トマトに砂糖+醤油でサラダやおかずにもなるレシピを紹介

みなさんは、トマトは好きですか?

そのままでは苦手だけど、ジュースやケチャップなどに加工してあれば大丈夫!なんて方もいると思います。

今回は、トマトに砂糖と醤油を使ったレシピを紹介したいと思います。

酸味が特徴でもあるトマトと甘い砂糖、しょっぱい醤油はミスマッチな気がしてしまいますが・・・。
サラダやおかずとしても美味しく食べられるので、是非作ってみてくださいね。

トマトについて

イタリア料理やスペイン料理には欠かせず、砂糖や醤油にも合うトマトは、元は観賞用だったと言われています。

トマトはトマトはナス科トマト属の1年生果菜で、アンデスの高地が原産地です。
16世紀になってジャガイモと共にヨーロッパに渡りましたが、当時は毒を持っていると思われており、観賞用でした。

食用として広く栽培され始めたのは19世紀になってからだそうです。

今となっては、ヨーロッパの中でもスペインやイタリアなどではトマトなくしては料理ができないぐらいまでになりました。

今、国内で栽培されているだけでも多くの種類のトマトがあります。
桃色系トマトは、皮が薄くて無色透明なものを言い、甘味があり、クセが少なく、香りも弱いのが特徴です。
桃太郎などがこれに当たり、現在市場に出回っているものはほとんどが桃色系トマトです。

他にも、皮にも色が付いていて厚く、酸味や香りが強いことからケチャップや缶詰に加工される赤色系トマトや、ミニトマトやマイクロトマトなどがあります。
また、まだ青い未熟なトマトも市場に出回っています。

トマトの栄養・効能

トマトには多種多様な栄養素が含まれています。
トマトに含まれる栄養素とその効果を紹介しましょう。

リコピンは、強い抗酸化作用を持っており、摂取するとシワやシミの予防など美肌に効果的だと言われています。
また、アンチエイジング効果や身体に脂肪が蓄積するのを防ぐダイエット効果もあります。

トマトの酸っぱさの元となっているクエン酸は、レモンにも含まれており、疲れを取る効果があります。

トマトの皮部分に多いケルセチンは、血管を強化する効果があると言われており、動脈硬化などの血管の病気を防ぐことができます。

整腸作用が高いことで有名な食物繊維は、便秘の解消やコレステロール値を下げる効果が期待でき、こちらもダイエットに効果的です。

他にも、体内に溜まった余分な塩分や水分を排出するカリウムや、内臓脂肪を溜まりづらくするグルタミン酸など、砂糖や醤油などと一緒にトマトを摂取することで保温効果や美肌効果、ダイエット効果など様々な効果があると言われています。

トマトの栄養を効率よく摂取しよう

紹介した通り、トマトは様々な種類の栄養素を含んでいます。

では、醤油や砂糖などの調味料に頼らずその栄養を効率よく摂取するための良い方法はあるのでしょうか。

まずは、赤いトマトを選ぶことが大切です。
トマトは、買う場所によっては未熟な緑色のトマトが売られていることがあります。
未熟なトマトにもまた違う味わいや完熟トマトにはない長所もありますが、栄養の摂取を一番に考えると、真っ赤な完熟トマトが一番良いです。
トマトは赤く熟しきった状態のときが一番栄養が多いからです。

ジュースで摂取することも効率的な方法の1つです。
トマトは、熟すと真っ赤になりますが、市販のトマトの場合は着色料を使って赤くしている可能性もあります。
そして、この着色料を見分けることは難しいです。

そこで、トマトジュースとしてトマトの栄養を摂取することをオススメします。
食用のトマトは、見た目から傷むことを防ぐためにビニールハウスで栽培されることが多いですが、トマトジュースに使われる加工用のトマトは、見た目にこだわらなくてもよいため、太陽の光をたくさん浴びて栄養価の高いトマトである可能性が高いためです。

砂糖や醤油は体に良い無添加のものを選ぼう

トマトと相性が良い砂糖や醤油を選ぶときには、少しコツがあります。

砂糖は、基本的に甘さを抽出するために他の余計なものが排除されているものが多くあります。
しかし、その排除したものの中に、身体に必要なカルシウムやナトリウムなどのミネラル成分が含まれていることも多く、精製されている砂糖ほど栄養がないことが多いです。

逆に、黒砂糖やテンサイ糖、きび砂糖などは砂糖そのものの味が残っており、健康に良い砂糖とされています。
黒砂糖やきび砂糖は糖の吸収を抑制するビタミンやカルシウムを多く含んでおり、テンサイ糖は腸内環境を良くするオリゴ糖を多く含んでいます。

品質の良い醤油を選ぶためには、「色」「香り」「味」の3要素をチェックすることが必要です。
色が濁っていたり黒ずんでいるものではなく、赤みが強く透き通っている本来の濃口醤油の色のものを選びましょう。
また、不快な臭いがなく、独特のいい香りがするものを選ぶことや、まろやかで味がしつこくなく、さっぱりしているものを選ぶことも大切です。

料理のときでも、良い醤油かどうかを見分けることができます。
鍋に醤油を入れて沸騰させたときに、泡が細かくなかなか消えにくいものは品質が良いので参考にしてみてください。

サラダ・おつまみにもオススメ!トマトの酢・醤油・砂糖漬けの作り方

トマトと玉ねぎのみじん切りの相性がたまらない、トマトの酢・醤油砂糖漬けの作り方を紹介しましょう。
サラダに使っても、お酒のおつまみとして食べても美味しいので、是非参考にしてみてください。

2~3人分の材料は、トマト2~3個、玉ねぎのみじん切り2分の1個分、湯向き用の水と冷水を適量です。
また、つけ汁の材料は、醤油大さじ2.5、砂糖大さじ2、酢大さじ1.5、ゴマ油大さじ1です。

【作り方】
1)まずは、玉ねぎを荒みじん切りに、トマトは包丁の刃先でへやをくりぬきます。

2)鍋に水を入れて沸騰させます。
沸騰する前につけ汁の材料と玉ねぎのみじん切りを混ぜて、つけ汁を作っておき、ボウルに冷水を用意しておきましょう。

3)お湯が沸騰したら、トマトを30秒ほどひたし、冷水にとって皮をむき、水分をふきとって好みの大きさに切ります。
切ったトマトをつけ汁につけて、蓋をして30分ほどおいておくだけです。

4)味がなじんだらトマトをお皿にとって、つけた汁をかけて食べてください。

コツは、湯向きをしてからつけ汁につけることです。
そうすることで口当たりが柔らかく美味しく仕上がります。

トマト+砂糖+醤油+すりごまで作る深みのある美味しいおかずの作り方

トマトと胡麻を合わせると、美味しい料理ができます。

胡麻にも健康に良い栄養素が多く含まれており、様々な効果があります。
肌の水分・油分・弾力を取り戻す美肌効果があることは有名な話ですが、他にもダイエット効果などがあります。
これは、胡麻に含まれるセサミンという栄養素がペルオキシソームを活性化し、脂質の代謝を高めるためです。

また、胡麻のビタミンEは、血液だけでなく血管壁にたまったコレステロールを除去する効果があり、心臓の負担を和らげる効果も期待できます。

トマトの胡麻和えの作り方を紹介しましょう。
安い普通のトマトがフルーツトマトのように濃厚で深みのある美味しさになります。
あと一品ほしいときにも簡単に作りやすくオススメです。

2人分の材料は、トマト1個、醤油小さじ2、砂糖小さじ2、すりごま小さじ1です。

【作り方】
1)まずは、トマトのヘタを取り、食べやすい大きさに切ります。

2)醤油と砂糖、すりごまを合わせてトマトと会えたら完成です。

胡麻は白胡麻でも大丈夫です。
すりごまがない場合は、普通の胡麻を袋に入れて瓶などで叩くだけですりごまができます。
コツは、調味料は食べる直前に和えることです。

健康増進効果が期待できるトマトを食べよう

いかがでしたか。

トマトには、うまみ成分が沢山含まれていて、そのまま食べても加熱しても、どちらも美味しく食べられる野菜のひとつです。

トマトは甘い砂糖にも、しょっぱい醤油にもマッチするのですね。

そんな美味しくて栄養豊富なトマトを積極的に摂取して、健康増進に役立てましょう。