古来より多くの人々を虜にし続けているバラ。
品のある神秘的な美しさと、香りによって、とても人気がありますよね!
女性にプレゼントしたら、喜ばれること間違いなしです。
そんなバラを育てるには、質の良い十分な肥料が必要です。
バラは肥料食いとも言われてて、肥料代もバカになるものではありません。
そこで、ご自分で米ぬか肥料を作って活用してみましょう!
バラの種類と歴史
バラは、古くから世界中で愛され、家庭においても庭で育てている方も多いのではないでしょうか。
バラを育てるには米ぬか肥料が有効ですが、まずバラの種類と歴史を説明します。
・バラの種類の歴史
人とバラの歴史は相当古く、約5,000年前までさかのぼり、園芸や食用および香水の原料として栽培されていました。
ヨーロッパでは、ガリカ、ダマスク、アルバ、センティフォーリアという一季咲きのオールドローズ基本4種を原種にして、15~16世紀にオランダで、18世紀にはフランスで栽培が盛んになり、新品種が次々と出てくるようになりました。
☆四季咲きローズの誕生
中国ではチャイナローズと呼ばれる四季咲きの品種が栽培されてきました。
このチャイナローズが植民地にチャイナローズに伝わったことから、ヨーロッパのバラと出会い、ヨーロッパで四季咲き性の品種が次々と出てくるようになりました。
☆ミニバラの誕生
幕末に開国されると、日本のイノバラやハマナシのような品種がヨーロッパに渡ったことがきっかけで、小輪咲きのようなミニバラの品種が生み出されてくるようになりました。
19世紀後半にハイブリッド・ティーが誕生し、20世紀にはバラが大衆の間に広がっていきました。
☆バラの種類
バラの品種には世界で25,000種以上あります。
品種によりそれぞれ香りの強さや色やその濃淡など細かい違いがあります。
バラの香りの効果・効能
バラを香りを高めるには米ぬか肥料が有効です。
ここではバラの香りの効果・効能を説明します。
バラの香り豊かな美しさは、昔から世界中の多くの人々を魅了し、愛され続けています。
☆バラの成分の効果
・若さを保ち続けて老化防止の効果、ローズティーにより肌を美しくする美容の効果があります。
・胃腸を活性化、月経痛・月経不順の防止、更年期障害などの抑制効果があります。
・薔薇の香りの主成分はゲラニオールで、この成分は気持ちを落ち着かせてリラックスする効果があります。
最近の研究で、バラには約300種類以上もの成分が含まれることが解ってきました。
☆バラの香りの主な効果
・ストレスや緊張を緩和する効果があります。
・皮膚を美しく保ち、お肌のケアする効果があります。
・気持ちを落ち着かせる効果があります。
バラは化粧品等の香料としても広く使用されています。
世界三代美女のクレオパトラも、薔薇のエピソードが数多くあります。
薔薇の香りや美しさに魅了され、薔薇の香油の薔薇風呂や寝室の床を薔薇の花びらで埋め尽くしたということは世界でも有名な話であり、クレオパトラの美貌は、薔薇の美容効果によることにもよるかもしれないということです。
バラを育てるには肥料が重要!肥料の種類とは?
バラをキレイに咲かせる肥料の種類について説明しましょう。
☆肥料の種類
肥料には有機質肥料と無機質肥料があります。
・有機質肥料とは
自然界にある植物や動物の糞等で作る肥料です。
土作りをする時の肥料の主となり、ゆるやかに長く効果が出て、多過ぎても肥料焼けすることはあまりありません。
米ぬかもこちらに分類されます。
・無機質肥料とは
化学物質を合成して作る肥料です。
速効性、遅効性、緩効性があります。
不足の養分だけを与えることもできますが、多過ぎると、野菜が腐ったりします。
化成肥料は、土壌の改良効果がなく、急に酸性化するので注意してください。
複数の成分を含む化成肥料、無機質と有機質を配合した配合肥料、液体肥料などもあります。
☆肥料の三大要素
野菜の成長過程に必要な、窒素(N)、リン酸(P)、カリウム(K)を、肥料の三大要素といいます。
・窒素
窒素は、葉肥えと呼ばれ、茎や葉の生長に必要な成分です。
根菜類の野菜には欠かせない成分です。
不足すると生長が遅れ、多すぎると軟弱になります
・リン酸
リン酸は、実肥えと呼ばれ、果菜類、根菜類に必要な成分です。
不足すると花つき、実つきも悪くなり、寒さにも弱くなります。
・カリウム
カリウムは、根肥えと呼ばれ、根の成長に必要な成分です。
耐寒性、耐暑性、耐病性を高めます。
不足すると根の生長が悪くなります。
米ぬか肥料でバラを育てよう!米ぬか肥料による効果とは?
ここからバラをキレイに咲かせるために有効だと言われる、米ぬか肥料についてみていきましょう。
米ぬか肥料ってどんな肥料?
米ぬかとは、玄米が白米に精米されるときに除去される「ぬか」のことで、茶色の粉末としてよく見かけます。
米ぬかは栄養価に優れ、肥料として使えば、植物をしっかり生長させる効果があります。
米ぬか肥料による効果は?
米ぬかの主な肥料成分は、「窒素」と「リン酸」です。
窒素は植物の葉や茎を生長させ、リン酸は花びらや実を生長させる効果があります。
米ぬかはゆっくり分解されて効果が出てくるので、「遅効性」の肥料に分類され、苗を植える前に土へ混ぜる元肥としてよく使用されます。
<米ぬかの成分>
米ぬかの主な栄養成分は、ビタミンB1、B2、ナイアシン、ビタミンE、ミネラル等です。
<米ぬかの効果・効能>
・老化を防止する効果があります。
・コレステロール値の低下する効果があります。
・生活習慣病を予防する効果があります。
・便通の改善に効果があります。
・肥満を改善に効果があります。
・くすみの除去、肌に潤い、角質の除去、透明美白な肌等の美容に効果があります。
米ぬか肥料の作り方!「米ぬかぼかし」とは?
それではバラを育てるための米ぬか肥料を作ってみましょう。
自然の有機材料を使用とした「米ぬかぼかし」を作る方法を紹介します。
「米ぬかぼかし」を家庭でつくるなら、生ゴミを使用するのがよいでしょう。
「生ゴミを使った堆肥作り」の利点は、2つあります。
1つ目は、自治体から補助金が出ること、2つ目は、ゴミ捨てが楽で、園芸やガーデニング用の土を作れることです。
日本の可燃ゴミの約半分は生ゴミであり、自治体にとって、生ゴミが減ることはゴミ処理の費用削減になるのです。
また、生ゴミを堆肥にすれば、生ゴミを捨てる必要もなく、土を購入する費用も削減でき、一石二鳥というわけです。
「生ゴミを使った堆肥」の作り方について、以下に説明します。
☆作り方
1)ダンボールかやプランターなどの容器に、黒土やピートモスともみがらを混ぜた土を入れます。
2)生ゴミを土に入れてかき混ぜてください。
3)生ゴミの量程度の米ぬかを追加して、かき混ぜましょう。
4)蓋をして、毎日かき混ぜます。
5)生ゴミが出るたびに3と4を繰り返してください。
6)容器が一杯になったら10日程度毎日かき混ぜます。
7)1か月程度そのままにし十分に発酵したら堆肥の完成です。
米ぬか以外でも有機肥料は作れる!
米ぬか以外の有機肥料の材料も見てみましょう。
米ぬか
栄養成分に優れ、バランスが良く、ミネラル成分も多く含まれています。
栄養価に優れ、肥料として使えば、植物をしっかり生長させる効果があります。
おから
大豆から派生したものです。
安価なので手軽に使用できますが、水分を多く腐敗しやすいです。
油カス
窒素成分を多く含み、分解が早いので、肥料として早めに効いてきます。
クズ大豆
大豆を粗く砕いて作ります。
窒素肥料として有効ですが、肥料よりも抑草目的で利用されます。
たんぱく質を豊富に含み早く効きます。
カニ殻
カニ殻を粉砕して作ります。
キチン質が多く、土壌微生物の有用菌(主に放線菌)を増殖させるのに利用されます。
放線菌は自然の農薬を生成するといわれています。
グアノ
海鳥・魚の糞や死骸、サンゴなどの化石になったもので、リン酸が豊富です。
貝化石
貝殻が長い間に堆積し、化石になったものです。
ケイ酸やミネラルが豊富です。
海藻粉末
海藻を乾燥して粉砕して作ります。
くん炭
籾すりで出た籾を焼いて炭化して作ります。
土壌の通気を改善したり、微生物の増殖したりします。
有機肥料は微生物に分解されて肥料の効果を発揮するので、微生物を増殖することは効果があります。
米ぬか肥料を作ってバラ作りに活用してみよう
いかがでしたか。
今まで捨てていた米ぬかですが、肥料として活用できるなんて、エコで環境にも優しいですよね。
そんな便利な米ぬか肥料は、虫がわきやすいので気をつけて下さい。
米ぬか肥料を作い、愛情を込めた日々のお世話をかかさないで、綺麗なバラを咲かせてください。