料理初心者の料理の始め方!日々の献立を考えるコツとは?

一人暮らしを始めた方や新米専業主婦の料理初心者の方、料理の始め方や料理の献立が決まらない・・など悩んでいる方多いですよね。

料理初心者の方に限らず、毎日の献立を考えることはとても難しい事です。

献立を考えるコツをいくつか紹介していきますので参考にしてみてください。

料理初心者の方の料理の始め方は?

●具体的な目標を決める

1)予算…食費にいくらかけるか
2)時間…買い物の頻度、調理にかける時間はどれくらいか
3)スキル…いつまでに何を覚えたいか

まずは上の3つの観点から目標を設定してみましょう。

たとえば
「予算は月に15,000円」
「買物は週に1回まとめ買い、料理は基本的に毎日」
「1か月以内に、30分で3品作れるようになる」
「材料の下準備は週末にまとめてやる習慣をつける」
などなど、1つの目標を確実にこなせるようになったら次の目標を立てましょう。

●基本を大切に、少しずつ勉強する

いきなり高度なことをやろうとしないで、少しずつステップアップすることが大切です。
ごく基本的な「定番メニュー」を何品かマスターするところから始めましょう。
材料も手順もできるだけシンプルな、お鍋1つでできるような料理がオススメです。
一品一品はシンプルでも、主菜・副菜・汁物の組み合わせによって献立に変化をつけることができます。

料理に慣れてくれば、素材や味付けに自分なりのアレンジを加えることもできるようになります。
たとえば、豚のしょうが焼きは豚肉+しょうが+調味料が基本形ですが、野菜を加えれば栄養バランスも彩りもアップしますよね。
たれににんにくをプラスしたり、カレー粉を少し足してみてもいいかもしれません。

創意工夫も料理の醍醐味ですし、初心者でもアイデア次第でバリエーションは無数に広がります。

料理初心者で基礎を知らないでやりがちな失敗と解決方法

1)味付けが上手くいかない

料理初心者は「どのくらい調味料を入れたら、どのくらい味が変わるか」という感覚が備わっていないので、目分量で味付けするとだいたい失敗します。
味見をしながら少しずつ調味料を入れましょう。
慣れないうちは、献立の中の一品をクックドゥのような出来合いの調味料にお任せするのも手です。

2)焦げる

砂糖や小麦粉などが入っていたり、粘度の高いものは焦げやすいです。
煮物やカレー、シチューなどがそうですね。
解決方法としては、とにかく弱火で調理すること。
弱火でじっくり煮ることで、煮崩れを防ぎながら柔らかく煮ることができます。

3)揚げ物の中身が「生」

揚げ物は火が通ったかどうかの判断が難しいので、調理の途中でキッチンバサミなどで切って、一度火の通り具合を確認しましょう。
食卓で生焼けに気づいた時は、レンジでチンしてしまいましょう。

4)魚料理が生臭い

魚料理のコツは、新鮮な魚を使うことと、調理前に霜降り(熱湯処理)を行うことです。臭みの出やすい煮魚は、しょうがやネギ、梅干しと一緒に煮ると臭みを抑えることができます。
また、冷めると生臭く感じるので熱いうちに食べましょう。

5)お菓子が上手くできない

お菓子作りは「決められた分量を誤差なく入れること」が鉄則です。
たった1g違うだけで膨らまない・変色する・固くなるといった失敗が起こるので、かなり緻密な計量が必要です。

料理初心者だとなかなか献立が決まらない・・そんな時はインターネットを活用しよう!

食事は毎日のことですから、ワンパターンだとどうしても飽きてしまいます。
そのうえ家族の好き嫌いや健康上の制限なども考えて献立を作るとなると、料理に慣れた人でもけっこう大変なものです。

インターネットではクックパッドなどのレシピサイトが充実していて、献立に困った時にはとても便利ですよね。
でも、「○○を作ろう」といった明確な目的がないと、情報量の多さにかえって混乱してしまうことも…。

そこでオススメなのが、食品メーカーや調味料メーカーのレシピサイト。
レシピも充実していますし、サイト自体が見やすい作りになっている点も魅力です。
調味料メーカーのサイトでは、マヨネーズやケチャップ、ソースなど身近な調味料に焦点を当てて、使い方の幅を広げるアレンジレシピが多数紹介されています。

また、主婦ブロガーのサイトを参考にするのもよいでしょう。
主婦としての料理スキルに加え、ブロガーとして集客や見せ方、流行も押さえているので、「簡単・美味しい・旬」の三拍子そろったレシピのヒントがたくさんあります。

レパートリーの少ない料理初心者にとって、インターネットは心強い味方になってくれます。
上手に活用して、献立づくりに役立ててくださいね。

献立を考えるのが苦手・・そんな料理初心者がスーパーで献立を考えるコツ

「スーパーで買い物をしながら献立を考えたい」という場合には、お店に入ってすぐの野菜コーナーをいったん飛ばして、他の売り場から見てみましょう。

鮮魚や精肉・特売品・調味料のコーナーを見てレシピのイメージを固めてから、それに合わせて野菜を選ぶようにすると、効率よく献立を組み立てることができます。

また、お買い得コーナーやチラシ掲載商品に注目するのもよい方法です。
そういった商品には、季節感やイベントなどをもとに「テーマ」が設定されていることが多く、近くに関連商品も一緒に並べられたりします。
テーマが「パスタ」なら、トマト缶やオリーブオイル、ベーコン、粉チーズ、バジルなどです。
「鍋物」なら肉や魚介、野菜、きのこ類、ポン酢やシメ用のうどんが並ぶことも。

必要な材料が揃っていると料理初心者にとっては非常に助かりますし、そのうえお財布にも優しいというのは嬉しい限りですよね。

スーパーの店内は、献立のヒントの宝庫です。
料理のコツやアレンジレシピ、食材の組み合わせなどが書かれたPOP広告が貼ってあったり、お店によっては商品の近くなどにレシピカードやレシピブックが置いてあることもあります。
試食コーナーで提供されている料理も参考になりますよね。

普段あまり意識しないようなところに意識を向けてみると、いろいろ発見があって面白いものです。

毎日の料理の献立を考えるコツ

毎日似たような味つけだったり同じ食材ばかりを使っていると、作るのは楽でも食べるほうは飽きてしまいますし、栄養バランスの偏りも気になりますよね。
かといって、毎度毎度イチから献立を考えるのは、料理初心者にとっては至難の業。

筆者は、和・洋・中(時々エスニック)をローテーションさせて、味つけに変化を出すようにしています。
たとえば月曜:和食→火曜:洋食→水曜:中華…といった感じで、その日の献立の方向性を決めます。
(和・洋・中・エスニック、それぞれの調味料やスパイス、ハーブなどを一通り揃えておくと便利ですよ!)

次に主菜のメイン食材を決めるのですが、筆者はこれもローテーションにして、肉と魚介類を交互に摂るようにしています。
これで、月曜:肉メインの和食→火曜:魚メインの洋食→水曜:肉メインの中華orエスニック…という大まかな方針が決まりました。
ここまではルールに沿ってほぼ自動的に決まりますから、ほとんど悩むことはありません。

方針が決まったら、今度は具体的なメニューを考えます。
コツは「前日と調理法がかぶらないようにする」こと。
月曜日が煮物だったら火曜日は揚げ物、水曜日は炒め物、というふうに決めていきましょう。

…いかがですか?
なんとなくメニューが決まってきましたか?

なかなか思いつかない時は、献立を紹介しているサイトやレシピサイトを検索してみてください。
ぴったりのおかずがきっと見つかると思います。

料理初心者の方にオススメの簡単レシピ

料理初心者にも作りやすい献立の一例です。
まずは主食のレシピ。

●チャーハン(2人分)

【材料】
・ご飯 400g
・焼豚 50~80g
・長ねぎ 1/2本
・卵 1個
・にんにく 少々
・しょうが 少々
・☆塩こしょう 少々 
・☆醤油 小さじ2 
・☆鶏がらスープの素 小さじ1

【作り方】
1)フライパンにサラダ油大さじ1を熱し、にんにくとしょうが少々(チューブでもOK)、ひき肉または焼豚50~80gを炒める。

2)長ねぎ1/2本分、なると3~5cm分のみじん切りを加える。

3)具を寄せ、空いたスペースに溶き卵1個分を入れて半熟に炒める。

4)ご飯400gを加え、☆の調味料とあればネギ油を加え、よく混ぜながら炒めて完成。

続いてメインのおかず。

●しょうが焼き(2~3人分)
【材料】
・豚肉 250~300g
・☆玉ねぎすりおろし 1/4個分 
・☆しょうがすりおろし(チューブでもOK) 大さじ1 
・☆醤油 大さじ2と1/2 
・☆みりん 大さじ1 
・☆酒 大さじ1 
・☆砂糖 小さじ1 
・☆はちみつ 小さじ1

【作り方】
1)☆の調味料を合わせておく。

2)フライパンに油をひき、豚肉250~300gを焼く。

3)肉の色が変わったら1を加える。

4)肉に火が通り、たれが少し煮詰まったら完成。

安い材料でもう1品!

●もやしのナムル(2~3人分)
・もやし 1袋
・☆醤油 大さじ1/2 
・☆ごま油 大さじ1と1/2 
・☆ごま 大さじ1 
・☆塩 小さじ1/3 
・☆鶏がらスープの素 小さじ1/2

【作り方】
1)沸騰したお湯にもやしを1袋入れ、1分茹でる。

2)茹で上がったら☆の調味料で和えて、冷蔵庫で1時間ほど味をなじませたら完成。

無理をし過ぎない程度に頑張りましょう

いかがでしたか。

料理は毎日のことなので、とても大変ですよね。

料理を始めたばかりだと、もちろん失敗することも多々あるかと思います。
どんな料理上手でも誰もが失敗を重ねてきて今があります。
そんな失敗をすることで、料理は上達するので、頑張りましょう。

毎日の献立を考えるコツを参考にして、無理の無いように実践してみてください。