絶品プリンを手軽に電子レンジで作るためのタッパー活用術!

手軽に、素早く、火を使わずにおいしいプリンが食べたい!

そんな時は電子レンジ×タッパーが大活躍します。

しかし、電子レンジで卵料理は難しいと感じている方もおられるのではないでしょうか。

加熱し過ぎて爆発したり、プリンに「す」が入ってしまったり、といった経験は誰にでもあるかもしれません。

この記事では、電子レンジでも失敗せずにプリンを作るために、タッパーを活用するコツをご紹介いたします。

また、いくつかのアレンジプリンのレシピもあわせて取り上げます。

あっという間にプリンが出来ちゃう、電子レンジとタッパーでスピードクッキング

もうそろそろ子どもが帰ってくるのにおやつが何にもない!という時、ありますよね。

しかし、何か作ろうにも、特に夏場の昼間のキッチンは死ぬほど暑くて火を使いたくありません。

それでもすぐに作らなければ子どもが帰ってきてしまいます。

そんな時におすすめなのが、電子レンジで簡単にできちゃうお手軽プリンです。

プリンというと、事前にお湯を沸かして、湯気のもくもくと上がった蒸し器で蒸し上げるため、時間がかかるイメージですが、電子レンジを使えばあっという間にできあがります。

しかも、コツを押さえれば「す」が入ってしまう心配もありません。

用意するものも、必須のものは材料とプリンを入れる耐熱容器、そして、電子レンジ対応のタッパー(プラスチック容器)のみです。

あとは泡だて器や卵液を濾すための茶こしでもあれば十分です。

もちろん、これらは無くても作れます。

さらに、この電子レンジプリンの良いところは、いろいろなアレンジが効くところです。

ちょっとした工夫で、様々な味のバリエーションを楽しめます。

基本は、混ぜて、チンして、冷やせばできあがりです。

みなさんも、ご家庭で簡単にできる時短プリンを手軽に作ってみませんか?

意外に簡単!とろけるカラメルソースも電子レンジで作ろう

プリンに欠かせないカラメルソースも、電子レンジを使えば簡単に作ることができます。

プリンを作る前に、まずカラメルソースを作ってみましょう。

【材料 2人分】

・グラニュー糖 大さじ2
・水 大さじ1
・湯 大さじ1/2

【作り方】

①深さのあるマグカップなど、耐熱の容器の底にグラニュー糖を入れ平らにならし、水を全体に振りかけ、湿らすように馴染ませてください。

後で電子レンジから取り出す際に、かなり熱くなるので持ち手がついていると便利です。

② ①の耐熱容器を、ラップをせずに電子レンジに入れ、500Wで1分30秒加熱します。

電子レンジの出力や容器を置く位置、容器の薄さなどによっては温度が上がりやすくあっという間に焦げ臭くなってしまうので、庫内の様子を伺いながら加熱時間を調整してください。

足りなければ10秒くらいずつ、さらに加熱します。

③全体にキツネ色が付き、ブクブクと沸いていた泡が小さくなったら電子レンジから耐熱容器を取り出し、湯を静かに加え、ソース状にになるまで混ぜ合わせます。

※しつこいようですが、容器はかなり熱くなっていますし、湯を注ぐとジュワジュワとカラメルソースが飛び散る恐れがありますので、火傷には十分に気を付けてください。

④温かいうちにプリンを作る容器にカラメルソースを流し込んでおきます。

粗熱が取れていれば、耐熱のタッパーなどに入れても大丈夫です。

いろいろと応用の効くカラメルソースの完成です。

プリン以外にもアイスクリームにかけたりしてもいいですね。

基本のカスタードプリンのレシピ

カラメルソースが入った王道のカスタードプリンのレシピのご紹介です。

成功の秘訣は、熱を通し過ぎないことです。

少し早いかなと感じるぐらいで加熱するのをやめてください。

あとは予熱で火を通すことがコツです。

【材料 2人分】

・カラメルソース 大さじ2
・全卵 2個
・砂糖 大さじ3
・牛乳 150cc
・生クリーム 100㏄
・バニラエッセンス 数滴
・湯 適量

【作り方】

①底にカラメルソース大さじ1を引いた耐熱容器を2つ用意します。

②ボールに卵を割り入れ、砂糖を加えてから、泡だて器などで砂糖が溶けるようにすり混ぜます。

③ ②のボールに牛乳と生クリーム、バニラエッセンスを加えて、よく混ぜ合わせます。

④ ③のプリン液を①の耐熱容器に静かに流し込んでください。

ここで、茶こしなどで漉しながら注ぐと、より滑らかなプリンに仕上がります。

⑤プリンを入れた耐熱容器よりも深さがある電子レンジ用タッパーの中に④の耐熱容器を並べ、タッパーと耐熱容器の間に湯を流し込みます。

湯量の目安は、耐熱容器の下半分がどっぷり浸かるくらいたっぷりです。

⑥ ⑤のタッパーを電子レンジに入れ、フタをせずに500Wで3分加熱します。

プリン液の表面がふわっと膨らんできたら3分経っていなくてもレンジ加熱を止めてください。

逆に、全体がまだ液体のままでしたら10秒くらいずつ加熱時間を増やします。

⑦「耐熱容器のフチの部分は固まりつつあり、中央部分がトロトロ」という状態がベストです。

そのくらいまで熱が通ったら、電子レンジからタッパーを取り出し、タッパーのフタをするかラップをして余熱で10分くらい放置して完成です。

温かくても冷蔵庫で冷やしてもおいしい、絶品プリンが火を使わずに作れます。

電子レンジ×タッパーで作るアレンジプリン①ほろ苦チョコレートプリン

基本のプリンのレシピにチョコレートを加えれば、コクと苦みの加わった大人のプリンが楽しめます。

【材料 2人分】

・ビターチョコレート 25g
・全卵 2個
・砂糖 大さじ1
・牛乳 50cc
・生クリーム 150㏄
・カルーア(コーヒーリキュール) 大さじ1
・湯 適量

【作り方】

①ビターチョコレートを刻んで耐熱のボールに入れ、ラップをせずに電子レンジに入れ、500Wで30秒加熱します。

②取り出した①のボールに卵と砂糖を加え、よく混ぜ合わせましょう。

③タッパーなどに牛乳、生クリーム、カルーアを入れ、電子レンジで人肌程度に温めてください。

目安は500Wで40秒程です。

④ ②に③を加えよく混ぜます。

⑤ ④のプリン液を耐熱容器に注ぎ、基本のカスタードプリンと同じように深さのあるタッパーに並べ、タッパーと耐熱容器の間に湯を注ぎ、電子レンジで加熱します。

⑥500Wで3分くらいから様子を見て、プリンの中心部分がトロトロ状になったら電子レンジから取り出し、フタかラップをして余熱で固めます。

⑦冷めたら冷蔵庫に入れ、十分に冷えたら完成です。

全体的に大人向けの味わいですが、チョコレートをビターではなくミルクにし、リキュールを抜いて砂糖を増やせば、子どもも喜ぶチョコレートプリンになります。

分量外の生クリームをホイップして添えたりしてもいいでしょう。

電子レンジ×タッパーで作るアレンジプリン②豆乳入り抹茶プリン

牛乳や生クリームの代わりに豆乳を使用すると、ヘルシーで乳製品がアレルギーの方にも喜んで頂ける豆乳プリンができます。

抹茶の香りをプラスして、和風仕立てにしてみましょう。

【材料 2人分】

・抹茶 大さじ3
・砂糖(抹茶を溶かす用) 大さじ1
・水(抹茶を溶かす用) 大さじ2
・全卵 2個
・砂糖 大さじ2
・豆乳 250cc
・湯 適量

【作り方】

①抹茶と砂糖大さじ1と水をボールに入れ、ラップなしで電子レンジに入れ、500Wで20秒加熱します。

すぐに取り出し、抹茶と砂糖をダマがなくなるまでよく溶かしてください。

ちなみに、抹茶は砂糖を入れないとうまく溶けません。

② ①のボールに卵と残りの砂糖大さじ2を加えよく混ぜ合わせ、さらに豆乳を加えます。

③ ②のプリン液を耐熱容器に注ぎ、やはり基本のカスタードプリンと同じように深さのあるタッパーに並べ、タッパーと耐熱容器の間に湯を注ぎ、電子レンジで加熱します。

⑥500Wで3分加熱し、様子を見ながらプリンの中心部分がトロトロ状になったら電子レンジから取り出し、タッパーのフタかラップをして余熱で固まるまで放置しましょう。

⑦プリンが固まり、かつ粗熱が取れたら冷蔵庫に入れ、十分に冷えたら完成です。

豆乳は調製豆乳を使って下さい。

黒蜜をかけたりしてもおいしい和風のプリンです。

電子レンジで使いたいおすすめタッパー

ちなみに「タッパー」とは、正式には「タッパーウェアブランズ・ジャパン株式会社」が販売しているプラスチック製の保存容器及び調理容器を指していて、耐熱性のプラスチック容器すべてが「タッパー」というわけではありません。

しかし「タッパー」という名称が日本では定着し、100均で買えるプラスチックの容器も、旭化成のジップロックコンテナーのようなコストパフォーマンスと耐久性を両立させた保存容器も、総じて「タッパー」と呼ばれてしまっているのが現実です。

最後に、プリンを作るのにおすすめな、電子レンジ対応のおすすめタッパーをご紹介いたします。

・クリスタルウェーブネクスト角型1700ml(タッパーウェアブランド・ジャパン)

縦235×横158×高さ94mm 税込3400円(2018年参考価格)

一世を風靡したタッパーウェアの現行商品がこれです。

高さが10㎝近くありながら、「シール」と呼ばれるフタにはエアキャップが付いていて、フタをしたままでも電子レンジにかけられます。

デザインや色も昔とはだいぶ違っていてオシャレですね。

・ジップロックコンテナー正方形1100ml(旭化成ホームプロダクツ)

縦156×横156×高さ83mm 税込400円前後(2個入り)

抜群のコストパフォーマンスと豊富なサイズバリエーションが売りのジップロックシリーズ。

このサイズの商品は、正方形でコンパクトなため、電子レンジの庫内が狭い場合でも1人分からプリンが作れます。

プラスチックが透明なのも、仕上がりを確認しながら作る電子レンジプリンには向いています。

電子レンジとタッパーさえあれば、誰でもおいしいプリンが作れる!

いかがでしたか?

大きめ、かつ深さのあるタッパーがあれば、電子レンジでもプリンを上手に作ることができます。

このテクニックは茶わん蒸しを作りたい時にも活用できますね。

コンロが空いていない時や、暑くて火を使いたくない時、また、時短で作りたい時など電子レンジを使わない手はありません。

ご家庭にある機種によって、熱の通り方にクセがありますので、所要時間や適正な出力を知るために是非、何度か挑戦してみてください。