お夕飯に焼きそばって手抜き?バランスのいい献立とは

焼きそばは、いつでも手軽に作れて、忙しい主婦の方を助けてくれますよね。

食卓に出すと、男の人や小さいお子さんも喜んでくれますが、おやつというイメージもあり、お夕飯のおかずとして出してもよいものか、悩むことがあるかもしれません。

この記事では、手抜きに見えないおいしい焼きそばのレシピをご紹介します。

また、献立を作る時に参考になる、おかずのレシピも載せますので、ぜひ作ってみてください。

まずは基本の焼きそばの作り方をマスターしよう①

焼きそばは袋に作り方が書いてありますので、その通りに作ればいいのですが、おいしく作れるか不安...という方のために、基本の作り方をご説明していきます。

分量から詳しく書きますので、お夕飯の献立として、普段よりグレードアップした焼きそばを作りたい方も参考にしてください。

2人分の材料です。

・中華蒸し麺…2玉
・豚バラ薄切り肉…130g
・キャベツ…2~3枚
・玉ねぎ…1/4個
・もやし…1袋の半分
・かつおぶし、青のり、紅しょうが…それぞれ適量

<焼きそばのソース>
・お酒…大さじ2
・醤油、オイスターソース、ウスターソース、…各大さじ1
・塩、こしょう(あらびき黒こしょうがおすすめ)…各適量


・塩、こしょう、酒、しょうゆ、サラダ油

では、作っていきましょう。

玉ねぎはクシ形切り、キャベツは食べやすい大きさにざく切り、豚肉は3等分に切り、塩・こしょうで下味をつけます。

麺は水でさっと洗って油を落とし、ペーパータオルなどで水気を拭いたら、酒大さじ3、しょうゆ小さじ1をふりかけ、手で軽くもんで、なじませてください。

では、いよいよ焼いていきます。

フライパンに油大さじ1を熱し、焼きそばを広げて入れ、へらや菜箸で押さえながら、焼き色がつくまで焼きます。

上下をひっくり返したら、同じ様に焼きつけて、一度取り出しておいてください。

次は、お肉と野菜を炒めます。

まずは基本の焼きそばの作り方をマスターしよう②

基本の焼きそばの作り方の続きです。

焼きそばを焼いた後のフライパンをきれいにしたら、油大さじ1を熱して、先に豚肉を入れて炒めます。
肉の色が変わったら、キャベツ、玉ねぎの順に入れて炒めてください。

この順番が大切です。
お肉の旨みが全体に行き渡ります。
お肉が硬くなってしまうのが気になる方は、一度取り出しても大丈夫です。

全体に油が回って、まだシャキシャキしているうちに、具材をフライパンの端に寄せ、空いたスペースに焼きそばを入れます。

そこに、ソースの材料を混ぜて入れ、丁寧にほぐしながらソースを全体に、まんべんなく絡めていきます。

最後に、もやしを加えて炒めてください。
もやしのシャキシャキ感が残って、食感が良くなります。

出来上がった焼きそばをお皿に盛り付けたら、かつおぶしをのせて、青のりをふり、紅しょうがを添えて、彩りよく仕上げてください。

これで、完成です。

焼きそばは、コツをマスターすると、全然おいしさが違います。
もっと手間をかけて作りたいという方のために、他のコツも少しご紹介しますね。

まず、野菜の水分に気を付けましょう。
洗った野菜の水分がそのまま付いていると、べチャっとしてしまいます。

できれば、キッチンペーパーなどでふき取りましょう。

また、ヘルシーにしたいからといって、冷蔵庫の残り野菜を、いろいろと入れすぎてしまうのも良くありません。
野菜はどうしても水が出ますし、味がぼやけます。

シンプルイズベストです。
こうした少しの工夫で、手抜きと思われない立派なお夕飯の献立のひとつになります。

お夕飯に出しても手抜きに感じない焼きそば作りのコツ

せっかくなら、こだわってしまいましょう。

目指せ!プロの味です。
お夕飯に出して歓声があがるような、焼きそばを作っちゃいましょう。

まず、覚えていて欲しいのが、焼きそばは水分が大敵だということです。

先ほどのレシピでも、焼く時に水を入れて蒸さないの?と思った方もいるかもしれませんが、水で蒸し焼きにするとベチャベチャしてしまい、おいしくありません。

麺を入れる前に、お湯や手でもんでほぐしたり、電子レンジで温めておけば、水を入れなくてもほぐれます。
野菜から水分が出ますので、それを吸って、ある程度ふっくらするのです。

カリッと焦げ目が付くくらい焼き付けた焼きそばは、絶品です。

また、隠し味を入れて、屋台で食べるような味にすることもできます。
添付のソースを2割ほど残して、そのかわりにケチャップとおろしショウガを加えると、コクと深みが出ます。

さらに、風味にこだわる方は、ナツメグをほんの少し加えてもいいかもしれません。
ハンバーグを作った時に余りがちなスパイスですが、焼きそばにも合うんですよ。

また、ネギ油としょうゆだけの味付けも、シンプルなのに飽きのこないおすすめの味です。

こちらの味付けの焼きそばで、最後にネギをかけるとおいしいのですが、普通の焼きそばにもネギを刻んでかける人がいるようです。

焼きそばを、普段と違った献立の一品にしたい方は、ぜひ試してみてください。

お夕飯の献立にスペシャルな焼きそばを!

いつもの焼きそばに飽きたという方のために、アレンジレシピをご紹介します。

レストランで出るような、中華風あんかけ かた焼きそばです。
パリッパリの麺に、あんをトロリとかけた、お夕飯の献立にもおすすめな一品です。

作り方が難しいんじゃない?と思われる方も、作ってみると意外と簡単なので、おすすめしたいレシピです。

☆オイスター風味あんかけ かた焼きそば

<材料>
・焼きそばの麺:2玉
・豚バラ肉:100~150g

・ネギ、にんじん:各1/3本
・白菜(または青梗菜などの青菜類):1~2枚
・もやし:1/2袋(ニラでもおいしい)
・キノコ:適宜

・お水:400cc
・鶏ガラスープの素か中華スープの素:小さじ2
・オイスターソース、お酒:各大さじ1
・醤油、砂糖:各小さじ1
・片栗粉:大さじ2(少し多めに)
・おろしにんにく:少々
・塩、こしょう
・油(ごま油だと風味アップ!)

では、作り方です。

まず、野菜を洗って、食べやすい大きさに切っておきます。

麺も水でほぐし、水気を切りましょう。
あんの材料は、あらかじめ混ぜておくと後で楽です。

フライパンにサラダ油を適量熱し、焼きそばを入れ、軽く炒めます。

その麺を丸くまとめ、フライ返しなどで押しながら、強めの中火で焼きつけます。

片面がいい焼き色が付いたら裏返し、両面カリカリになるように焼きます。
焼けたら、麺をお皿に取り出しておいてくださいね。

次に、同じフライパンにごま油を入れ、油が温まったら、豚肉・もやし以外の野菜を入れ、手早く炒めます。
全体に火が通り、しんなりしてきたら、もやしを入れ軽く炒めます。

あんを加えましたら、強火であんを煮詰めます。
(あんは、加える前によく混ぜてください)

とろみがついたら、取り出しておいた焼きそば麺の上にあんをかけて、完成です。

焼きそばが夕飯のメイン時の献立におすすめなサラダ

焼きそばを献立のメインにする場合、おかずはどんなものがよいでしょうか。

焼きそばは主に炭水化物ですので、お野菜を副菜として並べてあげると、サッパリとしていいかもしれません。

しっかりビタミンも取れる、サラダをご紹介します。
電子レンジで簡単にできる夏のサラダと、食感が楽しいレンコンとひじきのサラダです。

☆夏野菜のマヨケチャサラダ

<材料>
・ゴーヤ:1本
・玉ねぎ:中くらいの大きさ1個
・オクラ:5~6本
・いんげん:10本
・ケチャップ:大さじ3
・マヨネーズ:大さじ1

作り方は簡単です。

材料を電子レンジで蒸し、分量のマヨネーズ・ケチャップを混ぜたもので和えるだけです。

ゴーヤは、ビタミン豊富な種や、ワタの部分も細かく切って食べるのがおすすめです。

玉ねぎとケチャップの風味でゴーヤの苦みも軽減され食べやすくなり、お子さんも好きな味です。

☆水菜とレンコン、ひじきのサラダ

<材料>
・水菜:1/2袋
・れんこん:5cm分
・乾燥ひじき:5g(大さじ1強)
・ツナ缶:1缶
・コーン缶:1缶

<ドレッシング>
・白すり胡麻:大さじ2
・砂糖:小さじ2
・マヨネーズ:小さじ5
・酢:小さじ4
・しょうゆ:大さじ1
・ごま油:小さじ1

まず、ドレッシングの材料を、すべて混ぜ合わせておきます。

れんこんは、皮をむいて半月切りにしたあと、2mmくらいの薄切りに切ります。
きれいに白く仕上げたい場合は、ここで酢水につけます。

切ったれんこんを2~3分茹でてザルにあげ、粗熱をとってください。

ひじきは水で戻しておきます。

さきほど作って置いたドレッシングに、洗って食べやすい大きさに切った水菜と、汁気を切ったコーン缶とツナ缶を混ぜます。

最後に、冷ましたれんこんと、水気をよく切ったひじきも混ぜ、完成です。

和風レストランで食べるような、本格的なサラダなので、お夕飯のおかずにぴったりです。
焼きそばで不足しがちな食物繊維も取れますよ。

焼きそばに合うスープを献立の一品に

お夕飯の献立の一品に、汁物は欠かせませんよね。
特に焼きそばは、食べていると喉が渇きます。

いつものお味噌汁でも十分おいしいですが、たまには、凝ったスープを作ってみませんか?

というわけで、丸ごと玉ねぎのスープをご紹介します。

☆オイスターソースが隠し味!丸ごと玉ねぎのスープ

<材料>
・玉ねぎ:中2個
・ピザ用チーズ:1/3カップ(好きな方は多めでも)
・パセリ:適量(いろどりに)
・水:4カップ
・砂糖:小さじ1
・鶏がらスープの素:大さじ1と1/2
・オイスターソース:小さじ2

まずは、下ごしらえですが、玉ねぎは上下を切り落として、上部に十文字の深い切り込みを入れます。

次に、水・鶏がらスープの素・玉ねぎを入れた鍋を火にかけて、落し蓋をします。
鍋が沸騰したら、砂糖・オイスターソースを入れて、スープが半分くらいになるまで煮ていきます。

玉ねぎがトロトロになったら、玉ねぎとスープを耐熱容器に移して、ピザ用チーズをふりかけ、オーブンで焼いてください。

オーブントースターでも大丈夫です。
3~5分焼いて、チーズがとろーりと溶けたら、パセリを散らして完成です。

丸ごと煮込んだ玉ねぎは甘く、オイスターソースのコクと合わさって、味わい深いスープになります。

焼きそばをこだわってつくってみよう

焼きそばは奥が深いですね。

適当に作るのではなく、下準備や焼く順番、味付けにもこだわって作ると、立派なお夕飯の献立の主役になります。

ぜひ、自分が一番好きな味を追求してみてください。

また、焼きそばのお供として食感が楽しいサラダや、ちょっと豪華なスープなどを作ってみてはいかがでしょうか。

いくつかレシピを載せましたので、参考にしてみてください。