玄米の雑炊は「消化に良い食べ物」と結論付けてもいいの?

玄米は白米に比べて噛みごたえがあるお米で、消化に良くない面もあるのか、便にそのまま出てきてしまうといった話も聞きます。

それでは玄米を雑炊にすれば、消化に良い食べ物と結論づけられるでしょうか?

栄養価の高い玄米を、消化に良い状態にして食べるために、雑炊にした場合のことを詳しく見てみましょう。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

バリエーション豊富!味噌を使ったおいしい鍋と出汁の取り方

味噌を使った鍋は、味や風味が異なる味噌の使い分けや、味噌をブレンドすることでいろいろな味が楽しめ...

小麦粉はお菓子作りでも活躍!簡単&ヘルシーなクッキー作り

皆さんは、お菓子って好きですか?コーヒーやお茶のお供に、甘くて、ふわふわ、しっとり、サクサク...

家庭での味噌の作り方!大豆1kgの作りやすい分量でご紹介!

最近は発酵食が美容と健康に良い効果を与えると見直され、味噌などの発酵調味料も注目を浴びています。...

味噌を家で手作りできるの?タッパーを利用した味噌作り!

手作り味噌には憧れを抱く方も多いとは思いますが「難しいのでは!?」と、つい手が出ないこともしばし...

米ぬか肥料の効果&作り方を教えます!バラには肥料が大事!

古来より多くの人々を虜にし続けているバラ。品のある神秘的な美しさと、香りによって、とても人気があ...

体に良いといわれる玄米のカロリーは茶碗1杯分どれくらい?

ヘルシーで太りにくいといわれ、その健康効果に注目の集まっている玄米ですが、カロリーや糖質はどれく...

大豆の煮物の水煮を作ろう!甘いと更に美味しさがアップ!?

小さくて丸くて茶色い大豆。皆さんもよくご存知だと思いますが、大豆には健康増進効果が期待できる...

玄米餅の作り方を紹介!ホームベーカリーの上手な活用法

餅を作る方法といえば餅米を用意し、一晩吸水させて蒸しあげて杵と臼で餅をつく、という大変手間のかかる...

おくら・めかぶ・納豆などネバネバ食材が身体に良い理由とは

おくら・めかぶ・納豆など、ネバネバ食材は食欲が無いときなどに重宝する欠かせない食材です。ネバ...

玄米と下痢の関係性と好転反応による下痢への対処法とは?

玄米を食べたことで起こる下痢の場合は、その原因はいくつか考えられることをご存知でしょうか。そ...

お米にカビが生えて臭い!その原因と対策を探ろう!

お米にカビが生えて、嫌な臭いがしたらショックですよね。味も変化してしまいますし、一番気になる...

体に良い玄米とお粥は、どちらが糖質が少ないのでしょうか?

玄米は栄養価が高く、体に良い主食として健康を気にするかたに人気があります。一方で、お腹を...

玄米を圧力鍋で炊くとアクリルアミドが出る?対処法とは!?

ポテトチップスやフライドポテト、好きですか?好んで食べている人が多いと思います。...

玄米パンはどんな栄養があるの?気になるカロリーは?

パンの種類も豊富で、どれにしようか悩みますよね。そんなたくさんのパンのなかには、名前を聞くだ...

100円ショップで買えるアイテムでも米麹甘酒が作れる!

冬になると、温かくて甘い甘酒が飲みたくなります。自家製だったとしたら、さらに美味しく感じるこ...

スポンサーリンク

玄米は雑炊にすると消化がよくなるの?

雑炊というと、炊きあがったご飯を水で洗うことでぬめりを取り、具材や調味料と煮ることで出来あがることになります。

例えば、白米を使った雑炊やお粥の作り方と同じように、玄米も30分~1時間ほど水に漬けておくとします。

そうすれば、ほとんど手間を感じることなく、柔らかいご飯が炊けると思われていないでしょうか?

この場合は、玄米は外皮(ヌカ)に包まれていて、白米と同じような炊き方をすると、歯ごたえのある玄米に仕上がってしまいます。

そうならないように、しっかりと玄米を研ぐことで、水を給水しやすくしていなければ、軟らかくなりづらいようなのです。

もしも、短時間水に漬けただけの状態で、炊き上がった玄米を雑炊で炊いたとします。

しかしそれでは外皮に包まれた玄米の中に、水分を吸収することが難しいので、消化に良い雑炊になるとは言えません。

その場合は、玄米を炊いて雑炊にして、その上で歯でしっかり噛むことによって、消化が良くなる状態になります。

もしもお米を使った雑炊ということで、適当に咀嚼して飲み込んでいたのでは、それほど消化に良い食べ方とは言えないでしょう。

玄米が「消化に良くない」と言われる理由とは?

玄米は「栄養が豊富である」、そしてよく聞くもう一つの評判が「消化に良くない」、ということではないでしょうか。

この評判は本当のことで、玄米は薄皮(ヌカ)に覆われていて、きちんと口の中で噛み砕かれることが、消化するためには大切です。

通常は口の中でよく噛んでいれば、炊いた玄米は薄皮の中身までも、きちんと消化できる状態になっています。

そうなると、精白された白米がきちんと消化されるように、玄米が便に混じることもありません。

しっかりと噛めば、口の中、その後に胃や小腸などでも、あらゆる消化酵素の働きで、タンパク質や脂質なども消化されていきます。

例えば消化されることなく、便の中に玄米の粒がそのまま出てくることがあると、聞かれたことがあるかもしれません。

これは玄米をよく噛めていないためで、もしも軟らかく炊いた玄米を雑炊にして、しっかり噛むようにして食べれば、消化もしやすくなるはずです。

玄米の消化に良い食べ方とは?

玄米を水に漬けずに圧力鍋で炊く方法が、仕事や家事で忙しい奥さん達の間では、人気の調理法となっています。

この場合は手間をかけずに、また炊飯時間も炊飯器で炊くことに比べて、約半分の時間で調理できることになります。

とても便利な方法なのですが、玄米を消化しやすいように食べるためには、水に長時間漬けた上で炊く方が、消化に良い食べ方です。

そして軟らかく炊きあがった玄米を雑炊にすることは、消化のために良いことです。

この場合には、軟らかく炊けた玄米をさらに煮ることで、噛み砕きやすくなっています。

もしもその時に、玄米が薄皮にしっかりと包まれた状態では、雑炊にしても満足できる軟らかさにはならないかもしれません。

そうならないためには、「洗米」をする時が一つのポイントで、玄米を洗う時に白米を洗う場合よりも、「強く」洗うことを心掛けましょう。

こちらはあるお米屋さんも勧めている方法で、水を吸収しやすくするために、玄米の表面に傷をつけることが大事です。

手でもみ洗いをしたり、ゴシゴシと玄米を研ぐように洗い、その後長時間の水への漬け込みをしましょう。

その時間も長い方が、水を多く含んだ上で炊けることになるので、ふっくらと軟らかく炊きあがります。

そのためには、一晩水に漬けることが望ましいので、12時間以上は水の中で玄米を置いておくようにしましょう。

玄米を雑炊にすることで吸収率が良くなる栄養素や食材とは?

玄米は栄養素が豊富ですが、別の栄養素と組み合わさることで、吸収率が良くなることになります。

一般的に、体内で消化したい栄養素というと、「ビタミン群、ミネラル、カルシウム、鉄分、ポリフェノール」となるようです。

例えば、「ビタミン群のビタミンB2」は玄米にも含まれていますが、この栄養素は「ビタミンB1やB6」と相性が良く、お互いに作用し合います。

そうなると「鮭、マグロ、さつまいも」には「ビタミンB6」が、また「さつまいも」には「ビタミンB1」も豊富に含まれているので、玄米の雑炊の具におすすめです。

そして「カルシウム」は、「ビタミンD」が豊富な「マグロ、卵(卵黄)、バター、牛乳」と合わせるのはいかがでしょうか。

またカルシウムは「ビタミンK」が豊富な「キャベツ、ほうれん草、ワカメ」と組み合わせると吸収率が良くなります。

「鉄分」は「ビタミンCや葉酸」と合わせると吸収率が良くなるので、「ビタミンC」の多い「ねぎ、さつまいも、じゃがいもなど野菜全般」を使うと良いでしょう。

また、「葉酸」は「大豆、ほうれん草、卵、鶏肉」などに豊富に含まれます。

他に、玄米に含まれるフィチン酸はミネラルを輩出してしまうため、小松菜、ほうれん草、豆類などの、ミネラル豊富な野菜を積極的にとることもおすすめです。

玄米の雑炊に入れるのに相性の良い食材は?

玄米の雑炊には、ねぎ、ほうれん草、さつまいも、ワカメなどが、栄養素的にも相性としてもおすすめになります。

また、卵を溶いて入れると、卵のトロトロ感は見た目も食欲を湧かせ、まろやかな味になるのはおいしさUPのために良い食材です。

他に鮭は消化の面でも、栄養の面でも玄米にはぴったりで、洋風にも和風にもおいしく料理できる、相性の良い食材となるでしょう。

もしも鮭の身を用意できない時や、手間をかけられないときには、鮭フレークを使うと手軽に利用できることになります。

そして、ごまは彩(いろどり)としても、風味づけとしてもおいしい食材になり、雑炊を器に盛った後にふりかけてもいいと思います。

その場合はフライパンで炒ると風味が強くなり、香ばしいごまの良さが一段と引き立ちます。

他に栄養面では、すりごまにしたり、ごまの粒を指でキュッとひねるように潰すのも、体内での栄養素の吸収率を高める方法です。

海苔はビタミンやミネラルが豊富で、海苔に含まれるビタミンCは特別に熱に強いことが特徴です。

そのため、雑炊で一緒に煮ても、盛り付け後にのせても、相性が良くおいしさがUPする食品です。

玄米の雑炊で、消化に良い料理の方法は?

玄米を雑炊にする上で、「消化に良い」ことを望んだ場合、使う食材や下処理の仕方も、考えてみた方が良さそうです。

例えば肉を使う場合は、こま切れ肉を使って、よく噛んで食べるのもいいのですが、ひき肉にしたものを使うと、食べやすいのではないでしょうか。

その場合は、牛肉、豚肉、合いびき肉よりも鶏のひき肉で、その中でもささみを使ったひき肉は脂身が少ないので、消化には良い食材となります。

そして卵や豆腐、野菜ではじゃがいも、里芋、かぶ、キャベツ、魚ではタラといった食材も消化に良いものになり、色々な味に合わせやすいと思います。

また、洋風にする場合はチーズ、牛乳、魚の鮭(鮭フレークも)を使った雑炊も、おいしく食べられるのではないでしょうか。

消化に良い具材を選ぶためには、食物繊維の多い食品である、ごぼうやキノコ類等は避けた方がいいと思います。

もしも、しっかり噛めるようであれば、繊維質の野菜を入れる時には、繊維を切るように包丁で切っていくと、消化しやすい食べ方になります。

おすすめの食材の特徴としては「雑炊にすると軟らかくなり、脂肪分の少ないもの」が、消化しやすいものとして、玄米の雑炊の具にぴったりです。

玄米の雑炊を消化良く食べるにはポイントを押さえることが大切

玄米の雑炊が消化に良い食べ物と結論付けるためには、いくつかのポイントを押さえると良いと思います。

それは「雑炊にする前の玄米の炊き方」、「雑炊の具にする食材」、「使う具の切り方」などについて、気を配るといいのではないでしょうか。

その上で具材と一緒に煮込んだ玄米の雑炊を、しっかりと噛んで食べることで、体内で消化されやすくなるはずです。