エビチリや麻婆豆腐を作る時に欠かせないのが豆板醤ですが、豆板醤がないときは代用調味料はないのでしょうか?
またお子さんがいる家では、豆板醤を入れないエビチリが好まれるのではないでしょうか?
そこで豆板醤を入れないエビチリの作り方や豆板醤が食卓にないときの対処法を教えましょう。
そもそもエビチリの豆板醤を家庭で作れば代用いらず
エビチリや麻婆豆腐に欠かせない豆板醤は、空豆と唐辛子と味噌を使い麹種で発酵させたものです。
と言うことは、空豆を買ってくれば家庭でも簡単に作れてしまうということです。
何と言っても手作りの豆板醤は、とてもまろやかで美味しいです。
また代用で考える必要もありませんね。
簡単な作り方とポイントを解説します。
空豆は、冷凍食品の調理済みのもので充分です。
空豆を温かい内に手で潰して下さい。
必ず手袋をして下さい。
直接手で触れてしまうとカビが生える原因になります。
お試しの分量で解説します。
■空豆100グラム
■塩20グラム
■一味15グラム
■麹10グラム
■白味噌18グラム
塩を岩塩などにしても美味しいです。
手袋をはめてから、良く混ぜ、密封できるビニール袋に入れて空気を抜いて下さい。
冷蔵庫に保管して、半年間寝かせれば完成です。
量を多くして豆板醤を作る場合は、消毒した瓶にタネの空気を抜いて、サランラップを上に被せて、その上にカビを防止するチューブわさびをのせて、瓶に蓋をして半年間寝かせて完成です。
エビチリの豆板醤がないときの代用
エビチリの豆板醤は、辛みを加えるだけではありません。
エビチリに塩気と旨味を加えるものですから、辛みの代用としてラー油や七味は避けたほうがいいでしょう。
豆板醤に寄せて、味噌と唐辛子で代用して下さい。
辛いのが苦手な方のために、そこに砂糖や蜂蜜を加えても、甘辛の豆板醤の代用品の味噌となってとても美味しいです。
また、輪切りの鷹の爪を油で炒めて香りを出して、そこに醤油や白味噌、八丁味噌でも良いでしょう。
それから胡麻油で白ネギとにんにくのみじん切りを香りが出るまで炒めることで、豆板醤の代用になります。
豆板醤の代わりに、キムチ鍋の素を加えたエビチリも豆板醤を入れたように味にアクセントがついてとても好評です。
とても、簡単豆板醤の代用品の作り方の分量を説明します。
★味噌1
★胡麻油1
★醤油1
★一味1
★砂糖1
これらを混ぜ合わせるだけです。
全ての材料は、同じ分量です。
ここでは、豆板醤の代用味噌と呼ぶことにします。
エビチリの豆板醤の代用味噌を使った作り方
エビチリを簡単に、美味しく作るレシピがあります。
エビは塩を振り汚れが出てきたら、水で洗い流して水気を切って下さい。
一度エビを湯がいても良いですし、フライパンで先に焼いてもかまいません。
エビに塩コショウをして、片栗粉と卵を混ぜて一度油通しをするのがベストですが、フライパンで多めの油で炒めても構いません。
ネギとにんにくのみじん切りを胡麻油で香りが出るまで炒めたら、先程紹介した豆板醤代用味噌を入れて下さい。
香りが出てきたら、下処理したエビをフライパンに入れて合わせ調味料を入れるだけです。
■ケチャップ大5
■砂糖大1
■酒大1
■砂糖大1
■醤油大1
■コンソメ一個
■片栗粉大1
■水60cc
全て混ぜ合わせてくたさい。
これがエビチリのチリソース、合わせ調味料のレシピです。
あくまでも調味料は目安ですので、あとはご家庭でアレンジして下さい。
タバスコを加えたり、砂糖を蜂蜜に代えてみても良いかもしれません。
また、炒める時にトマトのみじん切りを加えても美味しいですし、最後に溶き卵でとじると本格派なエビチリになります。
エビチリに豆板醤もケチャップも入れずに代用品で作る
ケチャップも苦手だし、豆板醤も面倒だと言う人に、ケチャップを入れない代用エビチリのレシピを紹介します。
先程と同じようにエビに下処理をしておきます。
卵の卵白で絡めて油通しして良いですし、フライパンで一緒に炒めても構いません。
にんにくとネギのみじん切りを香りが出るまで炒めます。
そこにトマトを入れても入れなくてもいいでしょう。
あればセロリのみじん切りも入れて下さい。
香りが増します。
そこにエビを入れるのですが、今回の合わせ調味料は以下の通りです。
■だし汁大1
■みりん大1
■酒大1
■しょうゆ小1
■オイスターソース小1
■コチジャン小1
■蜂蜜小1
これらを混ぜ合わせたものを入れるだけです。
コチュジャンをキムチの素やチリソースに代えても美味しいです。
また、入れなくても構いません。
蜂蜜は、砂糖などに変えても良いです。
最後に、溶き卵を入れてフライパンで軽く炒めたら完成です。
チリソースを入れないとエビチリとはいきませんが、とてもご飯に合うおかずになります。
エビを入れないエビチリ。豆板醤も入れないで作れます。
エビチリの豆板醤の代用味噌はできました。
でもエビは食材として値段が高いから、そのエビの代用食材で作れないでしょうか。
エビが苦手だけど、エビチリが食べたいという方向けのレシピを考えました。
まずはそこでどうしてエビチリが美味しいのか、考えてみることにします。
それは、エビ独特のプリプリした食感と、甘辛い味付けのタレです。
タレの方は、豆板醤の代用味噌や合わせ調味料でできると思います。
合わせ調味料さえあれば、エビなしでもどうやら大丈夫です。
肝心のエビの代用食材の候補として、まずは木綿豆腐です。
木綿豆腐は、キッチンペーパーで包み、重しをのせて水気を切って下さい。
一口大に切り、片栗粉をまぶして両面を油で焼いて下さい。
次の候補としておから団子は、おからと豆腐に片栗粉を混ぜたものを団子状にしたものです。
またエリンギも両面を油で炒めることで、プリっとしたエビに似た食感があり、チリソースに良く合うので候補に挙げます。
最後にお麩をエビにするレシピを教えます。
たっぷりのぬるま湯に鶏ガラスープのもとを溶かして、そこにお麩を入れて戻して下さい。
お麩の水気を絞り、お麩1個を2つに切ってから、お麩に塩コショウで軽く下味をつけて下さい。
さらにそのお麩に片栗粉をまぶして、ごま油で熱したフライパンで両面をしっかりとこんがり焼いてでき上がりです。
お麩は、エビや貝の魚介アレルギーがある方やお肉が食べられない代用食材としてとても人気があります。
チリソースにも合いますし、こんがり焼いたお麩はお肉の代わりにとして、ダイエットにも効果的です。
かなり、オススメ食材です。
エビチリに豆板醤の代用味噌でアレンジレシピ
作りすぎてしまったエビチリは、そのまま餃子の皮に包んで焼いたり揚げたりすれば、エビ餃子になります。
エビチリのエビを細かくみじん切りにして、そこに豆板醤の代用味噌をもう少し足し、野菜スティックやクラッカーのディップにするのも美味しいです。
エビチリをミキサーにかけて、そこにタバスコやケチャップをもう少し足すことで甘辛なピリ辛万能なソースになります。
私のオススメはそのソースでスパゲティーナポリタンを作ることです。
簡単にケチャップを入れてから、隠し味に残ったエビチリを入れることで、バツグンに美味しくなります。
また、ミートソースを作るときに一緒に残ったエビチリを入れることで、コクと酸味のバランスが良いミートソースの完成です。
今回紹介した豆板醤の代用味噌は、普段の料理の隠し味にもなり、ちょっと足すことで料理の味に広がりが出ます。
エビチリを中華スープで伸ばして、最後に溶き卵を入れたかき玉スープ等もエビチリを作りすぎてしまった朝食にはピッタリです。
エビチリの豆板醤がなくても代用食材でどんな料理でも
エビチリの豆板醤は、辛みと言うよりもコクと旨味を出す、隠し味です。
そこで、豆板醤がなくても代用食材で上手く調理することで、更に旨味やコクがアップして美味しい料理に変わります。
豆板醤の代用や味噌は、他の料理でも使える料理のテクニックです。
そして豆板醤代用味噌は、家庭により色々な食材を入れることですごい万能味噌に変えられます。