おやつの定番「クッキー」は手作りをする方も多いですよね!
小さいお子さんがいる方は、型抜きクッキーやアイスボックスクッキーを作って楽しむ方も多いのではないでしょうか?
そんなクッキーは世界中で作られていますが、国ごとにいろいろな種類のクッキーがありますので紹介します。
また、手作りクッキーで失敗してしまうという方も多いのではないでしょうか。
クッキーを手作りするときの焼き方などのコツについてもお伝えします。
いろいろな国で作られるクッキーにはどんな種類があるの?
クッキーは、国ごとにいろいろな種類があります。
アメリカには、クリスマスによく作られるシナモン風味のスニッカードゥードルや、ピーナッツバターたっぷりで手作りの焼き方感たっぷりのピーナツバタークッキー、有名なチョコチップクッキーなどがあります。
また、イギリスでは一般的にビスケットと呼ばれるものがいわゆるクッキーのことのようで、たっぷりバター風味とサクッとした食感が特徴のショートブレッドは日本でも人気ですね。
また、日本で言うシリアルバーのようなフラップジャックは、シンプルなものから、ナッツやフルーツが入ったものまでいろいろな種類があります。
洋菓子の本場、フランスでは焼き菓子だけでも多くの種類があります。
さっくりとした食感とバターの風味のサブレや、薄焼きのラングドシャ、ガレットなどがあります。
クレープ状のものもガレットと言いますが、平たく丸く焼いたクッキーもガレットと言うそうです。
また、日本のガレットクッキーは主に厚焼きのクッキーを言いますが、もともとのフランスでは薄焼きのようですね。
それぞれの国で作られ続けてきたクッキーには、もちろんその国ごとに作るコツがあるのでしょうね。
クッキー・ビスケット・サブレの違いはあるの?
「クッキー」とは、アメリカから伝わってきた焼き菓子の名前で、アメリカではサクッとした食感のお菓子のことを言います。
そして日本では、「糖分と脂肪分が全体の40%以上」のものと公正競争規約(全国ビスケット協会)で定められています。
また「ビスケット」は、イギリスから伝わってきた焼き菓子の名前で、イギリスでは小麦粉で作られたお菓子のことをビスケットと言います。
日持ちをよくするために、2度パンを焼いたことが「ビスケット」の始まりと言われています。
これを日本では「糖分と脂肪分が全体の40%未満」のものと公正競争規約(全国ビスケット協会)で定められています。
このように日本ではクッキーとビスケットは、そこに含まれる糖分と脂肪分の違いだけで分類するので、自分たちがクッキーを作ったと思ってもパーセンテージが低いとビスケットになってしまうのです。
面白いですね。
それから「サブレ」は、フランスから伝わってきた焼き菓子の名前です。
「サブレ」は、フランス語で「砂」という意味を持ち、クッキーやビスケットよりもさっくりとした食感の焼き方のお菓子のことを言います。
「ビスケット」にはベーキングパウダーを入れるのがコツですが、「サブレ」には入れないという点が違いです。
クッキーを作るときの製法にも種類がある!クッキー作りはコツが必要?
クッキーは、焼き方によってもいくつかの種類に分類することができます。
型抜きクッキーとは、薄く伸ばした生地を好みの型でくり抜いて焼くクッキーのことです。
家庭での手作りクッキーといえば、型抜きクッキーですよね。
ハロウィーンやクリスマスなど、季節に合わせた型もたくさんあり、楽しんで作ることができます。
またドロップクッキーとは、ゆるめの生地をすくって、天板に落として焼くクッキーです。
生地を伸ばしたり型抜きをする必要がないので、小さいお子さんでも簡単にでき、魅力的です。
絞りだしクッキーとは、ゆるめの記事を天板に絞り出して成形してから焼くクッキーです。
こちらのクッキーを作るにはすこしコツがあり、絞り出し方によって形を変えることができます。
それからアイスボックスクッキーとは、棒状に成形した生地を冷凍し、端からスライスして焼くクッキーのことです。
日本でいう金太郎飴のような作り方です。
冷凍のまま生地を保存することができ、とても便利なクッキーですね。
アイスボックスクッキー失敗は焼き方が原因?原因を知ってコツを掴もう
アイスボックスクッキーがサクサクにならない時は、主な原因として、生地を作るときの材料や分量、行程の問題や、クッキーの厚みの問題、焼く時の温度の問題が考えられますが、それ以外にもサクサクに焼くコツがあります。
そのコツはバターと砂糖と卵を混ぜるときにしっかり混ぜることです。
バターは、柔らかくした後に、泡だて器でふわふわになるまでしっかり混ぜる必要があります。
砂糖を加える時は少しずつ加えましょう。
卵は、冷たいまま混ぜるのではなく、冷蔵庫から出して常温にしておいてから混ぜます。
また、粉を入れた時には混ぜ過ぎないように注意が必要です。
混ぜ過ぎるとクッキーが固くなってしまいます。
クッキーを切る時の厚さは、薄すぎたり分厚すぎたりたりしないようにしましょう。
どうしてもサクサクにならず失敗してしまう方は、以下の焼き方の注意点を確認してみましょう。
思い当たることがあれば、改善してみてはいかがでしょうか。
・手順が間違えていませんか?
・材料の分量や配合は間違えていませんか?
・余計な材料が入っていたり、基本の材料を他のもので代用したりしていませんか?
・粉はふるいましたか?
・粉を混ぜすぎていませんか?
・バター、砂糖、卵はしっかり混ざっていますか?
・クッキーの厚みが薄すぎたり厚すぎたりしていませんか?
・生地をこまめに冷やしていますか?
・焼き時間や温度、余熱の加減はできていますか?
アイスボックスクッキーをサクサクにする焼き方などのコツについて
アイスボックスクッキーをサクサクに焼き上げるコツは2つあります。
まずひとつは先ほどお話ししたようにバター、砂糖、卵を混ぜるときにはしっかり混ぜることと、粉を入れて生地を混ぜるときは混ぜすぎないことです。
卵の使い方も重要です。
サクサクにしたい場合は卵白を使い、逆にしっとりさせたいときは卵黄を使うことで、クッキーの食感や風味、色を変えることができます。
サクサクとしっとりの中間にしたい場合は、全卵を使いましょう。
また、どちらにしても、卵を入れるときには冷蔵庫から出したあと常温に戻してから使いましょう。
生地とバターの割合もサクサクに作るためのコツです。
バターの比率を高くすると、サクサクに仕上がります。
また、風味は落ちますが、バターの代わりにサラダ油を使うと、よりサクサクになります。
バターはしっかり混ぜるようにしましょう。
また、厚さも重要です。
アイスボックスクッキーは、薄すぎても厚すぎてもサクサクになりません。
5mm~10mmぐらいを目安に切るとサクサクになります。
最後に、焼き方のコツです。
他のクッキーよりも高温で焼くように意識しましょう。
オーブンで180℃、10~15分が一般的です。
焼き方のコツをしっかり頭に入れて美味しいクッキーを作ろう!
クッキーの焼き方にはコツがあります。
クッキーを焼くときには、オーブンの温度が低すぎても高すぎても、上手に焼けません。目安としては、170~180℃のオーブンで10~15分です。
ただ、放置をするのではなく、途中の8分くらいで窓から様子を見て、天板の向きを変えたり、もう1枚天板を入れたりして火加減の調節をすることが大切です。
中が焼けずに焦げてきたら、アルミ箔で覆って中まで火を通すと美味しく仕上がります。
クッキー生地の厚さが違ったり、大小がある場合も、一様には焼けないため、先に焼けたものから取り出すようにしましょう。
クッキー生地を天板に並べるときには、焼いている間に膨らんでくっついてしまうのを防ぐために、少し間をあけて並べるようにしましょう。
オーブンの予熱は、実際に焼く温度よりも20℃高めに設定しましょう。
これはクッキーを焼くための適温を保つためです。
予熱温度を高めに設定すると、クッキーをオーブンに入れるときに庫内の温度が下がっても適温を維持することができます。
焼き時間や予熱の温度は、オーブンによって異なるので、様子を見ながら焼くことも重要です。
コツを掴んで美味しいクッキーを作ってみましょう!
いかがでしたか。
何気なく食べているクッキーですが、自分で手作りするクッキーは何倍も美味しく感じますよね。
しかし、手作りのクッキーは意外にコツがあって難しいですよね。
生地作りや焼き方で、出来上がりも変わってしまうからです。
クッキー作りのコツをしっかり掴んで、美味しいクッキーを作りましょう。