れてから、水を3合のメモリまで入れるとちょうどよくなります。

■水加減を間違えた時
水加減を間違えた時は、白米と同じ方法で戻すことができますが、水分を追加で入れる場合は味が薄くなる場合があるので、調味料も少し加えるといいでしょう。

■味付けを間違えた時
炊き上がって試食したら、予想よりも濃かったり薄かったりする時があると思います。
薄かった時は調味料を足して混ぜ合わせて少し蒸らせば大丈夫ですが、濃かった時は薄めることができないので、水分を加えて雑炊やリゾット風にしたり、卵を入れて炒飯にすると少しまろやかな味になります。

水加減を間違えた時のやわらか米レシピ

柔らかくなった米をレンジにかけて元に戻すのもいいですが、それならうまく調理して美味しくアレンジしてみてませんか?
水加減を間違えたと思わせないようなレシピを紹介します。

★薬味たっぷりサムゲタン風★
【材料】(2~3人分)
・鶏手羽元 6~8本
・生姜 薄切り3枚ほど
・葱 1/2本
・大葉 2枚
・柔らかい米 お好み
・中華だし

【作り方】
1.生姜はみじん切り・葱と大葉は薄切りにします。

2.鍋に鶏手羽元と1の薬味・鶏手羽元が浸かるくらいの水を入れて火をつけます。

3.沸騰したら、中火にして30~60分煮込みます。
米・中華だし・塩・胡椒などを入れてさらに30分ほど煮込みます。

煮込み時間を長くすると、鶏手羽元が柔らかくなり旨味やとろみが出てきます。
1時間ほどでも美味しくできますが、合計2時間くらい煮込む方がオススメです。

肉の種類は、豚肉・牛肉でもできますが、鶏肉が一番淡白な味で相性がよく、スパイス・ナッツ・チーズなどをお好みで入れてアレンジすることも簡単にできます。
柔らかい米は消化にもよく、薬味もたくさん入ってるので体調が悪い時にもオススメのレシピです。

水加減を間違えた時の固め米レシピ

柔らかい米では美味しくないけど、固い米だからこそ美味しい料理もあります。
水加減を間違えた時でも大人も子どもも喜ぶレシピを紹介します。

★チーズたっぷりドリア★
【材料】
・ベーコン 適量
・2~3種類の野菜 適量
・固い米 1合分
・小麦粉 10グラム
・チーズ 20グラム
・牛乳(豆乳でも可) 100グラム

【作り方】
1.ベーコンは角切り・野菜は粗みじん切りにして、フライパンで炒めます。

2.1に火が通ったら米を入れてさらに炒め調味料(塩味・醤油味などお好きなもので)を加え.耐熱のお皿に移します。

3.フライパンにバター・牛乳を入れてよく混ぜます。

4.3のバターが溶けたら、小麦粉・チーズを入れてとろみを少しつけます。

5.2の米に4を流してチーズをのせて、オーブンで焼き色をつけます。

ホワイトソースにチーズを入れることで、コクととろみをつけます。
ごはん自体も炒飯にして味を付けるので、時間がない時は炒飯に、余裕があればドリアと臨機応変に作ることができます。

米の水加減を間違えても大丈夫

米の水加減を間違えた時も焦らなくて大丈夫です。

柔らかくても、固くてもアレンジして美味しい料理を作ることができますので、失敗を期に普段作らない料理のレパートリーを広げてみてください。

でも、水加減を間違えないに越したことはないので、水を入れる時は平らな場所で慎重に入れてくださいね。