健康志向の高まりとともに、スーパーなどでもよく見かけるようになった「玄米」や「玄米スープ」。
玄米は体に良いとは聞きますが、一体どの様に体に良いのかご存知ですか!?
今回は、玄米の持つ魅力的なパワーと、万能ドリンクとも言われる玄米スープのレシピについてご紹介していきます。
では、早速見ていきましょう!
玄米スープのレシピが知りたい!玄米って!?炊飯器での玄米の炊き方
万能ドリンクなんて言われている玄米スープって、興味が湧きますよね。
玄米スープのレシピをご紹介する前に、まず人気の玄米を炊飯器で炊く方法をご紹介しますね。
玄米って、見たことありますか。
玄米は、籾(もみ)から籾殻(もみがら)を取ったもので、精製されていないお米のことです。
白米と違って、玄米は茶色です。
いつも口にしている白米は、玄米から胚芽やぬか層を取り除いて、胚乳の部分だけにしたものなのです。
①最初に玄米を洗米します
玄米に付着しているゴミなどを水で軽く洗い流し、手で包みこむようにソフトに洗いましょう。
2~3回、繰り返し行います。
洗米したら、ザルなどを使って、充分に水分を取ります。
玄米にはカルシウムが沢山あるので、少し苦味が感じられます。
もし、苦味が気になるようでしたら、玄米を炊く時に、塩を1つまみ入れてみましょう。
苦味が緩和されますよ。
②炊飯器に便利な「玄米炊きボタン」が付いている時は、適量の水を入れてセット
玄米独特のゴワつきを無くすためには、2~3時間くらいは浸水させておく事がポイントです。
もし、玄米炊きボタンが無かったら、玄米を洗った後に、だいたい7~8時間くらい浸水させる必要があります。
前の日に、セットしておくのがオススメです。
☆炊飯器メーカーによって色々なタイプがあるので、玄米を炊く時の水の目安は、だいたい玄米の1.5倍が望ましいでしょう。
実際に炊きあがった玄米を食べてみて、自分好みの水の量に調節していきましょう。
玄米の栄養素から得られる効能は?
ここでは、玄米が持つ栄養素から得られる、体に嬉しい効能についてお話したいと思います。
玄米のビタミンEには、女性に嬉しい美肌効果やアンチエイジング効果があります。
その他にも、血行を良くしたり、神経症の改善に効果が期待できるビタミンB群が豊富に含まれています。
驚くことに、その含有量は白米の約4倍にもなります。
☆玄米はダイエットにも効果的
先程は、美容にも良いとお話しましたが、実はダイエットにも効果的なのです。
玄米は、食べてみるとわかりますが、硬めに炊きあがるんです。
いつも食べている白米よりも硬いので、噛んで食べることが自然と習慣づけられます。
咀嚼回数が増えるメリットとしては、脳が活性化されて満腹神経を刺激してくれます。
その結果、少しの量で満腹感を感じることが可能になります。
腹持ちもよく、食べる量を減らしながら、不足しがちなビタミンを沢山取ることができます。
ダイエットを頑張っている方への主食として、オススメです。
☆便秘改善にも効果的
玄米には、食物繊維が豊富なのは有名ですよね。
その食物繊維ですが、白米に比べて、約9倍も含まれているのには驚きませんか?
野菜のみでは補いづらい食物繊維は、玄米を食べることで簡単に摂取可能なのです。
以上の理由から、腸内の環境を整え、便秘改善に高い効果が期待できると言われています。
次は、玄米スープのレシピの前に、玄米スープから得られる健康増進効果についてご紹介します。
玄米スープで期待できる効果って!?
玄米には魅力的な栄養パワーがあることがわかりましたね。
では、玄米スープには、一体どんな効果が期待できるのでしょうか。
<玄米スープは色んな不調の解消に役立つ>
玄米スープとは、簡単に言うと炒った玄米を煮出して、こしたものです。
玄米が、とても体に良いものでも、胃腸が弱っていたり咀嚼が不十分だったら、体に上手に吸収されません。
残念ながら、それは体の負担にしかなりません。
そんな時に、玄米スープにすることで、弱った体に無理なく玄米の栄養素を吸収させることができ、生きる活力をつけることができるのです。
玄米スープは、飲む点滴に匹敵するくらい万能なドリンクと言えるでしょう。
玄米スープの効用については、食欲不振・栄養補給・吐き気・胃腸虚弱・疲労回復・利尿作用などです。
利尿作用の効果を発揮させるためには、スープの塩気を強くしないように気をつけましょう。
小さなお子さんに玄米スープを飲ませる場合は、そのままだと少し飲みづらいので、無農薬のりんごジュースと混ぜて与えると良いでしょう。
次は、いよいよ玄米スープのレシピをご紹介します。
玄米スープを作ってみよう!レシピとは!?
では、あらゆる不調に効果が期待できる玄米スープのレシピをご紹介します。
☆玄米スープの作り方(約1カップ分)
(材料)
・無農薬の玄米・・大さじ1
・水・・1カップ
・塩・・少々
1)
まず、玄米をフライパンなどで炒ります。
必ず弱火で、きつね色に香ばしくなるまで、ゆっくりと炒るようにしましょう。
※炒った玄米は保存ができるので、量をまとめて作っておくと、次にスープを作る時にも便利です。
また、そのまま食べることも可能です。
もしもの時の非常食や、小腹が空いた時のおやつにもオススメです。
また、白米と一緒に炊けば、簡単に香ばしい香りが食欲をそそる、炒り玄米ご飯が作れます。
玄米ご飯が、ちょっと食べづらいという人も、抵抗が少なく食べることができるでしょう。
2)
お鍋に、お水1カップと炒った玄米を入れ、中火にかけましょう。
3)
沸騰したら、弱火に調節して、約10分煮出します。
塩を加えたら、すぐにこしましょう。
以上で玄米スープの出来上がりです。
とっても簡単ですよね。
スープを取った後の玄米は、クッキーやパンに混ぜて食べる事ができるので、捨てずに利用するようにしましょう。
玄米スープを作る時に、炒り玄米を使うのはなぜ!?
先程は、玄米スープのレシピをご紹介しましたが、玄米スープを作る時に、炒った玄米を使うのはなぜでしょうか。
実は、玄米を炒ることで、玄米の栄養効果が増えるという嬉しいメリットが生まれるのです。
①保存が長期間でき、非常食としても適している
玄米を炒って火を通しておくことで水を加え、火にかけるだけで、簡単に玄米ご飯を作れます。
災害時などで、炊飯器が使えない場合でも、栄養豊富な美味しい玄米ごはんを食べることができます。
前項でもお話しましたが、炒った玄米は、そのままでも食べられるので、非常食としてもとても優れています。
②栄養もバッチリ吸収できて、消化も良くなる
炒った玄米には、炊飯時に玄米の硬さが緩和され、消化や吸収を良くする効果があります。
玄米自体には、もともと食物繊維やビタミンなどが豊富に含まれています。
例えば、炒り玄米のお粥の場合は、柔らかいので消化や吸収が良く、元気な時にも風邪をひいたりして体調不良の時にもオススメです。
③炒り玄米はお菓子としても、飲み物としてもアレンジ可能
気になる炒り玄米の味は、香ばしいおかきみたいで、ポリポリとした食感が特徴です。
例えば、体に良いきな粉やハチミツ、お醤油や塩を使って味付けをすると、お菓子やおつまみとしても楽しめます。
また、炒り玄米と同じ量の緑茶などを加えれば、美味しい玄米茶の出来上がりです。
玄米をじっくりと時間をかけて真っ黒に炒ることで、健康食品として人気の高い玄米コーヒーにも変身できます。
玄米味噌を使ったレタスの味噌スープのレシピもオススメ
最後に、玄米スープだけでなく、栄養満点な玄米味噌を使った味噌スープのレシピもご紹介します。
玄米味噌は玄米食を実践している、自然栽培のお味噌を使いたい、個性的なお味噌の味が好み、お味噌の香りが好き、天然醸造でも色合いが濃い味噌が好きな方にピッタリです。
玄米味噌は個性が強いので、味噌スープにした際に違いがはっきりわかるでしょう。
では、玄米味噌の特徴を活かした「シャキシャキなレタスの味噌スープ」のレシピをご紹介します。
(材料)
・玄米味噌を50g
・昆布を約2枚
・レタスを数枚
・もやしを適量
☆作り方
昆布ダシを使用します。(もちろん、かつおダシでも問題ないです。)
昆布ダシの取り方は、濡れ布巾で軽くふいて、沸騰したら昆布を取り出しますが、そのまま煮込んで、味噌スープの具材にしても美味しいです。
次に、レタスを食べ易いようにカットしましょう。
包丁を使ってカットしてもいいですが、手でカットすると道具を使わないので楽チンです。
レタスを茹でる時間は、1分弱と短いです。
シャキシャキ感を出すためには、具材を投入してからのスピードが鍵なのです。
葉の部分は大きく、芯の固さを解消したり食べやすくするためにも、芯の部分は小さめにカットしておきましょう。
カットしたレタスをサッと入れて、すぐに玄米味噌を溶き入れたら完成です。
※火をかけたままで味噌を入れると、味噌の香りが飛んでしまうので、必ず火を止めるようにしましょう。
毎日の健康は自然素材本来のおいしさから
いかがでしたか。
玄米の利益を無駄なく摂取するには、「玄米スープ」が一番適していると言われています。
玄米スープを作る際に昆布を入れたり、梅干しを添えてみたりすると、また一味違った味を楽しめますよ。
素晴らしいパワーを持った「玄米スープ」を是非、試してみてください。