電子レンジで魚の蒸し料理も可能!栄養を逃さずに簡単調理

最近、よく「時短」などという言葉とともに、電子レンジを活用するレシピをみかけませんか?

電子レンジは野菜を蒸したり、したごしらえができるだけでなく、魚も肉もメインとして成り立つ調理が可能です。

今回は特別な道具は何ひとつ使わない、簡単な魚の蒸し料理と、電子レンジ調理のメリットをご紹介します。

今まで蒸し料理は難しい気がして避けていた方も、電子レンジなら簡単に作ることができますよ。

電子レンジで蒸し料理が簡単に!

普段電子レンジで魚を調理することはあまりないのではないでしょうか。

電子レンジは均一に火が通りますので、食材の持っている水分が多ければ、水を加えなくてもそれだけでしっかり蒸しあがって美味しい一品になります。

特に魚の場合は、食材に含まれている水分量が多いため、そのものの旨みをダイレクトに閉じ込めることが可能です。

魚をあまり食べない人でも、電子レンジで調理が可能なのは手軽で便利ですよね。

また、特別な容器や材料なども必要としないので、さっと一品加えたいときに非常に助かります。

蒸し料理にすることで栄養も逃げませんし、脂も落ちてヘルシーに仕上がるので、健康志向の方にも喜ばれる品になります。

簡単に作れて見た目も良く、手間もかからないのは主婦にとっては嬉しいですね。

魚を子どもに食べさせたいけれど調理に時間がかかる、魚焼き器やせいろは洗うのが面倒…そんな方こそ電子レンジで魚を蒸してみてください。

あまりの手軽さにリピート間違いなしですよ。

下ごしらえにも電子レンジは大活躍!

そのものずばりの蒸し料理ではなくても、電子レンジは活躍してくれます。

特に野菜や魚など、茹でたり焼いたりすると栄養が逃げてしまうものに使用するのがおすすめです。

野菜の場合はビタミンのほとんどが水溶性のため、茹でてしまうと茹で汁に栄養素が逃げてしまいます。

それを防ぐために、電子レンジで加熱して下ごしらえをすると、旨みも栄養素も外に流れ出ず、丸ごと食べることが可能です。

魚の場合も、電子レンジで蒸してあげると、焦げや身の縮みなどが少なくなり、調理が比較的簡単に行えます。

特に内臓を抜いた丸ごと一匹の魚などを調理する際には、蒸し料理が最適です。

旨みが逃げない上に、身もふっくらと仕上がって、家族全員が美味しく食べられる一品に仕上がります。

魚を丸ごと調理する際には、「つぼ抜き」をしてからがおすすめです。

魚の口から菜箸を奥まで入れ、ゆっくりと回転させながら引き抜きます。

こうすると内臓がすっぽり抜けて、簡単に下ごしらえが終わります。

あとは縮みを防ぐために皮に切れ目を入れ、塩を振っておいておくだけです。

調理は電子レンジが自動でしてくれるので、赤ちゃんがいたり高齢者がいたりと目が離せない場合でも、簡単に立派な料理が出来上がります。

電子レンジで魚を蒸して美味しく食べよう

ここで、とても簡単で見栄えも良い、電子レンジでできる魚の蒸し料理のひとつをご紹介します。

「タラのレモン蒸し」です。

さっぱりしたレモンの風味と、昆布の旨みが染み渡る、見た目も華やかな一品です。

【材料】

・タラ 1切れ
・出汁昆布 1枚
・レモンの輪切り 3枚
・カリフラワー 1/2房
・パプリカ 1/2個
・しめじ 1袋
・塩胡椒 適量

【作り方】

①タラに塩をまぶし、5分ほど放置して、水気が出てきたら洗い流し、キッチンペーパーで水分を切ります。

②耐熱容器に昆布を敷き、その上にタラを乗せます。

さらに上にレモンの輪切りを乗せます。

③サイドに食べやすい大きさに切ったカリフラワー、パプリカ、しめじを敷き詰め、軽く塩胡椒してラップをふんわりかけます。

④500Wで4分ほど加熱します。

足りないようでしたら、30秒ずつ加熱時間を増やしてください。

これだけで簡単に見栄えの良い魚の蒸し料理ができてしまいます。

タラ以外の魚でも作ることができるので、ぜひチャレンジしてみてください。

電子レンジで中華風も!?魚の蒸し料理アレンジ

先ほどは簡単な和風の蒸し料理をご紹介しましたが、基本を押さえておけば、洋風にも中華風にもアレンジ可能です。

洋風にチャレンジする際には、出汁昆布ではなく、粉末のコンソメなどを魚と野菜に振りかけて電子レンジにかけると良いです。

中華風にする場合、電子レンジにかける前に、魚の皮の部分に切れ目を入れ、ごま油を回しかけます。

こうすることで臭みが抜け、ごま油のいい香りが魚に移ります。

蒸した後に出るエキスと野菜を和えてあげれば、野菜にもごま油の風味が移って、少々の塩だけで美味しく調理することが可能です。

電子レンジにかける前に、必ず塩をふって臭みの元である水分を抜いてあげてください。

ひと手間加えるだけで、ぐっと料理がレベルアップします。

中華風の場合は、クッキングシートで奉書焼のように包んであげると、蒸しあがった際に焼き魚のような香ばしい食感もプラスできます。

付け合わせの野菜や、魚の種類によってさまざまにアレンジできるので、どうぞ電子レンジを活用してください。

電子レンジで魚を蒸したらこんなメリットが!

近年「焼く」、「煮る」、「茹でる」というメインの調理方法に加え、「蒸す」という調理方法が注目を浴びています。

魚を焼くと、固まっていた脂が溶け出し、ジューシーに仕上がります。

しかし、目を離してしまうと、あっという間に焦げてしまったり、脂が逃げすぎてパサパサの食感になることも。

煮る場合は、あまり長時間鍋の前を離れていると、煮詰まって味が濃くなってしまう可能性があります。

その点、魚を「蒸し料理」にすると、旨みも逃げず、栄養もキープされていることになります。

さらに、焼いたり煮たりしたものよりも、蒸したものの方が、冷めていても美味しいというメリットがあります。

電子レンジで簡単に作れる上に、冷めても美味しいというのは、忙しい主婦が作るのにうってつけの料理というわけです。

同時に野菜なども一気に加熱できるので、栄養バランスもしっかり考えられ、素晴らしい調理方法です。

電子レンジだけで調理が完結!便利で洗い物もなくなる!

電子レンジで料理をするメリットはいくつかあります。

ひとつは前述の通り、目を離しても大丈夫だということです。

子どもがいる家庭では、何が起きるかわからない毎日を過ごしています。

特に赤ちゃんがいる場合、調理台に張り付いて魚を焼く…なんてことはとても難しいです。

代わりに電子レンジで調理すると、加熱の時間は全て自動で行われますし、火も使わないので危なくありません。

もうひとつは、やはり前述の通り栄養が逃げないということです。

蒸し料理は少ない水分で加熱するので、ビタミンが茹で汁に逃げてしまったり、タンパク質を過度に熱することがほぼありません。

ですから、素材そのものの旨みを味わうことができます。

最後に、洗い物が少なくて済むというのも大きなメリットです。

タッパーウェアなどに入れて調理すれば、洗い物はそれだけです。

付け合わせも同時に加熱することができるので、せいろを使ったりするような面倒な洗い物は出ないことになります。

電子レンジで魚を蒸すと、こんなにたくさんのメリットがあるんですね。

ヘルシーで後片付けも楽々の電子レンジを活用しよう

先に述べたように、電子レンジ調理はとても手軽でメリットがたくさんあります。

さらに、世の中は健康志向です。

肉や魚を食べたくても、カロリーはあまり摂りたくない…という方も多いでしょう。

脂を使わない蒸し料理は、そういった面でも優秀です。

素材の旨みが出るので、味付けも薄めで大丈夫です。

ぜひ電子レンジを活用して、肉や魚、野菜をいっぱい食べましょう。